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1章
22話 レイラの部屋へ
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「私の……負けだ。好きにしろ」
アルセラはそう言って地面に大の字に寝転がっている。
「いや、別にそんなことしないって。もしかして……して欲しいの?」
触手をうねうねさせながら彼女の顔に近付ける。
しかし、その言葉は彼女の怒りを買うだけだった。
「そんな訳ないだろうが! 貴様が……貴様がレイラ様を……」
彼女は僕を睨みつけてくる。
でも、どうしてレイラなんだ? レイラに触手で何かした記憶はないんだけど……。
「レイラには何もしてないと思うんだけど……」
「……貴様がすぐに会いに来ると、レイラ様から聞いていたのだ。レイラ様が楽しそうに貴様の話をする時はバラバラにしてやりたいと思っていた。けれど! それでも! レイラ様が望むのであれば、貴様と会うことを許してやらんでもない。そう思っていた。だが、貴様はこの2週間現れなかったな? レイラ様は日に日に落ちこみ、元気も無くなっていった。貴様の妹にレイラ様が負担の大きなスキルを使ってもいい。とまで言っていたのに……貴様が弄んだんだろう!? レイラ様に、レイラ様に一体何をした!」
「…………ごめんなさい」
僕は素直に彼女に謝った。
彼女の話を聞いている中で思いだしたのだ。
ダンジョン中に、ご飯を一緒に食べようと言っていた事を。
「貴様……やはり何かしたようだな」
アルセラがゆらりと立ち上がり、拳を握りしめる。
「待って待って! 本当に何もしてないって! ただ、一緒にご飯を食べようって言っただけだから!」
「食事を……?」
「そう! 君たち護衛が一緒に食べてくれないから寂しいって!」
「……」
アルセラはその言葉を聞いて少し考え込む。
僕はその間に畳みかける。
とりあえずレイラにも会って謝らなければ。
「と、今からでもいいからレイラに会ってもいいかな?」
「こんな時間に婦女子の部屋に行くと?」
やばい。さっきよりも鋭い視線になっている。
「な、何もしないから! 心配なら一緒に居てくれていいから!」
「ふむ……いいだろう。手引きしてやる」
「本当!?」
正直断られると思っていた。
というか、断られて一応行こうとしたことをレイラに伝えてもらえれば良かったんだけれど……。
「ただし、レイラ様にもしものことがあったら……」
「わ、分かってるよ。何もしないって」
『聖なる光で浄化せよ』で焼かれたくないし。
「ではついてこい。それと、私の武具は返してもらえるか?」
「う、うん。分かった」
僕は触手で持っていた彼女の物を返すと、彼女はさっさとしまって歩き出した。
僕は彼女の背を追ったけれど、その迫力から声をかけることは出来なかった。
コンコン
「誰だ」
「アルセラだ。開けよ」
「は!」
部屋の中には他の護衛騎士がいるのだろう。
アルセラは1人中に入っていき、他の護衛騎士を部屋から追い出した。
僕は【保護色】で姿を消すように言われていたので、そうして中に入る。
部屋の中は如何にも女子的……と言われるような部屋で、所々に可愛らしい装飾がしてあり、ぬいぐるみなどもおいてあった。
部屋の中には、先ほど戦ったアルセラと、これから寝ますと言うようなラフな格好のレイラがベッドに腰掛けていた。
「どうしたの? アルセラ。他の子を追い出して」
「連れてきました」
「連れて来た?」
「はい。姿を見せてもいいぞ」
そう言われて僕は【保護色】を解いて、レイラから3歩くらいの位置で姿を現した。
「クトー!?」
「久しぶりレイラ。それと……ごめんね。一緒に食事に行くって言ってたのに」
僕は開口一番に謝る。
サナも怒らせた時にも言い訳は喧嘩を長引かせるだけだからだ。
「別に……怒ってないわよ」
レイラはそう言いながらもツンとどこか別の方向を向く。
これは……確実に怒っている。
というか拗ねている時のサナそっくりだった。
「ちょっと……最近サナの治療法がスキルにあるかもしれないって知って……それで……そっちの特訓ばっかりしていたんだ……」
「ふーん? この聖女であるあたしの治療よりもそっちの方が確率が高いっていう訳?」
「……そう言われると……言い辛いんだけれど……。黒蛇病って治せる……?」
僕は思い切って言う。
「黒蛇病……」
「あの病ね……」
僕が伺うように言うと、アルセラとレイラはそれを聞いて考え込む。
「最近、ローバー先生に『不治の病について』っていう本を借りてさ。それで……治った事がないというのを聞いていたから……。もしかしてと思って」
「それは……確かに。あたしじゃ治せないかもしれない……でも、来ないこととは別じゃない?」
「うぅ……ごめんなさい」
彼女の言う通りだ。
「ま、クトーが妹の事を大事に思っているっていうのは知っているからいいわよ。あたしのお願いを何でも聞いてくれるって言ったわよね?」
「言いました……」
レイラがどうしようかな。と試すような視線を僕に向けてくる。
「ま、今はいいわ。とりあえずこうやって謝りに来た事だし、今回は許して上げる」
「ありがとうレイラ」
「いいのよ。でも、さっきの話は詳しく聞かせてもらうわよ?」
「さっきの話?」
「そう。黒蛇病を治療するのに、貴方のスキルが関係しているかもしれないって。どういうこと? そもそも、貴方のスキルってタコになるだけじゃないの?」
彼女がそう不思議そうに僕に問いかけて来る。
それもそうか。
僕は彼女を殺しかけたんだ。
そのことを話す義務がある。
僕はチラリとアルセラを見ると、レイラが直ぐに察してくれた。
「アルセラ。下がりなさい」
「しかし」
「アルセラ」
レイラが有無を言わせずに言うと、アルセラは頭を下げて直ぐに下がった。
「それで、アルセラを下げさせてまでのこと何でしょうね?」
「うん。教会の人には……あんまり言いたくないんだけれど……。僕の【タコ化】は……」
今の所分かっている事を彼女に話した。
【タコ化】でクラーケンの力を引き出せること。
そのクラーケンの力が黒蛇病を治療するのに関係しているかも知れないということを。
「なるほどね……確かに教会には言えないわ。神を殺すと言われる神獣の力を使えるなんてね」
神獣、今の所3体確認されているそれらは、教会からは敵対視されているのだ。
場所によっては神の代わりにあがめられることもあるようだけれど、基本的には敵とされている。
だからレイラも納得してくれていた。
でも、首を傾げて聞いてくる。
「それ、あたしに言って良かったの? 聖女で思いっきり教会側の人間よ?」
「レイラだったら言わないでくれるって信用出来るから。それに、アルセラを直ぐに下げてくれたでしょ? 部屋に男女2人きりなのに信じてくれた。だから僕も君のことを信じるんだよ」
「……」
レイラが少し顔が赤くなっている。
大丈夫だろうか。
「顔……赤いけど大丈夫?」
「大丈夫よ! 聖女であるあたしがこの程度で……!」
「そう? ならいいけど」
「そうよ…あたしは大丈夫。何でもない。何でもないから」
レイラはそう言ってスーハーと深呼吸を繰り返している。
暫くそうしていると、普通の顔色に戻っていた。
「それじゃあ話を戻すと、スキルが……それもよく分からないけれど、黒蛇病の治療にはスキルが使えるから……っていうことを言っていたのね?」
「うん。そうなんだ。だからずっとスキルの練習をしていたんだよね」
「なるほど……。それじゃあ黒蛇病の情報とかも共有しましょうか。一応。色々な病気については教会の情報も知ることが出来るから」
「いいの? それって出したら不味いんじゃ……」
「いいのよ。治療してこその病よ。溜め込み続けるだけの教会に、あたしはなりたくないわ」
レイラは本気でそう言っている様だった。
もしかしたら、レイラはもっと多くの人を治療したいのかもしれない。
でも、彼女がそれをやり続ければ教会が要らなくなってしまう。
それでレイラは教会に取り込まれてしまったのかもしれない。
「ありがとう……レイラ」
「いいわよ。それで黒蛇病は……」
この日。俺とレイラはアルセラが怒鳴りこんでくるまで不治の病について話し続けた。
ただ、明日は絶対に一緒に食事をする。
ということだけは約束させられたけれど。
アルセラはそう言って地面に大の字に寝転がっている。
「いや、別にそんなことしないって。もしかして……して欲しいの?」
触手をうねうねさせながら彼女の顔に近付ける。
しかし、その言葉は彼女の怒りを買うだけだった。
「そんな訳ないだろうが! 貴様が……貴様がレイラ様を……」
彼女は僕を睨みつけてくる。
でも、どうしてレイラなんだ? レイラに触手で何かした記憶はないんだけど……。
「レイラには何もしてないと思うんだけど……」
「……貴様がすぐに会いに来ると、レイラ様から聞いていたのだ。レイラ様が楽しそうに貴様の話をする時はバラバラにしてやりたいと思っていた。けれど! それでも! レイラ様が望むのであれば、貴様と会うことを許してやらんでもない。そう思っていた。だが、貴様はこの2週間現れなかったな? レイラ様は日に日に落ちこみ、元気も無くなっていった。貴様の妹にレイラ様が負担の大きなスキルを使ってもいい。とまで言っていたのに……貴様が弄んだんだろう!? レイラ様に、レイラ様に一体何をした!」
「…………ごめんなさい」
僕は素直に彼女に謝った。
彼女の話を聞いている中で思いだしたのだ。
ダンジョン中に、ご飯を一緒に食べようと言っていた事を。
「貴様……やはり何かしたようだな」
アルセラがゆらりと立ち上がり、拳を握りしめる。
「待って待って! 本当に何もしてないって! ただ、一緒にご飯を食べようって言っただけだから!」
「食事を……?」
「そう! 君たち護衛が一緒に食べてくれないから寂しいって!」
「……」
アルセラはその言葉を聞いて少し考え込む。
僕はその間に畳みかける。
とりあえずレイラにも会って謝らなければ。
「と、今からでもいいからレイラに会ってもいいかな?」
「こんな時間に婦女子の部屋に行くと?」
やばい。さっきよりも鋭い視線になっている。
「な、何もしないから! 心配なら一緒に居てくれていいから!」
「ふむ……いいだろう。手引きしてやる」
「本当!?」
正直断られると思っていた。
というか、断られて一応行こうとしたことをレイラに伝えてもらえれば良かったんだけれど……。
「ただし、レイラ様にもしものことがあったら……」
「わ、分かってるよ。何もしないって」
『聖なる光で浄化せよ』で焼かれたくないし。
「ではついてこい。それと、私の武具は返してもらえるか?」
「う、うん。分かった」
僕は触手で持っていた彼女の物を返すと、彼女はさっさとしまって歩き出した。
僕は彼女の背を追ったけれど、その迫力から声をかけることは出来なかった。
コンコン
「誰だ」
「アルセラだ。開けよ」
「は!」
部屋の中には他の護衛騎士がいるのだろう。
アルセラは1人中に入っていき、他の護衛騎士を部屋から追い出した。
僕は【保護色】で姿を消すように言われていたので、そうして中に入る。
部屋の中は如何にも女子的……と言われるような部屋で、所々に可愛らしい装飾がしてあり、ぬいぐるみなどもおいてあった。
部屋の中には、先ほど戦ったアルセラと、これから寝ますと言うようなラフな格好のレイラがベッドに腰掛けていた。
「どうしたの? アルセラ。他の子を追い出して」
「連れてきました」
「連れて来た?」
「はい。姿を見せてもいいぞ」
そう言われて僕は【保護色】を解いて、レイラから3歩くらいの位置で姿を現した。
「クトー!?」
「久しぶりレイラ。それと……ごめんね。一緒に食事に行くって言ってたのに」
僕は開口一番に謝る。
サナも怒らせた時にも言い訳は喧嘩を長引かせるだけだからだ。
「別に……怒ってないわよ」
レイラはそう言いながらもツンとどこか別の方向を向く。
これは……確実に怒っている。
というか拗ねている時のサナそっくりだった。
「ちょっと……最近サナの治療法がスキルにあるかもしれないって知って……それで……そっちの特訓ばっかりしていたんだ……」
「ふーん? この聖女であるあたしの治療よりもそっちの方が確率が高いっていう訳?」
「……そう言われると……言い辛いんだけれど……。黒蛇病って治せる……?」
僕は思い切って言う。
「黒蛇病……」
「あの病ね……」
僕が伺うように言うと、アルセラとレイラはそれを聞いて考え込む。
「最近、ローバー先生に『不治の病について』っていう本を借りてさ。それで……治った事がないというのを聞いていたから……。もしかしてと思って」
「それは……確かに。あたしじゃ治せないかもしれない……でも、来ないこととは別じゃない?」
「うぅ……ごめんなさい」
彼女の言う通りだ。
「ま、クトーが妹の事を大事に思っているっていうのは知っているからいいわよ。あたしのお願いを何でも聞いてくれるって言ったわよね?」
「言いました……」
レイラがどうしようかな。と試すような視線を僕に向けてくる。
「ま、今はいいわ。とりあえずこうやって謝りに来た事だし、今回は許して上げる」
「ありがとうレイラ」
「いいのよ。でも、さっきの話は詳しく聞かせてもらうわよ?」
「さっきの話?」
「そう。黒蛇病を治療するのに、貴方のスキルが関係しているかもしれないって。どういうこと? そもそも、貴方のスキルってタコになるだけじゃないの?」
彼女がそう不思議そうに僕に問いかけて来る。
それもそうか。
僕は彼女を殺しかけたんだ。
そのことを話す義務がある。
僕はチラリとアルセラを見ると、レイラが直ぐに察してくれた。
「アルセラ。下がりなさい」
「しかし」
「アルセラ」
レイラが有無を言わせずに言うと、アルセラは頭を下げて直ぐに下がった。
「それで、アルセラを下げさせてまでのこと何でしょうね?」
「うん。教会の人には……あんまり言いたくないんだけれど……。僕の【タコ化】は……」
今の所分かっている事を彼女に話した。
【タコ化】でクラーケンの力を引き出せること。
そのクラーケンの力が黒蛇病を治療するのに関係しているかも知れないということを。
「なるほどね……確かに教会には言えないわ。神を殺すと言われる神獣の力を使えるなんてね」
神獣、今の所3体確認されているそれらは、教会からは敵対視されているのだ。
場所によっては神の代わりにあがめられることもあるようだけれど、基本的には敵とされている。
だからレイラも納得してくれていた。
でも、首を傾げて聞いてくる。
「それ、あたしに言って良かったの? 聖女で思いっきり教会側の人間よ?」
「レイラだったら言わないでくれるって信用出来るから。それに、アルセラを直ぐに下げてくれたでしょ? 部屋に男女2人きりなのに信じてくれた。だから僕も君のことを信じるんだよ」
「……」
レイラが少し顔が赤くなっている。
大丈夫だろうか。
「顔……赤いけど大丈夫?」
「大丈夫よ! 聖女であるあたしがこの程度で……!」
「そう? ならいいけど」
「そうよ…あたしは大丈夫。何でもない。何でもないから」
レイラはそう言ってスーハーと深呼吸を繰り返している。
暫くそうしていると、普通の顔色に戻っていた。
「それじゃあ話を戻すと、スキルが……それもよく分からないけれど、黒蛇病の治療にはスキルが使えるから……っていうことを言っていたのね?」
「うん。そうなんだ。だからずっとスキルの練習をしていたんだよね」
「なるほど……。それじゃあ黒蛇病の情報とかも共有しましょうか。一応。色々な病気については教会の情報も知ることが出来るから」
「いいの? それって出したら不味いんじゃ……」
「いいのよ。治療してこその病よ。溜め込み続けるだけの教会に、あたしはなりたくないわ」
レイラは本気でそう言っている様だった。
もしかしたら、レイラはもっと多くの人を治療したいのかもしれない。
でも、彼女がそれをやり続ければ教会が要らなくなってしまう。
それでレイラは教会に取り込まれてしまったのかもしれない。
「ありがとう……レイラ」
「いいわよ。それで黒蛇病は……」
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