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2 朝チュンの魔王
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朝からオレのベッドに変態が居た。しかも全裸の変態だ、マジでヤバイかもしれない。壁の剣を素早く取り間合いを取る。
変態は特に慌てる様子もなく起き上がり、ベッドに座るとオレを見ていた。
「おい、お前は誰だ!」
「ロギア」
「は?」
「私は魔獣王ロギアだ」
「ウソつけ!魔獣王は500年前に勇者に倒されたんだからな!」
「まぁ、そうだな。今、復活したが」
魔獣王ロギア
500年前に大陸のほとんどを焼き尽くした厄災の魔王だ。当時の勇者に倒されたけど。魔王の中でも最悪と子供の読み聞かせの本の中でも極悪に描かれている。
「そ、そうだ・・・チビ助はどこやった!」
「チビ助?」
「小さい魔獣だよ」
「あぁ・・・私だ」
「もっとウソつくなよ!」
「なんだ、昨夜はキスまでして裸も見せ合った仲だというのに。冷たいな、ユト」
「な、なぜオレの名前を!?」
「昨日、買い物した露店でそう名乗っていたじゃないか。忘れっぽいのか?可愛い奴だな」
「かわッ・・・というか露店で買ったのなんで知ってるんだ。見てたのか」
「中に居たからな」
「?」
「卵の中でお前を見ていた。私を福引きで当て、帰りに盗賊に襲われたな。この私に楯突いた者達は焼き尽くしたが」
魔獣王ロギアと名乗る変態男は、まるでその場にいたような口振りで話す。本当にそうなのか・・・いや、きっとからかっているだけだ。
人の家で全裸でウソまでつくとはとことん変態極めてるじゃないか。その股の間にぶらさげてるご立派なブツを斬・・・・・フンッ、そこまで魔王級か。うらやましい。
オレはつい自称魔獣王ロギアの下半身を見て、男としての勝負に負けた気がした。気を取り直そう。男は下半身で決まるわけじゃない。多分。
とりあえず裸のままじゃ目のやり場に困るから、近くの布を変態に投げつけた。
「それでも被ってろ、変態。まずは話し合いだ」
「うむ。この布はどう着るんだ?」
「それは服じゃない。適当に腰に巻いとくとか?」
「巻く・・・どうやって?」
「・・・・・あーーーーーー!もーーーーーー!」
魔王のくせに世話の焼ける奴だな!孤児院では小さい子の面倒も見てたから、ついお節介性が出てしまう。警戒心が薄れ変態魔王に近付いてしまうと、いきなり手を掴まれてベッドに押し倒されていた。
「なっ!?何するんだ!」
「お前は警戒心がなさすぎる。よく今まで無事でいられたな」
「余計なお世話だ!離せよ」
「話し合いとやらをしようか、ユト」
「ぅぐ・・・」
「まずは私を助けた事、礼を言おう」
「なんだ、意外と素直だな」
「・・・ィアーリウェアに生まれた命は皆平等、なぜそう思った?」
「なぜって・・・罪もない命を守りたかったのがいけないのか?」
実は咄嗟に浮かんだからなぜそう思ったのかはオレ自身もよくわからないけど、あの時は理不尽に消されようとした新しい命を守りたかっただけだ。
ロギアは煌めく深紅の瞳でオレをじっと見つめている。
「綺麗だな・・・炎の宝石みたいだ」
「・・・」
単純に思った事を口にする。明るいところで見るとさらに美しさが増して、瞳の中で炎が揺らめいてるみたいだ。そんなオレの一言にロギアが驚いた顔をすると、少しだけ笑みを見せた気がする。
オレの頬を指先が撫でた。
「お前を私の庇護下に置く。お前が見るのも口にする名前も触れるのも私だけ。お前を傷付けるモノから護ると誓おう」
「な、何勝手に決めて・・・そんなの無理に決まってるだろ。からかってるのか?」
「・・・今はまだ胸に秘めておけ。そうだ、今の世の中はどうなっている?情勢を把握せねば何も出来ないからな」
「情勢・・・・うーん、情勢か・・・」
庇護下って何だ?って思いながらも、オレは真面目な態度のロギアに今の世の中を話してやった。
押し倒されたままだけどな。
まず、ここは魔導帝国ミスラ領土で5年前代替わりした新しい魔王の停戦協定のおかげでそこそこの平和が保たれていること。聖剣は現在、中央大陸の人類最大の国家クラリシス王国に存在し最強の勇者が持っている事。
衣食住に関しては国によって文化が違うから、とりあえずミスラの事を話した。
「なるほど、500年の間にずいぶん緩い世になったものだ」
「500年前なんてほとんど不毛地帯だもんな」
「・・・そうだな」
「とりあえず教えたから、どいてくれない?」
「断る」
「なんでだよ」
「・・・ユト」
「え、あ・・・っ」
ロギアはオレのシャツを捲ると、腹に顔を寄せた。愛しそうに腹にキスまでしやがった。
「やっ・・・ぁ、うッ」
「抱き締めたら折れそうなこの身体で私を守ったのだな。ユト、傷は痛むか?」
「・・・ん、ちょっとだけ」
「労ってやろう」
「えっ?あ、ああッ!?」
山賊に蹴られた脇腹辺りの青痣を、ロギアは舐め始めた。体躯に見合って肉厚で大きい舌だ。脇腹以外の腕や、ひっくり返されて背中の擦り傷とかにも舌を這わせてくる。
さすがにそんな事誰にもされたことはないから、気恥ずかしくなりロギアの頭を手で押し退けようとしたがびくともしなかった。
「お、おい・・・もういいから、やめろよ」
「ん?しかしまだ痛むだろう?」
「い、痛くない!大丈夫だ!」
「そうか」
やっと解放されベッドから起き上がる頃には、オレの身体はベトベトだった。腹いせにロギアを布でぐるぐる巻にすると、側から離れる。
「というか、なんで家に居るんだよ。お前がチビ助なんて信じてないからな!やっぱり泥棒かストーカーか」
「ふむ、まずは私が昨日の魔獣だという証拠を見た方が早そうだ」
「・・・・・なっ!?」
ロギアの身体が黒い煙に包まれたかと思うと、ほんの一瞬で魔獣の姿へと変わっていた。間違いなく昨夜、福引きで当てた魔獣だ。
オレはちょっと錯乱して、小さい魔獣を掴むと前後に揺すった。
「う、ウソだ!ウソだと言ってくれ!」
「嘘ではない、真実だ。お前の目の前に居る私こそが、魔獣・・・」
「オレは変態にファーストキスを奪われていたのか!?」
「驚くところはそこか」
「店に返品か、捨てよう」
「おい、待て。生まれたてのか弱く、こんなに愛らしい私を捨てるのか。昨日の一人で生きれるようになるまで置いてやるという約束は嘘だったのか。お前の方こそ嘘つきではないか」
「ぐっ・・・・・ぅの根も出ない」
正直、魔族を遠目に見た事はあるから変身する魔族が居てもおかしくはないだろう。小さい魔獣からまた人型へ戻ったロギアに手も足も出ない。
「院長先生に相談するしかないか」
「ユト、お前の仕事は何だ?」
「一応騎士だよ。下っ端の下っ端だけど」
「では私の力が完全に戻るまで手助けをしてやろう」
「何ができるんだよ?」
「そうだな・・・まぁ時期にわかる」
「・・・・」
まさかこっそり騎士団に着いて来て、魔物討伐とかの加勢でもするつもりか?ロギアの実力がどのくらいかは知らないが、これでも魔族なら人間よりは強いだろう。
魔獣の姿で炎吐いてたし。
「何する気かは知らないけど、口から炎吐いてその辺火事とかにするなよ」
「気を付けよう」
「あ、服どうしよう・・・オレの着れるかな。とりあえず先に飯にするか。なぁ、ロギアは人間の食べ物は無理なのか?昨日は食べなかったよな」
「口には合わないが、私とて物を食べないと生きれない種族だからな。昨夜は警戒して口にしなかったが、今日よりは仕方なく頂こう。本当は魔力か肉が良いのだが」
「・・・・肉」
「どうした?」
「普通の動物の干し肉なら・・・」
「それで妥協しよう」
見た目人間っぽくても、これでも魔族だもんな。物理的に物を摂取するする種族なら、まぁ、食べるよな・・・・肉。
「ユト」
「な、なに・・・」
ロギアは立ち上がると、オレを見下ろした。座ってても大柄そうとは思ったが、予想外にデカい。2メートルはありそうだ。やっぱり魔族なんだな・・・。
そう思っていると、ロギアがオレの頬を大きな手でそっと包む。そして身を屈めると、髪と鼻と耳にもキスして離れた。
「っ!?」
「本当は別の方法でマーキングしたいんだが、それはまた別の機会にしよう」
・・・・・マーキングってナンデスカ
とりあえず余計な事は考えないようにして、オレはいつものように朝食を作ってみた。普通にパンの間にサラダ挟んだのと、軽く野菜スープをな。ロギアに差し出してみると、パンを掴んで眺めたあと匂いを嗅いで一口で食べた。
動物みたいな奴だ。魔獣だけど。
「どうだ?いけそう?」
「とても不味い」
「素直すぎる感想だな!!!」
「だがユトが作った物ならば、ユトを味わっていると思えば食べられるだろう」
「変な言い方するな、その変態姿で言われても嬉しくない」
「ふむ。ならこれはどうだ?」
「?・・・・あ」
ロギアは魔獣の姿になると、ペロペロと野菜スープを飲む。口の周りはベチョベチョだが、飲めたと得意げにつぶらな瞳で見てくるもんだからオレは思わず抱き締めた。
「可愛すぎるだろ!!!」
「フフン」
魔獣の姿はダメだ、反則だろロギア~!オレは奮発して温存しておいた良い干し肉まであげてしまった。
その後なんとか着れそうな服を探したが、パッツンパッツンで見た目的にどこの拳闘士だよみたいなロギアをマントを着せて誤魔化した。
稼いで自分で服買えよな、ロギア・・・。
変態は特に慌てる様子もなく起き上がり、ベッドに座るとオレを見ていた。
「おい、お前は誰だ!」
「ロギア」
「は?」
「私は魔獣王ロギアだ」
「ウソつけ!魔獣王は500年前に勇者に倒されたんだからな!」
「まぁ、そうだな。今、復活したが」
魔獣王ロギア
500年前に大陸のほとんどを焼き尽くした厄災の魔王だ。当時の勇者に倒されたけど。魔王の中でも最悪と子供の読み聞かせの本の中でも極悪に描かれている。
「そ、そうだ・・・チビ助はどこやった!」
「チビ助?」
「小さい魔獣だよ」
「あぁ・・・私だ」
「もっとウソつくなよ!」
「なんだ、昨夜はキスまでして裸も見せ合った仲だというのに。冷たいな、ユト」
「な、なぜオレの名前を!?」
「昨日、買い物した露店でそう名乗っていたじゃないか。忘れっぽいのか?可愛い奴だな」
「かわッ・・・というか露店で買ったのなんで知ってるんだ。見てたのか」
「中に居たからな」
「?」
「卵の中でお前を見ていた。私を福引きで当て、帰りに盗賊に襲われたな。この私に楯突いた者達は焼き尽くしたが」
魔獣王ロギアと名乗る変態男は、まるでその場にいたような口振りで話す。本当にそうなのか・・・いや、きっとからかっているだけだ。
人の家で全裸でウソまでつくとはとことん変態極めてるじゃないか。その股の間にぶらさげてるご立派なブツを斬・・・・・フンッ、そこまで魔王級か。うらやましい。
オレはつい自称魔獣王ロギアの下半身を見て、男としての勝負に負けた気がした。気を取り直そう。男は下半身で決まるわけじゃない。多分。
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「それでも被ってろ、変態。まずは話し合いだ」
「うむ。この布はどう着るんだ?」
「それは服じゃない。適当に腰に巻いとくとか?」
「巻く・・・どうやって?」
「・・・・・あーーーーーー!もーーーーーー!」
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「なっ!?何するんだ!」
「お前は警戒心がなさすぎる。よく今まで無事でいられたな」
「余計なお世話だ!離せよ」
「話し合いとやらをしようか、ユト」
「ぅぐ・・・」
「まずは私を助けた事、礼を言おう」
「なんだ、意外と素直だな」
「・・・ィアーリウェアに生まれた命は皆平等、なぜそう思った?」
「なぜって・・・罪もない命を守りたかったのがいけないのか?」
実は咄嗟に浮かんだからなぜそう思ったのかはオレ自身もよくわからないけど、あの時は理不尽に消されようとした新しい命を守りたかっただけだ。
ロギアは煌めく深紅の瞳でオレをじっと見つめている。
「綺麗だな・・・炎の宝石みたいだ」
「・・・」
単純に思った事を口にする。明るいところで見るとさらに美しさが増して、瞳の中で炎が揺らめいてるみたいだ。そんなオレの一言にロギアが驚いた顔をすると、少しだけ笑みを見せた気がする。
オレの頬を指先が撫でた。
「お前を私の庇護下に置く。お前が見るのも口にする名前も触れるのも私だけ。お前を傷付けるモノから護ると誓おう」
「な、何勝手に決めて・・・そんなの無理に決まってるだろ。からかってるのか?」
「・・・今はまだ胸に秘めておけ。そうだ、今の世の中はどうなっている?情勢を把握せねば何も出来ないからな」
「情勢・・・・うーん、情勢か・・・」
庇護下って何だ?って思いながらも、オレは真面目な態度のロギアに今の世の中を話してやった。
押し倒されたままだけどな。
まず、ここは魔導帝国ミスラ領土で5年前代替わりした新しい魔王の停戦協定のおかげでそこそこの平和が保たれていること。聖剣は現在、中央大陸の人類最大の国家クラリシス王国に存在し最強の勇者が持っている事。
衣食住に関しては国によって文化が違うから、とりあえずミスラの事を話した。
「なるほど、500年の間にずいぶん緩い世になったものだ」
「500年前なんてほとんど不毛地帯だもんな」
「・・・そうだな」
「とりあえず教えたから、どいてくれない?」
「断る」
「なんでだよ」
「・・・ユト」
「え、あ・・・っ」
ロギアはオレのシャツを捲ると、腹に顔を寄せた。愛しそうに腹にキスまでしやがった。
「やっ・・・ぁ、うッ」
「抱き締めたら折れそうなこの身体で私を守ったのだな。ユト、傷は痛むか?」
「・・・ん、ちょっとだけ」
「労ってやろう」
「えっ?あ、ああッ!?」
山賊に蹴られた脇腹辺りの青痣を、ロギアは舐め始めた。体躯に見合って肉厚で大きい舌だ。脇腹以外の腕や、ひっくり返されて背中の擦り傷とかにも舌を這わせてくる。
さすがにそんな事誰にもされたことはないから、気恥ずかしくなりロギアの頭を手で押し退けようとしたがびくともしなかった。
「お、おい・・・もういいから、やめろよ」
「ん?しかしまだ痛むだろう?」
「い、痛くない!大丈夫だ!」
「そうか」
やっと解放されベッドから起き上がる頃には、オレの身体はベトベトだった。腹いせにロギアを布でぐるぐる巻にすると、側から離れる。
「というか、なんで家に居るんだよ。お前がチビ助なんて信じてないからな!やっぱり泥棒かストーカーか」
「ふむ、まずは私が昨日の魔獣だという証拠を見た方が早そうだ」
「・・・・・なっ!?」
ロギアの身体が黒い煙に包まれたかと思うと、ほんの一瞬で魔獣の姿へと変わっていた。間違いなく昨夜、福引きで当てた魔獣だ。
オレはちょっと錯乱して、小さい魔獣を掴むと前後に揺すった。
「う、ウソだ!ウソだと言ってくれ!」
「嘘ではない、真実だ。お前の目の前に居る私こそが、魔獣・・・」
「オレは変態にファーストキスを奪われていたのか!?」
「驚くところはそこか」
「店に返品か、捨てよう」
「おい、待て。生まれたてのか弱く、こんなに愛らしい私を捨てるのか。昨日の一人で生きれるようになるまで置いてやるという約束は嘘だったのか。お前の方こそ嘘つきではないか」
「ぐっ・・・・・ぅの根も出ない」
正直、魔族を遠目に見た事はあるから変身する魔族が居てもおかしくはないだろう。小さい魔獣からまた人型へ戻ったロギアに手も足も出ない。
「院長先生に相談するしかないか」
「ユト、お前の仕事は何だ?」
「一応騎士だよ。下っ端の下っ端だけど」
「では私の力が完全に戻るまで手助けをしてやろう」
「何ができるんだよ?」
「そうだな・・・まぁ時期にわかる」
「・・・・」
まさかこっそり騎士団に着いて来て、魔物討伐とかの加勢でもするつもりか?ロギアの実力がどのくらいかは知らないが、これでも魔族なら人間よりは強いだろう。
魔獣の姿で炎吐いてたし。
「何する気かは知らないけど、口から炎吐いてその辺火事とかにするなよ」
「気を付けよう」
「あ、服どうしよう・・・オレの着れるかな。とりあえず先に飯にするか。なぁ、ロギアは人間の食べ物は無理なのか?昨日は食べなかったよな」
「口には合わないが、私とて物を食べないと生きれない種族だからな。昨夜は警戒して口にしなかったが、今日よりは仕方なく頂こう。本当は魔力か肉が良いのだが」
「・・・・肉」
「どうした?」
「普通の動物の干し肉なら・・・」
「それで妥協しよう」
見た目人間っぽくても、これでも魔族だもんな。物理的に物を摂取するする種族なら、まぁ、食べるよな・・・・肉。
「ユト」
「な、なに・・・」
ロギアは立ち上がると、オレを見下ろした。座ってても大柄そうとは思ったが、予想外にデカい。2メートルはありそうだ。やっぱり魔族なんだな・・・。
そう思っていると、ロギアがオレの頬を大きな手でそっと包む。そして身を屈めると、髪と鼻と耳にもキスして離れた。
「っ!?」
「本当は別の方法でマーキングしたいんだが、それはまた別の機会にしよう」
・・・・・マーキングってナンデスカ
とりあえず余計な事は考えないようにして、オレはいつものように朝食を作ってみた。普通にパンの間にサラダ挟んだのと、軽く野菜スープをな。ロギアに差し出してみると、パンを掴んで眺めたあと匂いを嗅いで一口で食べた。
動物みたいな奴だ。魔獣だけど。
「どうだ?いけそう?」
「とても不味い」
「素直すぎる感想だな!!!」
「だがユトが作った物ならば、ユトを味わっていると思えば食べられるだろう」
「変な言い方するな、その変態姿で言われても嬉しくない」
「ふむ。ならこれはどうだ?」
「?・・・・あ」
ロギアは魔獣の姿になると、ペロペロと野菜スープを飲む。口の周りはベチョベチョだが、飲めたと得意げにつぶらな瞳で見てくるもんだからオレは思わず抱き締めた。
「可愛すぎるだろ!!!」
「フフン」
魔獣の姿はダメだ、反則だろロギア~!オレは奮発して温存しておいた良い干し肉まであげてしまった。
その後なんとか着れそうな服を探したが、パッツンパッツンで見た目的にどこの拳闘士だよみたいなロギアをマントを着せて誤魔化した。
稼いで自分で服買えよな、ロギア・・・。
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