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第2章 魔術師アレイスの望み
第60話 魔術師アレイスとルシェラ・2
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応接室に響き渡るルシェラの泣き声は、しばらく続いていた。
ルシェラが泣きわめいているのを、アレイスは眉一つ動かさずにじっと見ていた。窓から入る光が彼の顔に深い陰影を作り出す。その顔立ちはぞっとするほど美しいが、彼の瞳には少しの光も入っていない。
侍女のマーニーは、顔を伏せたまま泣いているルシェラに何やら小声で囁くと、顔を上げた。
「申し訳ありません。少し、ルシェラ様のお化粧を直して参ります」
「ええ、その方がいいわ」
ため息混じりにアメリアが答えると、マーニーはルシェラに「さあ、参りましょう」と声をかけた。ルシェラはうつむいたまま大人しく立ち上がり、二人は一旦部屋から出ていった。
「アレイス」
部屋が静かになったあと、アメリアはアレイスに話しかけた。アレイスはハッとなりまばたきを何度もした。まるで氷のようだった彼の表情にようやく光が戻った瞬間である。
「すみません、少し彼女に言い過ぎました」
「今のあなたの表情、久しぶりに見たわね。あなたと知り合った頃は、よく今みたいな表情をしていたけれど」
「……すみません」
気まずそうなアレイスに、アメリアは微笑んだ。
「あなたは、相手に話が通じないと分かれば今みたいな顔をするわね。王宮では必要なことだったんでしょうけど、ここは王宮ではないわ」
「……気をつけます」
♢♢♢
アレイスとアメリアが出会ったのは、彼が王宮魔術師として王宮で暮らしていた頃のことである。まだ若かった彼は王宮魔術師としての自分に誇りを持ち、自分の才能に絶対の自信があった。その行き過ぎる自信は、時に周囲との軋轢を生んだ。魔物退治で報酬を得ている討伐者に対しても、金稼ぎのことしか頭にない連中くらいにしか思っていなかった。
アメリアはこの時、まだ支団長ではなかったが前支団長である父と一緒に王宮へ来ていた。退屈な会合を終えると、そのあとはパーティーが待っている。豪華な食事にダンスや音楽、アメリアにとってはどれも興味がないものだ。パーティーを抜け出したアメリアは、王宮の廊下を歩いていた時に、誰かと口論をしているアレイスに出くわした。
『ですから、僕には関係ありません』
『関係ないなどと、簡単に言うな! アレイス。討伐者がいなければ、魔物退治もままならんのだぞ! 我々も討伐者に協力するという姿勢を見せることが重要なのだ。少しくらい彼らに会って話を聞けと言っているだけだろう!』
『僕は魔術の研究で忙しいのです。彼らに媚びを売りたいのなら、あなたがやればいいでしょう』
『……以前から思っていたが、お前の態度は目に余るぞ!』
『態度などどうでもいいでしょう。僕は魔術の発展のため、すべきことをしているだけです』
アレイスと睨み合う男は、怒りを目に浮かべながら『……生意気な奴め!』と言い捨てて去っていった。アレイスはじっと天井を見上げ、その場に立ちつくしていた。そして話を立ち聞きしていたアメリアに気づき、彼女をじっと見たのだ。
このときのアレイスは、光が入らないくすんだ目をしていた。息を飲むような美しい顔立ちをした少年だが、感情が全く見えない顔だ。
『ごめんなさい、立ち聞きをするつもりじゃなかったのだけど』
笑顔で話しかけるアメリアだったが、アレイスの表情はまるで変わらなかった。
『迷子でしたら衛兵に案内させますが』
『場所は分かるわ、ありがとう。それとさっきの人に伝えてもらえるかしら? 我々も王宮の人間に利用されていることは分かっているから、媚びなんか売られても鬱陶しいだけだって。この点ではあなたと気が合いそうね』
『……失礼ですが、どちらのギルドですか?』
『ミルデンよ。父と一緒に王宮に来て、陛下のご機嫌取り。いい加減うんざりして抜け出してきたの』
『ミルデンですか。長年ドラゴンが眠りから目覚めていない、今は平和で穏やかな土地ですね』
『あら、よくご存じね』
アメリアはまだあどけないアレイスの顔を驚いたように見つめた。
『王宮魔術師として、当然の知識です』
『あら、そう。あなた、若いのに王宮魔術師だなんて優秀なのね。陛下が、将来有望な魔術師がいると話していたけれど、あなたのことかしら』
『さあ、存じません』
ぷいと顔を背け、その場を去ろうとするアレイスに、アメリアは声をかけた。
『王宮でうまくやりたいなら、自分を殺すことも必要よ。優秀な魔術師さん』
振り返ったアレイスは、感情のない目をアメリアに向けた。
『ご心配なく。僕は、うまくやっています』
冷たく言い放ち、去っていくアレイスの後ろ姿を、アメリアはため息をつきながら見送った。
その後アメリアとアレイスは何度か顔を合わせた。屈託なく話しかけてくるアメリアに、最初は迷惑そうにしていたアレイスだったが、次第に気を許すようになった。アメリアは貴族でありながら討伐者ギルドの一員として、討伐者を守る為に人生を賭けていることを彼は知ったのだ。基本的に人を信用しないアレイスが、アメリアのことは信用するようになった。
♢♢♢
ルシェラが退室したあとの応接室で、アメリアはアレイスに笑顔で語りかけた。
「――私は怒っているわけじゃないのよ、アレイス。でも彼女は、私が見た限り年齢よりも幼いわ。少し、彼女に対する接し方を考えなければいけないわ」
「しかし……支団長もやり取りを見ていて分かったでしょう? 彼女には話が通じません」
アレイスは困惑した表情で答えた。
「あなたの本音を話してあげたらどう? アレイス。いつまでも心を取りつくろって、当たり障りのないことばかり言っているから、彼女にあなたの言葉が届かないのよ」
眉をひそめ、怪訝な表情のアレイスは首を傾げた。
「僕の本音は既にお話しています」
「そう聞こえないから、ルシェラ嬢はあなたの言葉が信じられないのではないの?」
アメリアの言葉に、アレイスはうつむいてじっと考え込んだ。
二人が話していると、ルシェラがマーニーと共に戻ってきた。少しは落ち着いたようで、もう涙は流していない。大人しくアレイスの向かい側に腰かけた。そんなルシェラに、アレイスは意を決して静かに語りかける。
「……僕は、ミルデンが好きです」
肩をぴくりとさせ、ルシェラはようやく顔を上げた。涙で化粧は崩れ、派手に飾り立てていた彼女は幼い素朴な少女のような顔に変わっていた。
「よそから来た僕に、みんな親切にしてくれました。ギルドの人達も僕の力になろうと頑張ってくれています。ミルデンの風景も素晴らしい。夕焼けのオレンジ色に照らされた街を見ていると、暖かくて僕は幸せな気持ちになるんです」
話をするアレイスの顔に、いつの間にか笑みが浮かんでいた。
「ミルデンで暮らす何気ない日常が好きです。美味しいパンを買い、サンドイッチを食べ、小さな酒場でエールを飲み、誰かと笑いあう。僕はその度に幸せを感じます。王都でもアインフォルドでも味わえなかった気持ちなんです。願わくば、この生活がずっと続けばいいと思う。だから僕はミルデンを離れるつもりはありません」
「アレイス様……」
ルシェラはポツリと呟いた。アレイスはルシェラに頭を下げる。
「申し訳ありませんが、このままお帰り下さい。あなたはまだ若い。きっとあなたのことを心から愛してくれる人が現れるはずです。そしてそれは、僕ではありません」
ルシェラは無言のまま、ぎゅっとハンカチを握りしめた。アメリアはアレイスが生き生きと話す横顔をじっと見ていた。そしてルシェラがもう言い返す力を失ったと判断し、ようやく二人の話し合いは終わったのである。
「――お疲れ様。家まで馬車で送らせますから、ゆっくり休んで。私はルシェラ嬢の様子をもう少し見てからギルドに戻るわ」
「ありがとうございます、支団長」
アレイスとアメリアは、玄関を出たところで立ち話をしていた。すぐ近くには馬車が待機している。
「ねえ、アレイス」
「何ですか?」
「たとえ家庭を持たないと決めたとしても、誰かに恋してはいけないというわけではないのよ。あまり自分を縛りつけないで」
アメリアの言葉に、アレイスは一瞬目を泳がせたが、すぐに笑顔を作った。
「お気遣い感謝します。それでは」
アレイスは完璧な笑顔でアメリアに返すと、馬車に乗り込んでいった。
「やれやれ。また、仮面を被っちゃったわね」
アメリアは馬車が出て行く様子を見送りながら、苦笑いするのだった。
ルシェラが泣きわめいているのを、アレイスは眉一つ動かさずにじっと見ていた。窓から入る光が彼の顔に深い陰影を作り出す。その顔立ちはぞっとするほど美しいが、彼の瞳には少しの光も入っていない。
侍女のマーニーは、顔を伏せたまま泣いているルシェラに何やら小声で囁くと、顔を上げた。
「申し訳ありません。少し、ルシェラ様のお化粧を直して参ります」
「ええ、その方がいいわ」
ため息混じりにアメリアが答えると、マーニーはルシェラに「さあ、参りましょう」と声をかけた。ルシェラはうつむいたまま大人しく立ち上がり、二人は一旦部屋から出ていった。
「アレイス」
部屋が静かになったあと、アメリアはアレイスに話しかけた。アレイスはハッとなりまばたきを何度もした。まるで氷のようだった彼の表情にようやく光が戻った瞬間である。
「すみません、少し彼女に言い過ぎました」
「今のあなたの表情、久しぶりに見たわね。あなたと知り合った頃は、よく今みたいな表情をしていたけれど」
「……すみません」
気まずそうなアレイスに、アメリアは微笑んだ。
「あなたは、相手に話が通じないと分かれば今みたいな顔をするわね。王宮では必要なことだったんでしょうけど、ここは王宮ではないわ」
「……気をつけます」
♢♢♢
アレイスとアメリアが出会ったのは、彼が王宮魔術師として王宮で暮らしていた頃のことである。まだ若かった彼は王宮魔術師としての自分に誇りを持ち、自分の才能に絶対の自信があった。その行き過ぎる自信は、時に周囲との軋轢を生んだ。魔物退治で報酬を得ている討伐者に対しても、金稼ぎのことしか頭にない連中くらいにしか思っていなかった。
アメリアはこの時、まだ支団長ではなかったが前支団長である父と一緒に王宮へ来ていた。退屈な会合を終えると、そのあとはパーティーが待っている。豪華な食事にダンスや音楽、アメリアにとってはどれも興味がないものだ。パーティーを抜け出したアメリアは、王宮の廊下を歩いていた時に、誰かと口論をしているアレイスに出くわした。
『ですから、僕には関係ありません』
『関係ないなどと、簡単に言うな! アレイス。討伐者がいなければ、魔物退治もままならんのだぞ! 我々も討伐者に協力するという姿勢を見せることが重要なのだ。少しくらい彼らに会って話を聞けと言っているだけだろう!』
『僕は魔術の研究で忙しいのです。彼らに媚びを売りたいのなら、あなたがやればいいでしょう』
『……以前から思っていたが、お前の態度は目に余るぞ!』
『態度などどうでもいいでしょう。僕は魔術の発展のため、すべきことをしているだけです』
アレイスと睨み合う男は、怒りを目に浮かべながら『……生意気な奴め!』と言い捨てて去っていった。アレイスはじっと天井を見上げ、その場に立ちつくしていた。そして話を立ち聞きしていたアメリアに気づき、彼女をじっと見たのだ。
このときのアレイスは、光が入らないくすんだ目をしていた。息を飲むような美しい顔立ちをした少年だが、感情が全く見えない顔だ。
『ごめんなさい、立ち聞きをするつもりじゃなかったのだけど』
笑顔で話しかけるアメリアだったが、アレイスの表情はまるで変わらなかった。
『迷子でしたら衛兵に案内させますが』
『場所は分かるわ、ありがとう。それとさっきの人に伝えてもらえるかしら? 我々も王宮の人間に利用されていることは分かっているから、媚びなんか売られても鬱陶しいだけだって。この点ではあなたと気が合いそうね』
『……失礼ですが、どちらのギルドですか?』
『ミルデンよ。父と一緒に王宮に来て、陛下のご機嫌取り。いい加減うんざりして抜け出してきたの』
『ミルデンですか。長年ドラゴンが眠りから目覚めていない、今は平和で穏やかな土地ですね』
『あら、よくご存じね』
アメリアはまだあどけないアレイスの顔を驚いたように見つめた。
『王宮魔術師として、当然の知識です』
『あら、そう。あなた、若いのに王宮魔術師だなんて優秀なのね。陛下が、将来有望な魔術師がいると話していたけれど、あなたのことかしら』
『さあ、存じません』
ぷいと顔を背け、その場を去ろうとするアレイスに、アメリアは声をかけた。
『王宮でうまくやりたいなら、自分を殺すことも必要よ。優秀な魔術師さん』
振り返ったアレイスは、感情のない目をアメリアに向けた。
『ご心配なく。僕は、うまくやっています』
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「しかし……支団長もやり取りを見ていて分かったでしょう? 彼女には話が通じません」
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