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過去の記憶
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ガラの悪い男子校に進学したのが間違いだった。
中性的な見た目の佐伯拓海は入学当初から目をつけられていたらしい。
知らない先輩に体育館倉庫に呼び出されて嫌な予感がしつつものこのこ行ってしまったのがその後の人生を変えてしまった。
「何すんだ!…やめろっ!」
ドアを閉められて密室になった倉庫で数人の先輩に体を押さえられて学ランを脱がされ、頭上に両手を拘束されて足を大きく開かされた。
「いや…やめ…、ああっ…!!」
誰かが乳首を指で触っている。その刺激に鳥肌をたてながら必死に抵抗していたが複数に押さえられて逃げられない。
「かわいいね、佐伯くん、だっけ?」
リーダー格の長谷川数博が腕を組んで笑っている。
筋肉質の体に短髪のこの男は女にはモテない残念なルックスをしていた。
この脳筋が、佐伯は心の中で悪態をつくことしか出来ない状況のままもがく。
数人の舌がねっとりと体中を走る。誰かが脇の下から乳首へ滑り腹を滑って透明な液を出し始めていた佐伯のそれを咥えた。
嘘だろ…。
佐伯の頭では理解できない展開が続く。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながらそいつは激しく頭を振っていた。
「はっ…いや…だ……」
「えー?でも勃起してるよ?」
誰かが笑いながら体の変化を指摘する。
絶頂に達する寸前で男は口を離していやらしい笑顔で佐伯を見下ろした。
「そろそろ調教してやるか」
頭上から長谷川の無慈悲な声がした。
仲間の誰かにやらせるのかと思ったら自身がかがんで佐伯に近づいて足を開かされて無防備な穴に太い指を2本突っ込んできた。
「痛!!…いっ……!!」
「すぐよくなるから」
涙目で睨む佐伯をヘラヘラしながら醜い顔の長谷川が言う。
逃げようと体をひねるが掴まれた両手首は痛みで震えて足は押さえられてびくともしない。
また誰かが少し膨らんだ両乳首を指でつまんでくりくりといじりだした。
「…やめ…」
「佐伯クンはここが弱いね。気持ちいい?」
「だ…れがっ……、離せ!…」
「そんなこと言ってー。勃ってるよ~?」
胸の刺激に気を取られて長谷川の動きを忘れていた。
本来外から何かを受け入れる器官ではないそこを規則的な間隔で指を出し入れして佐伯の狭い穴をほぐしている。
「痛えよ!いい加減やめろ変態!!」
今自分が出せる最大の声で言ったつもりだったがいつの間にかその罵声は弱々しくなっていく。
反抗するたびに乳首をきゅ、と摘まれて体がびくりと跳ねた。
長谷川の指示で、この中では比較的ルックスのいい水森が制服のズボンを脱いで勃起している自分自身の先端を佐伯の穴に押し付けた。
「やめ…て…、おねが……」
最悪の事態を想定して佐伯が懇願したがそれは容赦なく体を貫いて激痛が走った。
あまりの衝撃に佐伯は目を見開いたまま声も出せず動けない。欲情した雄の臭いが充満する狭い空間で数人の男たちに囲まれて体を拘束されたまま犯される。
初めて男を受け入れて「痛い」としか思えず体中から汗が吹き出す。だが反抗する態度を見せるたびに摘まれている乳首に力を込められる。
水森はしばらく腰を振っていたが、体内に熱い何かが流れ込んできたと感じた時離れていった。
「何だよお前、もうイッたのか?」
「こいつの体、めっちゃ気持ちいい」
「次、高橋行け」
片足を押さえていた男と水森が交代して小太りでモテなさそうな男がベルトを外している。
女に相手にされないから男に手を出してるのか、最低だと思っているうちに高橋は佐伯の腹を押して中に放たれた精液を排出させた。手慣れた動作が常習犯なのを感じる。
「……もう、…やめて…お願い…」
佐伯から出てくる言葉は弱々しく許しをこうものしかない。
その願いは叶わず、体の大きさの割には小さい高橋のソレがするりと挿入してきた。
前に放たれた精液が潤滑油の役目を果たしたのか最初の衝撃よりは痛みは緩和されたが今度は擦り切れた外壁が染みて痛い。
「おい、気持ちいいか?」
長谷川が足で佐伯の顔を踏みつけてくる。睨みつけても効果はなかった。
「感じないってさ。もっと突っ込んでやれ」
「冗談…じゃな…!やめろお前ら!!…こんなことしてタダで済むと思うなよ!!」
「じゃ、どうなるんだ?先生や親に言うか?男に犯されましたーって」
佐伯は言葉を失った。運が悪かったと思ってこの場をやり過ごすしかないと佐伯は諦めた。
「ああ!…や…あっ…さわんな…!!」
誰かが勃起した佐伯のそれを握って上下に強くさすっていた。抵抗しようとするとまた乳首をきゅっと強く摘まれて顎が跳ねる。
「うっ…」
気持ちよくないはずなのに佐伯は勢いよく射精して自分の腹に精液をぶちまけた。
「エロい顔」
呆然として荒い息をしている佐伯に、腕を組んで眺めていた長谷川が笑う。
「これからずっと俺達のオナホになるんだからお前も気持ちよくなればいい」
何を言われているか理解できないまま佐伯はぼんやりと高橋に突かれて揺れている。体の力が抜けた佐伯から男たちが手足を離す。
「ん…」
代わりに長谷川の大きくて蒸れた臭いを放つモノが口に突っ込まれたが佐伯は抵抗できなかった。
糸を引いて口から出されたソレは佐伯の後ろの穴の前に移動した。
「もう……むり…」
ふたり相手をして佐伯の体は限界をむかえていたがオモチャに遠慮するわけがない。
「はっ!あぁ……!」
固くて太いモノが圧迫しながら佐伯の中に入ってきた瞬間、目の前が真っ白になった。
「やぁ!…いやだあ!!」
腰をつかまれて逃げられない状態で、枯れた声で佐伯が叫ぶ。
「あー気持ちいい」
「やだあ!抜いて痛い…!あ…、やめろ!!」
その瞬間ズン、と奥まで力強く突かれた。
「あ…あ……」
「いいトコロ当たったか?」
こすられて痛いのとは違う、体の奥の何かが快感の糸をたぐったような気がして無意識に甘い声が出た。
今までと確実に違う声色で佐伯は鳴き始めた。
「あん…っ、あ…!い…やあ!……あ…ぁ……!」
嫌がる言葉を発してももう乳首を摘まれることはなかった。
中性的な見た目の佐伯拓海は入学当初から目をつけられていたらしい。
知らない先輩に体育館倉庫に呼び出されて嫌な予感がしつつものこのこ行ってしまったのがその後の人生を変えてしまった。
「何すんだ!…やめろっ!」
ドアを閉められて密室になった倉庫で数人の先輩に体を押さえられて学ランを脱がされ、頭上に両手を拘束されて足を大きく開かされた。
「いや…やめ…、ああっ…!!」
誰かが乳首を指で触っている。その刺激に鳥肌をたてながら必死に抵抗していたが複数に押さえられて逃げられない。
「かわいいね、佐伯くん、だっけ?」
リーダー格の長谷川数博が腕を組んで笑っている。
筋肉質の体に短髪のこの男は女にはモテない残念なルックスをしていた。
この脳筋が、佐伯は心の中で悪態をつくことしか出来ない状況のままもがく。
数人の舌がねっとりと体中を走る。誰かが脇の下から乳首へ滑り腹を滑って透明な液を出し始めていた佐伯のそれを咥えた。
嘘だろ…。
佐伯の頭では理解できない展開が続く。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながらそいつは激しく頭を振っていた。
「はっ…いや…だ……」
「えー?でも勃起してるよ?」
誰かが笑いながら体の変化を指摘する。
絶頂に達する寸前で男は口を離していやらしい笑顔で佐伯を見下ろした。
「そろそろ調教してやるか」
頭上から長谷川の無慈悲な声がした。
仲間の誰かにやらせるのかと思ったら自身がかがんで佐伯に近づいて足を開かされて無防備な穴に太い指を2本突っ込んできた。
「痛!!…いっ……!!」
「すぐよくなるから」
涙目で睨む佐伯をヘラヘラしながら醜い顔の長谷川が言う。
逃げようと体をひねるが掴まれた両手首は痛みで震えて足は押さえられてびくともしない。
また誰かが少し膨らんだ両乳首を指でつまんでくりくりといじりだした。
「…やめ…」
「佐伯クンはここが弱いね。気持ちいい?」
「だ…れがっ……、離せ!…」
「そんなこと言ってー。勃ってるよ~?」
胸の刺激に気を取られて長谷川の動きを忘れていた。
本来外から何かを受け入れる器官ではないそこを規則的な間隔で指を出し入れして佐伯の狭い穴をほぐしている。
「痛えよ!いい加減やめろ変態!!」
今自分が出せる最大の声で言ったつもりだったがいつの間にかその罵声は弱々しくなっていく。
反抗するたびに乳首をきゅ、と摘まれて体がびくりと跳ねた。
長谷川の指示で、この中では比較的ルックスのいい水森が制服のズボンを脱いで勃起している自分自身の先端を佐伯の穴に押し付けた。
「やめ…て…、おねが……」
最悪の事態を想定して佐伯が懇願したがそれは容赦なく体を貫いて激痛が走った。
あまりの衝撃に佐伯は目を見開いたまま声も出せず動けない。欲情した雄の臭いが充満する狭い空間で数人の男たちに囲まれて体を拘束されたまま犯される。
初めて男を受け入れて「痛い」としか思えず体中から汗が吹き出す。だが反抗する態度を見せるたびに摘まれている乳首に力を込められる。
水森はしばらく腰を振っていたが、体内に熱い何かが流れ込んできたと感じた時離れていった。
「何だよお前、もうイッたのか?」
「こいつの体、めっちゃ気持ちいい」
「次、高橋行け」
片足を押さえていた男と水森が交代して小太りでモテなさそうな男がベルトを外している。
女に相手にされないから男に手を出してるのか、最低だと思っているうちに高橋は佐伯の腹を押して中に放たれた精液を排出させた。手慣れた動作が常習犯なのを感じる。
「……もう、…やめて…お願い…」
佐伯から出てくる言葉は弱々しく許しをこうものしかない。
その願いは叶わず、体の大きさの割には小さい高橋のソレがするりと挿入してきた。
前に放たれた精液が潤滑油の役目を果たしたのか最初の衝撃よりは痛みは緩和されたが今度は擦り切れた外壁が染みて痛い。
「おい、気持ちいいか?」
長谷川が足で佐伯の顔を踏みつけてくる。睨みつけても効果はなかった。
「感じないってさ。もっと突っ込んでやれ」
「冗談…じゃな…!やめろお前ら!!…こんなことしてタダで済むと思うなよ!!」
「じゃ、どうなるんだ?先生や親に言うか?男に犯されましたーって」
佐伯は言葉を失った。運が悪かったと思ってこの場をやり過ごすしかないと佐伯は諦めた。
「ああ!…や…あっ…さわんな…!!」
誰かが勃起した佐伯のそれを握って上下に強くさすっていた。抵抗しようとするとまた乳首をきゅっと強く摘まれて顎が跳ねる。
「うっ…」
気持ちよくないはずなのに佐伯は勢いよく射精して自分の腹に精液をぶちまけた。
「エロい顔」
呆然として荒い息をしている佐伯に、腕を組んで眺めていた長谷川が笑う。
「これからずっと俺達のオナホになるんだからお前も気持ちよくなればいい」
何を言われているか理解できないまま佐伯はぼんやりと高橋に突かれて揺れている。体の力が抜けた佐伯から男たちが手足を離す。
「ん…」
代わりに長谷川の大きくて蒸れた臭いを放つモノが口に突っ込まれたが佐伯は抵抗できなかった。
糸を引いて口から出されたソレは佐伯の後ろの穴の前に移動した。
「もう……むり…」
ふたり相手をして佐伯の体は限界をむかえていたがオモチャに遠慮するわけがない。
「はっ!あぁ……!」
固くて太いモノが圧迫しながら佐伯の中に入ってきた瞬間、目の前が真っ白になった。
「やぁ!…いやだあ!!」
腰をつかまれて逃げられない状態で、枯れた声で佐伯が叫ぶ。
「あー気持ちいい」
「やだあ!抜いて痛い…!あ…、やめろ!!」
その瞬間ズン、と奥まで力強く突かれた。
「あ…あ……」
「いいトコロ当たったか?」
こすられて痛いのとは違う、体の奥の何かが快感の糸をたぐったような気がして無意識に甘い声が出た。
今までと確実に違う声色で佐伯は鳴き始めた。
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