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27 デート
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「・・・わかったから、離せよ」
納得していないとすぐにわかる、不機嫌で苛立ったままの笹部。
それでも三方から挟まれ、三枝から勢いを削がれ、俺への制裁は諦めたようだ。
ヤマから手を離されると、大人しく自席に深く腰掛けた。
その様子に、松野と竹居はホッと溜め息をつき。
ヤマは何事もなかったように俺に向き直ると、先程まで笹部を拘束していた大きな掌で優しく俺の頬に触れニッコリ笑いかけてくる。
「カナは悪くないから」
「・・・いや、俺が悪いだろう」
つい手を出してしまったが、笹部がキレて当然だ。
自分が従うαをΩが殴ったなんて、下についている笹部にとったら赦せない行為。
ヤマの方こそ、屈辱的な行為を受けてなんでこんなに緩く構えれるんだ?
納得していないとすぐにわかる、不機嫌で苛立ったままの笹部。
それでも三方から挟まれ、三枝から勢いを削がれ、俺への制裁は諦めたようだ。
ヤマから手を離されると、大人しく自席に深く腰掛けた。
その様子に、松野と竹居はホッと溜め息をつき。
ヤマは何事もなかったように俺に向き直ると、先程まで笹部を拘束していた大きな掌で優しく俺の頬に触れニッコリ笑いかけてくる。
「カナは悪くないから」
「・・・いや、俺が悪いだろう」
つい手を出してしまったが、笹部がキレて当然だ。
自分が従うαをΩが殴ったなんて、下についている笹部にとったら赦せない行為。
ヤマの方こそ、屈辱的な行為を受けてなんでこんなに緩く構えれるんだ?
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