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14 夏休み
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釣った魚を囲炉裏で塩焼き、とか。
俺と三枝が感動しながら食べているのを、α組からは面白そうに眺められた夕食も終わり。
身体の芯まで熱くなる五右衛門風呂から出てくると、庭で花火まで用意されていて、色違いの甚兵衛スタイルで皆思い思いに火をつけ楽しむ。
「疲れているなら明日にしようか」とヤマから言われたけれど、テンションが高まっていた俺はやりたいとお願いした。
同じ年代と花火を見ることもなかったし、庭で弟と手持ち花火しかしたことがなかったから、ネズミ花火には驚いた。
クルクル火花を撒き散らしながら回転して動くとか!
まるで生きているような動きに翻弄される。
次の進行方向の予想を裏切って、俺に向かって動いてくるから最後はヤマの背に隠れた。
「カナ、恐がりすぎ」
「追いかけられたんだぞっ」
ヤマの背中に隠れた俺を皆がニヤニヤ見てくる。
なんだか、俺の反応を楽しんでないか?
「明日の昼は、BBQ予定だぜ」
「楽しそうやなぁ、かなちゃん?」
「・・・そうだな」
俺のために、日替わりで色々と準備してくれているらしい。
それについては、感謝しかないな。
こんなに楽しい夏休みを過ごせるなんて、本当に考えたこともなかった。
俺と三枝が感動しながら食べているのを、α組からは面白そうに眺められた夕食も終わり。
身体の芯まで熱くなる五右衛門風呂から出てくると、庭で花火まで用意されていて、色違いの甚兵衛スタイルで皆思い思いに火をつけ楽しむ。
「疲れているなら明日にしようか」とヤマから言われたけれど、テンションが高まっていた俺はやりたいとお願いした。
同じ年代と花火を見ることもなかったし、庭で弟と手持ち花火しかしたことがなかったから、ネズミ花火には驚いた。
クルクル火花を撒き散らしながら回転して動くとか!
まるで生きているような動きに翻弄される。
次の進行方向の予想を裏切って、俺に向かって動いてくるから最後はヤマの背に隠れた。
「カナ、恐がりすぎ」
「追いかけられたんだぞっ」
ヤマの背中に隠れた俺を皆がニヤニヤ見てくる。
なんだか、俺の反応を楽しんでないか?
「明日の昼は、BBQ予定だぜ」
「楽しそうやなぁ、かなちゃん?」
「・・・そうだな」
俺のために、日替わりで色々と準備してくれているらしい。
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