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番外編
初めてのクリスマス ②
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泊まるのはバイト初日の、大雨の日以来だ。
あの時はとにかく緊張して早く帰りたくてしょうがなかったけど、今は違う。
違うのに、あの時より一大事だ。
嫌な気持ちは1ミクロも無いのに、パジャマのボタンがなかなか止められないくらい緊張している。指先が震えて、もう上の2つは諦めた。
脱衣所でどんだけ時間を使うんだってくらい長居してしまっている。
大和は俺よりだいぶ体が大きいから、鏡にはダブダブの黒い服を着た、だらしない金髪の男が映っていた。
(そういや前は夏だったから、半袖半パンで……デカくてもそこまで気になんなかったのか)
俺はため息を吐いてどうしても余る袖をまくり、ズボンも一つ折る。
柔軟剤だろうか。いつも大和からするのと似た匂いがして、無意識に首元を引っ張って顔を埋めた。
(……変態か)
大和の香りのおかげでちょっと体から力が抜けると、俺は冷静になった。恋人の服を着て匂いを嗅いでるなんて、酷い絵面だ。大和本人には見せられないな。
俺は女将さんしか使わないというドライヤーを持って、そそくさと脱衣所を出る。
リビングでは大和がソファで本を読んでいた。
ゆったりと背もたれに体を預けて、本に視線を落とす姿が異様に絵になる。手元の本はどう見ても少年漫画だけど関係ない。
集中してるのか傍に寄っても気づかなかったから、顔を覗き込んでやった。
「大和、風呂空いた」
「え…………っ」
「ん? あ、悪い。冷たかったか?」
どうせドライヤーするからと雑に拭きすぎたせいだ。覗き込んだ拍子に俺の濡れた髪が大和に当たってしまったらしい。
俺は謝りながら、肩にかけたタオルで首筋に張り付いている髪を丁寧に拭き取っていく。
大和はその間もずっと無言でこっちを見ていて、さすがに居心地が悪い。
(なんか俺、変かな……)
俺は自分の体を見下ろし、見られている理由にすぐ思い当たった。
「し、仕方ねぇだろ。お前のパジャマはでかいんだから折り曲げねぇと……特別短足なわけじゃねぇぞ俺は」
「あ……違うんだ、あの、ボ……なんでもない。風呂、いってくるね!」
あんなに見ていたくせに、急に目を逸らした大和は勢いよくソファから立ち上がった。
俺が目を丸くしている間に、バタバタと行ってしまう。
何だあいつ。
スリッパが廊下に響かせる音に何とも言えない寂しさを感じながら、俺はドライヤーをコンセントに繋ぐことにした。
そして、髪を乾かし終わったころに女将さんがやってきた。店はまだ終わっていないが、洗濯物を干したままだったのを忘れていたらしい。
「こだわりなかったら部屋に入れて畳んどきます」
「あら、ありがとう! 蓮くん、気がきくわねー! でも私ったらこだわりあるから、取り込みだけお願いするわ!」
肉付きのいい頬をにっこりと上げた女将さんを見て、俺はホッとする。
やっぱりこだわりがあるのか。やりますって言い切らなくてよかった。手伝ったつもりでやり直しさせるところだった。
「分かりました」
「ありがとう! ソファーに置いといてねー!」
顔が引き攣らないように無表情を貫く俺の肩をポンと優しく叩いて、女将さんは店に戻っていく。
背中を見送ってから、俺はベランダの戸を開けた。
「さむっ」
澄んで冷たい空気が一瞬で部屋の中に流れ込んでくる。冬の匂いが鼻を満たして、少し痛い。
俺は白い息を吐きながら急いで洗濯物をソファーに置いていった。早くしないと、大和が風呂から出てきた時に部屋が寒すぎて凍ってしまう。
(あれ……?)
自分でも驚くほどのスピードでミッションクリアして窓を閉めた俺だったが、ソファーの上を見てしばし考えた。
バスタオルが三枚、つまり家族全員分がそこにあるんだ。
一人一枚しかタオルが無い、ということはないと思うけど万が一ということがある。
もし風呂から出てタオルが無かったら、大和が困るよな。もしちゃんと大和が使う分があったとしても、届けて困るものでもない。
俺は洗濯物の山の中からバスタオルを三枚とも掴んだ。
「やーまーとー」
風呂場まで辿り着いた俺は三回ノックして声を掛けた。返事はない。念のためにもう一度ノックをしたけど、やはり何の反応もなかった。
脱衣所ではなくまだ浴室にいるようだ。
俺はさっさとタオルを置いて素早く引っ込もうと、引き戸を開けた。
その瞬間、目の前で浴室のドアも開いた。
「……!?」
「れ、蓮!?」
登場したのは当然、風呂上がりの大和だ。
体からふわふわと湯気をたちのぼらせ、脱衣所のマットに足を踏み出した体勢で固まっている。
髪をざっくり掻き上げてオールバックにしてるから顔が良く見えた。というか、全部全部丸見えだ。
元々大きな目をこれでもかってくらい大きくした大和の胸に、俺は大慌てでタオルを押し付けた。
「ご、ごごめんあのタオル、タオルを……えっとタオルが!!」
「あ、うん、タオル? そっかタオルか。あれ? あったけど……タオル?」
二人で大混乱して「タオル」を連発してしまう。
タオルはちゃんとあると言いながらも、大和は俺の持ってきたタオルを受け取ってくれた。俺が押し付けたせいで濡れたんだから、使うしかないんだろうけどな。
そんなこと一言も言わずに、大和はそのまま胸元を拭きだした。
俺はとにかくパニックで、顔どころか全身から火が出そうだ。
とにかく早く退散しないとってそればかりだった。
「見るつもりなくて、あの、ごめぇ……っ!」
「蓮!?」
謝りながら後ずさりしたら、足がもつれた。
腹がゾワっとする感覚と共に背中側に体が傾いていく。衝撃に備える間もなく倒れる、と思った時に大和が腕を掴んでくれた。
強く引っ張られた俺は、気がついたら大和腕の中だ。
裸の大和に、抱き止められていた。
「……っ!」
風呂上がりのしっとりとした素肌から、直接体温を感じる。
裸なんて、前に見た時は全然平気だったのに。
いや、ある意味平気ではなかったけど、こんなにドキドキしなかった。
大和のことを恋人として意識してるから、胸がざわざわしてたまらない。
俺は礼を言うのも忘れて、焦って大和の体を押す。なんの抵抗もなく離れた大和を見て、見なければよかったと思った。
濡れ髪で、頬が熱ってて、良い体してて。
風呂上がりの恋人がものすごく色っぽく俺の目には映ってしまって。
俺は久々にフリーズした。
「蓮、大丈夫? ……蓮?」
動くことも喋ることもできず、呼吸の仕方すら忘れてしまった俺を大和が覗き込む。
心配そうな顔が近づいてきて、何か言わないといけないと思うのに声が出ない。
ただ、顔にどんどん熱が昇ってきていることだけは確かだ。
「……」
「れ、蓮?」
「あ、わ……お、え……」
人の言葉が喋れない。
この気持ちはなんなんだ。
恥ずかしいとか、照れてるとか、そのもっと先にある気持ちが上手く消化できない。
よく分からない汗が全身から吹き出してくる。
困惑している大和を置いて、俺は脱衣所を飛び出した。
あの時はとにかく緊張して早く帰りたくてしょうがなかったけど、今は違う。
違うのに、あの時より一大事だ。
嫌な気持ちは1ミクロも無いのに、パジャマのボタンがなかなか止められないくらい緊張している。指先が震えて、もう上の2つは諦めた。
脱衣所でどんだけ時間を使うんだってくらい長居してしまっている。
大和は俺よりだいぶ体が大きいから、鏡にはダブダブの黒い服を着た、だらしない金髪の男が映っていた。
(そういや前は夏だったから、半袖半パンで……デカくてもそこまで気になんなかったのか)
俺はため息を吐いてどうしても余る袖をまくり、ズボンも一つ折る。
柔軟剤だろうか。いつも大和からするのと似た匂いがして、無意識に首元を引っ張って顔を埋めた。
(……変態か)
大和の香りのおかげでちょっと体から力が抜けると、俺は冷静になった。恋人の服を着て匂いを嗅いでるなんて、酷い絵面だ。大和本人には見せられないな。
俺は女将さんしか使わないというドライヤーを持って、そそくさと脱衣所を出る。
リビングでは大和がソファで本を読んでいた。
ゆったりと背もたれに体を預けて、本に視線を落とす姿が異様に絵になる。手元の本はどう見ても少年漫画だけど関係ない。
集中してるのか傍に寄っても気づかなかったから、顔を覗き込んでやった。
「大和、風呂空いた」
「え…………っ」
「ん? あ、悪い。冷たかったか?」
どうせドライヤーするからと雑に拭きすぎたせいだ。覗き込んだ拍子に俺の濡れた髪が大和に当たってしまったらしい。
俺は謝りながら、肩にかけたタオルで首筋に張り付いている髪を丁寧に拭き取っていく。
大和はその間もずっと無言でこっちを見ていて、さすがに居心地が悪い。
(なんか俺、変かな……)
俺は自分の体を見下ろし、見られている理由にすぐ思い当たった。
「し、仕方ねぇだろ。お前のパジャマはでかいんだから折り曲げねぇと……特別短足なわけじゃねぇぞ俺は」
「あ……違うんだ、あの、ボ……なんでもない。風呂、いってくるね!」
あんなに見ていたくせに、急に目を逸らした大和は勢いよくソファから立ち上がった。
俺が目を丸くしている間に、バタバタと行ってしまう。
何だあいつ。
スリッパが廊下に響かせる音に何とも言えない寂しさを感じながら、俺はドライヤーをコンセントに繋ぐことにした。
そして、髪を乾かし終わったころに女将さんがやってきた。店はまだ終わっていないが、洗濯物を干したままだったのを忘れていたらしい。
「こだわりなかったら部屋に入れて畳んどきます」
「あら、ありがとう! 蓮くん、気がきくわねー! でも私ったらこだわりあるから、取り込みだけお願いするわ!」
肉付きのいい頬をにっこりと上げた女将さんを見て、俺はホッとする。
やっぱりこだわりがあるのか。やりますって言い切らなくてよかった。手伝ったつもりでやり直しさせるところだった。
「分かりました」
「ありがとう! ソファーに置いといてねー!」
顔が引き攣らないように無表情を貫く俺の肩をポンと優しく叩いて、女将さんは店に戻っていく。
背中を見送ってから、俺はベランダの戸を開けた。
「さむっ」
澄んで冷たい空気が一瞬で部屋の中に流れ込んでくる。冬の匂いが鼻を満たして、少し痛い。
俺は白い息を吐きながら急いで洗濯物をソファーに置いていった。早くしないと、大和が風呂から出てきた時に部屋が寒すぎて凍ってしまう。
(あれ……?)
自分でも驚くほどのスピードでミッションクリアして窓を閉めた俺だったが、ソファーの上を見てしばし考えた。
バスタオルが三枚、つまり家族全員分がそこにあるんだ。
一人一枚しかタオルが無い、ということはないと思うけど万が一ということがある。
もし風呂から出てタオルが無かったら、大和が困るよな。もしちゃんと大和が使う分があったとしても、届けて困るものでもない。
俺は洗濯物の山の中からバスタオルを三枚とも掴んだ。
「やーまーとー」
風呂場まで辿り着いた俺は三回ノックして声を掛けた。返事はない。念のためにもう一度ノックをしたけど、やはり何の反応もなかった。
脱衣所ではなくまだ浴室にいるようだ。
俺はさっさとタオルを置いて素早く引っ込もうと、引き戸を開けた。
その瞬間、目の前で浴室のドアも開いた。
「……!?」
「れ、蓮!?」
登場したのは当然、風呂上がりの大和だ。
体からふわふわと湯気をたちのぼらせ、脱衣所のマットに足を踏み出した体勢で固まっている。
髪をざっくり掻き上げてオールバックにしてるから顔が良く見えた。というか、全部全部丸見えだ。
元々大きな目をこれでもかってくらい大きくした大和の胸に、俺は大慌てでタオルを押し付けた。
「ご、ごごめんあのタオル、タオルを……えっとタオルが!!」
「あ、うん、タオル? そっかタオルか。あれ? あったけど……タオル?」
二人で大混乱して「タオル」を連発してしまう。
タオルはちゃんとあると言いながらも、大和は俺の持ってきたタオルを受け取ってくれた。俺が押し付けたせいで濡れたんだから、使うしかないんだろうけどな。
そんなこと一言も言わずに、大和はそのまま胸元を拭きだした。
俺はとにかくパニックで、顔どころか全身から火が出そうだ。
とにかく早く退散しないとってそればかりだった。
「見るつもりなくて、あの、ごめぇ……っ!」
「蓮!?」
謝りながら後ずさりしたら、足がもつれた。
腹がゾワっとする感覚と共に背中側に体が傾いていく。衝撃に備える間もなく倒れる、と思った時に大和が腕を掴んでくれた。
強く引っ張られた俺は、気がついたら大和腕の中だ。
裸の大和に、抱き止められていた。
「……っ!」
風呂上がりのしっとりとした素肌から、直接体温を感じる。
裸なんて、前に見た時は全然平気だったのに。
いや、ある意味平気ではなかったけど、こんなにドキドキしなかった。
大和のことを恋人として意識してるから、胸がざわざわしてたまらない。
俺は礼を言うのも忘れて、焦って大和の体を押す。なんの抵抗もなく離れた大和を見て、見なければよかったと思った。
濡れ髪で、頬が熱ってて、良い体してて。
風呂上がりの恋人がものすごく色っぽく俺の目には映ってしまって。
俺は久々にフリーズした。
「蓮、大丈夫? ……蓮?」
動くことも喋ることもできず、呼吸の仕方すら忘れてしまった俺を大和が覗き込む。
心配そうな顔が近づいてきて、何か言わないといけないと思うのに声が出ない。
ただ、顔にどんどん熱が昇ってきていることだけは確かだ。
「……」
「れ、蓮?」
「あ、わ……お、え……」
人の言葉が喋れない。
この気持ちはなんなんだ。
恥ずかしいとか、照れてるとか、そのもっと先にある気持ちが上手く消化できない。
よく分からない汗が全身から吹き出してくる。
困惑している大和を置いて、俺は脱衣所を飛び出した。
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