21 / 74
第11話 石鹸と風呂
しおりを挟む
「風呂に入りたい……」
「風呂ですか? 都市には公衆浴場がありますが田舎にはありませんね……あっても蒸し風呂ですよ。それに燃料代で幾らかかると思ってるんですか」
「……」
この世界の燃料と言えば木か魔法の二択だ。
確かにコストがかかりすぎる。
マコモだのキャンセルだの度々話題になる風呂だが、個人的には最低でも数日に一度は風呂に入りたい。
気候風土的にそこまでの頻度で入浴する必要はないのかもしれないが、あまり気分のいいものではない。
俺は娯楽として風呂に入りたいのだ。
しかし風呂に入るとしても石鹸がなければ本末転倒だ。
手始めに石鹼を作ることにした。
人間は石鹸の発明により清潔な生活環境を手に入れたと言っても過言ではない。
石鹸の歴史は紀元前3000年代に始まるといわれている。
古代から水だけで落ちにくい汚れに対して粘土や灰汁、植物の油や種子などが利用されていたが、やがて動物の肉を焼くときに滴り落ちた脂肪と薪の灰の混合物が発見され石鹸となったと言われている。
その事実は漢字からも伺える。
「馬の汗は論外として……ムクロジがあればなぁ……」
ムクロジやソープワート、オリーブ、ブドウの皮、椿、変わり種で言えば馬の汗などはサポニン含有量が多く石鹸の代わりになる。これらの『サポニン』を高濃度で含む植物は、昔は石鹸代わりに洗濯などに用いられてきた。
しかしそのほとんどは東アジアの作物で大航海時代を待たなければ入ってくることはない植物だ。
「馬の汗は論外だが極めて現実的な落としどころなんだよなあ……こんど行商に欲しいものリスト渡して探してもらうか……」
荷を引く以外平時の馬は役に立たない。
エサも半分以下で済む騎乗できる家畜、駆鳥《カケドリ》が存在する。
首は長く、頭は類似するダチョウに比べて大きく長い2本の足があり、走るときは背中を曲げないので、乗用に用いることができる。
馬より骨折しやすいものの軍事的に見ても馬力で見てもあまり差はない。流石に農耕馬と比べると力は劣るが……。
強いて欠点をあげるとすると……定期的に多少の肉が必要ことだろう。
そんな貴族の見え以外に役に立たない馬に価値を与えられるのだから割り切るべきだろうか?
「油脂にアルカリ性の物質をいれるとできるんだけど……獣系だと臭いし、灰を入れると煙っぽい匂いになるんだよなぁ……洗濯には向いてるけど」
近代的な石鹸をつくるのが高くとも確実だな。
「火の調節は任せられるか?」
『おっけー』
「分けて貰った油脂と捨油を温め溶けたら、同量の水と塩を入れよく混ぜ30分煮る」
「凄い匂いですね……スープですか?」
従士が顔を顰めながら訪ねる。
「いや。石鹸を作っている」
「石鹸ってあの石鹸ですか? 隣国によって製法が秘匿されたあれを作れるのですか?」
石鹸は製法が秘匿されているのか……まあ俺も秘匿するつもりだしこれは改良版を早めに作った方がよさそうだ。
この世界の商売は、個人が荷を運ぶ行商か行商が集団化した隊商《キャラバン》の二つだけだ。
必然運ぶ量は少なく、商人を何人も経由し商品が消費者に届くため値段は指数関数的に高価になる。
つまり隣国の値段よりも開始値が高くとも国内流通や、隣国の反対側に限っては安価に売れると言う訳だ。
「ああできる。冷えてくると油脂の膜ができるから不純物を掬い取る。そこに重曹を入れ炊くことで精製油脂ができる」
『できたの?』
『まだこれからだ。火を頼む』
『りょーかーい』
「精製した油脂に特別な水を入れる沸騰させる。この水は、穴の開いた樽の底に藁や枝、石などを入れ灰を被せ水かけ下の穴からできて来たものを使っている。――この混合液を6~8時間およそ半日ほど煮詰めることで液体石鹸(カリ石鹸)となる」
「液体石鹸ですか……固形だと持ち運びも便利になるのですが……」
「これを固形化するには塩を入れるだけだ。まあ今回はもう一つの鍋で固形石鹸(ソーダ石鹸)を作っているから安心しろ」
以前作ったことのあるソーダ石鹼のレシピはこんなものだった。
植物油4に対して精製水1苛性ソーダ(海藻の灰)と牛乳を0.5そこに香油を0.05入れると牛乳石鹼になる。
香油をハーブに変えることで手間を短縮し香りを加えることができる。
本当はもっと細かい比率だったが簡素化しているが覚えていてよかった。
「石鹸は高価ですからね。金に生るものが作れるのならそれに越したことはないですよ……」
「石鹸で手や患部を洗うことで病気の予防や悪化することを防げる。せめて屋敷のなかだけでも広めたいものだ……」
この世界では魔法があるとは言え、風邪で死ぬ危険性も十二分にある世界だ。
回復魔法に頼らなくてもいいのならその方がいい。
半日後。
「出来た!」
『あるじ、おめでとう』
「本当ですか!? 使ってもいいですか?」
「その前に湯を沸かしたい……」
成人男性一人が何とかは入れる大きさの樽に魔法で水を張り魔法で火を付け下から温める。
異世界風五右衛門風呂だ。
下に重しを付けた簀の子を二重に強いて掛湯をして体を洗ってから風呂に入らせる。
「あったかくて気持ちいですね……」
「そうだろう? 垢や脂、埃は適度に落とした方が清潔だ。不潔は万病の元だ。汚れが付いていると美容にも悪いしな」
「しかし燃料も水もかなり必要ですよ?」
「だろうな……水汲みは水車でなんとかできるが燃料は……」
黒いビニール袋に水を入れ温めることで節約する番組を見たことがあるから何とかできると思うが……ガラスのような透明度の高いモノが必要になる。
「細かいことはいい今は湯舟を楽しもう」
――屋敷。
「それで自分だけ湯に浸かったんですね?」
「……はい」
蚊の鳴くような小さな声で母の言葉を肯定する。
「従士に聞きましたけど湯は美容にもいいそうですね?」
「……はい」
「優しいエルなら用意してくれるわよね?」
「私にも用意してくれるよね?」
「…………はい」
『あるじ、げんきだして……テケリもてつだうから……』
こうして俺は母と姉の風呂の準備をさせられる。
「石鹸は全身を洗ってもいいのよね?」
「もちろん。ただ顔を洗う際には良く泡立てて短い時間で流して、石鹼は脂や垢などの汚れを取り除くけど洗いすぎても逆に悪いので……」
「分かったわ……ねえ? 美容にいいものがあれば教えてくれないかしら?」
美容系は知識が薄いんだよなぁ~石鹸にも活かせるしアレ作るか……
「ええ、こんどやってみます」
「期待してるわよ」
「風呂ですか? 都市には公衆浴場がありますが田舎にはありませんね……あっても蒸し風呂ですよ。それに燃料代で幾らかかると思ってるんですか」
「……」
この世界の燃料と言えば木か魔法の二択だ。
確かにコストがかかりすぎる。
マコモだのキャンセルだの度々話題になる風呂だが、個人的には最低でも数日に一度は風呂に入りたい。
気候風土的にそこまでの頻度で入浴する必要はないのかもしれないが、あまり気分のいいものではない。
俺は娯楽として風呂に入りたいのだ。
しかし風呂に入るとしても石鹸がなければ本末転倒だ。
手始めに石鹼を作ることにした。
人間は石鹸の発明により清潔な生活環境を手に入れたと言っても過言ではない。
石鹸の歴史は紀元前3000年代に始まるといわれている。
古代から水だけで落ちにくい汚れに対して粘土や灰汁、植物の油や種子などが利用されていたが、やがて動物の肉を焼くときに滴り落ちた脂肪と薪の灰の混合物が発見され石鹸となったと言われている。
その事実は漢字からも伺える。
「馬の汗は論外として……ムクロジがあればなぁ……」
ムクロジやソープワート、オリーブ、ブドウの皮、椿、変わり種で言えば馬の汗などはサポニン含有量が多く石鹸の代わりになる。これらの『サポニン』を高濃度で含む植物は、昔は石鹸代わりに洗濯などに用いられてきた。
しかしそのほとんどは東アジアの作物で大航海時代を待たなければ入ってくることはない植物だ。
「馬の汗は論外だが極めて現実的な落としどころなんだよなあ……こんど行商に欲しいものリスト渡して探してもらうか……」
荷を引く以外平時の馬は役に立たない。
エサも半分以下で済む騎乗できる家畜、駆鳥《カケドリ》が存在する。
首は長く、頭は類似するダチョウに比べて大きく長い2本の足があり、走るときは背中を曲げないので、乗用に用いることができる。
馬より骨折しやすいものの軍事的に見ても馬力で見てもあまり差はない。流石に農耕馬と比べると力は劣るが……。
強いて欠点をあげるとすると……定期的に多少の肉が必要ことだろう。
そんな貴族の見え以外に役に立たない馬に価値を与えられるのだから割り切るべきだろうか?
「油脂にアルカリ性の物質をいれるとできるんだけど……獣系だと臭いし、灰を入れると煙っぽい匂いになるんだよなぁ……洗濯には向いてるけど」
近代的な石鹸をつくるのが高くとも確実だな。
「火の調節は任せられるか?」
『おっけー』
「分けて貰った油脂と捨油を温め溶けたら、同量の水と塩を入れよく混ぜ30分煮る」
「凄い匂いですね……スープですか?」
従士が顔を顰めながら訪ねる。
「いや。石鹸を作っている」
「石鹸ってあの石鹸ですか? 隣国によって製法が秘匿されたあれを作れるのですか?」
石鹸は製法が秘匿されているのか……まあ俺も秘匿するつもりだしこれは改良版を早めに作った方がよさそうだ。
この世界の商売は、個人が荷を運ぶ行商か行商が集団化した隊商《キャラバン》の二つだけだ。
必然運ぶ量は少なく、商人を何人も経由し商品が消費者に届くため値段は指数関数的に高価になる。
つまり隣国の値段よりも開始値が高くとも国内流通や、隣国の反対側に限っては安価に売れると言う訳だ。
「ああできる。冷えてくると油脂の膜ができるから不純物を掬い取る。そこに重曹を入れ炊くことで精製油脂ができる」
『できたの?』
『まだこれからだ。火を頼む』
『りょーかーい』
「精製した油脂に特別な水を入れる沸騰させる。この水は、穴の開いた樽の底に藁や枝、石などを入れ灰を被せ水かけ下の穴からできて来たものを使っている。――この混合液を6~8時間およそ半日ほど煮詰めることで液体石鹸(カリ石鹸)となる」
「液体石鹸ですか……固形だと持ち運びも便利になるのですが……」
「これを固形化するには塩を入れるだけだ。まあ今回はもう一つの鍋で固形石鹸(ソーダ石鹸)を作っているから安心しろ」
以前作ったことのあるソーダ石鹼のレシピはこんなものだった。
植物油4に対して精製水1苛性ソーダ(海藻の灰)と牛乳を0.5そこに香油を0.05入れると牛乳石鹼になる。
香油をハーブに変えることで手間を短縮し香りを加えることができる。
本当はもっと細かい比率だったが簡素化しているが覚えていてよかった。
「石鹸は高価ですからね。金に生るものが作れるのならそれに越したことはないですよ……」
「石鹸で手や患部を洗うことで病気の予防や悪化することを防げる。せめて屋敷のなかだけでも広めたいものだ……」
この世界では魔法があるとは言え、風邪で死ぬ危険性も十二分にある世界だ。
回復魔法に頼らなくてもいいのならその方がいい。
半日後。
「出来た!」
『あるじ、おめでとう』
「本当ですか!? 使ってもいいですか?」
「その前に湯を沸かしたい……」
成人男性一人が何とかは入れる大きさの樽に魔法で水を張り魔法で火を付け下から温める。
異世界風五右衛門風呂だ。
下に重しを付けた簀の子を二重に強いて掛湯をして体を洗ってから風呂に入らせる。
「あったかくて気持ちいですね……」
「そうだろう? 垢や脂、埃は適度に落とした方が清潔だ。不潔は万病の元だ。汚れが付いていると美容にも悪いしな」
「しかし燃料も水もかなり必要ですよ?」
「だろうな……水汲みは水車でなんとかできるが燃料は……」
黒いビニール袋に水を入れ温めることで節約する番組を見たことがあるから何とかできると思うが……ガラスのような透明度の高いモノが必要になる。
「細かいことはいい今は湯舟を楽しもう」
――屋敷。
「それで自分だけ湯に浸かったんですね?」
「……はい」
蚊の鳴くような小さな声で母の言葉を肯定する。
「従士に聞きましたけど湯は美容にもいいそうですね?」
「……はい」
「優しいエルなら用意してくれるわよね?」
「私にも用意してくれるよね?」
「…………はい」
『あるじ、げんきだして……テケリもてつだうから……』
こうして俺は母と姉の風呂の準備をさせられる。
「石鹸は全身を洗ってもいいのよね?」
「もちろん。ただ顔を洗う際には良く泡立てて短い時間で流して、石鹼は脂や垢などの汚れを取り除くけど洗いすぎても逆に悪いので……」
「分かったわ……ねえ? 美容にいいものがあれば教えてくれないかしら?」
美容系は知識が薄いんだよなぁ~石鹸にも活かせるしアレ作るか……
「ええ、こんどやってみます」
「期待してるわよ」
593
あなたにおすすめの小説
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2025年12月に第4巻が発売されました
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!
あんり
ファンタジー
20歳で事故に遭った下門快斗は、目を覚ますと―――
“塩しか存在しない世界”に転生していた。
前世の記憶を持ったまま生まれ変わった少年、カイト・ブラウン・マーシュ。
塩だけの世界に少しずつ調味料を足し、沖縄風の料理を作り、仲間たちと笑い合い、小さな領地を発展させていく日々。
家族に愛され、周囲に愛され、穏やかに育っていく――
はずだった。
5歳の誕生日。
王都でカイトを待っていたのは、
300年前の“稀人”との遺物、
王太子妃を巡る陰謀、
そして王家を揺るがす思惑。
これは、ただのスローライフでは終わらない。
食は人を変え、
人は国を変え、
やがて世界の均衡さえ動かしていく。
グルメ×領地発展×国家ドラマ
愛に包まれて育った少年が
世界の“調和”を変えてしまう物語。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※2025年2月中旬にアルファポリス様より第四巻が刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる