1 / 4
約束のガールズナイト
しおりを挟む
あたしとダァ(ダーリンつまり旦那のこと)の馴れ初めは、友人の結婚披露宴です!
♡
あたしたち行きつけの焼き鳥屋は今日も満員で、店全体に薄っすらと煙が立ち込めていて少しけむたい。
「ねぇ~~、どっかにいい男転がってない~?」
誰かがお決まりのセリフを言う。
「転がってたら、私が拾う。わざわざあんたなんかに譲らないわよ~」
誰かが返す。これもいつも通り。
座敷のテーブルには砂肝やネギマやぼんじり、大根とジャコのサラダ、もつ鍋に唐揚げにピザ、それに5杯の色とりどりのアルコールが並んでる。
テーブルを囲みアルコールをかっくらう女たち、つまりユッコ、ヨシエ、カナ、サナエ、そしてあたしリョウコは仲良し5人グループ。
27歳、適齢期真っ只中だけど皆んなまだ未婚で、彼氏絶賛大募集中だ。
「出会いがなさ過ぎなのよ~。うちの職場、女ばっかだし」
カナが唐揚げを手づかみで取りながら愚痴る。
「私のとこは男と女半々だけど、ほとんど既婚者。絶望」
カロリーを気にしているサナエがサラダのほとんどを自分の取り皿に取り込み、続く。
「わたしの周りは独身もいるけど、なんかひ弱な感じで圏外なのよねぇ」
ヨシエは男になかなか厳しい。チーズ大盛りトマトピザを豪快に噛みちぎっている。
「あたしのトコは爺さんしかいない‼︎」
あたしはハイボールのグラスをダン! とテーブルに打ち付ける。
あたし達のだいたいの会話は既にパターン化されていて、要は似た者同士、傷の舐め合いが目的なのだ。
美味しいものを食べてお酒を飲んで、愚痴を吐く。ビバ、定例女子会。
「もうさ、このまま皆んな結婚せずに、将来シェアハウスで暮らそうよ~!」
もつ鍋の汁をすすってユッコが息巻く。
「いいね、それ! ウチらに男なんて必要無い‼︎」
「皆んなで仲良く暮らしましょ!」
「料理当番とか決めてさ、賑やかな食卓! 丁寧な暮らし!」
「家庭菜園でカイワレ大根とか育てよう!」
「決定ね‼︎」
「「「「「あたし達、ズッ友だよ!!!」」」」」
コンコン、とグラスがぶつかり合い、飛沫が散り、夜は更けていく。
♡
あたしたち行きつけの焼き鳥屋は今日も満員で、店全体に薄っすらと煙が立ち込めていて少しけむたい。
「ねぇ~~、どっかにいい男転がってない~?」
誰かがお決まりのセリフを言う。
「転がってたら、私が拾う。わざわざあんたなんかに譲らないわよ~」
誰かが返す。これもいつも通り。
座敷のテーブルには砂肝やネギマやぼんじり、大根とジャコのサラダ、もつ鍋に唐揚げにピザ、それに5杯の色とりどりのアルコールが並んでる。
テーブルを囲みアルコールをかっくらう女たち、つまりユッコ、ヨシエ、カナ、サナエ、そしてあたしリョウコは仲良し5人グループ。
27歳、適齢期真っ只中だけど皆んなまだ未婚で、彼氏絶賛大募集中だ。
「出会いがなさ過ぎなのよ~。うちの職場、女ばっかだし」
カナが唐揚げを手づかみで取りながら愚痴る。
「私のとこは男と女半々だけど、ほとんど既婚者。絶望」
カロリーを気にしているサナエがサラダのほとんどを自分の取り皿に取り込み、続く。
「わたしの周りは独身もいるけど、なんかひ弱な感じで圏外なのよねぇ」
ヨシエは男になかなか厳しい。チーズ大盛りトマトピザを豪快に噛みちぎっている。
「あたしのトコは爺さんしかいない‼︎」
あたしはハイボールのグラスをダン! とテーブルに打ち付ける。
あたし達のだいたいの会話は既にパターン化されていて、要は似た者同士、傷の舐め合いが目的なのだ。
美味しいものを食べてお酒を飲んで、愚痴を吐く。ビバ、定例女子会。
「もうさ、このまま皆んな結婚せずに、将来シェアハウスで暮らそうよ~!」
もつ鍋の汁をすすってユッコが息巻く。
「いいね、それ! ウチらに男なんて必要無い‼︎」
「皆んなで仲良く暮らしましょ!」
「料理当番とか決めてさ、賑やかな食卓! 丁寧な暮らし!」
「家庭菜園でカイワレ大根とか育てよう!」
「決定ね‼︎」
「「「「「あたし達、ズッ友だよ!!!」」」」」
コンコン、とグラスがぶつかり合い、飛沫が散り、夜は更けていく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる