ヘタレαにつかまりまして

三日月

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14 夏休み

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額に当てられていた氷嚢を取り起き上がると、膝で三枝の横に移動。
三枝の顔は赤くて、見ただけだと体調の良し悪しは判断できない。
頬に氷嚢を当ててやると、「うわぁ~気持ちえぇわぁ~」と目を細めて笑う。


「三枝、大丈夫か?」

「あ~、かなちゃんこそ大丈夫になったん?
限界まで頑張りすぎて、歩けへんなんてはずかしぃわぁ。
背負ぅてもろたし、もう大丈夫。
めっちゃお腹空いたし、早くご飯食べたいっ」


三枝はお腹を押さえて笑っている。
本人はそう言うが・・・なぁ。


「桜宮、言いたいことはわかる。
三枝に誰が上手く教えられるかで、ちょっと時間配分を間違えた」


松野だけには俺の言いたいことが伝わったらしい。
あとの二人は、「もっと体力つけろ」「明日から走り込みなっ」と悪びれもせずに迫っている。
三枝相手に、強化合宿でもするつもりなのか?
お前達の体力についていけるわけないだろう。
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