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22 公爵夫人の仕事
「ライラです、奥様。宜しくお願い致します」
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
イーライに屋敷や使用人の管理がしたいと告げた次の日、一人の女性を紹介された。ライラはアカリエル公爵家の家門である子爵家の令嬢らしいが、きりっとした瞳が綺麗な美人さんである。
普段はイーライの補佐的な仕事を任されていて、その中に屋敷や使用人の管理も入っている、ということらしい。また、アカリエル領の街にあるアカリエル領政務館へも、政務が繁忙期には通っているとのことだった。
さすがに夫人としての仕事を教えてもらうのに、お仕着せはだめだろうと、この日は、一番落ち着いた色のドレスを着た。できるだけ、この服を含む数着だけドレスは着て、離縁時に他は返そうと思う。
ライラは、予算や管理の仕方、考え方などを丁寧に教えてくれる。
バリー家はお金がなかったから、家庭教師から勉強を教わることはなかったし、学校に通ったりもしていないが、幸い、私は現世では字はかけるし数字だって読める。まったく仕事をしない兄の代わりに、バリー家の執事が領の仕事をするのを、私がベッドの住人になる寸前まで手伝っていたこともある。あとは前世の知識があるから、教えてもらいさえすれば、私にだってできると思うのだ。
ライラに教わり始めて、私は毎日管理の仕方を実践を交えて勉強した。思っていたより、計算することが多いけれど、なんとかなりそうだ。
管理の勉強の合間に、ライラとお茶の時間を過ごす。
「奥様は吸収が早くてすばらしいですね。やったことがないとおっしゃられていたので、正直、こんなに早く上達されるとは思いませんでした」
最初に私が、これまで管理はやったことがない、家庭教師も雇っていなかった、と言った時に、ライラは微妙な表情をしていた。きっと先が思いやられる、と不安だったのだろう。
前世では兄に負けたくない、と勉強は必死にやっていたし、成績も良い方だったと思う。だからやり方が分かった今は、私にも管理ができそう、という自信はあった。
「ライラの教え方が上手だからよ。質問には全部答えてくれるし、ありがたいわ」
ライラは頭の回転が速い。時々、質問を先回りして答えてくれる時さえある。
「ここで働き始めて、どれくらいになるの?」
「五年くらいでしょうか。いずれは、どこかで執事の仕事ができたらよいな、と思っています」
「執事?」
「本当は、執事よりも、帝都の宮殿で文官をしたのですが、文官はテイラー学園に通っていないと、女性では狭き門で」
ライラは私と同じように、学校に行っていなくて、家庭教師もいなかったらしい。きっと血のにじむ努力をして、アカリエル家で働けるまでになったのだろう。
「でも……本当の本当は、領地経営をしたいのです」
ライラの実家も小さいけれど領地持ちで、ライラは五人姉弟の四女らしい。ライラは昔から頭がよく、自主勉強もしていたので、ライラが家の跡取りになる可能性があったのだとか。ところが、弟が生まれ、必然的に後継者は弟となった。そうなると、どこかの貴族の子息と結婚しなければ、という話になったらしいが、それは嫌だったらしい。だから、自ら外に出て、アカリエル家で働き始めたのだ。自立している女性って、素敵だ。自分の力で立っているからか、ライラは堂々としていて、私もライラのようになれたらと思う。
一ヶ月ほど、ライラに教えてもらいながら、管理をして、なんとか自分一人でもできそうだと判断した頃、ライラが言った。
「政務館の方から要請があったので、私は十日ほど政務館に行くことになりました」
政務館とは、帝国ではアカリエル領にしかない建物らしい。領の政務は、基本は領主の屋敷で行うものだが、アカリエル邸は治安の悪い場所にあり、部下が行き来するのに向いていない。そこで、アカリエルの街中に政務館として屋敷があり、普段はそこで政務が行われるのだとか。
夫ルークは西部騎士団と政務館にばかりいると聞いていたが、それはそうだろうな、と納得した。
「それって、わたくしも行くことはできる? できれば、ライラがやる仕事も体験できたらと思うのだけれど。もちろん、戦力になるよう頑張るわ」
夫人としての管理の仕事はここ数日に片付けた仕事で、十日程度なら持つだろう。政務館での仕事も覚えられるなら覚えられれば、今後に役に立つ気がする。
「大丈夫だと思います。今、あちらは地獄の忙しさだと思うので、猫の手も借りたいはずなので。……ただ、面倒な奴がいるので、そいつには見つからないほうがいいとは思いますが」
「面倒?」
「……会えば分かります」
見つからないほうがいい、と言いながら、会う前提なのだろうか。
結局、私も連れて行ってもらう、ということになり、イーライにそのことを伝えると、イーライから政務館へ行っていいとすぐに返事が来た。いつもであれば、イーライから夫ルークに許可を得てもらうところだが、今はルークが帝都に行っていないため、イーライの独断かもしれない。
そして、次の日、政務館に行くために、ライラと馬車に乗り込もうとしたところ、知った顔を見かけた。
「アダムさん、お久しぶりですね」
「アリーさん?」
アダムは街まで行き来する際の護衛として、騎士団からやってきたらしい。そのアダムは、私をじっと見つめ、怪訝そうに口を開いた。
「アリーさん、その恰好は?」
「……? 変かしら? 落ち着きのある色のドレスを選んだのだけれど」
今日は公爵夫人として行くので、恰好はお仕着せではなくドレスだ。
「いえ、大変似合っていて美しいです。ですが、その恰好は……まるで公爵夫人とでもいいますか……」
そういえば、アダムとはお仕着せ姿でしか、会ったことがないのだった。どうしよう、言ってもいいだろうか、と見送りのために出ていたイーライに顔を向けた。すると、イーライは頷いて口を開いた。
「騎士団では他言無用にしていただきたいのですが、アリーさんは奥様なんですよ」
「……アリーさんは奥様」
「アダムさん、アリーとして厨房ではお世話になりました。今後はアリスとして宜しくお願いしますね」
少し呆然としたままのアダムに笑みを向け、私はライラと共に馬車に乗り込むのだった。
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
イーライに屋敷や使用人の管理がしたいと告げた次の日、一人の女性を紹介された。ライラはアカリエル公爵家の家門である子爵家の令嬢らしいが、きりっとした瞳が綺麗な美人さんである。
普段はイーライの補佐的な仕事を任されていて、その中に屋敷や使用人の管理も入っている、ということらしい。また、アカリエル領の街にあるアカリエル領政務館へも、政務が繁忙期には通っているとのことだった。
さすがに夫人としての仕事を教えてもらうのに、お仕着せはだめだろうと、この日は、一番落ち着いた色のドレスを着た。できるだけ、この服を含む数着だけドレスは着て、離縁時に他は返そうと思う。
ライラは、予算や管理の仕方、考え方などを丁寧に教えてくれる。
バリー家はお金がなかったから、家庭教師から勉強を教わることはなかったし、学校に通ったりもしていないが、幸い、私は現世では字はかけるし数字だって読める。まったく仕事をしない兄の代わりに、バリー家の執事が領の仕事をするのを、私がベッドの住人になる寸前まで手伝っていたこともある。あとは前世の知識があるから、教えてもらいさえすれば、私にだってできると思うのだ。
ライラに教わり始めて、私は毎日管理の仕方を実践を交えて勉強した。思っていたより、計算することが多いけれど、なんとかなりそうだ。
管理の勉強の合間に、ライラとお茶の時間を過ごす。
「奥様は吸収が早くてすばらしいですね。やったことがないとおっしゃられていたので、正直、こんなに早く上達されるとは思いませんでした」
最初に私が、これまで管理はやったことがない、家庭教師も雇っていなかった、と言った時に、ライラは微妙な表情をしていた。きっと先が思いやられる、と不安だったのだろう。
前世では兄に負けたくない、と勉強は必死にやっていたし、成績も良い方だったと思う。だからやり方が分かった今は、私にも管理ができそう、という自信はあった。
「ライラの教え方が上手だからよ。質問には全部答えてくれるし、ありがたいわ」
ライラは頭の回転が速い。時々、質問を先回りして答えてくれる時さえある。
「ここで働き始めて、どれくらいになるの?」
「五年くらいでしょうか。いずれは、どこかで執事の仕事ができたらよいな、と思っています」
「執事?」
「本当は、執事よりも、帝都の宮殿で文官をしたのですが、文官はテイラー学園に通っていないと、女性では狭き門で」
ライラは私と同じように、学校に行っていなくて、家庭教師もいなかったらしい。きっと血のにじむ努力をして、アカリエル家で働けるまでになったのだろう。
「でも……本当の本当は、領地経営をしたいのです」
ライラの実家も小さいけれど領地持ちで、ライラは五人姉弟の四女らしい。ライラは昔から頭がよく、自主勉強もしていたので、ライラが家の跡取りになる可能性があったのだとか。ところが、弟が生まれ、必然的に後継者は弟となった。そうなると、どこかの貴族の子息と結婚しなければ、という話になったらしいが、それは嫌だったらしい。だから、自ら外に出て、アカリエル家で働き始めたのだ。自立している女性って、素敵だ。自分の力で立っているからか、ライラは堂々としていて、私もライラのようになれたらと思う。
一ヶ月ほど、ライラに教えてもらいながら、管理をして、なんとか自分一人でもできそうだと判断した頃、ライラが言った。
「政務館の方から要請があったので、私は十日ほど政務館に行くことになりました」
政務館とは、帝国ではアカリエル領にしかない建物らしい。領の政務は、基本は領主の屋敷で行うものだが、アカリエル邸は治安の悪い場所にあり、部下が行き来するのに向いていない。そこで、アカリエルの街中に政務館として屋敷があり、普段はそこで政務が行われるのだとか。
夫ルークは西部騎士団と政務館にばかりいると聞いていたが、それはそうだろうな、と納得した。
「それって、わたくしも行くことはできる? できれば、ライラがやる仕事も体験できたらと思うのだけれど。もちろん、戦力になるよう頑張るわ」
夫人としての管理の仕事はここ数日に片付けた仕事で、十日程度なら持つだろう。政務館での仕事も覚えられるなら覚えられれば、今後に役に立つ気がする。
「大丈夫だと思います。今、あちらは地獄の忙しさだと思うので、猫の手も借りたいはずなので。……ただ、面倒な奴がいるので、そいつには見つからないほうがいいとは思いますが」
「面倒?」
「……会えば分かります」
見つからないほうがいい、と言いながら、会う前提なのだろうか。
結局、私も連れて行ってもらう、ということになり、イーライにそのことを伝えると、イーライから政務館へ行っていいとすぐに返事が来た。いつもであれば、イーライから夫ルークに許可を得てもらうところだが、今はルークが帝都に行っていないため、イーライの独断かもしれない。
そして、次の日、政務館に行くために、ライラと馬車に乗り込もうとしたところ、知った顔を見かけた。
「アダムさん、お久しぶりですね」
「アリーさん?」
アダムは街まで行き来する際の護衛として、騎士団からやってきたらしい。そのアダムは、私をじっと見つめ、怪訝そうに口を開いた。
「アリーさん、その恰好は?」
「……? 変かしら? 落ち着きのある色のドレスを選んだのだけれど」
今日は公爵夫人として行くので、恰好はお仕着せではなくドレスだ。
「いえ、大変似合っていて美しいです。ですが、その恰好は……まるで公爵夫人とでもいいますか……」
そういえば、アダムとはお仕着せ姿でしか、会ったことがないのだった。どうしよう、言ってもいいだろうか、と見送りのために出ていたイーライに顔を向けた。すると、イーライは頷いて口を開いた。
「騎士団では他言無用にしていただきたいのですが、アリーさんは奥様なんですよ」
「……アリーさんは奥様」
「アダムさん、アリーとして厨房ではお世話になりました。今後はアリスとして宜しくお願いしますね」
少し呆然としたままのアダムに笑みを向け、私はライラと共に馬車に乗り込むのだった。
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