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砂漠の王太子
058.ノルトの笑顔
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ダズが失神した後、ノルト達の方へ振り返り、いつものように姿勢良く立つロゼルタは「さて、これでダズはあたしの言いなりだ」と笑った。
突如ノルトはロゼルタの元へと走ると、顔をクシャクシャにして抱き着いた。
驚いたロゼルタだったが、実はノルトも自分自身の行動に驚いていた。それほど衝動的な行動だった。こんな事をしたのは生まれて初めてだ。
「あ……あ……ご、ごめんなさい」
彼女の顔を見上げるノルトの目には涙が浮かぶ。その表情に、ロゼルタはまたも胸が締め付けられるような痛みを感じてしまう。
「なんで謝るんだ?」
謝りながら体を離そうとするノルトを膝立ちになり、今度はロゼルタの方から抱き締めた。
「心配してくれたんだろ?」
肩越しにコクリと頷いたのがわかる。
「おい、抱き合ってんぜ? 怒らねーのか?」
少し離れた所でテスラが意地の悪そうな顔でアンナに言う。
「やめてよ。私だって同じ事したいくらいだもの」
アンナの目にもうっすらと涙が滲む。
「バカだな。ダズ如き……いや例え相手がマッカだろーがリドだろーが、あたしがどうにかされるものか」
「うん、そう、ですね」
ノルトもキュッとロゼルタを抱き返す。そこで体を離し、真っ赤な目でロゼルタの顔を見た。
「もしロゼルタさんが危ない時は、絶対僕が助けます」
「お前が?」
お前なんかに助けてもらうほど、と言おうとして、彼女は考え直す。ニコリと笑い、
「フフッ。わかった。期待してるぜ」
とノルトの頭に手を置いた。
その時。
「ダズ?」
とダズが出てきた奥の扉から女性の声が聞こえてきた。
皆、一斉にその方を向く。
「貴方達は、誰ですか? ……あ!」
「キラン!」
その女性とハミッドがお互いを認識するのが同時だった。
「ハミッド……ハミッドなの?」
「キラン! よかった。生きてたのか」
それは20年前、国のために自らを犠牲にしたハミッドの姉、キランだった。
◆◇
彼女は20年前、ここに来てダズの妻となった。
見た目は恐ろしいダズだったが、力付くで彼女に乱暴をしようとはしなかった。キランがあの手この手で躱したせいもあるが、その彼女のために豊穣の能力で食べ物を与えたり、魔族の話をしたりと気を引こうとするのが年月を経るごとに愛しくなってきたと話した。
「じゃあ、まあ、そこそこ仲良くやってたって事なんだな」
信じられないといった顔つきでハミッドが言う。それに頷くキランはハミッドの目から見ても元気そうに見えた。
ダズが倒れるに至った経緯をハミッドから聞くと、
「ほんっと、バカね」
伸びたままのダズを前に、キランが蔑むような視線を送る。
「ま、女好きなのは分かっていたけどまた王家にそんな要求してたなんてね。それにロゼルタさん、貴女にも嫌な事させてごめんなさいね」
「なに。そうとは知らず、こっちこそあんたの旦那をあたしのしもべにしちまって悪かったな」
「いいのよ。むしろいい気味だわ。お陰でもう他の女性に手を出す事もないでしょうし」
キランはハミッドに向き直り、その精悍な彼の顔をうっとりと見つめ、その頬に手を置いた。
「大人に……立派になったわね。妹が出来たのですって?」
「ああ。ナウラという。今度、連れて来る」
「楽しみにしているわ。この扉はいつでも開くようにしておくから」
「わかった。キラン、俺達はこれからすぐにロトスに向かう必要がある。あとは頼んで大丈夫か?」
「もちろん。体に気をつけるのよ」
「キランも」
そうして彼らは豊穣のダンジョンを後にした。
◆◇
彼らは今、ダンジョン警備の兵士達が使っているテントを借りて休憩していた。
このあとはもう城には戻らず、このままロトス王国へ侵入するため、飛竜を待っているのだ。
「ロゼルタという名前、どこかで聞いたことがあると思っていたが……まさかメルタノの宰相ロゼルタだったとはな。あの霊気は凄まじいものだった。そうすると、お前達もか?」
テスラとノルト、アンナを見てハミッドが言う。
「いや、俺だけだぜ」
「そうか。テスラというと、ひょっとしてスルークの?」
「そうだ」
「そうか。すまんな。成り行きで手伝ってもらって」
「なに。マッカのヤローに出会えたらむしろラッキーだ。ボコボコにしてやるさ」
ハミッドはフフッと笑う。ロゼルタに向き直り、
「メルタノのロゼルタはヴァンパイアクイーンだったな。昼でも活動できるんだな」
「あったりまえだ。夜だけなんて不便過ぎるだろ。どこの迷信だよ」
ロゼルタは高らかに笑う。
暫く同じように笑っていたハミッドだが、不意に大きく頭を下げる。
「本当になんと礼を言っていいかわからん。もしお前達が困ったときや我々の力が必要になった時は、我が国は必ず、無条件に協力すると約束する」
「なにあんまり気にすんな。あたしも仲間の行方を知りたかったしな」
それは勿論、彼女の同僚であるハルヴァラのことだ。本当なら今すぐにでも助け出したいところだった。だが今はできない。力関係だけでなく、そもそもハルヴァラがどこに囚われているのかがわからない。
(すまねー、ハル。だがきっと救い出す)
そんな事を思い、ギュッと拳を握りしめた時、テスラがとぼけた顔をしてとんでもないことを言った。
「1発ヤらせるくれーで今後気持ちよく協力してくれるんなら、させてやりゃーよかったじゃねーか」
ロゼルタの動きがぴたりと止まった。それまで考えていた事とあまりに角度の違うテスラの言葉に一瞬で顔が紅潮した。
「は、はあ? すす、好きでもねー男と、そ、んな事できるか! 気持ちわりーこと言ってんじゃあねー!」
動揺を隠すためか、つい立ち上がってしまった上、珍しく必要以上の大声に吃りも混じる。
思ってもいなかったロゼルタの狼狽えように、逆にテスラが目を丸くする。
「お、お、おう」
ロゼルタの剣幕に押され、姿勢を引き気味にそう答える。
皆の呆気に取られた視線に耐えきれずロゼルタは髪をバリバリと掻き毟ると、「あ――っ! クソッ!」と大きな声で叫び、腕を組んでダンッと音を鳴らしてまた椅子に座った。
(ロゼルタさんでも、あんなこと、あるんだ……)
それはノルトにとっては新しい発見だった。無敵と思えるほどの魔神の彼女でも恥ずかしくなったり、持て余した感情を大声で紛らわせたりすることがあるのだと思えると、更に彼らを身近に感じ、嬉しくなった。
「意外に……乙女なんだな、見直したぜ」
「チッ。誰が意外だコラ」
突然その2人の会話にサラが合流する。
「気持ち悪いっていうのは少しわかりますね。私も全然交尾したいと思わなくて」
「なんかテメーに言われると……素直に頷けないが……」
サラが彼女の意見に同感したように言うのが少し迷惑そうにロゼルタが言う。
「ノルト、少し離れましょう。耳に毒だわ」
「うん」
見かねたアンナがノルトの袖を引き、テントの外へと誘う。
「ナウラ……犠牲にならなくてよかったわね」
「うん、そうだね。さすがロゼルタさんだ」
警備兵からも少し離れた岩陰でアンナがノルトを見つめて言う。
「ねえ……ナウラと、その……結婚とか、しちゃうの?」
「え?」
初めて聞いたと言わんばかりのノルトの顔だった。
「ナウラさんが? 誰と?」
「あんたとよ」
「そ、そんなわけないよ」
ノルトが目を大きくして、大袈裟に手を顔の前で振る。
「でも、だってナウラがずっとそんな事言ってるし」
「関係ないよ」
そこでノルトは朗らかに笑った。
「僕、アンナと出会ってから今までで、生まれて初めて生き甲斐っていうのを見つけた気がするんだ」
アンナに向けたその屈託の無い笑顔にアンナの頬が染まり、キュッと拳を握る。
(そ、それ、ナウラじゃないなら、わたっ私? とか?)
「ロゼルタさんもテスラさんもサラさんもアンナも。皆、生きる希望のなかった僕を救ってくれたんだ。僕は必ずリドをやっつけて皆に恩返しする」
強い決意を込めた表情でそう言った。
「あ、ああ、そっちか――……」
「そっち?」
「なんでもない、なんでもない」
少し肩透かしを食らった気分だったが、
(こんな笑顔、初めて見たかも……笑えるようになったんだ。よかったね、ノルト)
ノルトの言葉に頷きながら微笑んだ。
遠くの空から飛竜が2体、連なって飛んでくるのが見えた。
突如ノルトはロゼルタの元へと走ると、顔をクシャクシャにして抱き着いた。
驚いたロゼルタだったが、実はノルトも自分自身の行動に驚いていた。それほど衝動的な行動だった。こんな事をしたのは生まれて初めてだ。
「あ……あ……ご、ごめんなさい」
彼女の顔を見上げるノルトの目には涙が浮かぶ。その表情に、ロゼルタはまたも胸が締め付けられるような痛みを感じてしまう。
「なんで謝るんだ?」
謝りながら体を離そうとするノルトを膝立ちになり、今度はロゼルタの方から抱き締めた。
「心配してくれたんだろ?」
肩越しにコクリと頷いたのがわかる。
「おい、抱き合ってんぜ? 怒らねーのか?」
少し離れた所でテスラが意地の悪そうな顔でアンナに言う。
「やめてよ。私だって同じ事したいくらいだもの」
アンナの目にもうっすらと涙が滲む。
「バカだな。ダズ如き……いや例え相手がマッカだろーがリドだろーが、あたしがどうにかされるものか」
「うん、そう、ですね」
ノルトもキュッとロゼルタを抱き返す。そこで体を離し、真っ赤な目でロゼルタの顔を見た。
「もしロゼルタさんが危ない時は、絶対僕が助けます」
「お前が?」
お前なんかに助けてもらうほど、と言おうとして、彼女は考え直す。ニコリと笑い、
「フフッ。わかった。期待してるぜ」
とノルトの頭に手を置いた。
その時。
「ダズ?」
とダズが出てきた奥の扉から女性の声が聞こえてきた。
皆、一斉にその方を向く。
「貴方達は、誰ですか? ……あ!」
「キラン!」
その女性とハミッドがお互いを認識するのが同時だった。
「ハミッド……ハミッドなの?」
「キラン! よかった。生きてたのか」
それは20年前、国のために自らを犠牲にしたハミッドの姉、キランだった。
◆◇
彼女は20年前、ここに来てダズの妻となった。
見た目は恐ろしいダズだったが、力付くで彼女に乱暴をしようとはしなかった。キランがあの手この手で躱したせいもあるが、その彼女のために豊穣の能力で食べ物を与えたり、魔族の話をしたりと気を引こうとするのが年月を経るごとに愛しくなってきたと話した。
「じゃあ、まあ、そこそこ仲良くやってたって事なんだな」
信じられないといった顔つきでハミッドが言う。それに頷くキランはハミッドの目から見ても元気そうに見えた。
ダズが倒れるに至った経緯をハミッドから聞くと、
「ほんっと、バカね」
伸びたままのダズを前に、キランが蔑むような視線を送る。
「ま、女好きなのは分かっていたけどまた王家にそんな要求してたなんてね。それにロゼルタさん、貴女にも嫌な事させてごめんなさいね」
「なに。そうとは知らず、こっちこそあんたの旦那をあたしのしもべにしちまって悪かったな」
「いいのよ。むしろいい気味だわ。お陰でもう他の女性に手を出す事もないでしょうし」
キランはハミッドに向き直り、その精悍な彼の顔をうっとりと見つめ、その頬に手を置いた。
「大人に……立派になったわね。妹が出来たのですって?」
「ああ。ナウラという。今度、連れて来る」
「楽しみにしているわ。この扉はいつでも開くようにしておくから」
「わかった。キラン、俺達はこれからすぐにロトスに向かう必要がある。あとは頼んで大丈夫か?」
「もちろん。体に気をつけるのよ」
「キランも」
そうして彼らは豊穣のダンジョンを後にした。
◆◇
彼らは今、ダンジョン警備の兵士達が使っているテントを借りて休憩していた。
このあとはもう城には戻らず、このままロトス王国へ侵入するため、飛竜を待っているのだ。
「ロゼルタという名前、どこかで聞いたことがあると思っていたが……まさかメルタノの宰相ロゼルタだったとはな。あの霊気は凄まじいものだった。そうすると、お前達もか?」
テスラとノルト、アンナを見てハミッドが言う。
「いや、俺だけだぜ」
「そうか。テスラというと、ひょっとしてスルークの?」
「そうだ」
「そうか。すまんな。成り行きで手伝ってもらって」
「なに。マッカのヤローに出会えたらむしろラッキーだ。ボコボコにしてやるさ」
ハミッドはフフッと笑う。ロゼルタに向き直り、
「メルタノのロゼルタはヴァンパイアクイーンだったな。昼でも活動できるんだな」
「あったりまえだ。夜だけなんて不便過ぎるだろ。どこの迷信だよ」
ロゼルタは高らかに笑う。
暫く同じように笑っていたハミッドだが、不意に大きく頭を下げる。
「本当になんと礼を言っていいかわからん。もしお前達が困ったときや我々の力が必要になった時は、我が国は必ず、無条件に協力すると約束する」
「なにあんまり気にすんな。あたしも仲間の行方を知りたかったしな」
それは勿論、彼女の同僚であるハルヴァラのことだ。本当なら今すぐにでも助け出したいところだった。だが今はできない。力関係だけでなく、そもそもハルヴァラがどこに囚われているのかがわからない。
(すまねー、ハル。だがきっと救い出す)
そんな事を思い、ギュッと拳を握りしめた時、テスラがとぼけた顔をしてとんでもないことを言った。
「1発ヤらせるくれーで今後気持ちよく協力してくれるんなら、させてやりゃーよかったじゃねーか」
ロゼルタの動きがぴたりと止まった。それまで考えていた事とあまりに角度の違うテスラの言葉に一瞬で顔が紅潮した。
「は、はあ? すす、好きでもねー男と、そ、んな事できるか! 気持ちわりーこと言ってんじゃあねー!」
動揺を隠すためか、つい立ち上がってしまった上、珍しく必要以上の大声に吃りも混じる。
思ってもいなかったロゼルタの狼狽えように、逆にテスラが目を丸くする。
「お、お、おう」
ロゼルタの剣幕に押され、姿勢を引き気味にそう答える。
皆の呆気に取られた視線に耐えきれずロゼルタは髪をバリバリと掻き毟ると、「あ――っ! クソッ!」と大きな声で叫び、腕を組んでダンッと音を鳴らしてまた椅子に座った。
(ロゼルタさんでも、あんなこと、あるんだ……)
それはノルトにとっては新しい発見だった。無敵と思えるほどの魔神の彼女でも恥ずかしくなったり、持て余した感情を大声で紛らわせたりすることがあるのだと思えると、更に彼らを身近に感じ、嬉しくなった。
「意外に……乙女なんだな、見直したぜ」
「チッ。誰が意外だコラ」
突然その2人の会話にサラが合流する。
「気持ち悪いっていうのは少しわかりますね。私も全然交尾したいと思わなくて」
「なんかテメーに言われると……素直に頷けないが……」
サラが彼女の意見に同感したように言うのが少し迷惑そうにロゼルタが言う。
「ノルト、少し離れましょう。耳に毒だわ」
「うん」
見かねたアンナがノルトの袖を引き、テントの外へと誘う。
「ナウラ……犠牲にならなくてよかったわね」
「うん、そうだね。さすがロゼルタさんだ」
警備兵からも少し離れた岩陰でアンナがノルトを見つめて言う。
「ねえ……ナウラと、その……結婚とか、しちゃうの?」
「え?」
初めて聞いたと言わんばかりのノルトの顔だった。
「ナウラさんが? 誰と?」
「あんたとよ」
「そ、そんなわけないよ」
ノルトが目を大きくして、大袈裟に手を顔の前で振る。
「でも、だってナウラがずっとそんな事言ってるし」
「関係ないよ」
そこでノルトは朗らかに笑った。
「僕、アンナと出会ってから今までで、生まれて初めて生き甲斐っていうのを見つけた気がするんだ」
アンナに向けたその屈託の無い笑顔にアンナの頬が染まり、キュッと拳を握る。
(そ、それ、ナウラじゃないなら、わたっ私? とか?)
「ロゼルタさんもテスラさんもサラさんもアンナも。皆、生きる希望のなかった僕を救ってくれたんだ。僕は必ずリドをやっつけて皆に恩返しする」
強い決意を込めた表情でそう言った。
「あ、ああ、そっちか――……」
「そっち?」
「なんでもない、なんでもない」
少し肩透かしを食らった気分だったが、
(こんな笑顔、初めて見たかも……笑えるようになったんだ。よかったね、ノルト)
ノルトの言葉に頷きながら微笑んだ。
遠くの空から飛竜が2体、連なって飛んでくるのが見えた。
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