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最終章後編
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次に入って来たのは灯夜だった。
「桜李体調はどう?」
「熱も昨日より下がったしもう大丈夫だよ」
「そっか。本当によかった!」
灯夜は心配気な顔から安心した顔になった。
「色々、心配かけてごめんね」
「全然!むしろもっと心配かけていいんだよ。あ、でもこうゆう心配は1回で充分かなー」
「アハハ。うん。今回だけにするね」
そうゆう話をして僕がいない間の学園について話をしてくれた。
みんなパニックになって騒然としていたらしい。
特にマイルは僕が倒れたって聞いて人が変わったように医務室で僕を探したらしい。
だいちゃんが必死で止めたらしいけど、マイルも結構ヤンデレっぽいねって言ってたけどヤンデレってなんだろう?
それから僕が救急車で運ばれた事を聞いてみんなで教室に戻ったらしいけどみんな全然元気がなかったんだって。
僕ってこんな時に言うのも不謹慎だけどみんなに愛されてるねって冗談で笑ったら、そうだよって返されて、そんな返事が返って来るなんて思ってなかったからアワアワしてしまった。
「本当に桜李はみんなから愛されてるんだよ。だから桜李に何かあったらみんな自分の命を投げ打ってでも助けようとするよ」
「え!?そこまでは流石にないでしょー」
「そこまでするくらいみんな桜李が好きってこと!だから、桜李もその事を忘れないで。考え事があるならいつでも相談に乗るし体調が少しでも悪いなって思ったら周りに言って欲しい」
「分かった。ありがとう。次からはそうさせてもらうね」
そう言うと灯夜はニコリと笑って頭を撫でて来た。
「ま、でも、桜李の元気そうな姿見れてよかった。今は体調を万全にしてまた学園で会おう」
そう言いながら大悟呼んで来るって言って出て行った。
「おうちゃん?」
大悟が顔だけドアから出して見て来た。
「だいちゃん!入らないの?」
「いや、入るー」
ニコニコ笑いながらいそいそと入って来た。
「だいちゃんも心配かけてごめんね」
「ぜーんぜんいいんだよー。話聞いた時はびっくりしたけどおうちゃん見たら安心したしー」
「灯夜に聞いたけどマイルの暴走を止めてくれたんでしょ?ありがとね」
「いいのいいのー。マイルさー、すごい必死でおうちゃん探しててー、本当におうちゃんの事が心配で心配で仕方ないって感じだったんだよねー」
「そうだったんだ…」
「俺さー、そこまで思える相手が今までいなくてさー、全く気付かなかったけどマイル見てたら気付いちゃったの。あぁ、俺もマイルみたいになれるなーって」
「どうゆうこと?」
全然意味が分かっていない僕にニコリと笑って
「好きな人が倒れたって聞いたらそりゃ、マイルみたいになるだろうなってことー」
「つまりだいちゃんは好きな人が倒れたって聞いたらマイルみたいに暴走しちゃうってこと?」
「そうゆうことー!今回は気付いたのがそこでだったからそうならなかったけど次があったら俺も暴走しちゃうかもー」
「そうなんだ!だいちゃん好きな人がいたんだね!僕の知ってる人?」
「おうちゃん全然分かってないー!てかてか、微妙に話噛み合ってないよー!」
アハハと笑うだいちゃんに慌てて謝る。
「俺も自覚したのが遅かったから、まあ、いいかー。俺の好きな人ね、おうちゃんのよーく知ってる人だよー。これから覚悟してね」
「う?うん…?」
ハテナマークの僕に、元気そうな姿見れたからもうこれで帰るね。また学園でねー。と手を振ってさっさと出て行ってしまった。
だいちゃんの言っている事がいまいち分からなかったがまた学園に戻ったら聞いてみればいっか。
そう思いながら外を見るともう外は暗くなっていた。
携帯を見れば煌から連絡が入っていた。
明日は煌、大和、龍君がお見舞いに来てくれるらしい。
今からもうみんなに会うのが楽しみだ。
早く明日になってみんなと話がしたいなー。と思いながら夜を過ごした。
「桜李体調はどう?」
「熱も昨日より下がったしもう大丈夫だよ」
「そっか。本当によかった!」
灯夜は心配気な顔から安心した顔になった。
「色々、心配かけてごめんね」
「全然!むしろもっと心配かけていいんだよ。あ、でもこうゆう心配は1回で充分かなー」
「アハハ。うん。今回だけにするね」
そうゆう話をして僕がいない間の学園について話をしてくれた。
みんなパニックになって騒然としていたらしい。
特にマイルは僕が倒れたって聞いて人が変わったように医務室で僕を探したらしい。
だいちゃんが必死で止めたらしいけど、マイルも結構ヤンデレっぽいねって言ってたけどヤンデレってなんだろう?
それから僕が救急車で運ばれた事を聞いてみんなで教室に戻ったらしいけどみんな全然元気がなかったんだって。
僕ってこんな時に言うのも不謹慎だけどみんなに愛されてるねって冗談で笑ったら、そうだよって返されて、そんな返事が返って来るなんて思ってなかったからアワアワしてしまった。
「本当に桜李はみんなから愛されてるんだよ。だから桜李に何かあったらみんな自分の命を投げ打ってでも助けようとするよ」
「え!?そこまでは流石にないでしょー」
「そこまでするくらいみんな桜李が好きってこと!だから、桜李もその事を忘れないで。考え事があるならいつでも相談に乗るし体調が少しでも悪いなって思ったら周りに言って欲しい」
「分かった。ありがとう。次からはそうさせてもらうね」
そう言うと灯夜はニコリと笑って頭を撫でて来た。
「ま、でも、桜李の元気そうな姿見れてよかった。今は体調を万全にしてまた学園で会おう」
そう言いながら大悟呼んで来るって言って出て行った。
「おうちゃん?」
大悟が顔だけドアから出して見て来た。
「だいちゃん!入らないの?」
「いや、入るー」
ニコニコ笑いながらいそいそと入って来た。
「だいちゃんも心配かけてごめんね」
「ぜーんぜんいいんだよー。話聞いた時はびっくりしたけどおうちゃん見たら安心したしー」
「灯夜に聞いたけどマイルの暴走を止めてくれたんでしょ?ありがとね」
「いいのいいのー。マイルさー、すごい必死でおうちゃん探しててー、本当におうちゃんの事が心配で心配で仕方ないって感じだったんだよねー」
「そうだったんだ…」
「俺さー、そこまで思える相手が今までいなくてさー、全く気付かなかったけどマイル見てたら気付いちゃったの。あぁ、俺もマイルみたいになれるなーって」
「どうゆうこと?」
全然意味が分かっていない僕にニコリと笑って
「好きな人が倒れたって聞いたらそりゃ、マイルみたいになるだろうなってことー」
「つまりだいちゃんは好きな人が倒れたって聞いたらマイルみたいに暴走しちゃうってこと?」
「そうゆうことー!今回は気付いたのがそこでだったからそうならなかったけど次があったら俺も暴走しちゃうかもー」
「そうなんだ!だいちゃん好きな人がいたんだね!僕の知ってる人?」
「おうちゃん全然分かってないー!てかてか、微妙に話噛み合ってないよー!」
アハハと笑うだいちゃんに慌てて謝る。
「俺も自覚したのが遅かったから、まあ、いいかー。俺の好きな人ね、おうちゃんのよーく知ってる人だよー。これから覚悟してね」
「う?うん…?」
ハテナマークの僕に、元気そうな姿見れたからもうこれで帰るね。また学園でねー。と手を振ってさっさと出て行ってしまった。
だいちゃんの言っている事がいまいち分からなかったがまた学園に戻ったら聞いてみればいっか。
そう思いながら外を見るともう外は暗くなっていた。
携帯を見れば煌から連絡が入っていた。
明日は煌、大和、龍君がお見舞いに来てくれるらしい。
今からもうみんなに会うのが楽しみだ。
早く明日になってみんなと話がしたいなー。と思いながら夜を過ごした。
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