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第一章
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そんなこんなでカインに連れられ湖に来た。
嬉しすぎて着いた瞬間に羽を広げてしまう。
バサバサと羽を動かせば鳥達が鳴いた。
フフフッと笑えばカインに頭を撫でられた。
「ルル、俺は向こうで誰も来ないように見張っとくから思う存分、水浴びして来ていいぞ」
「分かった。ありがとう」
と返事をして早速、服を脱いで湖に入った。
水を片手で掬い、上から腕をつたって落としてみたり両手で掬っては上に投げて水玉を浴びた。
それからバシャーンッと力を抜いて仰向けで浮かび、空を見た。
気持ちいい…
ガイル達は今、何してるんだろう。
帰ったらクパの実を食べたお話をしなきゃ!
そう思いながら目を瞑った。
すると微かにキュイーと小さな鳥達とはまた違う鳴き声が聞こえた。
そちらに目を向けると一際、目立つ大きな鳥が羽をたたみこちらをジッと見つめていた。
(…ワシ?)
そのワシは動かずに黄色い眼を逸らすことなくずっと僕を見ている。
他の小さい鳥とは違い僕達、神獣と同じような理性があるように思えた。
「こんにちは」
ニコッと笑って声をかけたら「キュイー」とまた小さく鳴いて飛び立ってしまった。
残念。お話が出来るならしてみたかったな。
と思いながらしばらく水浴びをしてからカインに呼ばれて湖を出た。
嬉しすぎて着いた瞬間に羽を広げてしまう。
バサバサと羽を動かせば鳥達が鳴いた。
フフフッと笑えばカインに頭を撫でられた。
「ルル、俺は向こうで誰も来ないように見張っとくから思う存分、水浴びして来ていいぞ」
「分かった。ありがとう」
と返事をして早速、服を脱いで湖に入った。
水を片手で掬い、上から腕をつたって落としてみたり両手で掬っては上に投げて水玉を浴びた。
それからバシャーンッと力を抜いて仰向けで浮かび、空を見た。
気持ちいい…
ガイル達は今、何してるんだろう。
帰ったらクパの実を食べたお話をしなきゃ!
そう思いながら目を瞑った。
すると微かにキュイーと小さな鳥達とはまた違う鳴き声が聞こえた。
そちらに目を向けると一際、目立つ大きな鳥が羽をたたみこちらをジッと見つめていた。
(…ワシ?)
そのワシは動かずに黄色い眼を逸らすことなくずっと僕を見ている。
他の小さい鳥とは違い僕達、神獣と同じような理性があるように思えた。
「こんにちは」
ニコッと笑って声をかけたら「キュイー」とまた小さく鳴いて飛び立ってしまった。
残念。お話が出来るならしてみたかったな。
と思いながらしばらく水浴びをしてからカインに呼ばれて湖を出た。
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