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#03 白い裸体を可視化する被写体XX
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……曼殊沙華の心に棲み刺さる毒の棘。……その華の棘を抜いたら曼珠沙華はどう写るのだろう。だからその夜、あたしは彼の瞳の前でその棘を抜いてほしいと思った。
……真夜中に男の携帯に電話をかけるのは好きじゃなかった。でも今だけはそうしようと思った。だが二、三回のコールの後で、彼の携帯は留守番電話のアナウンスに切り替わった。
……いや、かえって都合がいいとも思った。あたしは直接彼の声を聴くのが怖かったからだ。
そのままあたしは彼の留守電にメッセージを吹き込んだ。
「ねぇ。一嗣……ヌードの先にある、それを超える美しさがあるというのなら、あたしで証明してみせてくれないかな」
だがあたしが留守電にメッセージを吹き込んでいる途中で、彼は留守電の筈の電話に出た
「瀬奈か? どうした? 泣いてるのか? 今どこだ」
「一嗣の瞳であたしの白い魂を可視化してよ……昔みたいにあたしの心をあなたの瞳で可視化してよ」
「瀬奈? 今どこにいるんだ?」
「……ごめんなさい。あたしみたいに裸体を晒す被写体は嫌いだったわね、だから少しだけ向日葵畑で待ってるわ。来ないのなら……リストカットするから、あたしのヌードよりも芸術的に真っ赤に染まった向日葵を撮りたいのなら、別に来なくてもいいわ」
そう言い放ってあたしは一方的に電話を切った。
夜の闇に揺蕩う向日葵畑は、不思議な青い月の夜空にうっすらと輝き美しかった……
真夏の夜の闇にまみれた向日葵に囲まれながら、そんな美しい夜空を静かに見上げてうつろな瞳のまま鼻歌を歌っていると、足音と共に人影が近づいてくるのを感じた
一嗣「瀬奈!」
一嗣だった。
一嗣「瀬奈、一体何があったんだ」
瀬奈「ねぇ。一嗣……今まで長い期間いろいろな写真家に被写体として撮られて自分を知ったことがあるの。あたしの中には獣が棲んでいるの。雌という獣。作品だと言い聞かせてごまかして来たわ。でも気が付いたの、被写体の前にあたしは単に女という獣だったわ、でもあまりにも撮られすぎてあたしはもう素顔の自分自身がわからなくなってしまったわ、もうあたしは本当の自分自身がなんなのか解らなくなってしまったのだわ」
一嗣「……」
瀬奈「お願い……一嗣の瞳であたしを撮って、あなたの言うヌードの先にあるものをあたしで証明して、あたしの中の白い裸体を可視化して」
一嗣「……俺に、出来るのか? ……俺自身に、自分の理想を、お前の裸体の先にある美しさを、魂を可視化できるのか?」
夏の夜の向日葵畑で一嗣はひと時も微動だにせず、カメラを静かにあたしに向けた……
ああこれでいいんだわ……どんな撮影になっても、彼の瞳に身を委ねて被写体として彼の世界の中でありのまま揺蕩う、ただこれだけでよかったんだ。ああ。彼の瞳に、被写体として彼のレンズに囚われるのは何年ぶりだろう。彼にカメラを向けられただけであたしの身体は熱く興奮していた。その現実はすでにあたし自身には否めない事だった……だが同時にそれはあたしの中の被写体としての雌が姿を晒し始めていた……ああ、結局あたしは彼の前でさえも、曼殊沙華のように華々しい、卑猥で艶っぽいだけの、そういう被写体なのか……だけどわたしはもう何も隠さない。彼の瞳を信じて、今の本当のあたし自身を、自らの姿をすべてさらけだせばいいんだ……彼に白い裸体を可視化させる為に
……曼殊沙華の華に棘はあるのだろうか?
あたしは彼のレンズに囚われる中で狂おしいほどにも熱く甘い吐息を吐き、肩を震わせる……彼に背を向けたまま艶やかな肌を晒し、身体の芯の奥に熱く燃えるような感覚を覚えながら、一嗣の瞳に触れ、裸体を晒していく……乳房も下半身さえも、
それに反して一嗣は微動だにせずカメラをあたしに向けている
反応はないが冷たい冷ややかなレンズとその瞳に向けられる衝動に煽られ、裸体を撮らないという、彼の信念とも思えるような似た、逆にその冷たい、まるで自分の存在価値を卑下され責められているように向けられた冷ややかなレンズに高揚し、その事実に嫉妬にも似た熱く燃えるような、それさえも欲望に変える程の女としての愛欲的な感覚がアタシの中に生じていた。プライドや嫉妬? 彼に対しての愛情? 今は唯の女だった。カメラの前のただの雌だ。そういう被写体として飼いならされてしまったあたし自身の、ただの雌の姿だ。長い間そうして生きてきたあたし自身の慣れの果て、今はその被写体としての性を一嗣に惜しみなくもさらけだし、自分自身の本性を晒していた……
あたしの身体は一嗣のレンズに囚われ、熱く高揚し、裸体を晒した。アタシの全てを彼の瞳に晒した。女としてのアタシ自身。いやらしくて淫靡で欲望に囚われた獣としての被写体。彼の前で自慰行為さえして彼のレンズに犯される事を望んでいるアタシ。なんて無様な被写体なのだろう……
彼のレンズはアタシに向けられているが彼がシャッターを切る事はなかった。
そしてあたしは彼の瞳に囚われたまま、彼のレンズの前でオーガスムを迎えた……
撮影の中、緊張と快楽の先に震え、身体が人形のように崩れた。
すぐに襲ってくる罪悪感と、後悔、そして黒い被写体に喰われた、唯の女のあたしがそこにいた。
ああ……なんて馬鹿な女なんだろう。あたしは大好きな人の前で、一体何をしているんだろう……情けない、泣けてくるよ
あたしは崩れた体をそのままに、向日葵畑で泣いた。
なりふり構わずに泣いた‥‥…
瞬間、シャッターの音が鳴った。
一嗣のカメラが動いた。
あたしは驚いて一瞬、涙が止まって一嗣のレンズを見た。
彼の瞳がアタシの瞳を捕えた。
「続けて」
一嗣はそう言った。
あたしの魂はその言葉に突き動かされるかのように彼のレンズと、彼の瞳もなりふり構わず、あたしはただ泣いた。ただ、本気で泣いた。
彼は夢中であたしの姿を撮影していた。
向日葵畑の中で、裸体で泣きはらすあたし自身の姿を撮影していた……。
やがてあたしは涙が枯れ、そしてそれは爽やかな感覚に包まれた、月夜に照らされ包まれた夜の向日葵に囲まれ、その風景は不思議な感覚にあたしの心を誘った。
彼のレンズの前で、不思議と私の中の雌は消えていた。彼の瞳の前で、裸体を晒し、オーガスムを迎えた時に、泣きはらしながらあたしの中の雌は消え、変わりにあたしは満たされていた。
一嗣はシャッターを切り続けた。
そこには、向日葵畑の中で、裸体のまま、無垢な少女のように夜空を見つめ、微笑むあたし自身がそこにいた。いやらしさや、卑猥なものなど感じさせる事など微塵もなく、ただ自然に少女のように無垢な表情のアタシ自身がそこに揺蕩っている。自分自身でも見たことがない……そんな美しい写真だった。
「……曼殊沙華の心に……棘はあるのかしら?」
「……仮に曼殊沙華に棘があるとしたら、俺はその棘を抜いた直後の、曼殊沙華の美しさを一番に撮りたいと思うよ」
曼殊沙華という華の心の棘。
恭二は曼殊沙華の心に棘はないと言い、その華を散らす様を撮影した。
あたしは曼殊沙華の心には棘があると常に信じていた。
一嗣は棘が抜けた瞬間の、華の表情を、その美しい姿を撮影した。
……写真家と被写体とは実に官能的な関係だ。
彼等のレンズに囚われる中で、あたしは気が付いたことがある。
被写体に白も黒もない。とどのつまり、あたしはあたし自身以外の何者でもなく、あたしはあたしという個の人間であり、呆れる程に雌であり、唯、女なのだ。それは今までも、そしてこれからも。
だからあたしは白い裸体を可視化する。現実のあたし自身とのせめぎ合いに、自分自身に、逃げずに向き合いながら。
つまり、あたしは被写体としての自分自身を深く愛しているのだろう……。
一つ言えるのは……曼殊沙華の華は美しい、それは変わらないのだから。
……真夜中に男の携帯に電話をかけるのは好きじゃなかった。でも今だけはそうしようと思った。だが二、三回のコールの後で、彼の携帯は留守番電話のアナウンスに切り替わった。
……いや、かえって都合がいいとも思った。あたしは直接彼の声を聴くのが怖かったからだ。
そのままあたしは彼の留守電にメッセージを吹き込んだ。
「ねぇ。一嗣……ヌードの先にある、それを超える美しさがあるというのなら、あたしで証明してみせてくれないかな」
だがあたしが留守電にメッセージを吹き込んでいる途中で、彼は留守電の筈の電話に出た
「瀬奈か? どうした? 泣いてるのか? 今どこだ」
「一嗣の瞳であたしの白い魂を可視化してよ……昔みたいにあたしの心をあなたの瞳で可視化してよ」
「瀬奈? 今どこにいるんだ?」
「……ごめんなさい。あたしみたいに裸体を晒す被写体は嫌いだったわね、だから少しだけ向日葵畑で待ってるわ。来ないのなら……リストカットするから、あたしのヌードよりも芸術的に真っ赤に染まった向日葵を撮りたいのなら、別に来なくてもいいわ」
そう言い放ってあたしは一方的に電話を切った。
夜の闇に揺蕩う向日葵畑は、不思議な青い月の夜空にうっすらと輝き美しかった……
真夏の夜の闇にまみれた向日葵に囲まれながら、そんな美しい夜空を静かに見上げてうつろな瞳のまま鼻歌を歌っていると、足音と共に人影が近づいてくるのを感じた
一嗣「瀬奈!」
一嗣だった。
一嗣「瀬奈、一体何があったんだ」
瀬奈「ねぇ。一嗣……今まで長い期間いろいろな写真家に被写体として撮られて自分を知ったことがあるの。あたしの中には獣が棲んでいるの。雌という獣。作品だと言い聞かせてごまかして来たわ。でも気が付いたの、被写体の前にあたしは単に女という獣だったわ、でもあまりにも撮られすぎてあたしはもう素顔の自分自身がわからなくなってしまったわ、もうあたしは本当の自分自身がなんなのか解らなくなってしまったのだわ」
一嗣「……」
瀬奈「お願い……一嗣の瞳であたしを撮って、あなたの言うヌードの先にあるものをあたしで証明して、あたしの中の白い裸体を可視化して」
一嗣「……俺に、出来るのか? ……俺自身に、自分の理想を、お前の裸体の先にある美しさを、魂を可視化できるのか?」
夏の夜の向日葵畑で一嗣はひと時も微動だにせず、カメラを静かにあたしに向けた……
ああこれでいいんだわ……どんな撮影になっても、彼の瞳に身を委ねて被写体として彼の世界の中でありのまま揺蕩う、ただこれだけでよかったんだ。ああ。彼の瞳に、被写体として彼のレンズに囚われるのは何年ぶりだろう。彼にカメラを向けられただけであたしの身体は熱く興奮していた。その現実はすでにあたし自身には否めない事だった……だが同時にそれはあたしの中の被写体としての雌が姿を晒し始めていた……ああ、結局あたしは彼の前でさえも、曼殊沙華のように華々しい、卑猥で艶っぽいだけの、そういう被写体なのか……だけどわたしはもう何も隠さない。彼の瞳を信じて、今の本当のあたし自身を、自らの姿をすべてさらけだせばいいんだ……彼に白い裸体を可視化させる為に
……曼殊沙華の華に棘はあるのだろうか?
あたしは彼のレンズに囚われる中で狂おしいほどにも熱く甘い吐息を吐き、肩を震わせる……彼に背を向けたまま艶やかな肌を晒し、身体の芯の奥に熱く燃えるような感覚を覚えながら、一嗣の瞳に触れ、裸体を晒していく……乳房も下半身さえも、
それに反して一嗣は微動だにせずカメラをあたしに向けている
反応はないが冷たい冷ややかなレンズとその瞳に向けられる衝動に煽られ、裸体を撮らないという、彼の信念とも思えるような似た、逆にその冷たい、まるで自分の存在価値を卑下され責められているように向けられた冷ややかなレンズに高揚し、その事実に嫉妬にも似た熱く燃えるような、それさえも欲望に変える程の女としての愛欲的な感覚がアタシの中に生じていた。プライドや嫉妬? 彼に対しての愛情? 今は唯の女だった。カメラの前のただの雌だ。そういう被写体として飼いならされてしまったあたし自身の、ただの雌の姿だ。長い間そうして生きてきたあたし自身の慣れの果て、今はその被写体としての性を一嗣に惜しみなくもさらけだし、自分自身の本性を晒していた……
あたしの身体は一嗣のレンズに囚われ、熱く高揚し、裸体を晒した。アタシの全てを彼の瞳に晒した。女としてのアタシ自身。いやらしくて淫靡で欲望に囚われた獣としての被写体。彼の前で自慰行為さえして彼のレンズに犯される事を望んでいるアタシ。なんて無様な被写体なのだろう……
彼のレンズはアタシに向けられているが彼がシャッターを切る事はなかった。
そしてあたしは彼の瞳に囚われたまま、彼のレンズの前でオーガスムを迎えた……
撮影の中、緊張と快楽の先に震え、身体が人形のように崩れた。
すぐに襲ってくる罪悪感と、後悔、そして黒い被写体に喰われた、唯の女のあたしがそこにいた。
ああ……なんて馬鹿な女なんだろう。あたしは大好きな人の前で、一体何をしているんだろう……情けない、泣けてくるよ
あたしは崩れた体をそのままに、向日葵畑で泣いた。
なりふり構わずに泣いた‥‥…
瞬間、シャッターの音が鳴った。
一嗣のカメラが動いた。
あたしは驚いて一瞬、涙が止まって一嗣のレンズを見た。
彼の瞳がアタシの瞳を捕えた。
「続けて」
一嗣はそう言った。
あたしの魂はその言葉に突き動かされるかのように彼のレンズと、彼の瞳もなりふり構わず、あたしはただ泣いた。ただ、本気で泣いた。
彼は夢中であたしの姿を撮影していた。
向日葵畑の中で、裸体で泣きはらすあたし自身の姿を撮影していた……。
やがてあたしは涙が枯れ、そしてそれは爽やかな感覚に包まれた、月夜に照らされ包まれた夜の向日葵に囲まれ、その風景は不思議な感覚にあたしの心を誘った。
彼のレンズの前で、不思議と私の中の雌は消えていた。彼の瞳の前で、裸体を晒し、オーガスムを迎えた時に、泣きはらしながらあたしの中の雌は消え、変わりにあたしは満たされていた。
一嗣はシャッターを切り続けた。
そこには、向日葵畑の中で、裸体のまま、無垢な少女のように夜空を見つめ、微笑むあたし自身がそこにいた。いやらしさや、卑猥なものなど感じさせる事など微塵もなく、ただ自然に少女のように無垢な表情のアタシ自身がそこに揺蕩っている。自分自身でも見たことがない……そんな美しい写真だった。
「……曼殊沙華の心に……棘はあるのかしら?」
「……仮に曼殊沙華に棘があるとしたら、俺はその棘を抜いた直後の、曼殊沙華の美しさを一番に撮りたいと思うよ」
曼殊沙華という華の心の棘。
恭二は曼殊沙華の心に棘はないと言い、その華を散らす様を撮影した。
あたしは曼殊沙華の心には棘があると常に信じていた。
一嗣は棘が抜けた瞬間の、華の表情を、その美しい姿を撮影した。
……写真家と被写体とは実に官能的な関係だ。
彼等のレンズに囚われる中で、あたしは気が付いたことがある。
被写体に白も黒もない。とどのつまり、あたしはあたし自身以外の何者でもなく、あたしはあたしという個の人間であり、呆れる程に雌であり、唯、女なのだ。それは今までも、そしてこれからも。
だからあたしは白い裸体を可視化する。現実のあたし自身とのせめぎ合いに、自分自身に、逃げずに向き合いながら。
つまり、あたしは被写体としての自分自身を深く愛しているのだろう……。
一つ言えるのは……曼殊沙華の華は美しい、それは変わらないのだから。
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