クリアレイン

白米かため

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クリアレイン

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浴場から出るとみんな浴衣姿で敷き詰められた布団の上に寝転んだり座って談笑したりしている。

『おーい差し入れ』

旅館に勤めるOBの先輩が袋を掲げ部屋に入ってきた。

『わあっ、ありがとうございます!』
『2週間毎日頑張ってたからな~、まあ今日くらいはいいだろ?』

袋の中にはビールや酎ハイ、ポテチにクッキーなどが入っている。

『先生達も今日は繁華街に飲みに行ってるからな、内緒にしといてやるよ』

その為に生徒達を見ておいてくれと頼まれたはずの先輩がこれなので誰も止める人がいない。

慣れないアルコールを飲みテンション高く騒ぐ生徒達だったが、さすがに深夜0時を過ぎると寝てしまう子達が続出した。

『オイ~、薮~?』
『んーーー…』
『起きろよぉ、1人じゃつまんないじゃん』
『ダメ、眠っむい、ムリ……すぴーー』
『ええっ?マジかよぉ~』

ほとんどの生徒が寝てしまい田島は不貞腐れてもう1缶酎ハイを持ちプルタブを上げた。

グレープフルーツ味が舌に伝わって苦さに顔が歪む。あまおうの方にすれば良かったな、と思っていると隅っこで寝ていた元山が布団から出てきてつい驚く。

『うおっ、お前起きてたの?』
『うるさくて寝てらんないよ…トイレ行ってくる』

元山は副キャプテンでとにかく真面目だ、絵に描いたようなガリ勉キャラで、縁眼鏡に短くサラサラのストレート黒髪、色は白くて学校と部活以外にはなんにもしてませんって面(ツラ)してる。

『ほら、飲めよ?』

トイレから出てきた元山に酎ハイを出し出す。

『それとも苦いのはお子ちゃまの颯には無理かな~?』
『ハア…そんな煽りに乗ると思ってるの?子供なのは田島だろ…全く』

そう言うと缶を取り上げゴクゴクと飲み干した元山に少し焦る、それはアルコールが7%もあるやつだったからだ。

『ぜんぜんこんなの、ジュースじゃん』

シレっとした顔をした元山にホッとする。こんな真面目ちゃんが酔っ払ったら面倒くさそうだし。

『他に何があるの?喉乾いてたからもう1本ちょうだい』
『んー、あとはビールとか、まあこれは苦いからやめとけ。甘いやつ…これとか?』
『そんな甘いの飲んだら逆に喉が渇いちゃうだろ』

オススメのあまおう酎ハイを避け、さっと手の中のビールを取り上げプルタブを起こすとまたゴクゴクと飲み干してしまった。

『んんっ、んん~っ、な、なにこれ苦っ苦っ』
『だから言ったじゃん~』

涙目で舌を出し苦い苦いと顔を歪ませる元山を見てなんだか楽しくなる。
その舌を指で挟んでくにゅんと持ち上げると戸惑う表情を見せる。

『苦いなら舌を出したままの方がいいぞ?』
『ん、ひょぉなほ…?』
『うん。口閉じてると苦味が逃げないからさぁ』

適当な言葉がポンポン出てくる自分に驚く、なんだか元山をイジメたくて仕方ない。

『残ってるといけないから取ってあげる』
『んへぇ?』

掴んだ舌を引き出し自分の舌で舐め上げた、ビールの味がしたのは最初だけでそのあとは甘い元山の唾液の味がする。

『んん、ふはぁ、まだ苦い?』
『んっ、んふ、ぁ、甘い…』

驚いたような顔になんだか嬉しさが込み上げる、こんな素直にベロチューを受け入れる高校生がどこにいるんだろう……あ、ここにいるか。

『え?え?…な、なんで?』
『唾液は苦味を緩和させるんだよ、だから元山ももっと涎垂らせよ?』
『そ、そうなんだ、田島って化学得意なんだね…』
『知らなかったのか?しょうがないなぁ颯(はやて)は、ハアー』

わざと溜め息を大きく吐くと元山がおろおろとして目を右に左に動かしている。

『ご、ごめん…』
『ハア、しょうがないから舐め取ってやるよ?』
『んっ、はふ、れ、れも、田島きゅ、ん、にがい、れしょ?』
『こんなん苦くねぇーよ、颯みてぇに子供じゃねーんだからさあ』
『んふぅ、うぅん、んむっ、んむぅ、ん、チュウぅ…っ』

ふらふらと元山の顔が揺れるので頬と腰に手を添えてもっと深く舌を絡ませると歯が当たってしまい反射的に離されてしまった。

『あっ、ごめん…痛かった?』
『別に、こんなん痛くねぇけど』
『ん、ごめ、ん、あれぇ…?ん、立てない…』
『酔ったのか?ふふっ、こんなんで酔うなんてやっぱお子ちゃまだなあ颯は』
『ちがうもん、あぅぅ…』

可愛く唸った元山はその場にしゃがみ込んでしまう。

思ってもいなかった体制につい生唾が込み上げる。元山の目の前には少し反応してしまったそれがあるからだ。

しかも力の入らない元山はクテっと太ももに頭を寄せてハアハアと荒く息を吐いている。

ゴクッ…

浴衣が乱れて元山の足が片方だけ出てしまっている、毛が薄いそれは蛍光灯の下で誘うようで思わず髪を撫で上げ赤くなっている頬を指でなぞった。

『あ、熱い、この部屋、熱くない…?』

元山が胸元を広げ手でパタパタと風を送っている。上からは華奢な鎖骨や色付いた乳首が丸見えだ。

『颯だけじゃない?あ、ほらぁ、熱いもん颯の中…』

口の中に指を差し込むと濡れた舌を摘み上げる、濡れた舌は熱く指に絡みついて愛撫されているようだが元山はそんなつもりなんてないんだろう。

『あちゅい?僕の、口…』
『うん、熱い、酔ってる。仕方ないなあ、冷ましてやるよ』

手を引き元山が寝ていた端っこの布団へ連れて行く。シーツの上へその体を転がすとパカァと足を開いて指を口の中へ入れ舌を出し入れし始めた。

『んんぅ、あちゅいよぉ、たじみゃきゅぅ、僕の体、冷やちてぇ…?』

こんな素直な副キャプテンを初めて見てあそこはギチギチに固く立ち上がり下着の中で苦しくもがいている。

『じゃ、じゃあ、浴衣脱ごうな?』
『んぅ、脱がしてぇ?』

赤ちゃんのように両手を顔を横まで上げ足を開いて待っているその姿に腰が痺れる。
余裕があるようにゆっくり胸元を広げていくが胸はドクンドクンとうるさいくらい鳴り響いていた。

『ハアん、すずひぃ~…あひ、ふふっ』
『こんな姿他の人に見せんなよ…?』
『ふにぅ?こんなぁ?』
『やらしいおっぱい、分かってんの?』
『あひゃぁっ、くすぐったぃ~、んふふ』

可愛く膨らんだ乳首を擦り上げると元山が眉毛を下げて困ったような瞳を向けてくる。

『あぅ、ん、なんでそんなとこぉ、触るのぉ?』
『真っ赤で熱そうだったから』
『んん~?あふふっ、ほんとらあ』

摘み上げる指を見下ろして元山が微笑む、嫌じゃないみたいだなと確認できるとつい調子に乗ってそこに唇付けてしまった。

『あっんっ、僕ぅ、ミルクでないよぉ?』
『ん、えと、そうじゃなくてだな…』
『たじまきゅぅん、おっぱいのみたぃのお?』
『…颯のなら飲みたいけどな』
『んぅ~、出るかなあ?んっんふっ』

元山がおっぱいをタプタプと持ち上げ両輪に指を挟みギュウと先端をこちらに向けてくる。

『すってぇ?』

わざとなのかわからない行動だがあそこがグンと太さを増す。

『んん~』

ヂュルルルルルルッ

『ひゃはあっ、なんかぁ、出ちゃいそぉ』
『んん、んん~っ』
『出てるぅ?僕の、おっぱぃ、ミルクぅ』
『んぢゅっ、んちゅっ、んはっ』
『たじまくぅ、ん、おっぱい飲んでるのぉ?』
『ハアっ、ハアっ、ミルクは出てないかなぁ』
『そうなのぉ?…ふみゅうん』

何故か寂しそうな顔をする元山に焦る、思わず下着の上からそこを握って少し濡れているそこに唇を寄せた。

『ん、ここから、スケベミルク出てるかもよ?』
『ん~?すけべミルクぅ?』
『そうそう~』

よく分かっていない元山にこんなことをするのは少し罪悪感があるが、かなり酔っているみたいだし明日には忘れているかもしれない。

『颯のスケベミルク見せてよ?』
『僕のすけべミルク…?ふふっ、いいよぉ』

元山が自ら下着をズラしプルンと可愛いサイズのそれを目の前に差し出した。

『颯ぇ、もう濡れてんじゃんか』
『すけべミルクぅ、あふ、出てるぅ?』
『まだ出てないかなぁ? ペロペロしたら出るかよ~?』
『ペロペロぉ? うん、してぇ?』
『ペロっ、ペロペロ、んふふっ、ペロペロぉ』

クチュクチュクチュクチュッ

『あぅんんっ、たじまく、の、ペロペロぉ、あっ、気持ちぃ、ハアっ、んっ、ミルク出ちゃうよぉっ』

元山が頭を足で挟んでくる、ギュウギュウに圧迫されて何故か顔がニヤつく。

『んむぅ、颯のスケベミルク飲ませてくれるんだろぉ?』
『あんっ、らってぇん、あひんん』
『ほらあー、スケベミルク出せよ?』

口に頬張り舌と唇で上下させると足が開きガクガクと震え出した。

『ひあっ、あっ、たじまくっ、たじまくんんっ、ミルク出るっ出るぅっ、あんんんっ』

口の中に青臭い液体が迸(ほとばし)る、頬に溜め込み根元から吸い上げ切ると、手のひらに舌を出してトロトロと液体を垂らした。

『ハアっ、ハアっ、あ、ん…』
『颯のミルクいっぱい出たよ?ほらぁ』
『ハアん、僕の、すけべミルク…?』
『そうー、甘いよ?味わってみて?』
『んむ、んむぅ、やあぅ~っ、にがぃよぉ』

元山の口へそれを垂れ入れ指で塗り込むとイヤイヤと頭を降る。

『颯は本当にお子ちゃまだなあ、じゃあ俺のミルク舐めてみる?』
『んっ、けほっ、たじまくんのぉ?』
『そうそう~、ほら』

体に乗り上げ胸の横に膝を着くともう完勃ちしたそれを口に差し出す。

『ん、どくどくしてる…あちゅい』

まじまじと見つめながら元山がそこに手を添える、ベロォとピンク色の舌を伸ばして裏筋から先端までひと舐めされた。

『んハアっ、颯エロっ』
『ん、ん、ほく、えろくなんかないひょぉ、んく、んくっ』

チュウッ

『ヤバっ、それ、気持ちいい』
『んん~、んむんむ』

シュコシュコシュコシュコッ

両手でそこを握り締め上下に擦り上げる元山は顔を赤くさせてベロベロと膨らみを舐めている。

眼鏡の奥の瞳はトロントロンに溶けていて今俺たちが何をしているか分かっているのかと聞きたくなってしまう。

互いのものを舐め合って射精して味を確かめ合っているなんて、普段なら殴られていてもおかしくない状況だ。

『ああ~ヤバい、ヤバいいっ、出る出る出るっ』

ビシャッと元山の顔に液体が降り注ぐ、少しズレた眼鏡や頬、赤く染まった舌に大量だ。

『んむ、たじまくんの、ミルクぅ、いっぱい出たあ』
『ハアハアっハアハアっ』
『んん~、おいひくない、ドロドロなのぉ、変な匂いしゅるもんん』
『颯ぇ、颯ぇ…ハアっハアっ』
『たじまくん…?』

いやらしく染まった顔を手のひらで撫で上げる、近くに置いてあった旅館のタオルを取ると口元を拭った。

『んぶっ』
『今日したこと、みんなには内緒だからな?』
『んー?うん、わかったぁ』
『ん…っ』

綺麗になった唇を口で覆う、チュッチュッと啄(ついば)むとはだけた胸元をキチンと治してあげた。

『電気消すから…』
『あ、田島くん…っ』
『うん?』

部屋の入り口にある照明スイッチまで行くと元山が囁く。

『ずっと、肩出てたから、寒くなっちゃったから、あの…』
『どうした?』

照明消すとあちこちに寝転がる生徒を避け元山の布団まで忍足で戻る。
隣にすとんと座ると元山が掛け布団をめくりスペースを開けた。

『一緒に寝よ…?』

暗闇で狭い布団の中、互いの手の甲が当たる。
どちらともなく指を絡めると、細い手首に親指を沿わせスリスリと撫で上げた。

『んっ…』

微かに甘い吐息が漏れた、2人とも仰向けで寝ているので表情は分からないが拒まれてはいないと握られた手のひらから伝わってくる。

『寝れない?』
『ううん、ふわふわ…してる、気持ちいい』

横目で元山を見てみるとさっきの行為で汗ばんだ額に前髪が張り付いてしまっていた。

『眼鏡外さねーの?』
『あ、うん、取らなきゃ…』

カチャっと音を鳴らして縁眼鏡を枕の上へ置くと目を細めた元山がこちらを見てくる。

潤んだ瞳と視線が絡まり合ってまた胸がドキドキしてきた。
握る手に力が入っていく、漏れた月明かりで照らされた唇が濡れているようでそっと唇を寄せた。

『はやて…?』

唇を離し元山の表情を伺うともう目は閉じられていて、すうすうと寝息を立て始めていた。

なんだよ、もしかしてもっと何かしちゃっていいのかと思った、と期待していた田島は溜め息を吐く。


少し遅めの起床だったが先生達も怒る人もおらずバタバタと帰宅の用意をする中、田島と元山が一緒の布団で寝ていたのも慌しさの中で誰も気付いていなかったようだ。

それどころか颯と呼び捨てにしたらムスッとした顔をして『はあ?』なんて言う始末。

『元山さぁ、昨日覚えてる?』

バスの中で1番後ろの席に座っている元山に振り向いて聞いてみたがまた口をへの字に曲げていた。

『なにが?』
『何がって…俺と一緒に布団入る前のこと』

あんなことをしたのでコソコソと小さな事で声で聞いたが元山は普通の声量で『知らない』と言うと、腕組みして窓の外の景色を見始めた。

『あ、そう…』
『忘れた』

忘れた?という事は何かしたのは分かってんのか?

問い正そうとしたが友達に腕を引かれ人狼ゲームへ参加しろとカードを渡されてしまった。

『恐ろしい夜が明け、朝が来ました』
『昨晩ころされのは…』

友達がマジかよ~と言って項垂れている。

昨晩食べられちゃったのは…どっちだったんだろう。

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