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【「隼」の行方】
ユキの憂鬱、白羽の誤算
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副長となり妖刀「隼」を手に入れたユキは、新たな目標を達成すべく、白羽のやっていたように妖物を斬って斬って斬り倒そうとした。
しかし、すぐには無理だった。竹刀と木刀もそうであったのだが、木刀と真剣は扱いが全く異なる。
まず重量が違う。ずしりと重く、ユキの腕力では簡単に振り回せない。
ユキはまたしても、白羽が自分に隼を引き継がせたいと言った時に遮ったのを後悔した。きちんと隼の扱い方を彼から学ぶべきだったのだ、と。
ユキがまずやったことは、ガラケーからスマホに機種変更することだった。動画を見るためである。
そしてその機能の多彩さと便利さに「もっと早く変えておけば良かった」と、ついついネットサーフィンしたくなる気持ちを抑え、動画サイトを参考に真剣の使い方を見よう見まねで学んだ。
彼女は夜な夜な署の多目的室にて体力作りと隼を扱う特訓を行なった。
ユキが秘密裏に事を行なったため、多目的室に白羽の霊が出るという噂が立ったのはまた別の話である。
これに加えて副長の業務も並行して行わなければならず、ユキは多忙を極めた。
シフトの作成、部下のフォローや教育、会議への出席、報告資料の作成や確認、妖物研究調査への協力、課で飼っているらんちゅうの金太郎の餌やりからイグアナのアナちゃんの散歩まで、彼女は一心不乱に働いた。
年上の部下も多いため、はなはだやりにくい。
そして隙あらば、妖物駆除のため意気揚々と出掛けていった。
村尾や水沢とは会話が減った。
それどころではなかったのと、特定の部下と懇意にするのは躊躇われたからだ。かつての自分のように、二人が陰口を叩かれる恐れもある。
水沢はユキと「おはよう」や「お疲れ」しか話さない日が続くこともあり、「森田さんノート」への記入事項が極端に減った。
これでは駄目だと本日の彼女の制服は三着あるうちのNo.2であるとか、つまんでいたチョコレートはどのメーカーの何という商品だとか、アナちゃんの散歩に何分費やしていたとか、無理やりにネタを作り書き続けた。
ノートに短文をしたためながら、水沢は思い出す。
最後にユキとプライベートで出掛けたのは、九月末の花火大会だった。プライベートと言っても仕事帰りであったし村尾もいたので、ロマンティックなものでは決してないけれど。
あの時は、彼女があやめの描かれた浴衣姿で、長い髪を結っていて、自分と手を繋いでいて、一つのカキ氷を二人で食べて、一緒に花火を見上げて、「君の方がよっぽど綺麗だよ」と言うと彼女が顔を赤らめて──そんなことを、頭蓋骨を突き破って飛び出してきそうなくらい妄想していた。
実際は、彼女は色気のないTシャツとジーンズ姿で、いつものショートカットで、一人でズンズンと人混みをかき分け進んで一時迷子になり、焼き椎茸を三人前買って一人で平らげて、三人で花火を見上げて、「紅はストロンチウム、黄はナトリウム、紫はカリウム! 私はストロンチウムが好き!」と、打ち上がる度に炎色反応の解説をしていた。
水沢がノートに彼女がストロンチウムが一番好きなことを記録したのは言うまでもない。
水沢は多忙なユキを、ただひたすら見守ろうと決めていた。
村尾と水沢のチームに新しく加わったのは、相川という男である。
通常ならば転勤はほとんどないはずなのだが、「パパとママと一緒に暮したい」という理由で大分県から無理やり移動してきた。会社勤めのまだ四十代半ばの父親が都内に栄転したらしい。まだまだ言ったもん勝ちの世の中である。
彼はなかなかの問題児で、欠勤の連絡をメールで行ったり、フリマアプリで妖物の本体を転売しようとしたり、篠崎課長のどんぐり茶を腐っていると思い勝手に捨てたり、ユキを見て「アイドルの一日副長ですか?」とトンカチなことを言い、彼女をして「その割には微妙な役職よね」と的確なつっこみを言わしめたりした。
しかも悪気は全く無いらしく、将来大物になりそうな風格漂う若者である。
これでも大分時代は接近戦のエースであった。使用武器は竹槍。妖物をグサリと串刺しにするスタイルで、元相撲部、BMIは約四十。
そうこうするうちにユキはすっかり隼を使いこなすようになり、村尾達も新しいチームに慣れ、いつの間にか十ヶ月の月日が過ぎていた。
水沢はユキがさっきまで残業していたデスクを、頬杖をつきぼんやりと眺めている。そして手元に視線を落とし、書き損じた報告書の裏に、無意識に絵を描き始める。上部に三つの角を持ち下部が丸くなった花と鋸歯状の葉を持つ、背丈の低い植物である。
描きながら考えるのは、もちろんユキのこと。ユキはこの一年足らずで、大きな変化を遂げていた。
最近の彼女は、図書館で小説やきのこ関連の本ではなく、実用書や自己啓発本を借りるようになっていた。毎日作ってきていた爆弾おにぎりも見る機会が減り、それらは市販のおにぎりに取って代わられた。椎茸せんべいを見ることもなくなった。
水沢の右手は描いた稚拙な絵を、これもまた無意識に、三色ボールペンの赤色で彩色する。
そしてそれをしばらく見つめた後、大事そうに引き出しにしまい、見回りのために席を立った。
ユキの心からの笑顔の記憶は、去年の花火大会を最後に、未だ更新されずにいる。
一方村尾はユキに、「私のことは副長と呼んでほしいの」と言われていた。
署の廊下ですれ違った時に「お疲れ森田ちゃん」と挨拶したら、ユキがそう言ったのだ。
村尾が驚いているとユキは「ごめん、周りに人がいる時だけでいいから」と、言いにくそうに譲歩した。ユキは村尾の目を一切見なかった。
村尾は彼女が誰かに何か言われたのだと察し、「分かった、気を付ける」とだけ答えた。
喫煙所ネットワークによると、ユキは白羽のお気に入りだったために副長となったことになっていた。
確かにそうかもしれないが、ユキには妖物駆除数において実績があった。彼女は大抵一撃で妖物を斬ってしまうので仕事効率が良い。
村尾はそんな噂を不愉快に思いながら聞いていた。
一度、ユキが立ちくらみを起こしてしゃがみ込んでいる所を目撃したことがある。たまたま部屋にはユキと村尾しかいなかった。
ユキの元へ駆け寄ると、彼女は「ただの貧血だから、大丈夫だから誰にも言わないで」と白い顔で懇願した。
無理せずに休憩室で横になるよう勧めたが、「誰かに見られたら『自己管理も出来ないで』って言われる」 と聞かない。
彼は何故ユキがそんなにも周りの目を気にするのか理解出来なかった。
そしてユキと水沢と三人でチームを組んでいた時の楽しそうな彼女の表情を思い出し、こう確信した。
──森田ちゃんは、副長なんかになるべきじゃなかったんだ。
白羽はユキに真剣を持たせてやりたかった。彼は思う存分隼で妖物を斬り倒してきた。思い残すことはもうなかった。
しかし、愛弟子であるユキのことが気掛かりであった。
隼は木刀と比べ物にならないくらい斬れ味が良い。ユキにそれを持たせることで、彼女の中の鬱屈は一層軽くなるだろう、そう思った。
白羽の誤算は、彼とユキとの根本的な違いをわかっていなかったゆえに生じた。
白羽は刀を振るうことにより人間関係による不満を発散させていたが、ユキがそうすることにより解消しようとしていたのは、孤独による不安とコンプレックスであった。
加えて彼は役職に就かないと隼を持てないことを予測できなかった。
ユキは彼ほど器用ではない。
元々集団が苦手で、目立つのを嫌った。上層部に取り入って業務を円滑に進める術も、誰とでも表向きだけ仲良く振る舞う術も持たなかった。さらに人に頼ることが下手で、部下に振るべき仕事も自分で抱え込んでしまうところがあった。課長が注意してもやめなかった。そもそもまだ若く、経験が足りなかった。
そして相変わらず、白羽の贔屓で昇任したと彼女を影で悪く言う者もいた。
隼で妖物をぶった斬ると確かに気分は晴れる。しかしそれは刹那的なものだった。
本末転倒なことに、ユキの孤独は深まっていった。白羽の妖物駆除件数を超えるという目標も見失っていく。
ユキは次第に疲弊していった。
かといって、ユキは白羽を恨んだ訳ではない。むしろ、不器用な自分自身を責めた。
ユキは仕事に行き詰まると、白羽の墓に向かった。
故郷で考え事をしに灯台公園へ行っていたように、白羽の墓の前に何時間でも座っていた。
墓にはいつも彼の好きだったホット青汁を買って来て手向けた。そして墓の前で、もういない師へ呼びかける。
──先生、私は先生の期待に沿えないかもしれません。すみません、私は先生みたいに出来ません、これからどうすれば良いでしょうか。
もちろん答えはない。
ユキは重い腰を上げ、すっかり冷めてしまった元ホット青汁をぐびぐびと一気飲みした。
初めて来た時に、ドラマみたいに墓石にぶっかけようとしたところ、丁度通りかかった住職に「墓石を緑色にする気か」と泣く寸前まで叱られたのである。
水沢は時々ユキを尾行し、何時間でも墓の前の彼女を見守っていたが、不審者として通報されるばかりで、どうすることも出来なかった。
しかし、すぐには無理だった。竹刀と木刀もそうであったのだが、木刀と真剣は扱いが全く異なる。
まず重量が違う。ずしりと重く、ユキの腕力では簡単に振り回せない。
ユキはまたしても、白羽が自分に隼を引き継がせたいと言った時に遮ったのを後悔した。きちんと隼の扱い方を彼から学ぶべきだったのだ、と。
ユキがまずやったことは、ガラケーからスマホに機種変更することだった。動画を見るためである。
そしてその機能の多彩さと便利さに「もっと早く変えておけば良かった」と、ついついネットサーフィンしたくなる気持ちを抑え、動画サイトを参考に真剣の使い方を見よう見まねで学んだ。
彼女は夜な夜な署の多目的室にて体力作りと隼を扱う特訓を行なった。
ユキが秘密裏に事を行なったため、多目的室に白羽の霊が出るという噂が立ったのはまた別の話である。
これに加えて副長の業務も並行して行わなければならず、ユキは多忙を極めた。
シフトの作成、部下のフォローや教育、会議への出席、報告資料の作成や確認、妖物研究調査への協力、課で飼っているらんちゅうの金太郎の餌やりからイグアナのアナちゃんの散歩まで、彼女は一心不乱に働いた。
年上の部下も多いため、はなはだやりにくい。
そして隙あらば、妖物駆除のため意気揚々と出掛けていった。
村尾や水沢とは会話が減った。
それどころではなかったのと、特定の部下と懇意にするのは躊躇われたからだ。かつての自分のように、二人が陰口を叩かれる恐れもある。
水沢はユキと「おはよう」や「お疲れ」しか話さない日が続くこともあり、「森田さんノート」への記入事項が極端に減った。
これでは駄目だと本日の彼女の制服は三着あるうちのNo.2であるとか、つまんでいたチョコレートはどのメーカーの何という商品だとか、アナちゃんの散歩に何分費やしていたとか、無理やりにネタを作り書き続けた。
ノートに短文をしたためながら、水沢は思い出す。
最後にユキとプライベートで出掛けたのは、九月末の花火大会だった。プライベートと言っても仕事帰りであったし村尾もいたので、ロマンティックなものでは決してないけれど。
あの時は、彼女があやめの描かれた浴衣姿で、長い髪を結っていて、自分と手を繋いでいて、一つのカキ氷を二人で食べて、一緒に花火を見上げて、「君の方がよっぽど綺麗だよ」と言うと彼女が顔を赤らめて──そんなことを、頭蓋骨を突き破って飛び出してきそうなくらい妄想していた。
実際は、彼女は色気のないTシャツとジーンズ姿で、いつものショートカットで、一人でズンズンと人混みをかき分け進んで一時迷子になり、焼き椎茸を三人前買って一人で平らげて、三人で花火を見上げて、「紅はストロンチウム、黄はナトリウム、紫はカリウム! 私はストロンチウムが好き!」と、打ち上がる度に炎色反応の解説をしていた。
水沢がノートに彼女がストロンチウムが一番好きなことを記録したのは言うまでもない。
水沢は多忙なユキを、ただひたすら見守ろうと決めていた。
村尾と水沢のチームに新しく加わったのは、相川という男である。
通常ならば転勤はほとんどないはずなのだが、「パパとママと一緒に暮したい」という理由で大分県から無理やり移動してきた。会社勤めのまだ四十代半ばの父親が都内に栄転したらしい。まだまだ言ったもん勝ちの世の中である。
彼はなかなかの問題児で、欠勤の連絡をメールで行ったり、フリマアプリで妖物の本体を転売しようとしたり、篠崎課長のどんぐり茶を腐っていると思い勝手に捨てたり、ユキを見て「アイドルの一日副長ですか?」とトンカチなことを言い、彼女をして「その割には微妙な役職よね」と的確なつっこみを言わしめたりした。
しかも悪気は全く無いらしく、将来大物になりそうな風格漂う若者である。
これでも大分時代は接近戦のエースであった。使用武器は竹槍。妖物をグサリと串刺しにするスタイルで、元相撲部、BMIは約四十。
そうこうするうちにユキはすっかり隼を使いこなすようになり、村尾達も新しいチームに慣れ、いつの間にか十ヶ月の月日が過ぎていた。
水沢はユキがさっきまで残業していたデスクを、頬杖をつきぼんやりと眺めている。そして手元に視線を落とし、書き損じた報告書の裏に、無意識に絵を描き始める。上部に三つの角を持ち下部が丸くなった花と鋸歯状の葉を持つ、背丈の低い植物である。
描きながら考えるのは、もちろんユキのこと。ユキはこの一年足らずで、大きな変化を遂げていた。
最近の彼女は、図書館で小説やきのこ関連の本ではなく、実用書や自己啓発本を借りるようになっていた。毎日作ってきていた爆弾おにぎりも見る機会が減り、それらは市販のおにぎりに取って代わられた。椎茸せんべいを見ることもなくなった。
水沢の右手は描いた稚拙な絵を、これもまた無意識に、三色ボールペンの赤色で彩色する。
そしてそれをしばらく見つめた後、大事そうに引き出しにしまい、見回りのために席を立った。
ユキの心からの笑顔の記憶は、去年の花火大会を最後に、未だ更新されずにいる。
一方村尾はユキに、「私のことは副長と呼んでほしいの」と言われていた。
署の廊下ですれ違った時に「お疲れ森田ちゃん」と挨拶したら、ユキがそう言ったのだ。
村尾が驚いているとユキは「ごめん、周りに人がいる時だけでいいから」と、言いにくそうに譲歩した。ユキは村尾の目を一切見なかった。
村尾は彼女が誰かに何か言われたのだと察し、「分かった、気を付ける」とだけ答えた。
喫煙所ネットワークによると、ユキは白羽のお気に入りだったために副長となったことになっていた。
確かにそうかもしれないが、ユキには妖物駆除数において実績があった。彼女は大抵一撃で妖物を斬ってしまうので仕事効率が良い。
村尾はそんな噂を不愉快に思いながら聞いていた。
一度、ユキが立ちくらみを起こしてしゃがみ込んでいる所を目撃したことがある。たまたま部屋にはユキと村尾しかいなかった。
ユキの元へ駆け寄ると、彼女は「ただの貧血だから、大丈夫だから誰にも言わないで」と白い顔で懇願した。
無理せずに休憩室で横になるよう勧めたが、「誰かに見られたら『自己管理も出来ないで』って言われる」 と聞かない。
彼は何故ユキがそんなにも周りの目を気にするのか理解出来なかった。
そしてユキと水沢と三人でチームを組んでいた時の楽しそうな彼女の表情を思い出し、こう確信した。
──森田ちゃんは、副長なんかになるべきじゃなかったんだ。
白羽はユキに真剣を持たせてやりたかった。彼は思う存分隼で妖物を斬り倒してきた。思い残すことはもうなかった。
しかし、愛弟子であるユキのことが気掛かりであった。
隼は木刀と比べ物にならないくらい斬れ味が良い。ユキにそれを持たせることで、彼女の中の鬱屈は一層軽くなるだろう、そう思った。
白羽の誤算は、彼とユキとの根本的な違いをわかっていなかったゆえに生じた。
白羽は刀を振るうことにより人間関係による不満を発散させていたが、ユキがそうすることにより解消しようとしていたのは、孤独による不安とコンプレックスであった。
加えて彼は役職に就かないと隼を持てないことを予測できなかった。
ユキは彼ほど器用ではない。
元々集団が苦手で、目立つのを嫌った。上層部に取り入って業務を円滑に進める術も、誰とでも表向きだけ仲良く振る舞う術も持たなかった。さらに人に頼ることが下手で、部下に振るべき仕事も自分で抱え込んでしまうところがあった。課長が注意してもやめなかった。そもそもまだ若く、経験が足りなかった。
そして相変わらず、白羽の贔屓で昇任したと彼女を影で悪く言う者もいた。
隼で妖物をぶった斬ると確かに気分は晴れる。しかしそれは刹那的なものだった。
本末転倒なことに、ユキの孤独は深まっていった。白羽の妖物駆除件数を超えるという目標も見失っていく。
ユキは次第に疲弊していった。
かといって、ユキは白羽を恨んだ訳ではない。むしろ、不器用な自分自身を責めた。
ユキは仕事に行き詰まると、白羽の墓に向かった。
故郷で考え事をしに灯台公園へ行っていたように、白羽の墓の前に何時間でも座っていた。
墓にはいつも彼の好きだったホット青汁を買って来て手向けた。そして墓の前で、もういない師へ呼びかける。
──先生、私は先生の期待に沿えないかもしれません。すみません、私は先生みたいに出来ません、これからどうすれば良いでしょうか。
もちろん答えはない。
ユキは重い腰を上げ、すっかり冷めてしまった元ホット青汁をぐびぐびと一気飲みした。
初めて来た時に、ドラマみたいに墓石にぶっかけようとしたところ、丁度通りかかった住職に「墓石を緑色にする気か」と泣く寸前まで叱られたのである。
水沢は時々ユキを尾行し、何時間でも墓の前の彼女を見守っていたが、不審者として通報されるばかりで、どうすることも出来なかった。
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