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section Magic(魔術)
プラシーボな悪魔
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『今でもこんな風に民族的な魔術が南米には残っているんですね~』
「・・・ヨハン、これ本当?取れ高の為じゃなくて?」
「んー?ああ、まぁそうだね。南アメリカやアフリカにはまだ黒魔術や呪いの為のグッズみたいなのが置いてある店なんかもあるらしいよ。実際に見たことないけどね。」
「じゃあメキシコの村に行って『腰が痛いんです~』とか言ったら変な軟膏とか塗られてもおかしく無いって事?」
「う、うん、でもああいうのって『本当に効果がある』ものと『プラシーボ効果』の物で二種類位あるからなぁ・・・偽薬っていう位だし思い込みの力って凄いなって…」
「じゃあ今でも色濃くそういう『魔術』って物がアメリカやアフリカには残っているんだ・・・」
「そうだね、最後に起こった魔女裁判がアメリカな位だし・・・」
「・・・?そうなの?フランスとかじゃなくて?」
「そうだよ、しかもちょっと特殊な裁判だったんだ。それこそ『黒魔術』絡みのね」
「どんなの?」
「1692年から約1年間にかけて行われたアメリカのマサチューセッツ州の小さなセイレム村で起こった『セイレム魔女裁判』この事件では20以上の人間が死んだんだ。セイレム村の人口は1700人だったみたいだから、割合的には結構な数になるね。」
「85分の1で死んだって考えたらね・・・」
「まぁそうだね。2クラスから選ばれた1人が死ぬような感覚だと思うよ。まぁ話を戻すとセイレムの村で奴隷兼使用人だったティチューバという女性が仕えている家の少女に、恐らくカリブ海辺り発祥のヴードゥの魔術を教えたんだ。少女たちは興味津々だった。でもその少女達は日を重ねる毎に様子がおかしくなっていった。発狂したり喚いたり…医者は『悪魔の仕業』と判断をし急いでティチューバを問い詰めるとヴードゥの妖術を使った事を自白したんだ。」
「待って、自白早くない?」
「ここは清教徒、ピューリタンの村だったからね。自白したら罪は軽くなったんだよ。でも少女達は『魔女がいる!』と言って村で立場の弱い女性を魔女に仕立て上げたんだ。」
「何故に?」
「ごめん今手元に資料が無いからあやふやだけども、魔女が悪魔がどうたらの裁判の時に、少女達が3人の女性を魔女だと仕立て上げたんだよ。」
「酷いね」
「でも3人が魔女と言われた時、ティチューバは『まだ魔女がいるよ~』って言ったんだ、自分の罪を軽くする為だろうね。結局村は大パニック、魔女はあいつだ、こいつだって言われた挙句お偉い様のお嫁さんが魔女にされかかった所を夫が止めて終結。魔女って言われた人は200人近くだったんだ。」
「ほとんどじゃん、でもそんな子供の証言なんて信じなきゃよかったんじゃないの?」
「まぁお隣さんが魔女でも全然おかしくないね。でもね、ここはルールが厳しいピューリタンの村、悪魔とかそういうものは結構『信じて当たり前』だったんじゃないかな。」
「でも1700人の200人って・・・」
「でも『次自分が魔女にされて拷問されて殺される』って思ったら隣の家の人に変な言い掛かりをつけて『自分は助かろう』って思うんじゃないかな」
「・・・」
「まぁ、小麦についた菌のせいとか何とか・・・結局の所原因はわかっていないんだ。でも魔女より怖いのは人間だし、少女達も『思い込み』で『悪魔が憑いている』って思っていただけかもしれないよ。プラシーボ効果の応用みたいだね。」
「・・・ヨハン、これ本当?取れ高の為じゃなくて?」
「んー?ああ、まぁそうだね。南アメリカやアフリカにはまだ黒魔術や呪いの為のグッズみたいなのが置いてある店なんかもあるらしいよ。実際に見たことないけどね。」
「じゃあメキシコの村に行って『腰が痛いんです~』とか言ったら変な軟膏とか塗られてもおかしく無いって事?」
「う、うん、でもああいうのって『本当に効果がある』ものと『プラシーボ効果』の物で二種類位あるからなぁ・・・偽薬っていう位だし思い込みの力って凄いなって…」
「じゃあ今でも色濃くそういう『魔術』って物がアメリカやアフリカには残っているんだ・・・」
「そうだね、最後に起こった魔女裁判がアメリカな位だし・・・」
「・・・?そうなの?フランスとかじゃなくて?」
「そうだよ、しかもちょっと特殊な裁判だったんだ。それこそ『黒魔術』絡みのね」
「どんなの?」
「1692年から約1年間にかけて行われたアメリカのマサチューセッツ州の小さなセイレム村で起こった『セイレム魔女裁判』この事件では20以上の人間が死んだんだ。セイレム村の人口は1700人だったみたいだから、割合的には結構な数になるね。」
「85分の1で死んだって考えたらね・・・」
「まぁそうだね。2クラスから選ばれた1人が死ぬような感覚だと思うよ。まぁ話を戻すとセイレムの村で奴隷兼使用人だったティチューバという女性が仕えている家の少女に、恐らくカリブ海辺り発祥のヴードゥの魔術を教えたんだ。少女たちは興味津々だった。でもその少女達は日を重ねる毎に様子がおかしくなっていった。発狂したり喚いたり…医者は『悪魔の仕業』と判断をし急いでティチューバを問い詰めるとヴードゥの妖術を使った事を自白したんだ。」
「待って、自白早くない?」
「ここは清教徒、ピューリタンの村だったからね。自白したら罪は軽くなったんだよ。でも少女達は『魔女がいる!』と言って村で立場の弱い女性を魔女に仕立て上げたんだ。」
「何故に?」
「ごめん今手元に資料が無いからあやふやだけども、魔女が悪魔がどうたらの裁判の時に、少女達が3人の女性を魔女だと仕立て上げたんだよ。」
「酷いね」
「でも3人が魔女と言われた時、ティチューバは『まだ魔女がいるよ~』って言ったんだ、自分の罪を軽くする為だろうね。結局村は大パニック、魔女はあいつだ、こいつだって言われた挙句お偉い様のお嫁さんが魔女にされかかった所を夫が止めて終結。魔女って言われた人は200人近くだったんだ。」
「ほとんどじゃん、でもそんな子供の証言なんて信じなきゃよかったんじゃないの?」
「まぁお隣さんが魔女でも全然おかしくないね。でもね、ここはルールが厳しいピューリタンの村、悪魔とかそういうものは結構『信じて当たり前』だったんじゃないかな。」
「でも1700人の200人って・・・」
「でも『次自分が魔女にされて拷問されて殺される』って思ったら隣の家の人に変な言い掛かりをつけて『自分は助かろう』って思うんじゃないかな」
「・・・」
「まぁ、小麦についた菌のせいとか何とか・・・結局の所原因はわかっていないんだ。でも魔女より怖いのは人間だし、少女達も『思い込み』で『悪魔が憑いている』って思っていただけかもしれないよ。プラシーボ効果の応用みたいだね。」
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