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病み上がりにDカップ
1話(※微)
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風邪の時は安静第一。
伯斗さんを警戒して私は三日間の有給を取っていたが、二日目には琥牙は起き上がってお粥を口にしていた。
「これなら全然食べれる。 里で出されてた生の内蔵は食べると気持ちが悪くなって。 治ったあとはたまに肋浮いてたよ」
でしょうね。
「真弥どの。 治癒の技術がおありで? 魔術などの」
無いよ。
そうして三日目に琥牙はほぼいつも通りの体調に戻ったのだった。
「こんな早くに体戻ったの、初めて」
琥牙の驚いたみたいなスッキリ顔。
軽く体を動かして素早くシャワーを浴びてから、煮魚とお浸しといった軽い食事をぱくぱくと食べている。
「これは驚きましたな……」
「真弥、すげぇや!!」
伯斗さんは畏怖の、雪牙くんは尊敬の眼差しでそれぞれ私を見ている。
雪牙くんがなぜかうちの夕食に便乗してがつがつ食べてるがそれはまあいい。
もしかして、琥牙の成長が遅いとか云々ってのもこれのせいじゃないの?
病気ってものすごく体力奪われるし。
それはさておきこの際気になっていた事を訊いてみる。
「あの、琥牙のお母さんってどういう人?」
「母ちゃんは兄ちゃんを川の中で産んだんだよ!」
「は?」
「琥牙様の出産の時に丁度周りに人が居らず、準備も無かったために母上様は自ら近くの河原に飛び込んでおひとりで琥牙様をお産みになったのですよ」
「オレを産んだ母ちゃんは早くに死んじまったんだけど、今の母ちゃんは狼よりもつええんだ。 な!」
「病の際も精神を鍛えるいい機会だと自ら滝に打たれ槍を手に持ち、毎日の鍛錬を欠かしません」
……ただの脳筋なの?
うんうんと頷く狼チームの面々。
さすが強いは正義の世界らしい。
琥牙が虐待されてた訳じゃなくってホッとしたけど、体力の無い子供相手にそれしちゃダメよ。
「真弥どのには不思議な力もおありなんですなあ。 これはお子が出来ました暁には、是非とも琥牙様と里にお越しいただき、私たちの巫女として崇めなければ」
「……それはどうでしょうね……」
脳筋のお義母様と戦える自信は無いわ。
あっという間に瞬殺されそう。
◆
それから夜も更け、家事も終えてから明日会社に行く用意などをしていた時だった。
お茶を飲みにキッチンに来た琥牙が通りすがりに立ち止まって、私のお腹の辺りに両手を回してくる。
「ん? なあに」
「ここのところ寝てばっかりだったから、有り余ってて。 ……いい?」
そんな風に囁かれ、色々あってすっかりと忘れてた事に気付いた。
けれど風邪は治りかけが大事だという。
「だ、ダメ。 まだ病み上がりだし私に風邪うつっちゃうし」
「調子悪くなるこれ、風邪っていうんだよね。 真弥にうつるの?」
「うん。 だから私、最近は琥牙と離れたソファベッドで寝てたし、明日から仕事いかなきゃだし。 少なくともあと二、三日は大人しくして我慢して?」
「そっかあ」
ひと言そう言って私の体からぱっと琥牙が離れた。
どことなく不満そうだったが素直に言う事を聞いてくれる。 病気の事に関しては完全に私を信頼しきっているらしかった。
「じゃ、せめて真弥の胸みせて。 まだじっくり見た事ない」
ええっ? そう言われて驚くも、そういえば最初にした時も見られるどころかろくに触られてもいなかった。
見慣れてないから目がいく、そう言ってた。
琥牙が少し私の後ろに下がった。
「離れてたらいいよね?」
「………は、恥ずかしい」
「うん。 でもみせて」
ここはどうやら譲らないらしい。
ダイニングとのカウンターを挟んだキッチン側に私は居る。 琥牙は向こう側に。
キッチンの明かりは消えてるから、はっきり見えないと良いんだけど。
そんな事を考えながら寝巻き代わりのキャミソールのボタンを外すと肩紐がするりと腕の下に落ちる。
琥牙がそんな私をじっと見詰めていて、目を逸らしながらゆっくりと前をはだけた。
「……………」
どういう風に、いつまで私はこうしてればいいのか。
ただ見られてる視線だけが痛くって。
不安になった私が両腕を組んでお腹に巻き付ける。
「………なんでなんにも言わない、の?」
もしかして人の体に違和感があるんだろうか。
「……なんていうか、凄い」
彼の視線はじっとそこに注がれている。
「変?」
「綺麗過ぎて目が潰れそう……触れていい」
熱に浮かされたみたいに呟く琥牙にはダメだよ、そう言う拒絶の言葉も耳に入らない。
手を伸ばして私の形に沿って、礼儀正しく触れてくる。
「柔らかい。 真弥はどこも柔らかいけど胸は特に」
するすると滑らかに移動する琥牙の手。
きつく揉まれたりはしない代わりに指先と手のひらが丁寧に感触を確かめてきて、顔が熱くなる。
「……っ……」
そしてややのちに揃えた指先が中心へと近付いてきた。
後ろに下がれば避けられる筈なのに、私はその場を動けない。
「濃いピンク色に変わってるここ、腫れてるみたいで凄くやらしいね」
指の背で触れながら胸先を軽く押され、体がビクンと反応した。
そんな私の顔をちょっと見て、琥牙が再びゆっくりと目線を下げる。
「琥……や、そこ」
「……ツンってしてる先っぽとか」
丸みを下から上へとそっと掬い上げ離れた乳房が揺れる。
上下に弾けて胸の先がぶれて零れた際、琥牙の指を掠った。
「ンっ…!」
思わず目を瞑って声に出してしまった私に彼がもう半歩前へと進み出る。
そんなに見ないで欲しいと思う。
けれど私は琥牙がどうやって私を愛しているのかを見たい。
私をおかしくさせる彼の器官を。
器用に動く指先や薄い爪。
滑らかな手の甲。
私より大きな手のひら。
既に男の形を成してる骨の節。
今度は膨らみかけた尖りを壊さないかのように優しく指先だけでそこを撫でて。
小さなその周りに注意深く指の腹を沿わせ、ゆるりゆるりと触れていく。
「下触ってるみたいに濡れちゃうんだ。 ここもそんなに気持ちいいの?」
彼には『視えて』るんだろう。
顔が余計に熱くなった。
「ぁあ、はあ…やだ」
「どんどん真弥の匂いしてくるし、硬くなるね。 なんだろ。 これも食べちゃいたい」
「も…もう、あ…ん」
体の細かな震えが止まらない。
神経が集まってきゅんと切なくなってる中心。
そこを人差し指と中指で挟まれた時、更に半身を震わせた。
琥牙が私の反応を見ながら触れ続ける。
離さない指先の腹が、芯を捉えたまま揉むようにくにくにと捏ねてきた。
「ひやッ…それ、止め」
「痛い? でも真弥が凄くいいのバレてるよ?」
「恥ずかしい、からっ……もう、お願い。 それ以上され、たら」
「……おれのもさっきから痛い位だからおあいこだね」
とうとう泣き声を出してしまってやり過ぎたと思ったのか、彼が私の尖りきった頂きをキツい刺激から解放する。
触れられてないもう片方も彼に向かって求めていた。
私の胸、凄くエッチな形になってる。
「……はあ…」
「また無理矢理でも真弥の中に入りたいけど、真弥が風邪ひくのは可哀想だから我慢する」
私の頬にそっと手を当てて、愛おしそうに琥牙が手の甲で撫でてきた。
すっかりと痺れてしまった体はそれだけでも浅く荒い呼吸を繰り返してしまう。
「そんなに欲しそうな可愛い顔しないで……ね?」
むしろそれはこっちのセリフ。
私を抱きたくって堪らないって琥牙の表情。 それってすごく私を疼かせるんだもの。
伯斗さんを警戒して私は三日間の有給を取っていたが、二日目には琥牙は起き上がってお粥を口にしていた。
「これなら全然食べれる。 里で出されてた生の内蔵は食べると気持ちが悪くなって。 治ったあとはたまに肋浮いてたよ」
でしょうね。
「真弥どの。 治癒の技術がおありで? 魔術などの」
無いよ。
そうして三日目に琥牙はほぼいつも通りの体調に戻ったのだった。
「こんな早くに体戻ったの、初めて」
琥牙の驚いたみたいなスッキリ顔。
軽く体を動かして素早くシャワーを浴びてから、煮魚とお浸しといった軽い食事をぱくぱくと食べている。
「これは驚きましたな……」
「真弥、すげぇや!!」
伯斗さんは畏怖の、雪牙くんは尊敬の眼差しでそれぞれ私を見ている。
雪牙くんがなぜかうちの夕食に便乗してがつがつ食べてるがそれはまあいい。
もしかして、琥牙の成長が遅いとか云々ってのもこれのせいじゃないの?
病気ってものすごく体力奪われるし。
それはさておきこの際気になっていた事を訊いてみる。
「あの、琥牙のお母さんってどういう人?」
「母ちゃんは兄ちゃんを川の中で産んだんだよ!」
「は?」
「琥牙様の出産の時に丁度周りに人が居らず、準備も無かったために母上様は自ら近くの河原に飛び込んでおひとりで琥牙様をお産みになったのですよ」
「オレを産んだ母ちゃんは早くに死んじまったんだけど、今の母ちゃんは狼よりもつええんだ。 な!」
「病の際も精神を鍛えるいい機会だと自ら滝に打たれ槍を手に持ち、毎日の鍛錬を欠かしません」
……ただの脳筋なの?
うんうんと頷く狼チームの面々。
さすが強いは正義の世界らしい。
琥牙が虐待されてた訳じゃなくってホッとしたけど、体力の無い子供相手にそれしちゃダメよ。
「真弥どのには不思議な力もおありなんですなあ。 これはお子が出来ました暁には、是非とも琥牙様と里にお越しいただき、私たちの巫女として崇めなければ」
「……それはどうでしょうね……」
脳筋のお義母様と戦える自信は無いわ。
あっという間に瞬殺されそう。
◆
それから夜も更け、家事も終えてから明日会社に行く用意などをしていた時だった。
お茶を飲みにキッチンに来た琥牙が通りすがりに立ち止まって、私のお腹の辺りに両手を回してくる。
「ん? なあに」
「ここのところ寝てばっかりだったから、有り余ってて。 ……いい?」
そんな風に囁かれ、色々あってすっかりと忘れてた事に気付いた。
けれど風邪は治りかけが大事だという。
「だ、ダメ。 まだ病み上がりだし私に風邪うつっちゃうし」
「調子悪くなるこれ、風邪っていうんだよね。 真弥にうつるの?」
「うん。 だから私、最近は琥牙と離れたソファベッドで寝てたし、明日から仕事いかなきゃだし。 少なくともあと二、三日は大人しくして我慢して?」
「そっかあ」
ひと言そう言って私の体からぱっと琥牙が離れた。
どことなく不満そうだったが素直に言う事を聞いてくれる。 病気の事に関しては完全に私を信頼しきっているらしかった。
「じゃ、せめて真弥の胸みせて。 まだじっくり見た事ない」
ええっ? そう言われて驚くも、そういえば最初にした時も見られるどころかろくに触られてもいなかった。
見慣れてないから目がいく、そう言ってた。
琥牙が少し私の後ろに下がった。
「離れてたらいいよね?」
「………は、恥ずかしい」
「うん。 でもみせて」
ここはどうやら譲らないらしい。
ダイニングとのカウンターを挟んだキッチン側に私は居る。 琥牙は向こう側に。
キッチンの明かりは消えてるから、はっきり見えないと良いんだけど。
そんな事を考えながら寝巻き代わりのキャミソールのボタンを外すと肩紐がするりと腕の下に落ちる。
琥牙がそんな私をじっと見詰めていて、目を逸らしながらゆっくりと前をはだけた。
「……………」
どういう風に、いつまで私はこうしてればいいのか。
ただ見られてる視線だけが痛くって。
不安になった私が両腕を組んでお腹に巻き付ける。
「………なんでなんにも言わない、の?」
もしかして人の体に違和感があるんだろうか。
「……なんていうか、凄い」
彼の視線はじっとそこに注がれている。
「変?」
「綺麗過ぎて目が潰れそう……触れていい」
熱に浮かされたみたいに呟く琥牙にはダメだよ、そう言う拒絶の言葉も耳に入らない。
手を伸ばして私の形に沿って、礼儀正しく触れてくる。
「柔らかい。 真弥はどこも柔らかいけど胸は特に」
するすると滑らかに移動する琥牙の手。
きつく揉まれたりはしない代わりに指先と手のひらが丁寧に感触を確かめてきて、顔が熱くなる。
「……っ……」
そしてややのちに揃えた指先が中心へと近付いてきた。
後ろに下がれば避けられる筈なのに、私はその場を動けない。
「濃いピンク色に変わってるここ、腫れてるみたいで凄くやらしいね」
指の背で触れながら胸先を軽く押され、体がビクンと反応した。
そんな私の顔をちょっと見て、琥牙が再びゆっくりと目線を下げる。
「琥……や、そこ」
「……ツンってしてる先っぽとか」
丸みを下から上へとそっと掬い上げ離れた乳房が揺れる。
上下に弾けて胸の先がぶれて零れた際、琥牙の指を掠った。
「ンっ…!」
思わず目を瞑って声に出してしまった私に彼がもう半歩前へと進み出る。
そんなに見ないで欲しいと思う。
けれど私は琥牙がどうやって私を愛しているのかを見たい。
私をおかしくさせる彼の器官を。
器用に動く指先や薄い爪。
滑らかな手の甲。
私より大きな手のひら。
既に男の形を成してる骨の節。
今度は膨らみかけた尖りを壊さないかのように優しく指先だけでそこを撫でて。
小さなその周りに注意深く指の腹を沿わせ、ゆるりゆるりと触れていく。
「下触ってるみたいに濡れちゃうんだ。 ここもそんなに気持ちいいの?」
彼には『視えて』るんだろう。
顔が余計に熱くなった。
「ぁあ、はあ…やだ」
「どんどん真弥の匂いしてくるし、硬くなるね。 なんだろ。 これも食べちゃいたい」
「も…もう、あ…ん」
体の細かな震えが止まらない。
神経が集まってきゅんと切なくなってる中心。
そこを人差し指と中指で挟まれた時、更に半身を震わせた。
琥牙が私の反応を見ながら触れ続ける。
離さない指先の腹が、芯を捉えたまま揉むようにくにくにと捏ねてきた。
「ひやッ…それ、止め」
「痛い? でも真弥が凄くいいのバレてるよ?」
「恥ずかしい、からっ……もう、お願い。 それ以上され、たら」
「……おれのもさっきから痛い位だからおあいこだね」
とうとう泣き声を出してしまってやり過ぎたと思ったのか、彼が私の尖りきった頂きをキツい刺激から解放する。
触れられてないもう片方も彼に向かって求めていた。
私の胸、凄くエッチな形になってる。
「……はあ…」
「また無理矢理でも真弥の中に入りたいけど、真弥が風邪ひくのは可哀想だから我慢する」
私の頬にそっと手を当てて、愛おしそうに琥牙が手の甲で撫でてきた。
すっかりと痺れてしまった体はそれだけでも浅く荒い呼吸を繰り返してしまう。
「そんなに欲しそうな可愛い顔しないで……ね?」
むしろそれはこっちのセリフ。
私を抱きたくって堪らないって琥牙の表情。 それってすごく私を疼かせるんだもの。
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