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第552話 救世主への道12
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第552話 救世主への道12
俺たちはアリシアの両親を生存させることに成功した。
過去を変えた代償としてアリシアは消えた。つまりメンバーになることはなかった、ということだ、アリシアは村で親と生活しているだろう。
いい人が現れているかもしれないし俺との接点ができるかもしれないが、俺たちと一緒にいたアリシアではない‥‥‥
俺は目が覚めた‥‥‥天井は俺の部屋ではない‥‥‥あっ、そうだ、昨日はアリシアの部屋で寝たんだった。
俺は目は開けたが、しばらく動くことができなかった。
「アリシア‥‥‥」
横で誰かが動く気配がして「う~ん、なに?」
「えっ」俺はガバッと体を起こして飛び起きた。
「アリシア?」
「うう~ん、なあに、こんなに早く‥‥‥」アリシアが寝ぼけ眼で俺を見る。
「ク、クリス、どうして私の部屋にいるのよ?」
「えっと」‥‥‥アリシアがここにいること自体信じられない‥‥‥
「‥‥‥」俺は何も喋ることができない‥‥‥あまりの驚きに‥‥‥
「えっとアリシア、君は‥‥‥」と言いかけてやめた。
どうもアリシアは、どうして俺のそばにいるのか、わかっていないみたいだ。
「アリシア、おはよう」
「クリス、どうして私と一緒にベットに寝ていたわけ?」と怒っていう。
「えっ、そ、それは‥‥‥」なんだか冷や汗が出る。
「うん、それは‥‥‥」と言って、アリシアは、ハタと自分の体を見た。
その時、アリシアは裸だったからだ。
俺もアリシアが洋服を着ていないことよりも、アリシアが今、ここにいることの方が驚きだったから、裸まで見てなかった。
「キャ~~~~」と声を上げるアリシア
そこに声を聞きつけた女性たちが入ってきた。
「ど、どうしたの?」
「何があったの?アリシア」
「クリスがアリシアに何したの?」
「アリシア、大丈夫?」などの声がして、普通にアリシアがいつも通りいるようなことを言っている。
アリシアは、いつの間にかシーツを羽織っている。
あれっ、おかしいぞ、俺だけ変なのか?
みんなの対応は、いつもアリシアがいることになっている。
あれっ、どうしてだ‥‥‥
「私が寝ている間にクリスが入ってきたみたいなの」とアリシアがひどいことを言っている。
「え~、ご主人さま、いけないんだ」とアレク
「こんなことをするなんて」とエイミー
「ご主人さま、見損ないました」とアデル
「そうですよ、ご主人さま、ダメですよ」とジャネットまでが
「クリス、強引はダメよ」とイザベラ
「クリス様、本当ですよ、襲うなら私からですよ」とシャーロット
「私ならいつでもどうぞ」とセラフィーナ
話がややこしくなるから、黙っててほしい。
えっ、でも、どうして‥‥‥と思っていたら念話が入った。
『面白いですね、運命の子よ』
『えっ、誰?』
『私ですよ』
『その声は、神クリスティアナ様?』
俺は急に耳を押さえて黙ったので、全員がし~んとなっている。
神クリスティアナからの念話は俺だけしか聞こえないみたい。
『もしかして、あなたがしたんですか?』
『そうですよ、運命の子よ』
『でも、どうして?』
『あんなあなたを見ていられません』
『それだけの理由で介入したんですか?』
『いけませんか? 昨日のあなたはひどい状態でした』
『‥‥‥はい、自分でもわかっています』
『あなたがしっかりしてくれないと、この星は滅びますよ』
『はい』
『あなたに言っておきますがアリシアの両親は生きています。魔物はあなたたちが倒しましたが、アリシアはあなたが村を出た1年後に、あなたについて冒険者になったと思っていますよ。あとは依然と変わりなく、そのままにしておきました
運命の子よ、あなたにはアリシアが必要だからです。
アリシアあっての救世主だと考えないさい。』
『あ、ありがとうございます』と言って俺はみんなの前で念話の相手の神クリスティアナに頭を下げた。
『では、運命の子よ』
『あの一ついいですか?』
『なんですか?』
『俺は世界を救えますか?』
『‥‥‥はい』と言って念話が切れた。
俺は神クリスティアナの計らいに涙せずにはいられなかった。
「ク、クリス、、どうしたのよ」とアリシア
「よかった‥‥‥」と言って俺は久しぶりに大泣きした。
「クリス‥‥‥」
それ以上、メンバーからは追及はなかった。
俺は自分の部屋に戻ってきた。
椅子に座って、ぼーっとしている。
扉がノックされアリシアが「クリス、ちょっといい?」と言ってきたので「どうぞ」と言ったらアリシアは中に入ってきた。
「クリス、さっきは大丈夫なの?」
「うん、問題ないよ。
ところでアリシア、両親は元気かい?」
「うん、最近は帰れないから、手紙ではやりとりしているよ
それが、どうしたの?」
「いや、なんでもない」
「もう変なクリス」
そうか、神クリスティアナの計らいでアリシアはメンバーでいてくれるし、アリシアの両親も生きているんだ。
「ねえ、アリシア、昔、村で俺の家で一緒に暮らしたよね」と聞いてみた。
「えっ、なんのこと?」
そうだよね、そうなるよね‥‥‥俺は少し寂しい‥‥‥
「私、クリスと一緒に暮らしたことなんてないよね、親もいるし、小さい頃はお互いの家にお泊まりしたけど
でも、クリスが‥‥いう‥ことが、なんだか、あったような気がするのよね。
おっかしいな、そんなことなんてなかったのに‥‥‥」
「‥‥あっ、ごめん、俺の勘違いだった‥‥‥そうだったね小さい頃の出来ことだったね」
俺はアリシアの両親は死んで俺の家で暮らした記憶は封印することにした。
それがお互いのためにいいことだろうと思うから。
「クリス、何か隠してない?」
「いや、何もないよ」
「おかしいな、なんだか、クリスと同じ部屋で暮らしたような気がするんだけど」
「気のせいだよ」
「そお?」
アリシアは、どこまで以前の記憶を持っているんだろう。
俺が過去をいじったから起きた現象は、あまりにも大きい。
ここまで大きいとは俺も思っていなかった。
神クリスティアナには感謝しかない‥‥‥
俺はアリシアを失うことなく世界を救う。
それが、どんなに心強いか‥‥‥
俺たちはアリシアの両親を生存させることに成功した。
過去を変えた代償としてアリシアは消えた。つまりメンバーになることはなかった、ということだ、アリシアは村で親と生活しているだろう。
いい人が現れているかもしれないし俺との接点ができるかもしれないが、俺たちと一緒にいたアリシアではない‥‥‥
俺は目が覚めた‥‥‥天井は俺の部屋ではない‥‥‥あっ、そうだ、昨日はアリシアの部屋で寝たんだった。
俺は目は開けたが、しばらく動くことができなかった。
「アリシア‥‥‥」
横で誰かが動く気配がして「う~ん、なに?」
「えっ」俺はガバッと体を起こして飛び起きた。
「アリシア?」
「うう~ん、なあに、こんなに早く‥‥‥」アリシアが寝ぼけ眼で俺を見る。
「ク、クリス、どうして私の部屋にいるのよ?」
「えっと」‥‥‥アリシアがここにいること自体信じられない‥‥‥
「‥‥‥」俺は何も喋ることができない‥‥‥あまりの驚きに‥‥‥
「えっとアリシア、君は‥‥‥」と言いかけてやめた。
どうもアリシアは、どうして俺のそばにいるのか、わかっていないみたいだ。
「アリシア、おはよう」
「クリス、どうして私と一緒にベットに寝ていたわけ?」と怒っていう。
「えっ、そ、それは‥‥‥」なんだか冷や汗が出る。
「うん、それは‥‥‥」と言って、アリシアは、ハタと自分の体を見た。
その時、アリシアは裸だったからだ。
俺もアリシアが洋服を着ていないことよりも、アリシアが今、ここにいることの方が驚きだったから、裸まで見てなかった。
「キャ~~~~」と声を上げるアリシア
そこに声を聞きつけた女性たちが入ってきた。
「ど、どうしたの?」
「何があったの?アリシア」
「クリスがアリシアに何したの?」
「アリシア、大丈夫?」などの声がして、普通にアリシアがいつも通りいるようなことを言っている。
アリシアは、いつの間にかシーツを羽織っている。
あれっ、おかしいぞ、俺だけ変なのか?
みんなの対応は、いつもアリシアがいることになっている。
あれっ、どうしてだ‥‥‥
「私が寝ている間にクリスが入ってきたみたいなの」とアリシアがひどいことを言っている。
「え~、ご主人さま、いけないんだ」とアレク
「こんなことをするなんて」とエイミー
「ご主人さま、見損ないました」とアデル
「そうですよ、ご主人さま、ダメですよ」とジャネットまでが
「クリス、強引はダメよ」とイザベラ
「クリス様、本当ですよ、襲うなら私からですよ」とシャーロット
「私ならいつでもどうぞ」とセラフィーナ
話がややこしくなるから、黙っててほしい。
えっ、でも、どうして‥‥‥と思っていたら念話が入った。
『面白いですね、運命の子よ』
『えっ、誰?』
『私ですよ』
『その声は、神クリスティアナ様?』
俺は急に耳を押さえて黙ったので、全員がし~んとなっている。
神クリスティアナからの念話は俺だけしか聞こえないみたい。
『もしかして、あなたがしたんですか?』
『そうですよ、運命の子よ』
『でも、どうして?』
『あんなあなたを見ていられません』
『それだけの理由で介入したんですか?』
『いけませんか? 昨日のあなたはひどい状態でした』
『‥‥‥はい、自分でもわかっています』
『あなたがしっかりしてくれないと、この星は滅びますよ』
『はい』
『あなたに言っておきますがアリシアの両親は生きています。魔物はあなたたちが倒しましたが、アリシアはあなたが村を出た1年後に、あなたについて冒険者になったと思っていますよ。あとは依然と変わりなく、そのままにしておきました
運命の子よ、あなたにはアリシアが必要だからです。
アリシアあっての救世主だと考えないさい。』
『あ、ありがとうございます』と言って俺はみんなの前で念話の相手の神クリスティアナに頭を下げた。
『では、運命の子よ』
『あの一ついいですか?』
『なんですか?』
『俺は世界を救えますか?』
『‥‥‥はい』と言って念話が切れた。
俺は神クリスティアナの計らいに涙せずにはいられなかった。
「ク、クリス、、どうしたのよ」とアリシア
「よかった‥‥‥」と言って俺は久しぶりに大泣きした。
「クリス‥‥‥」
それ以上、メンバーからは追及はなかった。
俺は自分の部屋に戻ってきた。
椅子に座って、ぼーっとしている。
扉がノックされアリシアが「クリス、ちょっといい?」と言ってきたので「どうぞ」と言ったらアリシアは中に入ってきた。
「クリス、さっきは大丈夫なの?」
「うん、問題ないよ。
ところでアリシア、両親は元気かい?」
「うん、最近は帰れないから、手紙ではやりとりしているよ
それが、どうしたの?」
「いや、なんでもない」
「もう変なクリス」
そうか、神クリスティアナの計らいでアリシアはメンバーでいてくれるし、アリシアの両親も生きているんだ。
「ねえ、アリシア、昔、村で俺の家で一緒に暮らしたよね」と聞いてみた。
「えっ、なんのこと?」
そうだよね、そうなるよね‥‥‥俺は少し寂しい‥‥‥
「私、クリスと一緒に暮らしたことなんてないよね、親もいるし、小さい頃はお互いの家にお泊まりしたけど
でも、クリスが‥‥いう‥ことが、なんだか、あったような気がするのよね。
おっかしいな、そんなことなんてなかったのに‥‥‥」
「‥‥あっ、ごめん、俺の勘違いだった‥‥‥そうだったね小さい頃の出来ことだったね」
俺はアリシアの両親は死んで俺の家で暮らした記憶は封印することにした。
それがお互いのためにいいことだろうと思うから。
「クリス、何か隠してない?」
「いや、何もないよ」
「おかしいな、なんだか、クリスと同じ部屋で暮らしたような気がするんだけど」
「気のせいだよ」
「そお?」
アリシアは、どこまで以前の記憶を持っているんだろう。
俺が過去をいじったから起きた現象は、あまりにも大きい。
ここまで大きいとは俺も思っていなかった。
神クリスティアナには感謝しかない‥‥‥
俺はアリシアを失うことなく世界を救う。
それが、どんなに心強いか‥‥‥
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