例えβに生まれても

34 反則の王子様

18

シャツの上からだし、ちょちょちょ直接じゃないけどっ
清人様のお口の中に、おおお俺のがぁっ
たたたたた食べられられ.....

ふっと意識が遠退いて、気を失いそうになる。
だって、だって、俺の股間に、清人様のかーーおーーっっ
生暖かくて湿っていて絡み付いてくる柔らかい感触ぅぅーーっっ

しかも。
清人様は、あむっと口に含みながら俺のお尻の下に器用に指を滑り込ませて両手で揉んできてますぅっっ


「き、清人様っ、ダメぇぇっっ」


ずっと握りしめたまま動かすことが出来なかった指をシャツから離して、清人様を止めるために俺の真下にある頭に触れそうになって。

ふわりと毛の先が触れた瞬間、我に返った。

ダメ、ダメだっ
αの頭は、何があっても触っちゃダメッなところっ
反射的に殴り殺されても文句なんて言えない逆鱗なんだよっ
そう、繰り返し繰り返し小さい頃から習ってきたことがこんなときなのに頭をよぎっていた。

パッと手を挙げた勢いで、万歳の格好になる。
え、え、でも、それってこんな状況でもダメなんだろうか？
頭を掴んで押した方が、一番早く逃げれるんだけど。
ここには居ない、歴代の先生に聞きたくなる。
俺のおちんちん、αのしかも清人様のお口に入ってるんですーーーっ
こんなときも、触ったら怒られちゃうんでしょうかーーーっ

迷っている間に、清人様の熱い口に含まれる驚愕の現実に打ちのめされて、おちんちんが縮んでました.......