416 / 1,039
18 巡回
36
しおりを挟む
俺は、勢い余ってヤマの前で踏みとどまれず。
ヤマの床に伸ばされた両足に躓いて、そのまま胸に飛び込んだ。
流れ出る汗で蒸せている熱いヤマの身体、ヤマの匂い。
このまま胸に体を預け、舌先で汗をなめとりたい衝動に喉が鳴る。
発情フェロモンを浴びたせいで、ヤマのスラックスは不自然なくらいに盛り上がり熱を帯び硬くなっていた。
もつれて重なった腹部が触れただけで、ヤマの身体が引き付けを起こすように過敏に反応。
スラックスの染みが広がり、俺の身体からも蜜がドロリと垂れ流される。
濡れたシャツ越しに指先から直接伝わる鼓動は、鋼を打つように、早く、強い。
あぁ、番に応えたい。
この熱を俺の内側に早く注いで・・・
「イ・・・ヤだ、来る、な」
渇望するΩへの興奮をねじ曲げ、極限まで無理を強いている状態で。
それでも、後ろ手に這ってその場を逃げようとするヤマ。
動かない身体のせいで、爪が床を引っ掻く音がする。
俺が誰かもわからないまま、近づいてくる全てを拒否して自分の決めた番を守ろうとしていた。
「・・・カナ、じゃなきゃっっ」
至近距離のヤマに煽られ。
名前を呼ばれただけで、もう、達しそうな興奮が身体を痺れさせた。
ヤマの床に伸ばされた両足に躓いて、そのまま胸に飛び込んだ。
流れ出る汗で蒸せている熱いヤマの身体、ヤマの匂い。
このまま胸に体を預け、舌先で汗をなめとりたい衝動に喉が鳴る。
発情フェロモンを浴びたせいで、ヤマのスラックスは不自然なくらいに盛り上がり熱を帯び硬くなっていた。
もつれて重なった腹部が触れただけで、ヤマの身体が引き付けを起こすように過敏に反応。
スラックスの染みが広がり、俺の身体からも蜜がドロリと垂れ流される。
濡れたシャツ越しに指先から直接伝わる鼓動は、鋼を打つように、早く、強い。
あぁ、番に応えたい。
この熱を俺の内側に早く注いで・・・
「イ・・・ヤだ、来る、な」
渇望するΩへの興奮をねじ曲げ、極限まで無理を強いている状態で。
それでも、後ろ手に這ってその場を逃げようとするヤマ。
動かない身体のせいで、爪が床を引っ掻く音がする。
俺が誰かもわからないまま、近づいてくる全てを拒否して自分の決めた番を守ろうとしていた。
「・・・カナ、じゃなきゃっっ」
至近距離のヤマに煽られ。
名前を呼ばれただけで、もう、達しそうな興奮が身体を痺れさせた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,746
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる