異世界時空戦記

Masanosuke

文字の大きさ
上 下
15 / 60

成山の力

しおりを挟む
『あっ!えっ!』

 成山さんの目が銀河系に見えた瞬間…白い
光に包まれ、俺はそのまま気を失った。

 俺は夢を見ていた。銀河系の素晴らしさ、
銀河系がなくてはならない世界、宇宙の伝統。
なぜアースに人間が誕生したのか。これまで
無かった銀河系の関係が俺の心に突き刺さる
様に入って来た。どれくらい気を失っていた
のだろう。そう思い目を開けてみた。

『おっ!スバル!お目覚めか?どうだい気分
は?』

『うんっばあちゃん!最高だよ!物凄く最高
だよ!何もかも分かった感覚がとても清々し
い。ところで成山さんはどんな力を持って俺
を引き出してくれたの?』

『ハハハッ…成山の力とな?もしも此れが成
山の力とするのであれば、きっかけじゃな!』

『きっ…きっかけ?それだけ?』

『そうじゃよ!成山の瞳、そして成山のチャ
クラが目覚めさしてくれる。但し、ただ目覚
めさす事はできん。相手もそれなりの集中力
と精神が極みに達した時にじゃ、ばあ達も同
じ様にきっかけを授かった』

『そうだったのかぁ……そう言えば…さっき
さぁ、ばあ達もって言ってたけど、あと誰か
居たんだよね?』

『そうじゃよ!助蔵に太助。この者たちも歴
代戦士じゃ。そして勿論、成山、ばあも戦士
だったのじゃよ』

『えっマジか!すっすげぇー歴代戦士4人かぁ
ー。何だか光栄だよ!ばあちゃん!改めて是
からも宜しくお願いします』

『此方こそ宜しく頼みます。スバル!』
『これで私達4人の戦士が世代交代になると
言う事じゃな!』

『でも現在の戦士は俺だけなの?ばあちゃん?
それに歴代戦士が4人って事はあと3人居な
いとなの?』

 俺はなんだかワクワクしていた。それは、
何故なら仲間が出来るという気持ちがとても
嬉しかった。
しおりを挟む

処理中です...