異世界ボタンのその先に・・・・・

１１

「「ネイド良いにおいがしたぞ。わ」」すごい勢いで　、調理室に乗り込んで　来たよ。

これは　本格的に　身の危険があるので、出て行こう「お疲れ様でした。さようなら」ガッと腕を捕まれた　ネイドさんが口の端をあげて笑ってる。逃がさないぞと、目が語ってる。

「「あんな良い匂い」」。「「食べさせなさい　食わせろ」」と叫ばれてしまった。

カレーの匂いは　良い匂いだよね。小さい頃家でカレーの匂いがしたら、うれしかったからね。

また、違う足音や話し声が聞こえてくる。

匂い　匂い。。。そうだ、空気清浄機をイメージする。すると　辺りに立ちこめていた　カレーの匂いが無くなっていた。これで何事も無く　去ろう。「匂い？って何ですか？何も匂いませんよ。それでは　ネイドさん　お疲れ様です」と出口には行けなかった。

ネイドさんに担がれて　宿の離れに連れて行かれた。調理室に乗り込んできた　２人も着いてくる。リンは　お皿を持ったまま　飛んで着いてくる。器用だね。

「こいつを見ててくれ。」と宿に戻っていく・・・逃げられませんね。

3人を見ると　ナイスバディーなお姉さんと目が合う。一人は　？？？だし。もう一人も謎種族かな？ジーッと見てしまう。ピコはまだ　お皿を抱えて　食べている。

沈黙がつらいので　自己紹介から　始めよう。「初めまして。スズネです」

「アマンダよ。右がラッシュよ。左がガウスよ。」

「三人で旅をしてるのですか？」

「三人ではないわ。私たち2人はね。ネイドとルディと６人でパティーを組んでたの。氷河って名前でね」

（あー。だからか？此所の宿が　氷河なのね。あれガウスさんは？）

「後の2人は　別の場所にいるのよ。ガウスは、ネイドの弟子でソロよ。今回はルディの体調が悪いみたいなので、様子を見に来たのよ。そこで心配してるガウスにもあったのよ。」）

「兄さん。 ガウス？アマンダ？」振り返って見ると、これまた鬼人さんがいた。

「彼女がルディよ。ラッシュの妹なの。」

「体調はどうなの？少し痩せた？」

「フフ。牛乳とか果汁しか食べられないの。」

「そう。これはどうかしら？」小さい瓶に 虹色の液体が入ってた。
気になるので、鑑定をする。

虹色ハチミツ

《虹色の花の蜂蜜。虹色花しかとれない蜜。体力 気力 一時期回復 大変基調 なハチミツ》

小声でリンに聞いてみる。（リン　虹色ハチミツって？）

（虹色花はある一定の条件でしか咲かない花。虹色ハチミツは、虹色花の蜜だけの蜂蜜で幻と言われてます。依頼も無期限依頼な程です）

（あー。そんなにないなら  貴重だな。ん？無期限依頼って？）

（主様。依頼には期限があります。それを超えるとかなりな違約金を払わないとダメになります。違約金が、払えなかったら。借金で女は、春を、男は重労働………だから皆さん 依頼失敗やランクには、気をつけてるのです。）

ギルド あるあるだな。