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8章
文化祭当日
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土曜日の学園はいつもよりちょっと静か。でも、今日の体育館はとてもさわがしい。
ガタガタと物を運ぶ音、話し合う声、バタバタ走る音。
朝、早めに来て用意をしていたのに、こういう時は、あっという間に時間がたつよね。
「全部つけ終わりましたよー! どうですか?」
桜宮さんが体育館の端っこからかけてきた。
くるっと見渡すと、色とりどりのお花がセンスよく壁に飾ってある。
「すっごく華やかになったよ。ありがとう!」
「よかったです!」
桜宮さんがうれしそうにほほえんだ。
桜宮さん、フルートの練習しながらお花もコツコツ作ってくれたんだ。
とっても器用で、いろんな種類のお花を作ってくれた。
体育館の左には大きな赤いじゅうたんがひいてあって、和傘が立てられてる。
二列に整列された座布団。これは、ミドリくんと月都くんが用意したお茶席なんだ。
それから、向かい側には、長机を並べた展示コーナーもある。
巾着袋や手提げ袋などの布小物とか、かわいい人形やあみぐるみが飾ってある。
あと、手描きのマンガや風景写真も展示されてるんだよ。
この作品たちは、ミドリくんのところにみんなが持ってきてくれたもの!
今日のためにコツコツ作ってくれてたらしいんだ。
それから、パッと目をひくのは、入学式や始業式で使うステージになってるところ。
天井から吊り下げてるのは、大きな紙に空鏡学園文化祭とダイナミックに書かれた文字。
これ、優礼さんの書なんだ!
こうやって書の全体を見ると、すごい迫力。
力強くて、とめやはらいがとってもカッコイイ!
「よし。準備はオッケーや。あとは学園長たちを待つだけ!」
「うん。そろそろ学園長たちが来るかもしれないから、ドア、開けに行こう」
「そうですね」
桜宮さんと一緒にドアを開けに行ったら、びっくりした。
「ミニ文化祭するんだってー?」
入口の前にいたのは、たくさんの生徒たち! 二十人くらいいる⁈
「なんか、面白そうだから来たよー」
「ミドリくん、何かするんだって?」
みんな体育館の中を見ようと、背伸びやジャンプをしてる。
「おお! なんや大勢来たな! みんな、入ってー」
ミドリくんがやってきてうれしそうに言うと、みんなが喜んで入ってきた。
みんな、お休みの日なのに来てくれたんだ!
「うわ、すごっ!」
「何か飾ってあるー!」
みんなは体育館を見まわしたり、展示を興味深そうに見たりしてる。
「……なんだかにぎやかね」
女の人の低い声がして振り向くと、学園長だ!
後ろには、生徒会のメンバーと視察の人たちかな?
スーツを着たおじさんが三人、おばさんが二人いる。
「おはようございます! ようこそおいでくださいました」
桜宮さんがにこっと笑って一礼する。わたしもあわてて頭を下げた。
「おはよう。今日は楽しみにしてるよ」
背の高いメガネのおじさんが優しく笑った。
スリッパに履き替えた学園長たちを体育館の中へ案内する。
中を見た学園長たちは、ちょっと驚いたように立ち止まった。
「あら、ちょっとした展示と一人が演奏するだけって聞いてたけど、すごいじゃない」
視察団の女の人が感心したようにつぶやいた。
「ああっ、倉木、どこに行ったかと思ったら、どうしてここにいるんだ!」
生徒会長が大きな声をあげて、早玖に猛ダッシュしてきた。
「あぁ、すみません。文化祭の用意を手伝っていたので」
「なにっ? お前、最近生徒会の方に来ないと思ったら、そんなことをしていたのか!」
「そうなんですよ。なんだか楽しそうだと思って。あ、あとでぼくも演奏するのでお楽しみに☆」
「はぁ? 演奏だと?」
目を見開く生徒会長に、早玖は動じずニコニコ笑顔。
うわー。早玖、何だか楽しそうだな……。敵にまわすとこわいタイプかも。
ガタガタと物を運ぶ音、話し合う声、バタバタ走る音。
朝、早めに来て用意をしていたのに、こういう時は、あっという間に時間がたつよね。
「全部つけ終わりましたよー! どうですか?」
桜宮さんが体育館の端っこからかけてきた。
くるっと見渡すと、色とりどりのお花がセンスよく壁に飾ってある。
「すっごく華やかになったよ。ありがとう!」
「よかったです!」
桜宮さんがうれしそうにほほえんだ。
桜宮さん、フルートの練習しながらお花もコツコツ作ってくれたんだ。
とっても器用で、いろんな種類のお花を作ってくれた。
体育館の左には大きな赤いじゅうたんがひいてあって、和傘が立てられてる。
二列に整列された座布団。これは、ミドリくんと月都くんが用意したお茶席なんだ。
それから、向かい側には、長机を並べた展示コーナーもある。
巾着袋や手提げ袋などの布小物とか、かわいい人形やあみぐるみが飾ってある。
あと、手描きのマンガや風景写真も展示されてるんだよ。
この作品たちは、ミドリくんのところにみんなが持ってきてくれたもの!
今日のためにコツコツ作ってくれてたらしいんだ。
それから、パッと目をひくのは、入学式や始業式で使うステージになってるところ。
天井から吊り下げてるのは、大きな紙に空鏡学園文化祭とダイナミックに書かれた文字。
これ、優礼さんの書なんだ!
こうやって書の全体を見ると、すごい迫力。
力強くて、とめやはらいがとってもカッコイイ!
「よし。準備はオッケーや。あとは学園長たちを待つだけ!」
「うん。そろそろ学園長たちが来るかもしれないから、ドア、開けに行こう」
「そうですね」
桜宮さんと一緒にドアを開けに行ったら、びっくりした。
「ミニ文化祭するんだってー?」
入口の前にいたのは、たくさんの生徒たち! 二十人くらいいる⁈
「なんか、面白そうだから来たよー」
「ミドリくん、何かするんだって?」
みんな体育館の中を見ようと、背伸びやジャンプをしてる。
「おお! なんや大勢来たな! みんな、入ってー」
ミドリくんがやってきてうれしそうに言うと、みんなが喜んで入ってきた。
みんな、お休みの日なのに来てくれたんだ!
「うわ、すごっ!」
「何か飾ってあるー!」
みんなは体育館を見まわしたり、展示を興味深そうに見たりしてる。
「……なんだかにぎやかね」
女の人の低い声がして振り向くと、学園長だ!
後ろには、生徒会のメンバーと視察の人たちかな?
スーツを着たおじさんが三人、おばさんが二人いる。
「おはようございます! ようこそおいでくださいました」
桜宮さんがにこっと笑って一礼する。わたしもあわてて頭を下げた。
「おはよう。今日は楽しみにしてるよ」
背の高いメガネのおじさんが優しく笑った。
スリッパに履き替えた学園長たちを体育館の中へ案内する。
中を見た学園長たちは、ちょっと驚いたように立ち止まった。
「あら、ちょっとした展示と一人が演奏するだけって聞いてたけど、すごいじゃない」
視察団の女の人が感心したようにつぶやいた。
「ああっ、倉木、どこに行ったかと思ったら、どうしてここにいるんだ!」
生徒会長が大きな声をあげて、早玖に猛ダッシュしてきた。
「あぁ、すみません。文化祭の用意を手伝っていたので」
「なにっ? お前、最近生徒会の方に来ないと思ったら、そんなことをしていたのか!」
「そうなんですよ。なんだか楽しそうだと思って。あ、あとでぼくも演奏するのでお楽しみに☆」
「はぁ? 演奏だと?」
目を見開く生徒会長に、早玖は動じずニコニコ笑顔。
うわー。早玖、何だか楽しそうだな……。敵にまわすとこわいタイプかも。
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