異世界時空戦記

Masanosuke

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キーマン、ドーロー

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『ヤレヤレです。このまま私は骨と化してし
まうのでしょうかぁ~。嫌です。この独房も
嫌です。特にこの床…ドロドロです!!…ド
ロ!?…ドロドロ!!…ドーローです!!』

(またもや、何かを思いついたゲーツ。一体
何を思いついたのか?)

『あーっあー…通信、通信、聞こえますか?
…ドーローさん、ドーローさん!!』

『その声はゲーツだ。その声は!!』

『少しお頼みしたい事がありまして…実は今、
海王星で囚われの身となってしまい、ドーロ
ーさんに助けて貰いたいのですがぁ~。お時
間ありますでしょうかぁ~』

『良いよ。カイオウに通信しとくよ。良いよ』

『此れは有難いです。宜しくお頼みします』

(相変わらず軽いノリで引き受けてくれたド
ーローだった。ゲーツはホッとしていた)

『ゲーツよ!!ドーローと友だったら、なぜ
言ってくれなかったんだ?ドーローが言って
いたぞ!友達を解放しないともう友と呼ばな
いだとよ!!あいつは良いやつでな。唯一の
友なんだ!!…ゲーツ悪かった、許せ!!』

『私は大丈夫です。カイオウさん!!』

『其れとドーローが力になってと言っていた
が、何をすれば良いんだ?』

『ホホホッ…ドーローさんも気が効きますねぇ
~。カイオウさんには、この惑星の極寒を利
用して大群のウィルスを凍結させたいと考え
ています』

『ん!?凍結砲か?祖先が使っていた砲撃だ
な。威力は分からんが』

『最大限にマイナス温度を上げて頂く必要が
御座います』

『確か…-200度までだ!!それで大丈夫
か?』

『ナイスです。問題ありません』

『でっ、攻撃開始はいつ?』

『目標が定まったら直ぐにでもです』

『よしっ、分かった。と言いたい所だが、一
つ条件を飲んでくれるか?』

『条件ですか?構いません。言って頂けます
か?』

(余りにも事が運んで行った矢先に、カイオ
ウから条件をつけられたゲーツ。その条件と
は一体何なのか?)
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