その学園にご用心

マグロ

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第五章

18 流輝サイド

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今日の朝、白峰の隣に立っていた君。
初めて見る輝かしい美しさ。
君と話が出来る立場でよかった。

これ程までに会長でよかったと思った事はない。

名は神笠桜李。

たった1日なのに桜李と話をしているとどんどん君にのめり込んで行く。
それは僕だけじゃない。
桜李と出会った全ての人がそうなんじゃないかと思えるくらい周りは桜李をほっとかない。

噴水で遊んでいた桜李は本当に天使なんじゃないかと思うくらい美しかった。
太陽に反射されたキラキラと光る金髪に水飛沫がかかると尚更。

その水飛沫でさえ、水の妖精に見えて来る。
桜李に見惚れていると周りもだんだん集まって来た。
それに気付いた桜李。
恥ずかしそうにどこかへ駆けて行った。

それはもう2度と会えなくなるんじゃないかと思わせるように。
追いかけようとしたら高藤がどこかへ連れて行った。

あの時は本当に嫉妬で狂いそうになったものだ。
隣にいた白峰も桜李を呼んでいたが人が多すぎて聞こえていないみたいだった。

見付けた時は安堵のため息が出た。
当の本人はあっけらかんとしていて無意識に可愛い仕草をする。

そんな仕草をされたら誰だって許しちゃうだろう。

惚れた方が負け。

その言葉、今になってよく分かる。

僕は1日しか会っていない桜李に運命を感じたんだ。
もうその時点から負けが決まっていた。

先程、撮った桜李とのツーショット写真。
すぐに待ち受けにして飽きもせず、ずっとその写真を見ながら今日1日を振り返っていた。

携帯をしまい考える。

桜李、今日会った時から僕はもう君から離れられない。
この先ずっと君以上の人は現れないだろう。

だからね、僕は考えたんだ。
待っていてね。必ずまた再会するから。
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