【 異能の転生者 】勇者への道、救世主への道、英雄への道……

異能な転生者

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第317話 新なる闘い(後半)

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第316話 新たなる戦い(後編)

「今まで、待たせて、ごめん、アリシア」と言って、
アリシアの前に出て、膝を弾きながら、俺は右手を上げて、

「今は用意していないから、何も無いけど、アリシア、俺と結婚を前提で付き合ってください」

アリシアは、顔を赤くしながら、目に涙をいっぱい溜めて、俺の差し出した手を取ってくれた。

アリシアは立ち上がって「はい、クリス、よろしくお願いします」

みんなが「わー、よかったね」とか、ワーワーキャーキャー騒いでる。

そして、それが、静まったら
「ソフィア、イザベラ、コリン、セラフィーナ、シャーロットも、今度のことで心配かけたね」



俺はソフィアの前で、アリシアと同じように膝をついて、右手を差し出した。

「ソフィア」

「はい、私はクリスよりも年上だから、迷っていましたが、今のクリスは、とても好ましく‥‥‥」

あのソフィアが、モジモジしている。

「私も‥できたらクリスと、その‥ 一緒になることができればと‥‥‥」

「じゃ、いいんだね」

「はい、よろしくお願いします」

顔を真っ赤にしながら俺の手を取ってくれた。



そして、次は、イザベラ

俺はイザベラの前へ進んで膝をついて右手を出しながら
「イザベラ、もし、よかったら、俺と結婚を前提として付き合ってくれない?」

「本当に、今度は、心配したわよ、心臓がドキドキして、もう気が気じゃなかったわ」

「ごめん」

「でも、今までも、クリスのことが好きだったけど、つい、殴って私の方こそ、ごめん‥‥‥
もし、こんな私でも、もらってくれるなら、クリスになら、もらってほしい‥‥‥今まで、ごめん」
なんだか、あのイザベラがシュンとしている。

「うん、もう少し、直してくれると嬉しいけど‥‥‥俺と結婚を前提にお願いできますか?」

イザベラが立ち直って、「まぁ、そこまで言うんなら、付き合ってあげてもいいわよ」と言って俺が出した手を取ってくれた。
顔を赤くした笑顔が可愛かったよ


次にコリンの前に膝をついて右手を出して
「コリン、結婚を前提だけど」と言ったら、すぐに俺の手を取って「
「私は、初めから、そのつもり」と言って顔を赤くしていた。


次にシャーロットの前に歩いていき、シャーロットの膝をついて、右手を出して、
「シャーロット、結婚を前提で、付き合ってほしいんだけど、どうかな?」

「もちろんです、クリス様、私は、初めからあなたしか、いないと思っていましたから、是非に、お願いします。お父様からも、絶対、射止めてくるように言われていますから」

「えっ、そうなの?」
「だって、勇者ですよ、国に勇者だいるのに、無関係なんてありえません。私も、昔、読んだ、勇者物語に憧れている一人です。憧れていた人が、まさか勇者様だなんて、ほんとうに物語のようです。夢が叶いました」

と言って俺の差し出した手を取ってくれた。


最後はセラフィーナだけど、セラフィーナの前に出て膝をついて手を差し出す、
「セラフィーナは次期国王だから、立場があるから、拒否してくれてもいいけど、できたら、この手を取ってほしい」

「もちろんです、こんな私のことを思ってくれる方を、手放したりしません、そしてクリス様なら、隠す必要が無いんですから」
「私は、いつ、あなたが求めてくるかと思っていましたが、なかなか求められることがなかったので、ダメなのかと思っていました。
こんな嬉しいことはありません。
もう少し、お父様に、国王として続けてもらいます。あなたと過ごせるように」

と言って俺の手を取ってくれた。

はぁ、これで全員が終わった、と思っていたら、

左を見たら、ジャネットを先頭に、ロゼッタ、アレク、パトリシア、アデル、アイリス、エイミーが、順番に並んでいた。

幼年組のアイリス、エイミー、アデルも並んでいる。

なんだか、顔をみるとワクワクしているような感じで。

アレクが指で自分を刺して、私たちも、とアピールしている。

俺は考えたけど、立ち上がって握手して、その場をやり過ごした。

「えーーーーーーーーっ」という声を聞きながら。
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