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ビッチ(処女)、騎士様に救われる
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「んふっ! 女にフラれてやんの、マジ笑える。他人の不幸たまんねーわ」
喧騒に包まれた酒場に、俺の下品な笑い声が混ざり合う。足元で赤ちゃん使い魔もアヒャアヒャ笑っててご機嫌だ。俺もいい気分だから、お菓子とジュースを頼んでやろう。ネイサンからもらった馬のおもちゃもあり、クソ赤ちゃんはグズることなく酒場を楽しんでいる。
隣に座る勇者は、結構酔いが回っているのかよく喋る。魔王城で見た時とは大違いだ。
「そんなに笑うなよ。ひでぇビッチだな」
「うるせぇクソ勇者。お前をフッた女魔法使いの方がビッチすぎんだろ」
「それなら、魔王四天王にいた女の方がビッチくせぇだろ。ほら、蛇使いの」
四天王の女……頭に浮かんだのは一人だけだった。俺より先にネイサンが応える。
「あぁ、アビゲイル様ですね?」
「そうそう! あの褐色熟女! あいつの方がビッチじゃん、どう見ても全裸みてぇな格好でさぁ! 目のやり場困ったから尻見まくってやったわ」
「そこは乳見とけよ」
「俺は乳より尻派なの」
おめぇの好みなんてどうでもいいわ。ジョッキを傾けて中身を呷りながら、褐色熟女ことアビゲイルを思い出した。
彼女は魔王四天王の一人だ。炎や冷気といった属性を持つ蛇を巧みに操り、魔法と組み合わせて戦う変幻自在の手練れだ。
美しく妖艶な風貌と高圧的な言動は、その手の性癖を持つ男にはたまらないだろう。ま、可愛さなら俺が一番だけど。
ふと、ネイサンと目が合う。皿を洗いながら何か思うことがあるらしい眼差しを俺に向けていた。分かる、分かるぞ、ネイサン。仮にもアシュリー様はお前の上司だったからな。
「あー……クソ勇者。そのアビゲイルについてなんだけどさ」
「おい、クソとか言うのやめろや」
「てめぇはそのくらいがお似合いだ。まぁそれはいい。とにかくアビゲイルだ。あいつのことなんだけど……」
ちょっと言葉を選ぶ。酒を呷り喉を潤し、ようやく紡いだ。
「彼女、人妻だぞ」
一瞬、勇者の動きが止まる。文字通り目を丸くしていた。
「は? え? 人妻?」
「そう。人妻。東方火山のボスの奥さん」
「あいつぅ!? 俺が退治したアレの!?」
「そうだよ。アレの奥さんで、妊娠してしばらく産休育休取ってたんだよ。でもお前が旦那を退治したせいで、幼いお子さん預けて復帰したんだよ」
「マジかよ……ってことは俺、未亡人にしちまったってこと?」
「いえ、火山の旦那は生きてますよ。仕事できないくらいの怪我でしたので、休んでましたがね」
ネイサンが思い出しながら返した。確か労災下りてたと思う、あの旦那は。
俺と勇者はぐびぐびと酒を呷り、次の酒をネイサンに頼む。仕事のできる獣人はすぐに酒を出してきた。
「魔王軍崩壊してからは、お子さんを実家の両親に預けて人間界でパート掛け持ちしてるみたいだけどな。てめぇのせいで」
「やめろよ、その言い方! でもあんな高飛車熟女に普通の仕事なんてできんのかよ」
「アビゲイル様が高圧的なのは演技ですよ。普段はとても穏やかな方です。仕事の合間にお子さんの服を縫ってましたねぇ」
アビゲイルの子供は、魔王軍があった頃は俺が預かっていた。普段から赤ちゃん使い魔を引き連れているから、一人増えたところで変わらない。定時になり彼女が迎えに来ると「アシュリーくん、いつも悪いわね。魔界保育園に落ちなければ、あなたに苦労させることなかったのに……」といつも申し訳なさそうに頭を下げていた。
あの人妻、元気にしてっかなぁ。
「マジかよーマジかよー、魔王軍すげぇわぁ」
クソ勇者は酔いが回っているようだ。俺より飲んでいるから当然だろう。足元の赤ちゃん使い魔が他の客の持ち物を触り出したので、慌てて連れ戻して客に頭を下げる。
「ところでアシュリー様。今は騎士団長のところにいるんですよね? 何をなさっているんですか?」
ネイサンの質問に俺は上手く答えられなかった。
寝て、食って、ダラダラしてます……とは言えない。一生懸命働いている部下にそんなこと言えるか。
「まあ、居候してるだけっつーか……」
「居候ですか? アシュリー様が?」
「おぅいおいおいおいおい! あのイケメン騎士様ンとこにいんのかよ! 飼い猫にゃんにゃん、しっぽりにゃんにゃんかぁ?」
勇者は完全にタチの悪い飲み屋の客に成り下がっていた。勝手に肩組むな。うぜぇ。
「騎士様に可愛がってもらってんのかぁ? お盛んですなぁ」
「そういうことはしてねーし。っつーか勇者うぜぇ。太もも触んな」
肘で顔面突いても痛がる様子がない。酒のせいだろう。俺の太ももを撫で回し、ニタニタといやらしい笑みを浮かべている。赤ちゃん使い魔はいつの間にかどっか行ってるし、これヤバくね?ネイサンも困ってる。
ふと勇者が、俺の顔をじいっと覗き込んだ。
「お前、結構可愛いな」
「は? 俺はかなり可愛いし」
「もうさぁ、この際お前でもいいわ。可愛けりゃそれでいいわ」
太ももをなぞる手が、内腿に侵入する。ふざけんな、クソ勇者。
手を掴まれ引き寄せられる。酔っ払いのくせに力が強い……いや、酔っているから強いのかもしれない。
「ほーら、勇者様としっぽりにゃんにゃんしようぜぇ?」
「ヤだヤだ! 離せ!」
「嫌よ嫌よも好きのうちってな」
「ヴぁぁああッかじゃねーの!?」
抱き締められ、耳に顔が近付く。「んふぅ! ふふぅん! フゥン!」と勇者の鼻息が荒い。冗談抜きで本当にきめぇ。
ネイサンが何か言って勇者を止めようとしてるが、俺にはあまり聞こえない。ヤバい、泣きそうだ。頭にあの騎士様の姿が浮かぶ。
助けて……セオドア!
「アシュリー! 私が来たぞ!」
本当に来た。騎士様マジで来た、酒場にやって来た。多分、徒歩で。ってかなんだよ「私が来たぞ」って。
平服のセオドアは豪奢な金髪を惜し気もなく晒し、突然の場違いな来訪者にざわつく店内に歩を進めた。
俺にくっつく勇者の手首を掴み、美しい顔に笑みを浮かべる。
「これはこれは、勇者殿。こんなところにいたのですか」
「セ、セオドア殿……宴に行ってたんじゃ……」
「殿下が酔ってしまわれて、ワインをラッパ飲みし始めたので早々にお開きになりました」
殿下、酒癖わりーな。
「この可愛い人は私のなのです。無礼な振る舞いは慎んでいただきたい」
店の扉から赤ちゃん使い魔がアキャアキャ言いながら入ってきた。いつの間にか姿が見えなくなっていたが、こいつがセオドアを呼びに行ってくれたらしい。
セオドアが俺の体を抱き上げる。顔が近い。
「アシュリー、可愛い君が無事で何よりだ。さあ、屋敷に帰ろう。しっかり君の体を清めなければ……」
それってまさか、噂のお清めセッ……いやいやまだ心の準備が!
というか、ん゛ん゛う……顔が良いぃっ!こいつマジで顔が良いっ!
無意識のうちにセオドアの体に頭を預けてしまった。俺も酔いが回っている。
「はひ……っ、お清めしちゃってぇ……っ」
「ははは、酔った君も愛らしい。今夜は私が頭を洗ってあげよう」
俺をお姫様みたいに抱っこしたまま、セオドアは店を出た。颯爽と登場しクズ勇者から俺を救ってくれたセオドアは、まさに理想の騎士様だ。
その天然っぷりを除けば。
喧騒に包まれた酒場に、俺の下品な笑い声が混ざり合う。足元で赤ちゃん使い魔もアヒャアヒャ笑っててご機嫌だ。俺もいい気分だから、お菓子とジュースを頼んでやろう。ネイサンからもらった馬のおもちゃもあり、クソ赤ちゃんはグズることなく酒場を楽しんでいる。
隣に座る勇者は、結構酔いが回っているのかよく喋る。魔王城で見た時とは大違いだ。
「そんなに笑うなよ。ひでぇビッチだな」
「うるせぇクソ勇者。お前をフッた女魔法使いの方がビッチすぎんだろ」
「それなら、魔王四天王にいた女の方がビッチくせぇだろ。ほら、蛇使いの」
四天王の女……頭に浮かんだのは一人だけだった。俺より先にネイサンが応える。
「あぁ、アビゲイル様ですね?」
「そうそう! あの褐色熟女! あいつの方がビッチじゃん、どう見ても全裸みてぇな格好でさぁ! 目のやり場困ったから尻見まくってやったわ」
「そこは乳見とけよ」
「俺は乳より尻派なの」
おめぇの好みなんてどうでもいいわ。ジョッキを傾けて中身を呷りながら、褐色熟女ことアビゲイルを思い出した。
彼女は魔王四天王の一人だ。炎や冷気といった属性を持つ蛇を巧みに操り、魔法と組み合わせて戦う変幻自在の手練れだ。
美しく妖艶な風貌と高圧的な言動は、その手の性癖を持つ男にはたまらないだろう。ま、可愛さなら俺が一番だけど。
ふと、ネイサンと目が合う。皿を洗いながら何か思うことがあるらしい眼差しを俺に向けていた。分かる、分かるぞ、ネイサン。仮にもアシュリー様はお前の上司だったからな。
「あー……クソ勇者。そのアビゲイルについてなんだけどさ」
「おい、クソとか言うのやめろや」
「てめぇはそのくらいがお似合いだ。まぁそれはいい。とにかくアビゲイルだ。あいつのことなんだけど……」
ちょっと言葉を選ぶ。酒を呷り喉を潤し、ようやく紡いだ。
「彼女、人妻だぞ」
一瞬、勇者の動きが止まる。文字通り目を丸くしていた。
「は? え? 人妻?」
「そう。人妻。東方火山のボスの奥さん」
「あいつぅ!? 俺が退治したアレの!?」
「そうだよ。アレの奥さんで、妊娠してしばらく産休育休取ってたんだよ。でもお前が旦那を退治したせいで、幼いお子さん預けて復帰したんだよ」
「マジかよ……ってことは俺、未亡人にしちまったってこと?」
「いえ、火山の旦那は生きてますよ。仕事できないくらいの怪我でしたので、休んでましたがね」
ネイサンが思い出しながら返した。確か労災下りてたと思う、あの旦那は。
俺と勇者はぐびぐびと酒を呷り、次の酒をネイサンに頼む。仕事のできる獣人はすぐに酒を出してきた。
「魔王軍崩壊してからは、お子さんを実家の両親に預けて人間界でパート掛け持ちしてるみたいだけどな。てめぇのせいで」
「やめろよ、その言い方! でもあんな高飛車熟女に普通の仕事なんてできんのかよ」
「アビゲイル様が高圧的なのは演技ですよ。普段はとても穏やかな方です。仕事の合間にお子さんの服を縫ってましたねぇ」
アビゲイルの子供は、魔王軍があった頃は俺が預かっていた。普段から赤ちゃん使い魔を引き連れているから、一人増えたところで変わらない。定時になり彼女が迎えに来ると「アシュリーくん、いつも悪いわね。魔界保育園に落ちなければ、あなたに苦労させることなかったのに……」といつも申し訳なさそうに頭を下げていた。
あの人妻、元気にしてっかなぁ。
「マジかよーマジかよー、魔王軍すげぇわぁ」
クソ勇者は酔いが回っているようだ。俺より飲んでいるから当然だろう。足元の赤ちゃん使い魔が他の客の持ち物を触り出したので、慌てて連れ戻して客に頭を下げる。
「ところでアシュリー様。今は騎士団長のところにいるんですよね? 何をなさっているんですか?」
ネイサンの質問に俺は上手く答えられなかった。
寝て、食って、ダラダラしてます……とは言えない。一生懸命働いている部下にそんなこと言えるか。
「まあ、居候してるだけっつーか……」
「居候ですか? アシュリー様が?」
「おぅいおいおいおいおい! あのイケメン騎士様ンとこにいんのかよ! 飼い猫にゃんにゃん、しっぽりにゃんにゃんかぁ?」
勇者は完全にタチの悪い飲み屋の客に成り下がっていた。勝手に肩組むな。うぜぇ。
「騎士様に可愛がってもらってんのかぁ? お盛んですなぁ」
「そういうことはしてねーし。っつーか勇者うぜぇ。太もも触んな」
肘で顔面突いても痛がる様子がない。酒のせいだろう。俺の太ももを撫で回し、ニタニタといやらしい笑みを浮かべている。赤ちゃん使い魔はいつの間にかどっか行ってるし、これヤバくね?ネイサンも困ってる。
ふと勇者が、俺の顔をじいっと覗き込んだ。
「お前、結構可愛いな」
「は? 俺はかなり可愛いし」
「もうさぁ、この際お前でもいいわ。可愛けりゃそれでいいわ」
太ももをなぞる手が、内腿に侵入する。ふざけんな、クソ勇者。
手を掴まれ引き寄せられる。酔っ払いのくせに力が強い……いや、酔っているから強いのかもしれない。
「ほーら、勇者様としっぽりにゃんにゃんしようぜぇ?」
「ヤだヤだ! 離せ!」
「嫌よ嫌よも好きのうちってな」
「ヴぁぁああッかじゃねーの!?」
抱き締められ、耳に顔が近付く。「んふぅ! ふふぅん! フゥン!」と勇者の鼻息が荒い。冗談抜きで本当にきめぇ。
ネイサンが何か言って勇者を止めようとしてるが、俺にはあまり聞こえない。ヤバい、泣きそうだ。頭にあの騎士様の姿が浮かぶ。
助けて……セオドア!
「アシュリー! 私が来たぞ!」
本当に来た。騎士様マジで来た、酒場にやって来た。多分、徒歩で。ってかなんだよ「私が来たぞ」って。
平服のセオドアは豪奢な金髪を惜し気もなく晒し、突然の場違いな来訪者にざわつく店内に歩を進めた。
俺にくっつく勇者の手首を掴み、美しい顔に笑みを浮かべる。
「これはこれは、勇者殿。こんなところにいたのですか」
「セ、セオドア殿……宴に行ってたんじゃ……」
「殿下が酔ってしまわれて、ワインをラッパ飲みし始めたので早々にお開きになりました」
殿下、酒癖わりーな。
「この可愛い人は私のなのです。無礼な振る舞いは慎んでいただきたい」
店の扉から赤ちゃん使い魔がアキャアキャ言いながら入ってきた。いつの間にか姿が見えなくなっていたが、こいつがセオドアを呼びに行ってくれたらしい。
セオドアが俺の体を抱き上げる。顔が近い。
「アシュリー、可愛い君が無事で何よりだ。さあ、屋敷に帰ろう。しっかり君の体を清めなければ……」
それってまさか、噂のお清めセッ……いやいやまだ心の準備が!
というか、ん゛ん゛う……顔が良いぃっ!こいつマジで顔が良いっ!
無意識のうちにセオドアの体に頭を預けてしまった。俺も酔いが回っている。
「はひ……っ、お清めしちゃってぇ……っ」
「ははは、酔った君も愛らしい。今夜は私が頭を洗ってあげよう」
俺をお姫様みたいに抱っこしたまま、セオドアは店を出た。颯爽と登場しクズ勇者から俺を救ってくれたセオドアは、まさに理想の騎士様だ。
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