『星のテラスペクター』- アイとラヴィーの奇跡 -

レセプションパーティー編

00:00 - 締めの言葉 & スペシャルファイヤーワークス

ヘリオン氏が、会場の中央に位置する小高いステージに再び立つと、会場内は再び静寂に包まれました。彼の目は確かな光を放ち、その存在感だけで場を圧倒していました。

「今宵、私たちはテラスペクトの魔法、そしてそれを取り巻くすべての芸術と情熱を共有し合いました。この感動を共に味わった皆さまに、心からの感謝を。」

彼の言葉は、明確でありながらも、胸に深く響くものでした。そして続けて言った。

「テラスペクトは、私たちの生活、文化、そして魂の一部。これからも、この素晴らしい伝統を守り、更に発展させていくために、皆さまの熱いサポートをお願いいたします。」

会場中からは感動の拍手が湧き上がった。そして、ヘリオン氏の合図と共に、夜空にはグランサリア特製の花火が打ち上げられました。

宇宙の中心に浮かぶ星、グランサリアの夜空を彩る花火は、地球のものとは一味も二味も異なるもの。星の輝きや宇宙の美しさを再現したかのような、幻想的な光のショーが繰り広げられました。青、紫、金、銀、そして赤や緑の光が、ダンスのように舞い、交錯する様は圧巻であった。

アイは、その美しい光景を目の当たりにして、「こんなにも美しい花火、初めて見た！宇宙の中心で踊っているよう！」と興奮していました。一方、ラヴィーは、「この花火には、グランサリアの技術や文化、そして人々の情熱が詰まっている。真に感動的だ」とその場の美しさをしみじみと語っていました。

この華やかな花火のショーは、テラスペクト愛に溢れる一夜を、最も美しい形で締めくくる最高のフィナーレとなりました。

ヘリオン氏がステージの中央に立ち、再びマイクを取ると、会場全体の目が彼に注がれました。彼は深く一息ついてから、声に感謝の情を込めながら言いました。

「この素晴らしい夜を終える前に、私たちが今ここにいる理由、テラスペクトという素晴らしい文化を創り上げたお二人に感謝の意を表したいと思います。アイ、ラヴィー、あなたたちの創造力と情熱がなければ、今日のこの素晴らしい瞬間は生まれませんでした。」

彼の言葉に会場全体が静寂に包まれ、続いてその静けさを破るような大きな拍手が巻き起こりました。セレブたち、テラスペクト愛好家たち、すべての参加者が、アイとラヴィーに向けて感謝の気持ちを伝えるための拍手を送りました。

アイは感極まった様子で「こんなにもたくさんの人に愛されるテラスペクトを作り出せたこと、本当に嬉しいです！皆さん、ありがとうございます！」と、明るく、女の子らしくコメントしました。

ラヴィーは深く頭を下げて、AIらしい冷静さで、しかし感謝の心を込めて、「我々の創り出したものが、多くの人々に喜びや感動をもたらしていることを実感しています。この宇宙、そして皆様の中に、テラスペクトの精神が永遠に生き続けることを願っています」とコメントしました。

ヘリオン氏はアイとラヴィーの手を取り、三人で会場に向かって深々とお辞儀をし、夜の締めの言葉を述べた。「今宵、一緒に過ごしてくれた皆様、心より感謝申し上げます。明日のメインレセプションパーティーでも、皆様に更なる感動をお届けできるよう、私たちは努力し続けます。どうぞ、お休みくださいませ。」

そうして、グランサリアを代表する豪華なテラスペクトソワレ前夜祭は、星間の夜空とともに幕を閉じた。