31 / 55
第一章
31 カインサイド ※少し内容を変更しました。
しおりを挟む
ジークが付いてくれていたみたいでルルは相変わらず荒い息をし寝たままだった。
「なぁ…」
ジークが話し掛けて来た。
「なんだ」
「ルルは…これからどうなると思う?」
「今、分かる事はルルの存在がバレた事。しかも、隣国にもだ。これからより大騒動になるだろうな。その時は…力を貸してほしい」
「…分かった。俺が力になれることは何でもしよう」
「感謝する」
そう言うとジークは第二騎士団の部下達に指示をする為にまた来ると言って出て行った。
ルルの額にかかった汗ばんだ前髪を退かすように撫でる。
こんな形でルルを世間に知らしめてしまった。
これからルルを求める者が後を立たないだろう。
だが、俺がルルの契約者である限りルルを守ると改めて誓う。
ルルの額に唇を落とし、側に置いてあった濡れタオルをルルの額に置いた。
「ルル…羽を傷付けてまで守ってくれてありがとう。俺も全力でお前を守るからな」
そう言って一度、第一騎士団に指示を出すべくテントを出た。
「なぁ…」
ジークが話し掛けて来た。
「なんだ」
「ルルは…これからどうなると思う?」
「今、分かる事はルルの存在がバレた事。しかも、隣国にもだ。これからより大騒動になるだろうな。その時は…力を貸してほしい」
「…分かった。俺が力になれることは何でもしよう」
「感謝する」
そう言うとジークは第二騎士団の部下達に指示をする為にまた来ると言って出て行った。
ルルの額にかかった汗ばんだ前髪を退かすように撫でる。
こんな形でルルを世間に知らしめてしまった。
これからルルを求める者が後を立たないだろう。
だが、俺がルルの契約者である限りルルを守ると改めて誓う。
ルルの額に唇を落とし、側に置いてあった濡れタオルをルルの額に置いた。
「ルル…羽を傷付けてまで守ってくれてありがとう。俺も全力でお前を守るからな」
そう言って一度、第一騎士団に指示を出すべくテントを出た。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
247
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる