悲劇的な結末

ツチフル

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悲劇的な結末

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「私たちは悲劇的な結末にしない?」
 彼女が唐突にそんな提案をしてきた。
「なんでまた」
 僕はトーストにバターを塗るかハチミツを塗るかで迷い、カロリーを考え、増加傾向にある体重を憂慮した結果、両方塗ることにした。
「今の物語にはハッピーエンドが溢れかえっているでしょう? こうハッピーエンドばかり続くと、いい加減に飽きてくるのよ。そろそろ悲劇的な結末が必要だわ」
 彼女は、ご飯にみそ汁。純和風の朝食だ。
「まあ、確かに。ハッピーエンドの物語ばかりだと食傷気味になるよね。でも、だからといって僕らが悲劇的な結末を担うこともないだろ。次の物語とか、その次の物語に任せたっていいはずだ。ああ、今日のコーヒーは美味しいね。マンデリン? それともグアテマラ?」
 深いコクと苦みのあるコーヒーが僕は好きだ。 
「ただのインスタント」
「あそう」
「ねえ、そんなことを言ってるから、こうしてズルズルずるずるハッピーエンドが続いてるのよ。どこかで誰かがやらないといけないの。その覚悟があるならね。そして、私にはあるわ。ちょっと醤油とって」
「僕はない。だいたい、わかってるのか? 悲劇的な結末をむかえるってことは、つまり僕らが破局するってことだよ」
 醤油を渡すと、彼女は目玉焼きにさっと黒い二重線を引いた。そう言えば目玉焼きは和食ではない。だとすれば、彼女の朝食は和洋折衷だ。そんなことを思う。
「まあ、そうね。そうなるわね。醤油をかけないの?」
「君は僕と別れたいっていうこと? 普通、目玉焼きにはマヨネーズだろ」
「別れたいわけないでしょう。別れたくないのに別れるからこそ悲劇なの。マヨネーズですって! マヨネーズなんて邪道よ。ソースも塩こしょうも邪道だけど、マヨネーズは絶対に許せないわ! 私が目玉焼きにマヨネーズをかけるなんて、悲劇的な結末を放り捨ててハッピーエンドを望むくらいありえないことよ」
「そう? じゃあ、是非ともマヨネーズをかけなきゃ」
「ばか」
 彼女は目玉焼きの柔らかい部分を突き、トロトロと流れ出す黄身に醤油をなじませる。あまり品の良い光景ではないけれど、確かに美味しそうだ。マヨネーズにはかなわないにしても。
「別れましょう。マヨネーズ派のあなたには、もうついていけないわ」
「いやいや、今までずっとついてきただろ。悲劇に持っていくにしても、さすがに強引すぎるよ」
「多少は強引でもいいのよ。だって、もう悲劇的な結末が必要なんだもの。ヨーグルト食べる?」
「じゃあ、僕は君に抵抗しよう。可能な限りハッピーエンドを目指してやる。いただくよ」
  彼女はデザート皿に手作りヨーグルトをふわりと乗せ、オレンジソースを二筋ほど垂らして僕の前に置いた。
「はい、どうぞ。いいわ。勝負ってわけね」
「ありがとう。そう、勝負だ。じゃあ、ハッピーエンドのために先手をとらせてもらうよ」
「何かしら」 
「まずは、これ」
  僕は綺麗にラッピングされた小箱を取り出し、彼女の前に置いた。
「なに?」
「誕生日プレゼントだよ。おめでとう」
  そう。今日は彼女の誕生日。二十七回目の誕生日。
「わあ、ありがとう! 誕生日なんてすっかり忘れてたわ。と言うより、いきなり今日が誕生日になったみたいな驚きを禁じ得ないわ。何て言うのかしら、後づけ設定を目の当たりにしたような気分よ。中を見ていい?」
「どうぞどうぞ」
 彼女は喜んでいるような怒っているような目で僕を睨み、綺麗なラッピングを丁寧に剥がし始める。まもなくして、何の柄もないシンプルな黒い小箱が現れた。
「開けてもいいの?」
「もちろん」
 彼女はゆっくりと箱を開ける。
「……指、輪?」
「指輪だね」
 そう、指輪だ。世界でひとつだけの指輪。
「気づかれないように君のサイズを測るのに苦労したよ。デザインも君好みにしたつもりだ」
 石は誕生石のルビー。3月生まれだったらもう少し安く済んだけれど、野暮は言わない。彼女は指輪を右手でつまみ、そっと左薬指にはめた。それから、上目遣いで僕を見る。
「これって婚約指輪?」
 わかりきった質問だけど、確認せずにはいられない。そんな顔。
「そうなるかな。まあ、そうなるね。結婚的な何かをしよう。って、提案してるわけだ」
 僕は照れくさくなって、何だかくどい答え方をしてしまう。
「そう。じゃあ、今のロマンの欠片もないそれがプロポーズ的な何かってわけね」
 彼女は悪戯っぽく笑って僕を睨む。
「そうなるかな。ところで、このヨーグルトは美味しいね。いつもより上品な味がする。メーカーを変えた? これからは俄然、このメーカーにすべきだよ」
「いつもの奴が品切れだったの。それは売れなくて半額セールだったヨーグルト」
「あそう」
「そうだ。このプロポーズを断れば、悲劇的な結末になるんじゃないかしら」
 ぽんと手を打って彼女が言う。僕は自分の舌に自信をなくしながら首をふった。
「いや、悲劇的な展開にはなるだろうけど、結末にまでは至らないな。むしろ序盤でそうした展開になると、最終的にお互いの気持ちを深めあって結ばれるハッピーエンドになる可能性のほうが高い」
「あら。それは困るわね」
「だろ。悲劇っていうのは、幸福の時間が長ければ長いほどそれが訪れた時の衝撃が凄いんだ。今、安易にプロポーズを断って手軽な悲劇を生むのは得策じゃない。とりあえずは僕のプロポーズを受け入れて、幸せの時間を過ごしたほうがいい」
「そう。…そうね。何だか上手く誘導されてる気がしないでもないけど」
 彼女は指輪と僕を見比べて、さてどうしたものかしらと、ヨーグルトを口へと運ぶ。
「あら、本当に美味しいわね。これ」
「だろ。僕の舌だってまんざらじゃない。だから、とりあえず結婚しよう。話はそれからだ」
「ええ。わかったわ」
 
 三ヶ月後、僕たちは挙式をあげた。

                    ※

「ねえ。浮気っていうのはどうかしら」
  彼女は言って、レモンの輪切りを口に放り込んだ。僕はそれを見るだけで酸っぱい気分
になると言うのに、彼女は美味しそうにまた一つ口へと放り込む。
「なんだい。藪から棒に」
「これは悲劇じゃない? 不倫がばれてドロドロな関係になるの。そこから生まれる妬み、恨み、嫉み。そして、死。…ね? 悲劇的な結末じゃない」
「まあ、そうかもね。でも相手はいるのかい。浮気をする相手が。ちょっとレモン食べ過ぎだよ」
「隣の旦那さんとか、どう?」
「ああ、美男子だね」
「人気者よ」
「だろうね」
「でも、駄目なのよ」
「どうして」
「タイプじゃないの」
「そう?」
「そう。わかるでしょ。もし美形が好みだったら、あなたと一緒になんてならないもの。あら、レモン終わっちゃった」
「ひどいな。そんなに悪い顔でもないだろ。美男子って言われたことはないけど、不細工って言われたこともないんだ。こら、もう食べるのはやめなさい」
 僕は新たにレモンの入ったタッパーを取ろうとする彼女をたしなめた。
「ま、どっちにしても、今は不倫なんて無理だけど」
「そのお腹じゃね」
「そうなのよ」
 彼女のお腹はまるまると膨れあがっている。食べ過ぎによるものではない。結婚してから二年間続けた、地道な努力の結果だ。
「来月か」
「ええ。どっちが生まれてくるかしらね」
「今は聞けば教えてくれるらしいよ」
「だめ。楽しみは取っておかなきゃ」
「生まれてからだと、名前を決めるのが大変だ」
「それもいいものよ。……あ、そうだ」
「なに?」
「この子を流産すれば……悲劇よね」
  彼女は僕を見た。その顔は強張っている。名案を思いついたと言うより、思いついたことを後悔しているみたいな顔。
「それは悲劇だけど、結末は悲劇にはならないな。僕は君を全力で立ち直らせるし、そうなると二人の絆はますます強まることになる。となれば、最終的にハッピーエンドにならざるを得ないだろ」
「……そう。そうね」
 彼女は嬉しそうに笑って僕の手を握る。柔らかな感触が心地よい。
「それじゃ仕方ないわ。とりあえず、この子たちが生まれるまで悲劇的な結末はお預けね」
「それがいい」

  翌月、彼女は元気な双子を産んだ。
      
              ※

「ねえ、シュン」
「なに」
「あなた、どうしてグレないの?」
「え」
「グレて、家庭をめちゃくちゃにしてやろうとは思わないの?」
「いや、思わないよ」
「なんでよ」
 僕は答えに困ってしまう。母さんは時々、とんちんかんなことを言うことがある。悲劇的な結末がどうとか。ハッピーエンドだけじゃ物語が退屈だとか。悲劇こそ美しいとか。
 いつもなら、ここで父さんが助け船を出してくれるけれど、今日はいない。出張で明日まで帰ってこないのだ。
「反抗期はどうしたの?」
「どうしたのって言われても……。少しはあったと思うよ」
「少しじゃ困るのよ」
 困られてたって、僕も困る。
「リコ。あなたはどうなの」
 母さんの矛先が妹に向けられる。リコは目玉焼きにマヨネーズをかけているところだった。
「またマヨネーズなんてかけて! 信じられない味覚だわ。ユウ君みたい」
 ユウ君というのは父さんのこと。いつまで経っても恋人感覚で、見ている僕らはちょっと恥ずかしい。まあ、冷め切った夫婦関係よりは良いと思うけれど。
「マヨネーズ、美味しいよ」
 うちでは僕と母さんが醤油派で、父さんとリコがマヨネーズ派だ。とくに母さんは醤油原理主義的な傾向が強くて、醤油以外の味付けを認めようとしない。僕は穏健派なので、マヨネーズ派にも理解を示している。
「ねえ、リコ。あなたはグレないの?」
「今のところ予定にないよ」
「タバコなんてどうかしら。吸ってみたら? あ、万引きはどう? これもスリルあるわよ。私は経験ないけど」
「興味ない。 …ていうか、そんな悪事を推奨するのウチぐらいだよ。教育的にどうなの?」
「悲劇的な結末のためよ」
「またそれ?」
 うんざりしたようにリコがため息をつく。
「そうよ。それよ。世の中にはハッピーエンドがあふれかえってる。バランスを取るためにはどうしても悲劇的な結末が必要なの」
「だからって、僕たちがそれを担う必要はないだろ」
「ユウ君と同じことを言うのね」
「じゃあ、多数決をとろうよ。ハッピーエンドがいいと思う人」
 僕とリコが手をあげる。父さんもきっと挙げるだろうから 「これは父さんの分」 と、僕の左手をあげておく。
「じゃあ、悲劇的な――」
「まって。結果の知れた多数決なんて不公平だわ。やるなら私に四人分の投票権をよこしなさい」
「それこそ不公平じゃない」
「社会は不公平なのよ」
「だったら母さんも、結果の知れた多数決を受け入れないと駄目じゃないの? 不公平だとしてもさ」
「…シュン。あなたのそう言う理屈っぽいところ、腹が立つわ。ユウ君そっくり」
 母さんが僕を睨みつける。何という逆ギレだろう。
「とにかく。私は一人でも悲劇的な結末を目指すからね。覚悟なさい」
「うん。まあ、頑張って。僕は協力しないけど」
「私も協力しないけど。頑張って」
「二人とも私を馬鹿にしてるでしょ」
「そんなことないよ」
「ちょっとだけ」
 リコは正直だ。
「こうなったら不倫でもしてやろうかしら。前はあんた達がお腹にいたから無理だったけど、今ならモテモテよ」
「歳を考えなよ」
「なに?」
「言い間違えた。父さんが悲しむからやめなよって言おうとしたんだ」
「ずいぶん文字数の違う言い間違いね。ユウ君が悲しむ? 悲しむから悲劇なのよ。仕方ないわ」
「むしろ、父さんが出張先で浮気してたりして」
  リコが意地悪な笑みを浮かべて言う。
「そんなの許さないわ!」
「えっ。でも、悲劇的な結末のためなら仕方ないんじゃないの?」
 母さんは受話器をとって、ものすごい勢いで電話をかけた。
「もしもし? ユウ君? 浮気してないでしょうね! してない? 浮気をしてる男はみんなそう言うのよ!」
 母さんは本当にとんちんかんで、どうしようもない人だ。
 でも、僕はそんな母さんが好きで、それはきっとリコも同じ。
 僕たちは顔を見合わせて、呆れながら笑いあう。

          ※

「何だか不安になってきたわ」
 彼女はイスに腰掛けて、ぽつりとつぶやいた。
 今日は、僕が朝食の用意をする日。朝は交代で食事の準備をすること。これは子供たちが独り立ちして、また二人の生活が始まったときに決めたルールだった。
 と言っても、僕の出来る料理は知れている。今日は目玉焼きにトーストだし、その前はスクランブルエッグにトーストで、その前はポーチドエッグにトーストだった。
「何が不安だって?」
「このままだと、悲劇的な結末を迎えられない気がするの」
「僕としては望むところだけどね」
「私は不満だわ」
 お互い髪の毛に白い物が混じり始めたというのに、相変わらずの会話。成長しない二人だ。たまに帰ってくる子供たちのほうが、ずっと大人びている。
「こう考えたらどうかな」
 言いながら、僕は二つの目玉焼きをターナーですくって、フライパンから皿へと移す。少し形が崩れたけれど、まあ何とか目玉っぽさは残っている。それにしても、目玉焼きって凄まじいネーミングだと思う。
 皿の上には二つの目玉焼き。あとは、ここにキャベツとミニトマトを添えれば出来上がりだ。
「はい。おまたせ」
  彼女の前にできたての目玉焼きを置く。トーストも良いタイミングで焼き上がった。
「ありがと。それで?」
「うん?」
「話の続きは? 何をどう考えろっていうの?」
「ああ、話ね。うん。つまりさ――」
 僕は自分の目玉焼きを作り始める。最近コレステロールが高いと言われたので、ひとつだけで我慢するようにしているのだ。長生きに執着するつもりはないけれど、どうせなら健やかに日々を送りたいから。
「君は悲劇的な結末を望んでいる。でも、その望みが叶わなかったとしたら…… これは君にとって悲劇じゃないかな」
「……う、ん? んん?」
 彼女はいまいち理解できないらしく、小首を傾げた。無理もない。僕は火加減を調節しつつ、口から出まかせを続ける。
「自分の望みが叶わない。これって悲しいことだろ」
「ええ、そうね。悲しいわね。とても悲しいことだわ」
「うん。で、望みを抱きながらも叶わずに人生の最期を迎えてしまうなら―― それは、悲劇的な結末だよね?」
「……そうなる。の、かしら」
「そうなるんだよ」
 僕は即座に頷く。
「つまり、このまま幸福に人生を終えるとすれば、君は悲劇的な結末を迎えることになるってわけだ」
「なんか、誤魔化されてる気がするわ」
「僕は幸せの結末を望んでいる」
 彼女の言葉を無視して、僕は続ける。
「そして、事実そうなるだろう。君は悲劇的な結末を望んだにも関わらず、幸福に人生を終えて、つまりは望みが叶わず悲劇的な結末を迎える。僕は幸福の結末を望んで、実際に幸福のまま人生を終える。ね? お互いの望み通りになるってわけだ。相反するふたつの望みが統合されてジンテーゼとして解決する。これって凄くないか」
「凄い。の、かしら」
 僕の目玉焼きができあがった。トーストは既にテーブルの上に準備されている。彼女が特別サービスで焼いてくれたのだ。
 僕はイスに腰かけて、彼女と向かい合うように座った。
「いただきます」
「いただきます」
 僕はいつも通りパンにハチミツとマーガリンを塗り、キャベツにドレッシングを垂らし、目玉焼きにはマヨネーズをかける。
 それから、いつものように彼女にマヨネーズを差し出した。
「マヨネーズ、使う?」
「…そうね」
 彼女は僕を見て、少し悪戯っぽく笑う。
「目玉焼きにマヨネーズも、そんなに悪くないわ」                        

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