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第174話 訓練
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俺たちは靴を買ったあと、城の近くに行ってみた。
城を遠くから見ていると、周辺を馬に乗った騎士が警備をしている、そこを1台の馬車が通り過ぎる。
馬車の中はカーテンで見えなかったが、多分、かなり高位の人が乗っているんだろう。
馬車を眺めながら、見ていてもしょうがないので、俺たちは、また街の散策を続ける。
街の散策を続けて、昼食を済ませたあと、「暇だから草原に飛んで訓練をしようか」と俺が言うと全員が賛成したので、誰もいないような路地に入って、路地から草原に転移した。
転移による暗がりが取れて、明るくなった瞬間に俺たちは草原にあらわれた。
探知魔法で確認してみたが、周りには人はいない。
前回は基礎魔法をしてもらって、拳で練習して確認してもらうことをしたが、今日は剣で確認してもらう。
剣は危ないので、俺とアレクで戦ってみる。
「魔法を使うのは基礎魔法だけにして、アレクから全力で剣で切り付けて」
「うん、わかった」
アレクがうなずいて、自分で刀を実体化させた。
おー、そんなことまでできるんだ
みんなも見て驚いている。
前回のことがあったので、今日はアレクは短パンを履いている。
女性陣に、何か言われたみたいだ。
残念だけどしょうがない
「いつでもいいよ」と俺が言うと、すごい勢いでアレクが近づいてきて刀で斬りつける。
「ガキンッッ」
俺は、アレクが切り付けてきた刀を基礎魔法だけで防いで見せる。
鋭い音がしたけど、アレクが作ったから刀を弾き返した。
「さすが、ご主人様」
「アレクも、すごいね、自分で刀を作れるし」
「うん、これも洋服や靴屋と同じ要領なんだ」とアレクが言った。
ヘー、そんなこともできるんだ。
やってみようかなと思って、俺が行く異空間収納に入れている刀をイメージしながら、右手に実体化をさせてみる。
そうすると徐々にモヤのようなものが出てきて、刀の形をしてきている。
「できた」
「さすが、ご主人様」と言ってアレクが近づいてきた。
アレクが近づいてきたので、女の子4人も近寄ってきた。
そして俺が実体化させた刀を、マジマジと見ている。
「へー、そんなに簡単にできるんだ」とイザベラが言った。
「アレクなら神獣だからわかるけど」とソフィアが言った。
「クリスはなんだってすごいね」とアリシアが言った。
コリンは、ウンウンと、うなずいているだけ。
剣だから危ないから、まずは俺が受ける側に基礎魔法を展開するから。
「じゃぁ、まずはイザベラとコリンの組みでコリンが攻撃する側ね」
と言ってイザベラに基礎魔法を展開する。
「コリン、いいよ」と言うと、コリンは、うんわかった、と言ってイザベラに切り付けた。
ガンッ、と音がして刀が跳ね返された。
「イザベラ、どう、わかった?」と俺が聞くと
イザベラは、「うん、やってみるわ」と言ったので俺はイザベラに展開していた基礎魔法を解除する。
イザベラが自分で基礎魔法を展開し始める
イザベラが基礎魔法を展開し終えたので、いいよーと言っているのでコリンが切り付ける。
コリンがイザベラに切りつけると、刀がイザベラまで到達はしなかったけど、刀の威力で吹っ飛ばされた。
コリンの、いろいろな力が上がっているようだ。
イザベラはすぐ立ち上がって、泥を落としている。
「イザベラ、どう?」と聞くと、イザベラが、わかっているわよ、とぶっきらぼうに言った。
「あ~、まだまだだわ」とイザベラがつぶやいていた。
じゃあ、今度は逆にコリンが基礎魔法を展開して、イザベラが刀で斬りつけて。
「 この練習は、本当に危ないから集中して戦うようにしてね
本当に、傷つけられる場合もあるんだから、
でも本当の戦闘になったら、こんな悠長な状態じゃないからね 」
今は練習だからと付け加えておいた。
この練習は怪我させることが練習ではなく、衝撃を実感することが練習になる。
コリンにも先に俺が基礎魔法を展開して、イザベラに切り付けてもらい、終わったら自分で基礎魔法を展開してもらってイザベラが切り付ける。
棒で訓練してもいいんだけど、ある程度、真剣味がないとダメなので、俺の前では、いつも使っている切れる剣でしてもらった。
危ないと思い、俺が防壁を作るから!
だから、いつでも防壁結界を張れるように集中して準備だけはしておく。
コリンとイザベラの練習がワールト、次はアリシアとソフィアだ。
アリシアとソフィアは、基礎魔法を展開しても、相手から切り付けられてもゆらぎもなく大丈夫だった。
そしてチームを変えながら、全員が違う人を経験してみる。
そうすると、おのずと課題がわかってくるから。
最後に、全員に基礎魔法を展開させて横並びに立たせる。
俺が一番、弱いファイアボールを4つ発生させて、全員に投げつけると全員が弾き返せた。
そして今度は、軽いファイヤーボールを4つ作って、全員に投げつける。
それも大丈夫だった。
こういう訓練は、自信につながるけど、どれぐらいが自分にとって防げる条件なのかということがわかる。
そして軽いから、ほんの少し強めのファイアボールを4つ作って、全員に投げてみる。
そうすると基礎魔法が揺らいで火傷まで行かなかったけど、少し洋服が焦げてしまった人が4人出た。
ソフィアが、右肩から胸の部分の洋服が焦げて、洋服とブラジャーが少し焦げて胸の端が見えてしまっていた。気がついたみたいで手で隠している。
アリシアは、胸のあたりの洋服が焦げて、下着が見えていたので、手で、すぐに隠した。
イザベラは、腰のあたりが焦げていたので、洋服が焦げてなくなってパンツの一部が見えているので両手で隠している。
コリンは、あちらこちらに小さなコゲができている。コリンは何も隠していない。
洋服が焦げたことに気がついて、俺は飛行魔法を使っていた時に使っていたマントを全員に渡した。
「みんな、ごめんね、強すぎたみたいだ」
と謝ったんだが、全員が恥ずかしそうに、こちらを睨んでいた。
別に俺のせいだけど、違うような…
…と思ったけど口には出さなかった。
城を遠くから見ていると、周辺を馬に乗った騎士が警備をしている、そこを1台の馬車が通り過ぎる。
馬車の中はカーテンで見えなかったが、多分、かなり高位の人が乗っているんだろう。
馬車を眺めながら、見ていてもしょうがないので、俺たちは、また街の散策を続ける。
街の散策を続けて、昼食を済ませたあと、「暇だから草原に飛んで訓練をしようか」と俺が言うと全員が賛成したので、誰もいないような路地に入って、路地から草原に転移した。
転移による暗がりが取れて、明るくなった瞬間に俺たちは草原にあらわれた。
探知魔法で確認してみたが、周りには人はいない。
前回は基礎魔法をしてもらって、拳で練習して確認してもらうことをしたが、今日は剣で確認してもらう。
剣は危ないので、俺とアレクで戦ってみる。
「魔法を使うのは基礎魔法だけにして、アレクから全力で剣で切り付けて」
「うん、わかった」
アレクがうなずいて、自分で刀を実体化させた。
おー、そんなことまでできるんだ
みんなも見て驚いている。
前回のことがあったので、今日はアレクは短パンを履いている。
女性陣に、何か言われたみたいだ。
残念だけどしょうがない
「いつでもいいよ」と俺が言うと、すごい勢いでアレクが近づいてきて刀で斬りつける。
「ガキンッッ」
俺は、アレクが切り付けてきた刀を基礎魔法だけで防いで見せる。
鋭い音がしたけど、アレクが作ったから刀を弾き返した。
「さすが、ご主人様」
「アレクも、すごいね、自分で刀を作れるし」
「うん、これも洋服や靴屋と同じ要領なんだ」とアレクが言った。
ヘー、そんなこともできるんだ。
やってみようかなと思って、俺が行く異空間収納に入れている刀をイメージしながら、右手に実体化をさせてみる。
そうすると徐々にモヤのようなものが出てきて、刀の形をしてきている。
「できた」
「さすが、ご主人様」と言ってアレクが近づいてきた。
アレクが近づいてきたので、女の子4人も近寄ってきた。
そして俺が実体化させた刀を、マジマジと見ている。
「へー、そんなに簡単にできるんだ」とイザベラが言った。
「アレクなら神獣だからわかるけど」とソフィアが言った。
「クリスはなんだってすごいね」とアリシアが言った。
コリンは、ウンウンと、うなずいているだけ。
剣だから危ないから、まずは俺が受ける側に基礎魔法を展開するから。
「じゃぁ、まずはイザベラとコリンの組みでコリンが攻撃する側ね」
と言ってイザベラに基礎魔法を展開する。
「コリン、いいよ」と言うと、コリンは、うんわかった、と言ってイザベラに切り付けた。
ガンッ、と音がして刀が跳ね返された。
「イザベラ、どう、わかった?」と俺が聞くと
イザベラは、「うん、やってみるわ」と言ったので俺はイザベラに展開していた基礎魔法を解除する。
イザベラが自分で基礎魔法を展開し始める
イザベラが基礎魔法を展開し終えたので、いいよーと言っているのでコリンが切り付ける。
コリンがイザベラに切りつけると、刀がイザベラまで到達はしなかったけど、刀の威力で吹っ飛ばされた。
コリンの、いろいろな力が上がっているようだ。
イザベラはすぐ立ち上がって、泥を落としている。
「イザベラ、どう?」と聞くと、イザベラが、わかっているわよ、とぶっきらぼうに言った。
「あ~、まだまだだわ」とイザベラがつぶやいていた。
じゃあ、今度は逆にコリンが基礎魔法を展開して、イザベラが刀で斬りつけて。
「 この練習は、本当に危ないから集中して戦うようにしてね
本当に、傷つけられる場合もあるんだから、
でも本当の戦闘になったら、こんな悠長な状態じゃないからね 」
今は練習だからと付け加えておいた。
この練習は怪我させることが練習ではなく、衝撃を実感することが練習になる。
コリンにも先に俺が基礎魔法を展開して、イザベラに切り付けてもらい、終わったら自分で基礎魔法を展開してもらってイザベラが切り付ける。
棒で訓練してもいいんだけど、ある程度、真剣味がないとダメなので、俺の前では、いつも使っている切れる剣でしてもらった。
危ないと思い、俺が防壁を作るから!
だから、いつでも防壁結界を張れるように集中して準備だけはしておく。
コリンとイザベラの練習がワールト、次はアリシアとソフィアだ。
アリシアとソフィアは、基礎魔法を展開しても、相手から切り付けられてもゆらぎもなく大丈夫だった。
そしてチームを変えながら、全員が違う人を経験してみる。
そうすると、おのずと課題がわかってくるから。
最後に、全員に基礎魔法を展開させて横並びに立たせる。
俺が一番、弱いファイアボールを4つ発生させて、全員に投げつけると全員が弾き返せた。
そして今度は、軽いファイヤーボールを4つ作って、全員に投げつける。
それも大丈夫だった。
こういう訓練は、自信につながるけど、どれぐらいが自分にとって防げる条件なのかということがわかる。
そして軽いから、ほんの少し強めのファイアボールを4つ作って、全員に投げてみる。
そうすると基礎魔法が揺らいで火傷まで行かなかったけど、少し洋服が焦げてしまった人が4人出た。
ソフィアが、右肩から胸の部分の洋服が焦げて、洋服とブラジャーが少し焦げて胸の端が見えてしまっていた。気がついたみたいで手で隠している。
アリシアは、胸のあたりの洋服が焦げて、下着が見えていたので、手で、すぐに隠した。
イザベラは、腰のあたりが焦げていたので、洋服が焦げてなくなってパンツの一部が見えているので両手で隠している。
コリンは、あちらこちらに小さなコゲができている。コリンは何も隠していない。
洋服が焦げたことに気がついて、俺は飛行魔法を使っていた時に使っていたマントを全員に渡した。
「みんな、ごめんね、強すぎたみたいだ」
と謝ったんだが、全員が恥ずかしそうに、こちらを睨んでいた。
別に俺のせいだけど、違うような…
…と思ったけど口には出さなかった。
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