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砂漠の王太子
072.覇王 対 魔王(前)
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「ごきげんよう。30年振りのクソヤロー」
言うや否やリドの顎を蹴り上げた。
それは決して軽くはないリドの体が浮き上がるほどの威力!
「ネ、ネルソッ!」
「『雷撃』!」
まだ空中に浮いているリドに対して間髪入れず追撃をする。
その威力はノルトのそれとは比ぶべくもない。
小さな手から飛び出した雷は、本物のそれかと思われるほどの轟音、稲光を伴いリドを撃つ。
リドは悲鳴を上げて痙攣すると受け身も取らずに地面に激突した。
(む……これはなかなかの大ピンチだぞ)
(カーリアでもそうだったが、やはり余が出ると急速に魔素がなくなっていく)
(出せる魔法も限られてくる、か。いくらノルトが桁外れの魔素オバケといっても限度があるし、困ったね)
だがそんな思いは露程も見せず、表向きは飄々とした調子で、
「やあサラちゃん。無事かな?」
ネルソがリドを撃退し、ホッとした顔のサラに話しかけた。彼女はにこりと笑い、頭を下げた。
「はい。魔導王ネルソ様ですね。初めまして」
「ごきげんよう。早速だが後は余に任せたまえ。テスラもロゼルタちゃんも目を覚ましたはずだ。ハミッド君達を連れてここからうまく逃げてくれ」
「承知致しました」
ネルソは? と聞く必要もない。
恐らく皆が逃げるまでの時間稼ぎのためにやむなく現れたとわかるからだ。
「に、逃がすかあ、サラァァ!」
突然サラを攻撃したリドと前触れなく現れたネルソを前に呆然としていたマッカがようやく我に返った。
サラとネルソの体ごとぶった斬ろうと巨大な戦斧を真横に振り抜こうとした、その時。
戦斧の動きが止まった。
両腕に魔力を集中させ、触れる直前でその動きをピタリと止めてみせたのは目覚めたばかりのロゼルタだった。
体力の消耗と魔素の枯渇は深刻。
だが先程のリドの蹴りで突き破られた腹は吸血鬼の強力な治癒力とサラの治癒魔法によって塞がっていた。
「ブラッドシュート!」
ロゼルタの手から放たれた赤い弾丸が無防備なマッカの目の辺りに着弾、一時的だがその視界を奪う。
「ナイスだロゼルタちゃん。『アグラカイアの糸』」
前人未踏の領域メルマトラに住まうといわれる巨大な蜘蛛型の魔物アグラカイアが吐き出す糸と同じ成分、強度を持ったそれがマッカを一瞬で拘束した。
ジタバタと体を動かし、何とか切ろうとするが粘度のあるその糸は切れなかった。
「ジッとしていたまえ」
「だぁぁぁっ! このクソッタレがぁぁ!」
「よくも余のロゼルタちゃんに手を出してくれたな。ノルトもブチギレているぞ」
ネルソの霊気に包まれながらその手のひらに黒と赤で彩られた不気味な太い槍がスッと現れた。
「あのゲス豚ヤローを滅せよ!『憤怒の魔槍アジューラリ』!」
詠唱が終わるや否や、宙に浮かぶその凶器は周囲の砂を巻き上げながら一直線にマッカへと発射され、瞬きひとつする間も与えず、実に呆気なく彼の心臓を突き刺し、貫いた。
マッカはその凶悪な実力を発揮する事もできず、「ガフッ」と低く呻くと大量の血を吐いてゆっくりと仰向けに倒れた。
「さすが……ところで『余の』とは?」肩で息をするロゼルタが言う。
「言葉のあやだ、気にするでない。リドは今は殺せん。サラちゃんと共にここから逃げよ」
手短にそう言い捨てて振り返る。
そこには雷撃のダメージから早くも回復し始め、体を起こすリドがいた。
リドを指差し、ネルソはニヤリと笑う。
「おっとクソヤロー。お前も逃がさないよ」
だがリドも口の端を上げ、不敵に笑い返す。
「逃がさないだと? ハッ。一体誰に言っているのやら」
ネルソを睨みながらゆっくりと立ち上がった。
「姿が見えんと思っていたら、まさか子供の内にいたとはな」
「いいだろう? 若返ったようだぞ」
おどけた様子で両手をあげる。
リドは口の中で小さくチッと舌打ちをした。
「相変わらず鬱陶しい話し方だ。どうやら本当にネルソらしい」
スラリと黒い霊気を纏わせた剣を抜き、ネルソへ向けた。
「首を落とした程度では死ねないというなら細切れの肉片にでもしてやるか」
ネルソは剣を構えるリドを眼光鋭く睨む。
(こいつ、ヒーラーもいないのにもう雷撃から回復してるじゃないか。持続回復なんてレベルじゃないぞ)
(厄介な力を身に付けたようだ。だが魔人化しないところを見ると魔素が不足してるんだろう。出来ればここで倒してしまいたいが……この状況では無理だろうな)
「どうした。30年前、お前の首を斬り落としたこの魔剣が怖いか?」
「うるさいよ。どう始末するのが格好いいか考えているんだ」
「ククク。強がりも大概にしろ。面と向かって対峙した俺に魔法など当たらぬ。魔法使いでしかない貴様に勝ち目は……」
「『雷撃』」
リドが言い終わらない内にネルソが仕掛けた。
再び放たれたそれは今の今までリドがいた場所を直撃する。
だがもうそこにリドはいない。
ネルソが魔法を撃つ気配から先読みし、弾道を避け、あっという間にネルソの眼前へと迫っていた。
「復活したところで同じだったな」
リドの剣が一閃!
だが金属同士が鳴らす激しい音と共にすんでのところで止まる。
いや、止めた。
止めたのはテスラだ。
「このクソヤロー、訳のわかんねー力使いやがって」
狂戦士化した時の朧げな記憶にあるリドの姿がフラッシュバックする。
「まったく往生際の悪い魔族だ」
一歩下がり、二撃目を打ち込もうとするリドにテスラの瞳が燃える。
「悪来二刃!」
振り下ろした剣の左右から鬼神の姿と共に衝撃波が放たれた。テスラの最後の力を振り絞った反撃だった。
「チッ。無駄なことを」
衝撃波を相殺させるようにリドは剣を薙ぎ払う。
「よくやったテスラ。『落雷』!」
攻撃から防御に変えた隙をネルソは見逃さない。
『雷撃』を上回る威力の雷が大量にリドの頭上へと襲い掛かる!
光とも思える速さで数本の雷撃を躱すが、その圧倒的な量は遂にリドを捉えた!
「ぐがががっ!」
体中から煙を噴き上げ、地面に膝をついたリド。だが同時にテスラも片膝をついた。傷はサラによって治癒されていたが狂戦士化の代償と言える疲労と魔素の枯渇によって彼は既に戦闘不能状態だったのだ。
ネルソはロゼルタに言ったように彼にも小さく、「逃げよテスラ。今こいつは殺せん。ここは余に任せよ。すぐに追う」と言い、姿を消した。
言うや否やリドの顎を蹴り上げた。
それは決して軽くはないリドの体が浮き上がるほどの威力!
「ネ、ネルソッ!」
「『雷撃』!」
まだ空中に浮いているリドに対して間髪入れず追撃をする。
その威力はノルトのそれとは比ぶべくもない。
小さな手から飛び出した雷は、本物のそれかと思われるほどの轟音、稲光を伴いリドを撃つ。
リドは悲鳴を上げて痙攣すると受け身も取らずに地面に激突した。
(む……これはなかなかの大ピンチだぞ)
(カーリアでもそうだったが、やはり余が出ると急速に魔素がなくなっていく)
(出せる魔法も限られてくる、か。いくらノルトが桁外れの魔素オバケといっても限度があるし、困ったね)
だがそんな思いは露程も見せず、表向きは飄々とした調子で、
「やあサラちゃん。無事かな?」
ネルソがリドを撃退し、ホッとした顔のサラに話しかけた。彼女はにこりと笑い、頭を下げた。
「はい。魔導王ネルソ様ですね。初めまして」
「ごきげんよう。早速だが後は余に任せたまえ。テスラもロゼルタちゃんも目を覚ましたはずだ。ハミッド君達を連れてここからうまく逃げてくれ」
「承知致しました」
ネルソは? と聞く必要もない。
恐らく皆が逃げるまでの時間稼ぎのためにやむなく現れたとわかるからだ。
「に、逃がすかあ、サラァァ!」
突然サラを攻撃したリドと前触れなく現れたネルソを前に呆然としていたマッカがようやく我に返った。
サラとネルソの体ごとぶった斬ろうと巨大な戦斧を真横に振り抜こうとした、その時。
戦斧の動きが止まった。
両腕に魔力を集中させ、触れる直前でその動きをピタリと止めてみせたのは目覚めたばかりのロゼルタだった。
体力の消耗と魔素の枯渇は深刻。
だが先程のリドの蹴りで突き破られた腹は吸血鬼の強力な治癒力とサラの治癒魔法によって塞がっていた。
「ブラッドシュート!」
ロゼルタの手から放たれた赤い弾丸が無防備なマッカの目の辺りに着弾、一時的だがその視界を奪う。
「ナイスだロゼルタちゃん。『アグラカイアの糸』」
前人未踏の領域メルマトラに住まうといわれる巨大な蜘蛛型の魔物アグラカイアが吐き出す糸と同じ成分、強度を持ったそれがマッカを一瞬で拘束した。
ジタバタと体を動かし、何とか切ろうとするが粘度のあるその糸は切れなかった。
「ジッとしていたまえ」
「だぁぁぁっ! このクソッタレがぁぁ!」
「よくも余のロゼルタちゃんに手を出してくれたな。ノルトもブチギレているぞ」
ネルソの霊気に包まれながらその手のひらに黒と赤で彩られた不気味な太い槍がスッと現れた。
「あのゲス豚ヤローを滅せよ!『憤怒の魔槍アジューラリ』!」
詠唱が終わるや否や、宙に浮かぶその凶器は周囲の砂を巻き上げながら一直線にマッカへと発射され、瞬きひとつする間も与えず、実に呆気なく彼の心臓を突き刺し、貫いた。
マッカはその凶悪な実力を発揮する事もできず、「ガフッ」と低く呻くと大量の血を吐いてゆっくりと仰向けに倒れた。
「さすが……ところで『余の』とは?」肩で息をするロゼルタが言う。
「言葉のあやだ、気にするでない。リドは今は殺せん。サラちゃんと共にここから逃げよ」
手短にそう言い捨てて振り返る。
そこには雷撃のダメージから早くも回復し始め、体を起こすリドがいた。
リドを指差し、ネルソはニヤリと笑う。
「おっとクソヤロー。お前も逃がさないよ」
だがリドも口の端を上げ、不敵に笑い返す。
「逃がさないだと? ハッ。一体誰に言っているのやら」
ネルソを睨みながらゆっくりと立ち上がった。
「姿が見えんと思っていたら、まさか子供の内にいたとはな」
「いいだろう? 若返ったようだぞ」
おどけた様子で両手をあげる。
リドは口の中で小さくチッと舌打ちをした。
「相変わらず鬱陶しい話し方だ。どうやら本当にネルソらしい」
スラリと黒い霊気を纏わせた剣を抜き、ネルソへ向けた。
「首を落とした程度では死ねないというなら細切れの肉片にでもしてやるか」
ネルソは剣を構えるリドを眼光鋭く睨む。
(こいつ、ヒーラーもいないのにもう雷撃から回復してるじゃないか。持続回復なんてレベルじゃないぞ)
(厄介な力を身に付けたようだ。だが魔人化しないところを見ると魔素が不足してるんだろう。出来ればここで倒してしまいたいが……この状況では無理だろうな)
「どうした。30年前、お前の首を斬り落としたこの魔剣が怖いか?」
「うるさいよ。どう始末するのが格好いいか考えているんだ」
「ククク。強がりも大概にしろ。面と向かって対峙した俺に魔法など当たらぬ。魔法使いでしかない貴様に勝ち目は……」
「『雷撃』」
リドが言い終わらない内にネルソが仕掛けた。
再び放たれたそれは今の今までリドがいた場所を直撃する。
だがもうそこにリドはいない。
ネルソが魔法を撃つ気配から先読みし、弾道を避け、あっという間にネルソの眼前へと迫っていた。
「復活したところで同じだったな」
リドの剣が一閃!
だが金属同士が鳴らす激しい音と共にすんでのところで止まる。
いや、止めた。
止めたのはテスラだ。
「このクソヤロー、訳のわかんねー力使いやがって」
狂戦士化した時の朧げな記憶にあるリドの姿がフラッシュバックする。
「まったく往生際の悪い魔族だ」
一歩下がり、二撃目を打ち込もうとするリドにテスラの瞳が燃える。
「悪来二刃!」
振り下ろした剣の左右から鬼神の姿と共に衝撃波が放たれた。テスラの最後の力を振り絞った反撃だった。
「チッ。無駄なことを」
衝撃波を相殺させるようにリドは剣を薙ぎ払う。
「よくやったテスラ。『落雷』!」
攻撃から防御に変えた隙をネルソは見逃さない。
『雷撃』を上回る威力の雷が大量にリドの頭上へと襲い掛かる!
光とも思える速さで数本の雷撃を躱すが、その圧倒的な量は遂にリドを捉えた!
「ぐがががっ!」
体中から煙を噴き上げ、地面に膝をついたリド。だが同時にテスラも片膝をついた。傷はサラによって治癒されていたが狂戦士化の代償と言える疲労と魔素の枯渇によって彼は既に戦闘不能状態だったのだ。
ネルソはロゼルタに言ったように彼にも小さく、「逃げよテスラ。今こいつは殺せん。ここは余に任せよ。すぐに追う」と言い、姿を消した。
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