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第五章
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「ただいまー」
声をかけた瞬間、奥の方からバタン!バタバタ!と走って来る音が聞こえた。
「桜李ー!!おかえり!!心配したんだよ!何もされてない?どっか触られた?もう誘拐されるんじゃないかと…」
マイルが体のあちこちを触りながら涙ぐみそう言った。
「大丈夫だよ!何もされてないし誘拐って何?」
笑いながら次は平常心で答えられた。
マイルにれい先輩からキスされた事がバレると絶対に厄介なのは目に見えてるし。
「向こうの学園の奴らどんな奴か知らないし桜李を見たら絶対に好きになる奴、出て来ると思うし誘拐して監禁なんて事もあるじゃん!!」
「そんな事ないって!まず僕達、高校生だよ?そんな大層な事、いくらお金持ちの学園だからってないない。でも、心配してくれてありがとう」
「桜李は全く分かってないんだからー」
マイルはブツブツ言いながら2人でリビングに戻った。
それからゆっくりしていると携帯が鳴った。
誰からだろ?と思って携帯を開くと雷先輩からだった。
今から会えないか聞かれて時間を見ると8時。
寮の門限は11時だからまだまだ時間はある。
だから大丈夫です。と送ったけどマイルに言うと着いてきそうだったからお互いの部屋に入ってからこっそり抜け出そうと思い、9時に会う約束をした。
マイルを何とか言いくるめて今日は1人で寝ると伝え、今日は朝から疲れたからもう寝るねーと自室に入った。
しばらくして隣のドアが閉まった音がして、そーっとドアを開けた。
マイルも自室に入ったようだ。
そのすきに部屋の鍵と携帯を持ち、そろりそろりと部屋を出た。
時計を見ると9時を少し過ぎた所だった。
慌てて雷先輩に今から向かうと連絡した。
雷先輩が指定して来た場所は1年寮と2年寮の間にある大きな温室。
ここは生徒会と風紀委員しか入れないらしくて日々、忙しい生徒会と風紀委員がゆっくり休憩出来るように作られたらしい。
夜はみんな自室があるからそこに行く人はあんまりいないんだって。
急いで温室に入ると沢山のお花に囲まれた真ん中にテーブルと椅子が置いてあり、そこに雷先輩が座っていた。
声をかけた瞬間、奥の方からバタン!バタバタ!と走って来る音が聞こえた。
「桜李ー!!おかえり!!心配したんだよ!何もされてない?どっか触られた?もう誘拐されるんじゃないかと…」
マイルが体のあちこちを触りながら涙ぐみそう言った。
「大丈夫だよ!何もされてないし誘拐って何?」
笑いながら次は平常心で答えられた。
マイルにれい先輩からキスされた事がバレると絶対に厄介なのは目に見えてるし。
「向こうの学園の奴らどんな奴か知らないし桜李を見たら絶対に好きになる奴、出て来ると思うし誘拐して監禁なんて事もあるじゃん!!」
「そんな事ないって!まず僕達、高校生だよ?そんな大層な事、いくらお金持ちの学園だからってないない。でも、心配してくれてありがとう」
「桜李は全く分かってないんだからー」
マイルはブツブツ言いながら2人でリビングに戻った。
それからゆっくりしていると携帯が鳴った。
誰からだろ?と思って携帯を開くと雷先輩からだった。
今から会えないか聞かれて時間を見ると8時。
寮の門限は11時だからまだまだ時間はある。
だから大丈夫です。と送ったけどマイルに言うと着いてきそうだったからお互いの部屋に入ってからこっそり抜け出そうと思い、9時に会う約束をした。
マイルを何とか言いくるめて今日は1人で寝ると伝え、今日は朝から疲れたからもう寝るねーと自室に入った。
しばらくして隣のドアが閉まった音がして、そーっとドアを開けた。
マイルも自室に入ったようだ。
そのすきに部屋の鍵と携帯を持ち、そろりそろりと部屋を出た。
時計を見ると9時を少し過ぎた所だった。
慌てて雷先輩に今から向かうと連絡した。
雷先輩が指定して来た場所は1年寮と2年寮の間にある大きな温室。
ここは生徒会と風紀委員しか入れないらしくて日々、忙しい生徒会と風紀委員がゆっくり休憩出来るように作られたらしい。
夜はみんな自室があるからそこに行く人はあんまりいないんだって。
急いで温室に入ると沢山のお花に囲まれた真ん中にテーブルと椅子が置いてあり、そこに雷先輩が座っていた。
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