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1章 出会い
6話 まだまだ
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「やあ、少年。」
九尾の妖狐が、僕に話しかける。この人――或いはモンスターは、もしかして祭壇の・・・?
「えっと、もしかして祭壇の方ですか・・・?」
「そうだ。それがどうかしたか?」
「えっ、いやなんでもないです。」
なんでもないわけ無いだろ!いくらなんでも美人すぎだ。
分かってはいた。さっきの光は、きっとこの姿になるための儀式魔法てきなやつだったのだろう。
それにしても、本当に・・・美しいという言葉を具現化したような姿だ。
170メルはありそうな身長、そして白く透き通ったような肌。
ふくよかな胸に、全ての位置がまるで整えられたかのように揃った顔のパーツ。
すべてにおいて精錬された、まさに完璧な美貌だ。
「どうした少年、そんなに見つめて。私の顔になにかついてるのか?」
「あ、いや、なにもついてないです。」
どうやら見つめすぎてしまったようだ。
「それでは、行こうか」
「どこにですか?」
「ラーテのところにだよ。」
「ラーテ・・・?」
「ああ、ラーテとはさっき私が言っていた独眼鬼のことだ。」
少し歩いていると、僕は1つ気になったことを口に出してみた。
「すいません、祭壇さんの名前をお聞きしたいんですけど。」
「名前・・・か。そうだな、レイン、とでも名乗っておくかな。」
「名乗っておく?どういうことですか?」
「私に正式な名前は・・・あると言ったらあるのだが・・・まあ詳しい事情はまた今度、話そう。」
「わかりました。」
今度は、レインさんが僕に話しかけた。
「ところで、君は何歳なんだ?」
「えーっと、今年で15です。」
「フフッ、まだまだ若いな。確か、人間の平均寿命は、80年ほどと聞くが・・・?」
「まあ、だいたいそのくらいですね。ところで、レインさんは何歳なんでしょうか。」
「おっと。レディには失礼な質問だぞ。」
「あっ、すいません、配慮が足りませんでした・・・。」
「なんてな、冗談だよ。今は・・・確か128歳だったかな?」
「やっぱり寿命が長いんですね。」
「まあ、種族によって様々だが、私の種族は1000年は持つらしい。」
そんな他愛ない会話をしつつ、サイクロプス、もといラーテの元へ向かっていった。
九尾の妖狐が、僕に話しかける。この人――或いはモンスターは、もしかして祭壇の・・・?
「えっと、もしかして祭壇の方ですか・・・?」
「そうだ。それがどうかしたか?」
「えっ、いやなんでもないです。」
なんでもないわけ無いだろ!いくらなんでも美人すぎだ。
分かってはいた。さっきの光は、きっとこの姿になるための儀式魔法てきなやつだったのだろう。
それにしても、本当に・・・美しいという言葉を具現化したような姿だ。
170メルはありそうな身長、そして白く透き通ったような肌。
ふくよかな胸に、全ての位置がまるで整えられたかのように揃った顔のパーツ。
すべてにおいて精錬された、まさに完璧な美貌だ。
「どうした少年、そんなに見つめて。私の顔になにかついてるのか?」
「あ、いや、なにもついてないです。」
どうやら見つめすぎてしまったようだ。
「それでは、行こうか」
「どこにですか?」
「ラーテのところにだよ。」
「ラーテ・・・?」
「ああ、ラーテとはさっき私が言っていた独眼鬼のことだ。」
少し歩いていると、僕は1つ気になったことを口に出してみた。
「すいません、祭壇さんの名前をお聞きしたいんですけど。」
「名前・・・か。そうだな、レイン、とでも名乗っておくかな。」
「名乗っておく?どういうことですか?」
「私に正式な名前は・・・あると言ったらあるのだが・・・まあ詳しい事情はまた今度、話そう。」
「わかりました。」
今度は、レインさんが僕に話しかけた。
「ところで、君は何歳なんだ?」
「えーっと、今年で15です。」
「フフッ、まだまだ若いな。確か、人間の平均寿命は、80年ほどと聞くが・・・?」
「まあ、だいたいそのくらいですね。ところで、レインさんは何歳なんでしょうか。」
「おっと。レディには失礼な質問だぞ。」
「あっ、すいません、配慮が足りませんでした・・・。」
「なんてな、冗談だよ。今は・・・確か128歳だったかな?」
「やっぱり寿命が長いんですね。」
「まあ、種族によって様々だが、私の種族は1000年は持つらしい。」
そんな他愛ない会話をしつつ、サイクロプス、もといラーテの元へ向かっていった。
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