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10 入籍
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「ありがとう、ハルが喜ぶ。
桜宮さんにまで、当日直前まで手伝ってもらうことになり申し訳ないが、このままガゼボを頼んで良いか?
料理の運搬は使用人に任せるから、残りの装飾に、棚や机、椅子の配置も」
「はい、任せてください。
・・・あと、あの、清人さん、少し休まれた方が良いですよ?
会場が外になって、昼からの気温上昇、直射日光、体力が屋内より奪われますし」
恐る恐る、清人さんの見えない表情の変化を伺いながら休養を進める。
目の下の隈も、だが。
もともと白い肌は、着ている繋ぎより白く透けて青白く映って見える。
このままここにいたら、太陽の光に溶けてしまうんじゃないだろうかと心配になる。
「倭人にも、言われたな。
よっぽど酷いんだろうが・・・ハルが俺と入籍してくれるんだから、多少が多少じゃ済まないくらい気付いたら無理をしてしまう」
穏やかな口調と緩んだ目元。
幸せで仕方ないんだと清人さんは微笑みを浮かべ、ふわふわと優しく流れるフェロモンに俺も笑顔になれた。
うん、確かにな。
俺が清人さんの立場なら、無理が無理と判断出来ずに動いてしまうだろう。
桜宮さんにまで、当日直前まで手伝ってもらうことになり申し訳ないが、このままガゼボを頼んで良いか?
料理の運搬は使用人に任せるから、残りの装飾に、棚や机、椅子の配置も」
「はい、任せてください。
・・・あと、あの、清人さん、少し休まれた方が良いですよ?
会場が外になって、昼からの気温上昇、直射日光、体力が屋内より奪われますし」
恐る恐る、清人さんの見えない表情の変化を伺いながら休養を進める。
目の下の隈も、だが。
もともと白い肌は、着ている繋ぎより白く透けて青白く映って見える。
このままここにいたら、太陽の光に溶けてしまうんじゃないだろうかと心配になる。
「倭人にも、言われたな。
よっぽど酷いんだろうが・・・ハルが俺と入籍してくれるんだから、多少が多少じゃ済まないくらい気付いたら無理をしてしまう」
穏やかな口調と緩んだ目元。
幸せで仕方ないんだと清人さんは微笑みを浮かべ、ふわふわと優しく流れるフェロモンに俺も笑顔になれた。
うん、確かにな。
俺が清人さんの立場なら、無理が無理と判断出来ずに動いてしまうだろう。
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