【 異能の転生者 】勇者への道、救世主への道、英雄への道……

異能な転生者

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第361話 魔物出現のあと

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第361話 魔物出現のあと

俺は空間を作るときに、3つ種類の空間を作る事ができる可能性を思考の片隅に置きながら、今はオーリス王国にいる。

やはり起点となるのは、ここの屋敷だけど、相変わらず屋敷は、セバスチャンが守ってくれているので、きれいに掃除もされているし、いつでも使えるようにしてくれている。

セバスチャンを屋敷の中で見つけて、「セバスチャン、いつもありがとう」

「いいえ、旦那様、当然の仕事をしておりますので、お気遣いは無用です。
旦那様も、ご苦労様です、お城から情報が入っていますが、大変でしたね」

「うん、もう、大変、魔物が無茶苦茶、多くて‥‥‥」

「それは、それは、旦那様が、対処してくれているから、私たちは生きていられるので、ございますから、本当に感謝しかありません。
本当に勇者としてのお仕事も大変ですね。
でも、私も、旦那様の元で働けることを誇りに思っています。
なんと言っても世界で、たった一人の勇者様ですから。
そんなお方の、元で働けるなんて、本当に、代々、子や孫にも話せることでございますよ」

「うん、そう言ってもらえると、嬉しいです」

「じゃ、これからもよろしく」

「はい、もちろんです、ありがとうございます」と言って、セバスチャンに挨拶を済ませて、部屋に帰ってきたけど、最近はウルフの奴や、悪い奴が増えたから、俺の部屋を改造して広くしたので、全員が、俺の部屋で生活をすることになっているけど、俺が部屋に入ると着替えている人がいたので、カーテンで仕切るようにした。

つまり部屋の一部をカーテンを設置して、ここで着替えをしてもらう。

つまり部屋の中に更衣室を作ったわけだ。

じゃないと幼年組の教育に良くないから。

アイリスとエイミーも、どこでも脱ぎ出すから。

アデルは最近は、そんなことをしなくなったけど。



今でも俺たちは、魔力の練習を欠かさない。

魔法の練習というわけじゃなく、魔力の練習というのは、魔力を高める練習だからだ。

今日も屋敷の庭に出てきて、魔力の練習をしているけど、基礎魔法ばかりになる。

こんなところで、攻撃魔法なんて練習できないから。

普通のマ魔法師や冒険者だったら、この屋敷でも、良いだろうけど、今のメンバーの実力じゃあ、屋敷が破壊されかねない。

屋敷の壁を破壊するだけであれば、土魔法で作れば良いけど、近隣に迷惑が及ぶ。

まぁ、俺の方が爵位は上だから、文句は言われないと思うけど。

しかもメンバー、全員が貴族だからね。

でも、俺たちが実戦が足りていないと思う。

百戦錬磨の冒険者の方が、戦闘においては、上だろう・。

しかし一つ、一つの攻撃は、俺たちには、叶う冒険者もいない。

それは兵士や騎士ならアリシアでも、ソフィアでも、イザベラでも、コリンでさえも容易に倒してしまうだろう。

最近は、後から加入したセラフィーナやシャーロットも実力をつけてきているので、同じ事が言えるだろう。

たぶんセラフィーナが自国に帰れば最強だと思う。

なんせ、二つ名が俺たちは、勇者と13人の悪魔だからね、

二つ名の悪魔というのは、もちろん女性陣のことを言っているわけだけど、戦闘する時の威力が半端無いからついた、あだ名だから。

初めに聞いたときに、女性たちは、ブーブー言っていたよ、当然だけど。

でも広まった、あだ名は簡単には払拭できないからね。

予想だけど、この星じゅうで、俺たちが最強だろうな。だってSランクの冒険者や魔法師だって、攻撃されても、基礎魔法だけで跳ね返すから。

剛力な剣だって、今では基礎魔法で跳ね返せるからね。

魔法でも同じだよ、俺たちが基礎魔法を展開していると魔法も中にいる人には影響する威力はないし。

だから、勇者と13人の悪魔、なんだよね。

!、あっ俺が、その悪魔を従えてると言うことかぁ。

じゃ、俺が悪魔の上の存在? それってなんだろう?




最近は、魔法通信が進歩してきたから、一々、話をする事がなく、文章で送れば良くなったから、今回の詳細も文章のうまいコリンにお願いしている。

その中には、オズワルド王国も、一応、入れている。

まだ、加盟しているわけじゃないけど。

でもオズワルド王国の新国王の就任式もあるみたい。

本当に貴族って、形式が多い。

俺も貴族だけど、領地もなしから経営もしなくて良いから助かる。

勇者が領地経営しているなんて、仕事が増えすぎるよ。

でも、領地経営したら、領民が増えるかな?

なんだか、土地改良させられそうだね。

アリシアなんかが「クリス、この土地を魔法でチャチャット耕してよ」なんて、い言われそうだ。



部屋に全員を集めて、今後の動きを確認することにした。

全員が席に座ったことを確認して、
「これから、どうするか、言っていきたいと思う」

全員が俺の方を見ている。

「今さっき、ウルフを確認してみると、奴は、こことは、反対の国にある田舎の街に滞在している」

「へー、もう悪いことはしないのかな」とアレク

「うーん、それはなんともわからない。
でも、俺を殺した奴の存在もいるし、そしてオズワルド王国の研究員と鏡の中の奴の存在が気になる。

「一気に4人に増えちゃったね」アリシア

「うん、そうなんだけど、俺は、そうは、おもちゃいない。
俺は、やはり、ウルフと俺を殺した奴の二人だと思うんだ。
たぶん、なんらかの方法でウルフが研究員になりすましていたと思うし、鏡の奴が、俺を殺した奴だと思っている」

「つまり二人ということですね」ジャネット

「うん、そうだと思いたい面があるね」

ジャネット「つまり確定ではないと?」

「うん、そう。
俺はオズワルド王国にいた研究員の形跡を、いつもじゃないけど、追っていたんだよね、でも、 しょっちゅう確認していると見つかる場合もあるから、時々、確認したら、ウルフは今いる街にいるんだよね」

「不思議ね、何か方法があるのかしら?」イザベラ

「うん、たぶんね、それを皆んなに考えて欲しいんだけど」

「うーん、難しいわ」ソフィア

セラフィーナが「クリス様、私の国のライオネル公国で魔物が出現した時は、ウルフは、どこにいたんですか?」

「今、いる国にいたよ」

「そこで何をしているんですか?」

「えっ」

「だって、あんな凶悪なウルフが、じっとしているなんて考えられませんよ」

「うん、そうだね、でも、見つかることはないと思うけど、ずっと監視する事ができないんだよね」

「クリス様でも、そうですか?」

「うん、危険性はセロとは言えない」

「!、ん、ゼロ?
ちょっと待てよ
魔法をゼロにする方法?
どんな奴が、偽っていても、ゼロにする事ができる?
そんな魔法が存在するのか?」
いや、俺に使えるのか?

‥‥‥今までにも、俺は不可能を可能にしてきたじゃないか?
俺にできないことなんてない‥‥‥
あとは、どうやれば、それを可能にするかだ」

皆んな一言も発しない。

俺が一人ごとを言うのを聞いている。

「ちょっと、俺、研究してくる」と言って、了解も得ずにダイラス連邦の隠された部屋に転移してきた。



この部屋に研究ノートに殴り書きのようなものがあった。

たぶん、研究した奴が、思い付きで書いて、そのままにしていたような。

思いつきで書いてあったけど研究をする事ができなかったものだと思う。

俺は窓もない部屋なので、真っ暗なので光魔法で部屋を照らす。
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