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旧生徒会室
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校舎の奥に今は使われていない旧生徒会室を長谷川は溜まり場にしていた。
本来立ち入り禁止だが不良のトップである長谷川を恐れて教師は見てみぬフリをしている。なにより被害者の佐伯からは何も言ってこないので動きようがなかったのを口実にしていたのもある。
「あ…あ、…」
机にうつ伏せに押し付けられて後ろから佐伯は犯されていた。
いつの間にか快楽の虜になって呼ばれたら行ってしまう。
「やあん…気持ちいい…ああん…ああ……」
「ずいぶんやらしく仕上がったなあ」
「あ…あ…い、…あぁ……ん」
「気持ちいいか?淫乱」
机の上で輪姦されている佐伯を、長谷川はソファに座り足を組んで眺めていた。
「う…ん、気持ちいい…あん…ああん……」
長い髪を振り乱し、下半身だけ制服のスボンを脱がされた状態で突かれて佐伯は甘い声を上げる。
「はっ…」
勃起した自身を後ろから掴まれて佐伯が白い液体を床に吐き出す。ぐったりした体から抜くと穴からもごぼっと精液があふれて床が精液まみれになった。
「これ」
誰かがタオルを投げた。受け取った人間が床に置いて足で拭く。狭い室内で男の体臭と精液の混ざった独特のにおいが充満した。
「んんっ」
整然と並べられていた机をどけてひとつの小さい机に佐伯を仰向けに寝転して、頭を下げて口に突っ込む者と、交代して後ろの穴を犯す誰かがいるが、誰なのかなんてどうでもいい。
「ん…う、…んん…ん……」
後ろではパンパンと肉の当たる音、口ではグチュグチュと唾液をかき混ぜる音が響く。
口で射精されて溢れ出した精液が床に落ちていく。
「変われ」
長谷川が立ち上がった。
体を引っ張られて頭が机に乗っかり、カエルのように足を開かれたままの佐伯の間に入り、長谷川が自分のスボンを下げる。
「…ああっ…!」
気持ちいい。
誰のモノよりも長谷川のそれは太くて圧迫する。
気持ちいい。
気持ちいい。
「気持ち…いい…」
意識が飛んで佐伯はただ思ったことを口にするだけの人形になっていた。
体育倉庫以来、毎日のように犯されていつの間にか男で快楽を感じる体に変えられてしまった。
「ああ!…あ…んあっ…、い…いい…ああん…もっと……も…と…!」
「そんなに俺のがいいのか?」
長谷川はまんざらでもない顔をして笑っている。こんな不細工で女に縁がなさそうな男たちに犯されて感じている自分は変態なんだろうか。
蕩けた顔をして喘いでいる佐伯を見てまわりの男たちも笑っている。
「すぐ女になったな、こいつ」
「前の奴は頭おかしくなっちまったから今度は慎重にやろう」
「もう手遅れじゃね?」
「ああん!ああ、もっとぉ…!あ…あ…も…気持ちいい…よお!…」
両手を引っ張るように掴まれて長谷川に突かれてよがっている佐伯は、大きく頭を横に振りながら喘いでいる。
「イく…イッちゃう…!俺のさわって…!お願い!…長谷川さん!!」
「やだ」
「おかしくなるぅ!やだあ触ってえ!!イキたい!!」
「うるさいな」
呆れた顔で長谷川は血管が浮き出るほど勃起した佐伯のそれを握って強く上下に動かした。
「ん…っ、ふ…ああ…」
佐伯はすぐに白い液体を吹き出して果てる。
にやりと笑った長谷川は、手についた精液を鈴口にこすりつけ続けると佐伯の体がびくびくと跳ねた。
「やっ…ダメ…!ああん…っ」
「イッたばっかで敏感になってんだろ?はは、気持ちいいか?」
「やだ…っ、そこ…」
首を持ち上げて弄くられているそれを苦しそうに見ていたがやがて力なく寝転んだ。
「ああ…ああ…あ、…ん……」
長谷川の指に薄い精液を垂らすと、また強く突かれて体内に射精された。
水森が投げた新しいタオルを受け取って長谷川は自分の手を拭く。
連続で絶頂に達した佐伯は足をだらりと落とし、口から唾液を流して目を閉じていた。
「気絶したか?起こして続けようぜ」
ぐったりしている佐伯の頬を軽く叩くと、閉じていた目がゆっくり開いた。
「おーい、生きてるか?」
どこを見ているかわからない目で佐伯がかすかに頷く。
机から体を下ろして、伊藤が後ろから抱きしめるような姿勢で座って両方の乳首を指で刺激し始めた。
誰かに犯されている時きまって乳首をさわってくるのがこの男だった。
「あぁ…」
穴を開発される前に乳首が感じるようになったのは伊藤の指のテクニックかもしれないが、そんな理屈はどうでもいい。
堕ちてしまった佐伯は気持ちがよければ快楽に素直になる。
「あ…、あ……」
後ろから手を回されて指の腹で潰されたり、挟んでこすられると甘い声が漏れて止まらない。
人気のない部屋でどれだけ大きな声を出しても誰にも聞こえない。
聞こえたとしても誰も来ない。
「せいぜい長持ちしてくれよ佐伯」
辺りが暗くなり始めて、長谷川は制服を着直している。
「…やだ…、もっとして」
「おめーは俺達の言うこと聞いてりゃいいんだよ。命令すんな」
長谷川は眉に皺をよせて不機嫌そうに言い放ち、部屋を出ていった。
「…あんっ…あぁ……あ…」
きゅ、と乳首を強く摘まれて佐伯は嬌声を上げた。
「佐伯君は長谷川の事が好きなの?」
「は?誰かあんな奴…!」
後ろから意味不明な質問が来て佐伯は声を荒げる。
「長谷川の時だけすごく気持ちよさそうなんだもん。わかりやすいよ」
「何言ってんだ…」
体は快楽に負けても心は陥落していないつもりだった。
「じゃあ僕は?」
後ろから支えていた体を倒して伊藤が押し倒してくる。
「…もう今日は勘弁してくれ」
暗くなった部屋で伊藤は膨らんだ胸の突起を口に含んで舌で転がし始めると、佐伯の口から吐息が漏れた。
「ここだけで空イキさせてあげる」
不敵な笑みを浮かべて伊藤は乳首に歯を立てる。
「…は…ぁ…」
絡み合うふたりの影。
佐伯の足が伊藤の肩より上に跳ねて、それを抱えられて生足をするすると擦られた。
「あん…も…許し…て……」
「何言ってんのオモチャの分際で」
口に含まれたまま話されると乳首に歯が微妙に当たって全身に電気が走るように快感が行き渡る。
伊藤が言っていたとおり、佐伯は何も吐き出さず絶頂に達した。
本来立ち入り禁止だが不良のトップである長谷川を恐れて教師は見てみぬフリをしている。なにより被害者の佐伯からは何も言ってこないので動きようがなかったのを口実にしていたのもある。
「あ…あ、…」
机にうつ伏せに押し付けられて後ろから佐伯は犯されていた。
いつの間にか快楽の虜になって呼ばれたら行ってしまう。
「やあん…気持ちいい…ああん…ああ……」
「ずいぶんやらしく仕上がったなあ」
「あ…あ…い、…あぁ……ん」
「気持ちいいか?淫乱」
机の上で輪姦されている佐伯を、長谷川はソファに座り足を組んで眺めていた。
「う…ん、気持ちいい…あん…ああん……」
長い髪を振り乱し、下半身だけ制服のスボンを脱がされた状態で突かれて佐伯は甘い声を上げる。
「はっ…」
勃起した自身を後ろから掴まれて佐伯が白い液体を床に吐き出す。ぐったりした体から抜くと穴からもごぼっと精液があふれて床が精液まみれになった。
「これ」
誰かがタオルを投げた。受け取った人間が床に置いて足で拭く。狭い室内で男の体臭と精液の混ざった独特のにおいが充満した。
「んんっ」
整然と並べられていた机をどけてひとつの小さい机に佐伯を仰向けに寝転して、頭を下げて口に突っ込む者と、交代して後ろの穴を犯す誰かがいるが、誰なのかなんてどうでもいい。
「ん…う、…んん…ん……」
後ろではパンパンと肉の当たる音、口ではグチュグチュと唾液をかき混ぜる音が響く。
口で射精されて溢れ出した精液が床に落ちていく。
「変われ」
長谷川が立ち上がった。
体を引っ張られて頭が机に乗っかり、カエルのように足を開かれたままの佐伯の間に入り、長谷川が自分のスボンを下げる。
「…ああっ…!」
気持ちいい。
誰のモノよりも長谷川のそれは太くて圧迫する。
気持ちいい。
気持ちいい。
「気持ち…いい…」
意識が飛んで佐伯はただ思ったことを口にするだけの人形になっていた。
体育倉庫以来、毎日のように犯されていつの間にか男で快楽を感じる体に変えられてしまった。
「ああ!…あ…んあっ…、い…いい…ああん…もっと……も…と…!」
「そんなに俺のがいいのか?」
長谷川はまんざらでもない顔をして笑っている。こんな不細工で女に縁がなさそうな男たちに犯されて感じている自分は変態なんだろうか。
蕩けた顔をして喘いでいる佐伯を見てまわりの男たちも笑っている。
「すぐ女になったな、こいつ」
「前の奴は頭おかしくなっちまったから今度は慎重にやろう」
「もう手遅れじゃね?」
「ああん!ああ、もっとぉ…!あ…あ…も…気持ちいい…よお!…」
両手を引っ張るように掴まれて長谷川に突かれてよがっている佐伯は、大きく頭を横に振りながら喘いでいる。
「イく…イッちゃう…!俺のさわって…!お願い!…長谷川さん!!」
「やだ」
「おかしくなるぅ!やだあ触ってえ!!イキたい!!」
「うるさいな」
呆れた顔で長谷川は血管が浮き出るほど勃起した佐伯のそれを握って強く上下に動かした。
「ん…っ、ふ…ああ…」
佐伯はすぐに白い液体を吹き出して果てる。
にやりと笑った長谷川は、手についた精液を鈴口にこすりつけ続けると佐伯の体がびくびくと跳ねた。
「やっ…ダメ…!ああん…っ」
「イッたばっかで敏感になってんだろ?はは、気持ちいいか?」
「やだ…っ、そこ…」
首を持ち上げて弄くられているそれを苦しそうに見ていたがやがて力なく寝転んだ。
「ああ…ああ…あ、…ん……」
長谷川の指に薄い精液を垂らすと、また強く突かれて体内に射精された。
水森が投げた新しいタオルを受け取って長谷川は自分の手を拭く。
連続で絶頂に達した佐伯は足をだらりと落とし、口から唾液を流して目を閉じていた。
「気絶したか?起こして続けようぜ」
ぐったりしている佐伯の頬を軽く叩くと、閉じていた目がゆっくり開いた。
「おーい、生きてるか?」
どこを見ているかわからない目で佐伯がかすかに頷く。
机から体を下ろして、伊藤が後ろから抱きしめるような姿勢で座って両方の乳首を指で刺激し始めた。
誰かに犯されている時きまって乳首をさわってくるのがこの男だった。
「あぁ…」
穴を開発される前に乳首が感じるようになったのは伊藤の指のテクニックかもしれないが、そんな理屈はどうでもいい。
堕ちてしまった佐伯は気持ちがよければ快楽に素直になる。
「あ…、あ……」
後ろから手を回されて指の腹で潰されたり、挟んでこすられると甘い声が漏れて止まらない。
人気のない部屋でどれだけ大きな声を出しても誰にも聞こえない。
聞こえたとしても誰も来ない。
「せいぜい長持ちしてくれよ佐伯」
辺りが暗くなり始めて、長谷川は制服を着直している。
「…やだ…、もっとして」
「おめーは俺達の言うこと聞いてりゃいいんだよ。命令すんな」
長谷川は眉に皺をよせて不機嫌そうに言い放ち、部屋を出ていった。
「…あんっ…あぁ……あ…」
きゅ、と乳首を強く摘まれて佐伯は嬌声を上げた。
「佐伯君は長谷川の事が好きなの?」
「は?誰かあんな奴…!」
後ろから意味不明な質問が来て佐伯は声を荒げる。
「長谷川の時だけすごく気持ちよさそうなんだもん。わかりやすいよ」
「何言ってんだ…」
体は快楽に負けても心は陥落していないつもりだった。
「じゃあ僕は?」
後ろから支えていた体を倒して伊藤が押し倒してくる。
「…もう今日は勘弁してくれ」
暗くなった部屋で伊藤は膨らんだ胸の突起を口に含んで舌で転がし始めると、佐伯の口から吐息が漏れた。
「ここだけで空イキさせてあげる」
不敵な笑みを浮かべて伊藤は乳首に歯を立てる。
「…は…ぁ…」
絡み合うふたりの影。
佐伯の足が伊藤の肩より上に跳ねて、それを抱えられて生足をするすると擦られた。
「あん…も…許し…て……」
「何言ってんのオモチャの分際で」
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