fの幻話

ちゃあき

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24.報告

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 召使いのウリカはフィオナの身体の変化の理由を聞いて祝福した。

 休んでいろといわれたけれど、2人は寝室でこそこそとお喋りをつづけていた。


「ご実家へはもうおしらせになられたんですか?」

「さっきわかったからまだ」


 ウリカはまだ18歳だ。両親もかつてこの城につかえていたらしいが、母はすでに亡く、父は彼女をおいてあらたな妻とここを出ていった。

 だから子どものころからこの城をよくしっている。


「大旦那さまが亡くなられたとき一族でも争いがおきてしまいましたから、血縁の家族が増えるのはうれしいことですね」


 血の連なりこそもっとも信頼がおける。
 フィオナはいまそのことを実感しつつある。


「ところでシノムのお父さまが亡くなったときのもめごとって一体なにかしら?」


 この城にきてすぐ、一族は散り散りになったとおしえられた。

 ウリカはわざとらしくあたりを見まわし、やにわにこそこそ話のつづきをはじめた。


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