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「連の、お母さん」
そう、ぽつりとつぶやくと連のお母さんは申し訳なさそうに
「いきなりの、許嫁破棄、困ったでしょう。うちの連がごめんなさいね。温かいお茶あるから、入らない?」
連のお母さんは優しく私に接してくれた
だけど、私は今そんな気分にはとても、なれなかった
連の家に行ったら余計に悲しみも増すかもしれない
断ろう…
「あっ、それに何か原因があるのか聞きたいんだけど、いいかな?連はなぜか教えてくれなくてね。」
教えてくれない?
連のお母さん、連がなぜ、私と許嫁を破棄したか知らないんだ
「いま、連いないし、どう?」
連、いないんだ
けど、私は、
「すみません。ちょっと気分が進まなくて、それに、家でしたいこともあるから。」
これは、嘘じゃない
あの、ノートも読んでみたいし、これでいいんだ
「そう。残念ね。じゃあ、今度お話しましょう。」
「はい。」
そう言いながら家に向かう
いつものように、ただいまと言い家に入る
そして、自分の部屋に行き、あのノートを取り出し、中を開く
朝霧連 〇月×日
はじめて書くね。
なんかちょっと照れるけど、まあお互い暇つぶしになればいいかな。
普段言えないこととか、ここでなら言える気がするし。
よろしく。
如月紗夜 〇月△日
うれしいなー。日記とか初めてかも。
でも連くんとこうやってやりとりできるの、ちょっと特別な感じがするよ。
なーんて言ったら変かな。ふふ。
いろんなこと書いていこーね。
朝霧連 〇月◇日
この前の話、なんかずっと考えてた。
君って見た目と違って、ちゃんと人のこと見てるんだなって思った。
正直ちょっとびっくりした。
彼女とは最近、あんまり深く話せてないかも。
如月紗夜 〇月□日
えー、そんなふうに思ってくれてたんだ。
連くんって優しいから、ちゃんと見てくれる人には弱いんだと思うな。
あたし、誰かの支えになれるの、ちょっと自信あるんだよ。
これからもたくさん話してね。ね?
自然とノートを閉じていた。
もう、見たくない。
過去のことは振り返らないようにしたいけど、どうしても、できない。
この、ノートどうしよう。
終わりを見ると丁度、1か月分の交換日記だ。
余計なもの、持ってきちゃった。
「あっ、それに何か原因があるのか聞きたいんだけど、いいかな?連はなぜか教えてくれなくてね。」
そんな連のお母さんの言葉を思い出す
これを渡したらどうなるんだろう
そんな考えが頭を横切った
そう、ぽつりとつぶやくと連のお母さんは申し訳なさそうに
「いきなりの、許嫁破棄、困ったでしょう。うちの連がごめんなさいね。温かいお茶あるから、入らない?」
連のお母さんは優しく私に接してくれた
だけど、私は今そんな気分にはとても、なれなかった
連の家に行ったら余計に悲しみも増すかもしれない
断ろう…
「あっ、それに何か原因があるのか聞きたいんだけど、いいかな?連はなぜか教えてくれなくてね。」
教えてくれない?
連のお母さん、連がなぜ、私と許嫁を破棄したか知らないんだ
「いま、連いないし、どう?」
連、いないんだ
けど、私は、
「すみません。ちょっと気分が進まなくて、それに、家でしたいこともあるから。」
これは、嘘じゃない
あの、ノートも読んでみたいし、これでいいんだ
「そう。残念ね。じゃあ、今度お話しましょう。」
「はい。」
そう言いながら家に向かう
いつものように、ただいまと言い家に入る
そして、自分の部屋に行き、あのノートを取り出し、中を開く
朝霧連 〇月×日
はじめて書くね。
なんかちょっと照れるけど、まあお互い暇つぶしになればいいかな。
普段言えないこととか、ここでなら言える気がするし。
よろしく。
如月紗夜 〇月△日
うれしいなー。日記とか初めてかも。
でも連くんとこうやってやりとりできるの、ちょっと特別な感じがするよ。
なーんて言ったら変かな。ふふ。
いろんなこと書いていこーね。
朝霧連 〇月◇日
この前の話、なんかずっと考えてた。
君って見た目と違って、ちゃんと人のこと見てるんだなって思った。
正直ちょっとびっくりした。
彼女とは最近、あんまり深く話せてないかも。
如月紗夜 〇月□日
えー、そんなふうに思ってくれてたんだ。
連くんって優しいから、ちゃんと見てくれる人には弱いんだと思うな。
あたし、誰かの支えになれるの、ちょっと自信あるんだよ。
これからもたくさん話してね。ね?
自然とノートを閉じていた。
もう、見たくない。
過去のことは振り返らないようにしたいけど、どうしても、できない。
この、ノートどうしよう。
終わりを見ると丁度、1か月分の交換日記だ。
余計なもの、持ってきちゃった。
「あっ、それに何か原因があるのか聞きたいんだけど、いいかな?連はなぜか教えてくれなくてね。」
そんな連のお母さんの言葉を思い出す
これを渡したらどうなるんだろう
そんな考えが頭を横切った
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