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ごめんあそばせ
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全てが上手くいっていると言わんばかりにたか笑うマルシュス公爵。だが、子息のフィリップは父親とは逆に、何処か思い詰めた表情をしている。
「ち、父上、流石に、ここまでは、や、やり過ぎです」
「五月蝿い、お前は黙っていろ」
「私は、出来たら穏便にロザリア様を嫁に迎えればそれでいいのです」
「黙れと言っている。それに、ロザリア嬢を此処まで連れて来たお前が何が穏便だ」
「確かに、そうかもしれませんが・・・・・ですが、それは全て父上が私に指示した事です、父上も少し脅かして嫁に来てくれる様に説得してくれると言っていたではありませんか、」
弱々しくも父親に物申すフィリップに、マルシュス公爵は苛立ちを露わにし、
「黙れ!!!!」
ドガ!!
息子を思いっきり殴り飛ばした。
「がぁ!?」
予想だにしていなかったのか、フィリップの体は埃っぽい思いっきり床に倒れ込んだ。
「ち、父上・・・・・??」
「お前は父親の言う事を聞いていればいいのだ!!従順な駒が今更儂に楯突くな!!」
「こ、駒??、え、父上?」
いきなりの父親の駒発言に、フィリップは目を見開き動揺した。
だが、マルシュス公爵はそんな息子を見下し、鋭い目で睨み付ける。
「儂の言う事が聞けないのならば、お前は黙ってそこで見ていろ」
「ち、父上」
「これ以上、父親に逆らえばどうなるか・・・・・・もう忘れたのか?」
低いマルシュス公爵の言葉にフィリップはビクリと身体を大きく震わせた。
「も、申し訳ありません、父上・・・・」
顔を伏せ小さな謝罪の言葉を言う。
視線を上に上げると、手下の男2人も青い顔をしている。
なるほど。これは日常的に恐怖政治が行われているな・・・・・。
家の権力を振り翳し、領民や使用人を完全なる格下として扱う貴族は一定多数存在する。
それは、時として、血を分けた家族にさえ例外では無い。
元夫のファーガスがいい例えだろう。
怯えたように、体を小さくして固まるフィリップや顔を青くさせる手下の男達を見る限り、常日頃から理不尽な言動を受けているのだろう。
「ふん、無駄な時間を取らせおって」
「あら、もう宜しいのですの?」
床に倒れるフィリップを気に止める素振りもソファに押し付けられているロザリアに近づくマルシュス公爵。
そして、
ガッ
「ッッ、・・・・・」
ロザリアの顎を強引に掴み自分の方へ向かせる。
「この状況陥ってもなお、その態度を崩さないとは。本当に肝が太いのか、それともこの状況に理解力が追いついていないのか」
「どんな状況でも自分を見失ってはいけない、と言うのが我が家の家訓ですので。私がか弱く震えて、許しを乞う姿を期待したのであれば、ごめんあそばせ」
無理矢理顔を向けさせられながらも無邪気な笑顔を浮かべるロザリアだが、その目は全く笑っていなかった。
「ふん。その澄ましたような笑みがどの様に歪むのか、楽しみですなぁ」
だが、マルシュス公爵は気も止めず下卑た笑みを浮かべる。
「さて、お喋りもこれくらいで、お前達・・・やれ」
「はい、」
「は、はい」
手下の男達は気が進まない様子だったが、主人の言う事に逆らえないようで、手に持っているナイフを再びロザリアに近づける。
今度は上半身部分を引き裂く気の様だった。
小型だが鋭い刃がドレスの胸部分に迫る。
だが、
「えい」
ゲシッ!!
「へ??」
視界の端に何か白いモノが動いた気がついた瞬間、手下の男の手からナイフが消えていた。
少し遅れて背後から、カシャンと音がする。
後ろを振り向くと背後の床にさっきまで自分が持っていたナイフが転がっていた。
「な、なに、」
状況が追いつかない男がロザリアから目を離した瞬間、
ガン!!!
「んがぁ!?!?」
自身の股間に強烈な激痛が走った。
ロザリアが履いているハイヒールの踵が男の急所に思いっきりめり込んでいた。
「ぁが!?ぁぁぁ・・・・・」
急所を蹴られた男はあまりの激痛にその場に崩れ落ちた。
「な!?!?」
「は!??」
いきなりのロザリアの反撃に咄嗟に動く事が出来なかった手下の男とマルシュス公爵。
その時、ロザリアの肩を押さえていた男に向かって、白く細い両手が伸びてきた。
「うお!?」
伸びて来た手に反応が出来ず、白く細い両手に襟ぐりを掴まれ、強い力で前に引き寄せられた。
次の瞬間、
「ハッ!!」
ドス!!
強い力の打撃が鳩尾に入り、
「がっ、はっ!?!?」
男の一瞬呼吸が止まった。
襟ぐりを掴んでいた手がパッと離されると男はそのままズルズルと床に倒れこんだ。
そんな男を見下ろしながらロザリアはソファから立ち上がり、ぱんぱんと汚れを落とす様に両手を叩く。
ナイフで裂かれたドレスの裾がスリットの様に白い滑らかな脚を覗かせていた。
「ごめんあそばせ」
そして、倒れた手下の男達に向かってにこやかに謝罪をする。
その光景にマルシュス公爵は目を見開き驚いた。
「は?な、なぁ!?!?」
一連の瞬間をその目で見たマルシュス公爵は我が目を疑った。
何故なら両手を後ろで縛られて身動きが取れないはずのロザリアが迫るナイフを蹴り飛ばし、続け様に手下の1人の急所を蹴り付け、一瞬の内に両手の拘束を解き、もう1人の手下の襟ぐりを掴み鳩尾に強烈な膝蹴りを繰り出したのだから。
「な、何故!?両手は塞いでいたはず、!!」
狼狽えるマルシュス公爵が先程までロザリアが押さえつけられていたソファを見ると、そこには拘束に使っていた解けた縄とオアシスカラーのアーム・ロングが脱ぎ捨てられていた。
「拘束が甘すぎですね。通常拘束対象を拘束する場合は不審な動きを監視する為に手の拘束は前がセオリー。
ついでに拘束対象が逃亡するのを防ぐために両足も拘束するのもお約束です。
ただ縄を両手に巻いて結んだだけの拘束なんて、コツを掴めば子供にでも容易に解く事が出来ますわ」
そう言ってロザリアは自身を拘束していた縄を手に取り、慄くマルシュス公爵に向き合う。
「おおかた、温室育ちの箱入り娘を手篭めにする事は容易だと高を括っていたようですが、お生憎私の両親はとても過保護なんです」
無邪気な笑顔で手に持った縄をもて遊ぶように両手で縄をピンと張る。
「あらゆる、『いざ』と言う場合を想定して、幼い頃から元軍人の優秀な使用人直伝で武道やサバイバル技術、言語学を叩き込まれたモノですわ」
「な、な、な、」
聖女の様な笑顔で慄くマルシュス公爵に近づくロザリアに、マルシュス公爵は本能的に恐怖を感じ、
「ひ、ひぃぃ!!!!」
歩み寄ってくるロザリアから離れようと踵を返し、出口に走る。
だが、
ビュン!!!
バシッ!!!
ロザリアが手に持っている縄を鞭のように振い、マルシュス公爵の太い太腿に一撃を打った。
「ギャ!!!」
ドダダダ!!
突然の痛みにマルシュス公爵の体は床に転がる。
「うふふ、マルシュス公爵様にも是非体感をおすすめします。逃がさない捕虜の束縛方法を・・・・・」
薄暗い部屋の灯りが聖女の様なロザリアの笑顔に暗い影を作った。
「ち、父上、流石に、ここまでは、や、やり過ぎです」
「五月蝿い、お前は黙っていろ」
「私は、出来たら穏便にロザリア様を嫁に迎えればそれでいいのです」
「黙れと言っている。それに、ロザリア嬢を此処まで連れて来たお前が何が穏便だ」
「確かに、そうかもしれませんが・・・・・ですが、それは全て父上が私に指示した事です、父上も少し脅かして嫁に来てくれる様に説得してくれると言っていたではありませんか、」
弱々しくも父親に物申すフィリップに、マルシュス公爵は苛立ちを露わにし、
「黙れ!!!!」
ドガ!!
息子を思いっきり殴り飛ばした。
「がぁ!?」
予想だにしていなかったのか、フィリップの体は埃っぽい思いっきり床に倒れ込んだ。
「ち、父上・・・・・??」
「お前は父親の言う事を聞いていればいいのだ!!従順な駒が今更儂に楯突くな!!」
「こ、駒??、え、父上?」
いきなりの父親の駒発言に、フィリップは目を見開き動揺した。
だが、マルシュス公爵はそんな息子を見下し、鋭い目で睨み付ける。
「儂の言う事が聞けないのならば、お前は黙ってそこで見ていろ」
「ち、父上」
「これ以上、父親に逆らえばどうなるか・・・・・・もう忘れたのか?」
低いマルシュス公爵の言葉にフィリップはビクリと身体を大きく震わせた。
「も、申し訳ありません、父上・・・・」
顔を伏せ小さな謝罪の言葉を言う。
視線を上に上げると、手下の男2人も青い顔をしている。
なるほど。これは日常的に恐怖政治が行われているな・・・・・。
家の権力を振り翳し、領民や使用人を完全なる格下として扱う貴族は一定多数存在する。
それは、時として、血を分けた家族にさえ例外では無い。
元夫のファーガスがいい例えだろう。
怯えたように、体を小さくして固まるフィリップや顔を青くさせる手下の男達を見る限り、常日頃から理不尽な言動を受けているのだろう。
「ふん、無駄な時間を取らせおって」
「あら、もう宜しいのですの?」
床に倒れるフィリップを気に止める素振りもソファに押し付けられているロザリアに近づくマルシュス公爵。
そして、
ガッ
「ッッ、・・・・・」
ロザリアの顎を強引に掴み自分の方へ向かせる。
「この状況陥ってもなお、その態度を崩さないとは。本当に肝が太いのか、それともこの状況に理解力が追いついていないのか」
「どんな状況でも自分を見失ってはいけない、と言うのが我が家の家訓ですので。私がか弱く震えて、許しを乞う姿を期待したのであれば、ごめんあそばせ」
無理矢理顔を向けさせられながらも無邪気な笑顔を浮かべるロザリアだが、その目は全く笑っていなかった。
「ふん。その澄ましたような笑みがどの様に歪むのか、楽しみですなぁ」
だが、マルシュス公爵は気も止めず下卑た笑みを浮かべる。
「さて、お喋りもこれくらいで、お前達・・・やれ」
「はい、」
「は、はい」
手下の男達は気が進まない様子だったが、主人の言う事に逆らえないようで、手に持っているナイフを再びロザリアに近づける。
今度は上半身部分を引き裂く気の様だった。
小型だが鋭い刃がドレスの胸部分に迫る。
だが、
「えい」
ゲシッ!!
「へ??」
視界の端に何か白いモノが動いた気がついた瞬間、手下の男の手からナイフが消えていた。
少し遅れて背後から、カシャンと音がする。
後ろを振り向くと背後の床にさっきまで自分が持っていたナイフが転がっていた。
「な、なに、」
状況が追いつかない男がロザリアから目を離した瞬間、
ガン!!!
「んがぁ!?!?」
自身の股間に強烈な激痛が走った。
ロザリアが履いているハイヒールの踵が男の急所に思いっきりめり込んでいた。
「ぁが!?ぁぁぁ・・・・・」
急所を蹴られた男はあまりの激痛にその場に崩れ落ちた。
「な!?!?」
「は!??」
いきなりのロザリアの反撃に咄嗟に動く事が出来なかった手下の男とマルシュス公爵。
その時、ロザリアの肩を押さえていた男に向かって、白く細い両手が伸びてきた。
「うお!?」
伸びて来た手に反応が出来ず、白く細い両手に襟ぐりを掴まれ、強い力で前に引き寄せられた。
次の瞬間、
「ハッ!!」
ドス!!
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「がっ、はっ!?!?」
男の一瞬呼吸が止まった。
襟ぐりを掴んでいた手がパッと離されると男はそのままズルズルと床に倒れこんだ。
そんな男を見下ろしながらロザリアはソファから立ち上がり、ぱんぱんと汚れを落とす様に両手を叩く。
ナイフで裂かれたドレスの裾がスリットの様に白い滑らかな脚を覗かせていた。
「ごめんあそばせ」
そして、倒れた手下の男達に向かってにこやかに謝罪をする。
その光景にマルシュス公爵は目を見開き驚いた。
「は?な、なぁ!?!?」
一連の瞬間をその目で見たマルシュス公爵は我が目を疑った。
何故なら両手を後ろで縛られて身動きが取れないはずのロザリアが迫るナイフを蹴り飛ばし、続け様に手下の1人の急所を蹴り付け、一瞬の内に両手の拘束を解き、もう1人の手下の襟ぐりを掴み鳩尾に強烈な膝蹴りを繰り出したのだから。
「な、何故!?両手は塞いでいたはず、!!」
狼狽えるマルシュス公爵が先程までロザリアが押さえつけられていたソファを見ると、そこには拘束に使っていた解けた縄とオアシスカラーのアーム・ロングが脱ぎ捨てられていた。
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ついでに拘束対象が逃亡するのを防ぐために両足も拘束するのもお約束です。
ただ縄を両手に巻いて結んだだけの拘束なんて、コツを掴めば子供にでも容易に解く事が出来ますわ」
そう言ってロザリアは自身を拘束していた縄を手に取り、慄くマルシュス公爵に向き合う。
「おおかた、温室育ちの箱入り娘を手篭めにする事は容易だと高を括っていたようですが、お生憎私の両親はとても過保護なんです」
無邪気な笑顔で手に持った縄をもて遊ぶように両手で縄をピンと張る。
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「な、な、な、」
聖女の様な笑顔で慄くマルシュス公爵に近づくロザリアに、マルシュス公爵は本能的に恐怖を感じ、
「ひ、ひぃぃ!!!!」
歩み寄ってくるロザリアから離れようと踵を返し、出口に走る。
だが、
ビュン!!!
バシッ!!!
ロザリアが手に持っている縄を鞭のように振い、マルシュス公爵の太い太腿に一撃を打った。
「ギャ!!!」
ドダダダ!!
突然の痛みにマルシュス公爵の体は床に転がる。
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薄暗い部屋の灯りが聖女の様なロザリアの笑顔に暗い影を作った。
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