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眩暈
笑えない笑える私
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『肝臓が強くて、本当によかった!! 本当に肝臓強いんだね!!!
良かったぁー!!!生きてて!!!!』
…生きてて良かったのか、イマイチよく理解出来ていない脳みそを引きずり着いた先での相手の第一声。
ここはいつもの心療内科のカウンセリングルーム。私の隣には現職ヘルパーの友人。
どうやら、友人に連れてこられたようで予約の日にちは守れたみたいだった。
ヘルパーの友人がなぜここに居るのかまだ半分理解出来てない脳みそをフル回転させ、昨日の私を思い出そうとする…が覚えていない。
なんてこった。
毎日自分の年齢を数えて今いる場所を自宅だと認知する作業をやっと卒業したと思ったのに。
友人は隣の県に住んでいるのに何故ここに居るのだろう…。
頭がぐるぐるした。キャパオーバーだ。
…生きてて良かったと言う心理士の台詞も表情も普通じゃないのは何故なのか。
私はボーッとしたまま話しを進めていく2人を見守った。
早い話が、私は自殺未遂と呼ぶべきもの(本人には自覚全く無し!)だったらしい。
友人に夜中に電話をかけヘロヘロの状態で睡眠薬をざっと300錠あまり飲んだらしく、普段から家に鍵をかける習慣がないので友人がすっ飛んできて介護をしてくれていたらしい。
本来なら救急搬送物なのだが、私が全力で拒否し丸々3日間友人の腕の中でスヤスヤとそれは幸せそうに寝ていたのだそう。
…この時ほど自分の肝臓の強さに感服したことはない。
しかも記憶はないが、お腹が減ったサラダ巻(当時はまだあるコンビニでしか扱っていなかった寿司の一種)を食べたいと駄々をこね、友人に買ってきて貰い食べたというのだから驚いた。
そんな私の3日目の第一声は「しーちゃん(友人の愛称)、なんでいるのぉー…?」だったというのだから、マヌケにも程があるというもの。
それを聞いたしーちゃんは、毎日生きてるか気が気じゃなかったのに、一気に気が抜けたと後で私に充分なお灸を据えてくれた。
しーちゃんは、現職ヘルパーだけあってバイタルチェックとか意識チェックとか欠かさず私が寝ている間にやっていたらしい。
恐るべし、しーちゃん。
そんなしーちゃんは私にとってとても頼りになる友人で、しーちゃんに出会ってなかったら今頃私はとっくに南無阿弥陀であろう。
そんな、こんながあって私としーちゃんはルームシェアを始めた。
もともと個性?の強い私と変わり者のしーちゃん。なぜこんなにかみ合ったのか今でも謎である。
そして、しーちゃんと別れる時も本当に呆気なく関係が終わった。
ただ、言えるのはしーちゃんと過ごした時間がとても濃いものだったこと。しーちゃんがいたから多分私が今も生きてるんだということ。
そして、おまけで言えば多分私のせいでしーちゃんの爺ちゃんが呆けたということか。
ただし、しーちゃんの爺ちゃんのことに関しては私は全く悪意はないので誤解しないでほしい。それについては後々、しーちゃんについて語る時に一緒に語ろうと思う。
話は戻って、そもそもなぜ自殺未遂らしきことをしようとしたのかなのだけれど、…正直、全く、全然、本気で、覚えていない。
なんてはた迷惑な人間か。
私がもしこんな奴がいたら殴ってるところであるが、そんなやつか自分であることも情けなくも事実なのである。
そして、厄介極まりないことに私はこの大量服薬で死なない自信があったのだ。
どこからそんな自信が出てくるんだ!!!と、医者やその他諸々医療関係者からは言われそうだが。
死なない、正しくは死ねない確信に近い自信があった。
…と言うのも大量服薬が初めてでは無かったからである。最早、自分でも何処から突っ込めばいいのかわからない次元ではあるのだが。
1度だけ、大量服薬で死ぬかもなと思ったことがあったためか…。
それ以外は平気だと変な確信があったのである。
それはまだ治療を初めて数ヶ月の頃だった。元々睡眠が浅い私は眠れないということが何よりもストレスであり眠るためなら容赦なかった。
医者も当時はまだ探り探りの状況で薬もあまり出してはくれなかったので 、酒と薬のチャンポンは当たり前。
当時一緒に住んでいた妹にバレて酒を隠され発狂した私はあろうことかキッチン用のアルコール除菌スプレーを飲んだのである。
そしてその当時は兎に角自傷を止めることができず、腕が網で焼かれた焼肉のようになっていた。
それでも切らなければ居られないほど存在価値も何もかも失われた自分が受け入れられなかった。
当たり前のように、「普通の人」と同じようにできなかった自分が自分で許せなかった。…まぁ、今でも許せては居ないのだけど。
そんな頃整形外科で処方されたエペルと言う筋弛緩剤。
これを例のごとく一気飲みをしたのであるが、まさかこんな整形外科で出された薬で死ぬ思いをするとは夢にも思わず…。飲んだ直後は気楽にまぁ、死んだら儲けものくらいにしか思ってなかった。
…感の良い方はもうお察しのことと思うが、私が大量服薬したのは筋弛緩剤。ただのラムネ気分でたかをくくっていたのだが、筋弛緩剤の作用は?目的は?
そう。筋肉の働きを弱めることなので大量服薬した私は心臓の動きまで弱めてしまい…。そのままぽっくりいけてたら楽だったのかも知れないが、とんでもない苦しさと一晩中闘う羽目になったのであり、運が悪ければ苦しんだ末にアホみたいな死に方をする羽目になる。
それだけは絶対に避けなければならない。
…一晩気力との闘いであった。
その後、大量服薬について興味を持つようになり何度も繰り返すようになったのだけれど、エペルの心臓負担に比べたら精神薬や睡眠薬の心臓負担なんて微々たるものな気がしてしまったのである。
現に薬を飲まない時期がなかったほど薬漬けの人生にも関わらずγ-GTPの数値は極めて普通…。
こりゃ、ネットで出回ってる情報を試してみても面白いかも知れないな。
…そう考えたのが冒頭の300錠事件なのだ。
…案の定私の肝臓の分解速度は速く丈夫だったわけである。
そうして思い描いた「普通」からどんどん転がり落ちて外れていく私を誰も止められはしなかった。
なぜなら私自身が「普通」ではないということが私自身分からなかったからである。
「普通」とは親が言う何かぼやけた理想のようなもので、私には「普通」という観念が根本から理解できていなかったのである。
そしてそれに気づくまでに、ここから後3年も必要になるとは誰が予想出来ただろうか。
「何故あなたは普通に出来ないの?」
この言葉がどれだけ私が生きていくにあたって枷であり重りであり、私自身を否定し傷付けていたのか。
私もこの時はまだ気づいていなかった。
すべて親の思い通りの普通が出来ない自分が悪くて、こんな人間は世の中から消えてしまえは良いと。
それが楽なのだと正解なのだと思っていた。
…でも、『私の普通』が他人とは違うことにこの数年後気づかされることになる。
そして、それが親娘のバトルの始まりのゴングだとはこの時の私には知る由もなかったのだけれど。
そうして心療内科デビューをなんとも言えない感じで飾った私は、この後もカウンセラーを驚かすような行動を多々取るのである。
言っておくが、わたしはかまってちゃんではないので心配を目的に行動をしているわけではない。
ただただ自分のしたいと思う欲求に限りなく忠実なだけである。なぜ、そのような人間に出来上がってしまったのか。言ってしまえば完全に失敗作の人間であるが、これは後々…と言うよりは親娘バトルのゴングとともに知ることになる。
毎週毎週カウンセラーとのカウンセリング。よくこの私が飽きなかったなぁ…と今になれば思うのだけれど。
その当時はぶちまけたい放題ぶちまけてカウンセラーを驚愕させていた。
生きてる意味がわからない
なんで、生きてなければならないのか
そもそも、生きる自由はあるのに死ぬ自由が無いのは何故か。
死ぬと尋常じゃなく金がかかるのは目に見えてるので金のかからない方法はないか。
毎日そんな事ばかり考えていて
1度身分を証明する物も何も持たず裸足で公園へ行き、酒を飲んで頸動脈を切ろうとした事があった…が、カッターが切りすぎて錆びていたため薄っすら血が滲んだだけで終わるという情けない結果に終わり、腹を立てた私は酒の瓶を破る事を考えたが、力が足りず割れない。
そのくらい私の身体と精神は衰弱していたのだった。
聞かれたことは素直に答えるタイプなので、こんな感じでいつもカウンセラーを驚かせていた。
冒頭で書いたが、私にはもう一つ重大な欠陥があり…それが解離性健忘症だった。心療内科デビュー…をする前から、毎日朝起きて自分の年齢を数え、家を見渡し自分がどこに居るのかを確認すると言う普通ではあり得ない無駄な作業を毎日毎日続けていたのだ。
後にこの症状はルームシェアによって劇的に改善される。
今思えば、しーちゃん毎日ありがとう。である。
それにしてもどうして私がこんなことになったのか?
それがデビュー当時からずっとわからなかった。
というか、なんでわたしが心療内科?
でも、しんどい。泣くほど毎日がしんどい。
一体私はどうしたのか。
華々しくなんてもんではなく、涙と鼻水でぐっちゃぐちゃの心療内科デビューはこうしてかなりハードに幕を開けた。
良かったぁー!!!生きてて!!!!』
…生きてて良かったのか、イマイチよく理解出来ていない脳みそを引きずり着いた先での相手の第一声。
ここはいつもの心療内科のカウンセリングルーム。私の隣には現職ヘルパーの友人。
どうやら、友人に連れてこられたようで予約の日にちは守れたみたいだった。
ヘルパーの友人がなぜここに居るのかまだ半分理解出来てない脳みそをフル回転させ、昨日の私を思い出そうとする…が覚えていない。
なんてこった。
毎日自分の年齢を数えて今いる場所を自宅だと認知する作業をやっと卒業したと思ったのに。
友人は隣の県に住んでいるのに何故ここに居るのだろう…。
頭がぐるぐるした。キャパオーバーだ。
…生きてて良かったと言う心理士の台詞も表情も普通じゃないのは何故なのか。
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早い話が、私は自殺未遂と呼ぶべきもの(本人には自覚全く無し!)だったらしい。
友人に夜中に電話をかけヘロヘロの状態で睡眠薬をざっと300錠あまり飲んだらしく、普段から家に鍵をかける習慣がないので友人がすっ飛んできて介護をしてくれていたらしい。
本来なら救急搬送物なのだが、私が全力で拒否し丸々3日間友人の腕の中でスヤスヤとそれは幸せそうに寝ていたのだそう。
…この時ほど自分の肝臓の強さに感服したことはない。
しかも記憶はないが、お腹が減ったサラダ巻(当時はまだあるコンビニでしか扱っていなかった寿司の一種)を食べたいと駄々をこね、友人に買ってきて貰い食べたというのだから驚いた。
そんな私の3日目の第一声は「しーちゃん(友人の愛称)、なんでいるのぉー…?」だったというのだから、マヌケにも程があるというもの。
それを聞いたしーちゃんは、毎日生きてるか気が気じゃなかったのに、一気に気が抜けたと後で私に充分なお灸を据えてくれた。
しーちゃんは、現職ヘルパーだけあってバイタルチェックとか意識チェックとか欠かさず私が寝ている間にやっていたらしい。
恐るべし、しーちゃん。
そんなしーちゃんは私にとってとても頼りになる友人で、しーちゃんに出会ってなかったら今頃私はとっくに南無阿弥陀であろう。
そんな、こんながあって私としーちゃんはルームシェアを始めた。
もともと個性?の強い私と変わり者のしーちゃん。なぜこんなにかみ合ったのか今でも謎である。
そして、しーちゃんと別れる時も本当に呆気なく関係が終わった。
ただ、言えるのはしーちゃんと過ごした時間がとても濃いものだったこと。しーちゃんがいたから多分私が今も生きてるんだということ。
そして、おまけで言えば多分私のせいでしーちゃんの爺ちゃんが呆けたということか。
ただし、しーちゃんの爺ちゃんのことに関しては私は全く悪意はないので誤解しないでほしい。それについては後々、しーちゃんについて語る時に一緒に語ろうと思う。
話は戻って、そもそもなぜ自殺未遂らしきことをしようとしたのかなのだけれど、…正直、全く、全然、本気で、覚えていない。
なんてはた迷惑な人間か。
私がもしこんな奴がいたら殴ってるところであるが、そんなやつか自分であることも情けなくも事実なのである。
そして、厄介極まりないことに私はこの大量服薬で死なない自信があったのだ。
どこからそんな自信が出てくるんだ!!!と、医者やその他諸々医療関係者からは言われそうだが。
死なない、正しくは死ねない確信に近い自信があった。
…と言うのも大量服薬が初めてでは無かったからである。最早、自分でも何処から突っ込めばいいのかわからない次元ではあるのだが。
1度だけ、大量服薬で死ぬかもなと思ったことがあったためか…。
それ以外は平気だと変な確信があったのである。
それはまだ治療を初めて数ヶ月の頃だった。元々睡眠が浅い私は眠れないということが何よりもストレスであり眠るためなら容赦なかった。
医者も当時はまだ探り探りの状況で薬もあまり出してはくれなかったので 、酒と薬のチャンポンは当たり前。
当時一緒に住んでいた妹にバレて酒を隠され発狂した私はあろうことかキッチン用のアルコール除菌スプレーを飲んだのである。
そしてその当時は兎に角自傷を止めることができず、腕が網で焼かれた焼肉のようになっていた。
それでも切らなければ居られないほど存在価値も何もかも失われた自分が受け入れられなかった。
当たり前のように、「普通の人」と同じようにできなかった自分が自分で許せなかった。…まぁ、今でも許せては居ないのだけど。
そんな頃整形外科で処方されたエペルと言う筋弛緩剤。
これを例のごとく一気飲みをしたのであるが、まさかこんな整形外科で出された薬で死ぬ思いをするとは夢にも思わず…。飲んだ直後は気楽にまぁ、死んだら儲けものくらいにしか思ってなかった。
…感の良い方はもうお察しのことと思うが、私が大量服薬したのは筋弛緩剤。ただのラムネ気分でたかをくくっていたのだが、筋弛緩剤の作用は?目的は?
そう。筋肉の働きを弱めることなので大量服薬した私は心臓の動きまで弱めてしまい…。そのままぽっくりいけてたら楽だったのかも知れないが、とんでもない苦しさと一晩中闘う羽目になったのであり、運が悪ければ苦しんだ末にアホみたいな死に方をする羽目になる。
それだけは絶対に避けなければならない。
…一晩気力との闘いであった。
その後、大量服薬について興味を持つようになり何度も繰り返すようになったのだけれど、エペルの心臓負担に比べたら精神薬や睡眠薬の心臓負担なんて微々たるものな気がしてしまったのである。
現に薬を飲まない時期がなかったほど薬漬けの人生にも関わらずγ-GTPの数値は極めて普通…。
こりゃ、ネットで出回ってる情報を試してみても面白いかも知れないな。
…そう考えたのが冒頭の300錠事件なのだ。
…案の定私の肝臓の分解速度は速く丈夫だったわけである。
そうして思い描いた「普通」からどんどん転がり落ちて外れていく私を誰も止められはしなかった。
なぜなら私自身が「普通」ではないということが私自身分からなかったからである。
「普通」とは親が言う何かぼやけた理想のようなもので、私には「普通」という観念が根本から理解できていなかったのである。
そしてそれに気づくまでに、ここから後3年も必要になるとは誰が予想出来ただろうか。
「何故あなたは普通に出来ないの?」
この言葉がどれだけ私が生きていくにあたって枷であり重りであり、私自身を否定し傷付けていたのか。
私もこの時はまだ気づいていなかった。
すべて親の思い通りの普通が出来ない自分が悪くて、こんな人間は世の中から消えてしまえは良いと。
それが楽なのだと正解なのだと思っていた。
…でも、『私の普通』が他人とは違うことにこの数年後気づかされることになる。
そして、それが親娘のバトルの始まりのゴングだとはこの時の私には知る由もなかったのだけれど。
そうして心療内科デビューをなんとも言えない感じで飾った私は、この後もカウンセラーを驚かすような行動を多々取るのである。
言っておくが、わたしはかまってちゃんではないので心配を目的に行動をしているわけではない。
ただただ自分のしたいと思う欲求に限りなく忠実なだけである。なぜ、そのような人間に出来上がってしまったのか。言ってしまえば完全に失敗作の人間であるが、これは後々…と言うよりは親娘バトルのゴングとともに知ることになる。
毎週毎週カウンセラーとのカウンセリング。よくこの私が飽きなかったなぁ…と今になれば思うのだけれど。
その当時はぶちまけたい放題ぶちまけてカウンセラーを驚愕させていた。
生きてる意味がわからない
なんで、生きてなければならないのか
そもそも、生きる自由はあるのに死ぬ自由が無いのは何故か。
死ぬと尋常じゃなく金がかかるのは目に見えてるので金のかからない方法はないか。
毎日そんな事ばかり考えていて
1度身分を証明する物も何も持たず裸足で公園へ行き、酒を飲んで頸動脈を切ろうとした事があった…が、カッターが切りすぎて錆びていたため薄っすら血が滲んだだけで終わるという情けない結果に終わり、腹を立てた私は酒の瓶を破る事を考えたが、力が足りず割れない。
そのくらい私の身体と精神は衰弱していたのだった。
聞かれたことは素直に答えるタイプなので、こんな感じでいつもカウンセラーを驚かせていた。
冒頭で書いたが、私にはもう一つ重大な欠陥があり…それが解離性健忘症だった。心療内科デビュー…をする前から、毎日朝起きて自分の年齢を数え、家を見渡し自分がどこに居るのかを確認すると言う普通ではあり得ない無駄な作業を毎日毎日続けていたのだ。
後にこの症状はルームシェアによって劇的に改善される。
今思えば、しーちゃん毎日ありがとう。である。
それにしてもどうして私がこんなことになったのか?
それがデビュー当時からずっとわからなかった。
というか、なんでわたしが心療内科?
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