4 / 15
素直じゃないね
しおりを挟む
とあるカップルがいる。直也と美穂は明日で3年目を迎える。記念日前夜、恋人ならば、きっと熱く長い夜を過ごすのであろう。
美「ねえ」
直「…」
美「ねえってば!」
直「…ん?」
美「ん?じゃなくて。明日、どーするの?」
直「え?」
美「いや、明日!」
直「明日?なに?」
美「え、嘘でしょ…。忘れたの?」
直「んーと…ごめん、なんだっけ?」
美「…そっか、忘れたんだ」
直「え!?なに?まじでなんかあった?」
美「…明日4月9日。私たちの記念日」
直「あ…!」
美「……はぁ」
直「…あ、ここんとこ仕事忙しくて」
美「いつもじゃん。仕事仕事って」
直「…ごめん」
美「何度も話してるのに全然覚えようとしないじゃん」
直「…ごめん」
美「別に謝ってほしいわけじゃない」
直「…」
美「結局そんなもんなんだね、私って」
直「…あの」
美「なに?」
直「その……プリン買ってあるよ?」
美「はぁ?」
直「あ、いや…プリン食べるかなって…ミホが好きなやつ」
美「あのさ、馬鹿にしてるよね。ほんと考えらんない。舐めてる?私のこと。いらない」
直「ちょっ!今持ってくるから!」
美「はぁ!?だからいらないって言ってるじゃん!本当話聞かないよね」
ガサガサ…ゴソゴソ…
直「はい、プリン」
美「いらないってば……何これ」
直「ん?」
美「これ…ひょっとして、映画のチケット…?私が見たいって言ってたやつ…?」
直「あれ?そうだっけー?なんか、オマケでもらったー」
美「……」
直「ミーホ。はい、サプラーイズ」
美「ばかっ」
直也脳内《あっぶねー、サオリとのデート用に買っておいてよかったー!とりあえず明日のサオリはドタキャンしよ》
美「あ、でも午前中なんだぁ……」
直「え?なんかあるの?」
美「うん、ちょっと会社行かなきゃいけなくて…でもありがと。嬉しい」
直「あ、いや…全然いいよ」
美「ほんと素直じゃないよね」
美穂脳内《やったー!明日の午前中カズキと見に行こー!誰がお前と行くかっ、この馬鹿!》
直「でも、行かないなら持ったいないな…返品してくるよ」
美「え!いいよ、気持ちが嬉しかったから貰うよ」
直「いやいや、使わないのは勿体無いから他に充てようよ」
美「いやいやいや、記念として貰うからいいって!」
直「ダメだって!他にするから!」
美「なんでよ!いいじゃん!貰っておくから」
直「いやいや!他の…」
美「いいえ!貰います!大切に…」
記念日を迎える二人。その日は、今まてで一番長い夜になった。そして熱い夜となった。
美「ねえ」
直「…」
美「ねえってば!」
直「…ん?」
美「ん?じゃなくて。明日、どーするの?」
直「え?」
美「いや、明日!」
直「明日?なに?」
美「え、嘘でしょ…。忘れたの?」
直「んーと…ごめん、なんだっけ?」
美「…そっか、忘れたんだ」
直「え!?なに?まじでなんかあった?」
美「…明日4月9日。私たちの記念日」
直「あ…!」
美「……はぁ」
直「…あ、ここんとこ仕事忙しくて」
美「いつもじゃん。仕事仕事って」
直「…ごめん」
美「何度も話してるのに全然覚えようとしないじゃん」
直「…ごめん」
美「別に謝ってほしいわけじゃない」
直「…」
美「結局そんなもんなんだね、私って」
直「…あの」
美「なに?」
直「その……プリン買ってあるよ?」
美「はぁ?」
直「あ、いや…プリン食べるかなって…ミホが好きなやつ」
美「あのさ、馬鹿にしてるよね。ほんと考えらんない。舐めてる?私のこと。いらない」
直「ちょっ!今持ってくるから!」
美「はぁ!?だからいらないって言ってるじゃん!本当話聞かないよね」
ガサガサ…ゴソゴソ…
直「はい、プリン」
美「いらないってば……何これ」
直「ん?」
美「これ…ひょっとして、映画のチケット…?私が見たいって言ってたやつ…?」
直「あれ?そうだっけー?なんか、オマケでもらったー」
美「……」
直「ミーホ。はい、サプラーイズ」
美「ばかっ」
直也脳内《あっぶねー、サオリとのデート用に買っておいてよかったー!とりあえず明日のサオリはドタキャンしよ》
美「あ、でも午前中なんだぁ……」
直「え?なんかあるの?」
美「うん、ちょっと会社行かなきゃいけなくて…でもありがと。嬉しい」
直「あ、いや…全然いいよ」
美「ほんと素直じゃないよね」
美穂脳内《やったー!明日の午前中カズキと見に行こー!誰がお前と行くかっ、この馬鹿!》
直「でも、行かないなら持ったいないな…返品してくるよ」
美「え!いいよ、気持ちが嬉しかったから貰うよ」
直「いやいや、使わないのは勿体無いから他に充てようよ」
美「いやいやいや、記念として貰うからいいって!」
直「ダメだって!他にするから!」
美「なんでよ!いいじゃん!貰っておくから」
直「いやいや!他の…」
美「いいえ!貰います!大切に…」
記念日を迎える二人。その日は、今まてで一番長い夜になった。そして熱い夜となった。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる