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18 巡回
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他のΩの発情フェロモンに必死に抗うヤマ。
身を任せれば、病み付きになる解放が得られるのに。
俺を想い続けてくれたヤマ。
ヤマの番になった俺は、発情フェロモンを出せなくなってしまった。
もうヤマを、理性を吹き飛ばしαの本能を駆り立てる程興奮させることは出来ないけれど。
ヤマには、これからの俺を全部全部あげるから。
今日、必死に抵抗し続けたことを後悔させないから。
ヤマの肩に引っ掛かっていたブレザーを背中に滑り落として、逃げようする両肩にすがり付く。
聞いて、ヤマ。
俺は、俺は・・・
「ヤマが、好き」
ヤマ、俺がここにいることに、気付いて。
ヤマの瞳に、俺を映して。
剥き出しの犬歯で唇が切れるのも構わず、開いたままのヤマの唇に強引に重ねた。
熱く火照る咥内に舌を差し入れ、切れた唇から流れた血ごと唾液を貪り、尖った犬歯に舌を絡ませヤマに訴える。
ヤマ、これからもこの牙で俺だけを噛んで。
俺だけを喰らうαでいて。
身を任せれば、病み付きになる解放が得られるのに。
俺を想い続けてくれたヤマ。
ヤマの番になった俺は、発情フェロモンを出せなくなってしまった。
もうヤマを、理性を吹き飛ばしαの本能を駆り立てる程興奮させることは出来ないけれど。
ヤマには、これからの俺を全部全部あげるから。
今日、必死に抵抗し続けたことを後悔させないから。
ヤマの肩に引っ掛かっていたブレザーを背中に滑り落として、逃げようする両肩にすがり付く。
聞いて、ヤマ。
俺は、俺は・・・
「ヤマが、好き」
ヤマ、俺がここにいることに、気付いて。
ヤマの瞳に、俺を映して。
剥き出しの犬歯で唇が切れるのも構わず、開いたままのヤマの唇に強引に重ねた。
熱く火照る咥内に舌を差し入れ、切れた唇から流れた血ごと唾液を貪り、尖った犬歯に舌を絡ませヤマに訴える。
ヤマ、これからもこの牙で俺だけを噛んで。
俺だけを喰らうαでいて。
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