お風呂場の声

エヌ·ケイ

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お風呂場の声その後

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いつの間にか寝ていた。目が覚めると既に朝を迎えていた。まだ少し体が震えていたし、寒気もした。

時間と共に気持ちも少し落ち着いてきた。
恐怖よりも好奇心の方が勝ってきた。
このままでは自分は一生お風呂に入れないだろう。そうと考えるとそれはそれでとても困った。
少しだけ調べてみよう。
決心しお風呂場にはいった。

お風呂場は朝の光が入り込み、穏やかな空気を感じた。昨日の出来事が嘘のように何事もない。
入ってすぐに見慣れない物に気がついた。
それはシャンプーだった。
ディ○ニーのキャラクター、ミ二ーマ○スの頭がノズルのシャンプーだ。
手にとって調べてみる。
「ジャベリンシャンプー、まさかな」
もとの場所に戻し、シャワーのノズルを捻る。
丁度シャワーの水が当たる位置にある。
昨日たっていた場所からも湯船からも死角だ。
「綺麗にしましょうね。うふふふふ」
水を被ったシャンプーがジャベリだした。
「え!」昨日聞いた声だ。
まさかと思い今度は頭のノズルを押してみる。
「私ミニーよ。宜しくね!」
と口からシャンプーを吐き出しながら喋る。
言葉は3パターンあり、押す度にセリフをかえた。
どうやら昨日の晩の出来事はシャワーの水を被ることにより漏電し、誤作動を起こしたシャンプーが原因であることがわかった。安心からか私は込み上げてくる感情を抑えることが出来なかった。

私はひとり爆笑した!
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