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第16話 化粧水と乳液
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白粉《ファンデーション》は水銀かどうかは兎も角存在する。ブランド化もしているだろう、つまり売れないし必要性が薄いとなれば必要なのは基礎化粧水だ。
石鹸の類が高価で灰などで代用していたことは分かっていたが俺の知る限りこの世界には基礎化粧品がなさすぎる。
騎士爵の妻である母を見る限りたまにオリーブオイルを肌や髪に塗っている程度、現代の美容を知っている俺からするとできることが多いと感じてしまう。
「基礎化粧品を作ろう」
そのなかでも先ずはエッセンシャルウォーターを作ろう。
エッセンシャルウォーターとは植物からエッセンシャルオイルを抽出する際に副産物として得られる蒸留水で、植物の香り成分が微量に含まれていて精油に比べて刺激が少なく、マイルドな香りが特徴だ。
そして化粧水や芳香剤、入浴剤に柔軟剤、消臭剤など幅広いことに活用できる。
古くから作られていたシンプルな化粧水の一つだが、肌トラブルが起きにくく特に乾燥肌や敏感肌・トラブル肌・日焼け後の肌・老化肌に使用することができる。 清涼作用と穏やかな抗炎、抗菌作用があり、細胞の再生促進、保湿、収れん作用、ホルモンバランスを整えるなど多岐に期待できる優れモノだ。
蒸留に使用する薬草の種類の数だけ薬効の範囲も変化し、材料は薬草と綺麗な水の二つだけ。
安上がりなところも魅力の一つである。
しかもエッセンシャルオイルの抽出もでき、二つとも化粧品を作る上では欠かせない。
薬草の数は必要だが今回はなぜか生えていたハトムギを使うことにする。
北ベトナム出身の君がなぜここに? 細かいことは気にしないことにした異世界だし……。
農夫曰く育ててないらしいが……パンの嵩増しに使うことがあるとのこと粟や稗それに黍かよ……取り敢えず収穫しておいたのが役に立った。
本当は柑橘類など香りのいいものが良かったんだけど……
「果実の葉ならありますよ?」
『ぼくもしってる~』
ということでレモンやリンゴと言った果実の葉をいっぱい毟ってきた。
化粧水に入れても問題ないよね? 昔見た連続殺人鬼の動画でリンゴの種からシアン化合物を抽出して毒殺なんてものがあったけど……皮や葉なら大丈夫なハズだ。
「これで作れるな……」
10基の蒸留器を並べ魔法で火の管理をしながら材料を入れる。
柑橘類は少し苦味のある爽やかな香りと、ほのかに甘い香りが何とも言えない割合で混じったエッセンシャルオイルができる。そこにリンゴなどが混ざることで香りの厚みが増す。
柑橘類に含まれる成分としてはビタミンCやカロテン、クエン酸が多く含まれていて皮脂腺の過剰な働きを抑えてニキビなどを改善し、肌の色つやを整えて美しく保つのに役立つ。
また抗酸化物質が含まれているためガンの予防にも高価があるのだとか……
男女共に使えるユニセックスな香りでもあるため非常に使い勝手がよく、他の製品に生かしやすい。
おやつを食べていると……甘くそれでいてどこかほろ苦く爽やかな香りが鼻を衝く。
「出来た!」
俺は喜びのあまり小躍りしてしまう。
すると……
「良い香りね。エル何を作っているの?」
そう言って母が顔を覗かせる。
屋敷の側で蒸留したことで匂いが屋敷まで伝わってしまったようだ。
「化粧水……エッセンシャルウォーターとエッセンシャルオイルです」
「聞いたことないわね……一体どういうものなの?」
「乾燥肌や肌トラブル全般に効果があって、柑橘類を使うと良い香りが気分を落ち着かせてくれる……お母さまがお望みの美容に良いものです」
「まあ!」
母は口に手を当て驚くも「早速使ってみたいわ」と言って使えるように催促する。
「表層の薬油と薬水を分離させる必要があるから少しだけ待って」
「あなたがソレを作るまで私は二十数年待ったとも言えるわ!」
「大げさだよ……」
「大げさなんかじゃないわ! エルが作った薬は全ての女性が求めるものよ! お金持ちは回復魔法や魔法薬である程度何とかなるかもしれないけど……騎士爵家のウチだと無理だから」
日本では化粧水で水分を与え、乳液で保湿するのが一般的だが、欧米の場合化粧水は使わず乳液だけ使うのが一般的という話を聞いたことがある。
商売人としては二つに分割して売る方が良いに決まっているそれに、水分が多い乳液を作るよりも効果が高いというのが一番の理由だが。
石鹸の類が高価で灰などで代用していたことは分かっていたが俺の知る限りこの世界には基礎化粧品がなさすぎる。
騎士爵の妻である母を見る限りたまにオリーブオイルを肌や髪に塗っている程度、現代の美容を知っている俺からするとできることが多いと感じてしまう。
「基礎化粧品を作ろう」
そのなかでも先ずはエッセンシャルウォーターを作ろう。
エッセンシャルウォーターとは植物からエッセンシャルオイルを抽出する際に副産物として得られる蒸留水で、植物の香り成分が微量に含まれていて精油に比べて刺激が少なく、マイルドな香りが特徴だ。
そして化粧水や芳香剤、入浴剤に柔軟剤、消臭剤など幅広いことに活用できる。
古くから作られていたシンプルな化粧水の一つだが、肌トラブルが起きにくく特に乾燥肌や敏感肌・トラブル肌・日焼け後の肌・老化肌に使用することができる。 清涼作用と穏やかな抗炎、抗菌作用があり、細胞の再生促進、保湿、収れん作用、ホルモンバランスを整えるなど多岐に期待できる優れモノだ。
蒸留に使用する薬草の種類の数だけ薬効の範囲も変化し、材料は薬草と綺麗な水の二つだけ。
安上がりなところも魅力の一つである。
しかもエッセンシャルオイルの抽出もでき、二つとも化粧品を作る上では欠かせない。
薬草の数は必要だが今回はなぜか生えていたハトムギを使うことにする。
北ベトナム出身の君がなぜここに? 細かいことは気にしないことにした異世界だし……。
農夫曰く育ててないらしいが……パンの嵩増しに使うことがあるとのこと粟や稗それに黍かよ……取り敢えず収穫しておいたのが役に立った。
本当は柑橘類など香りのいいものが良かったんだけど……
「果実の葉ならありますよ?」
『ぼくもしってる~』
ということでレモンやリンゴと言った果実の葉をいっぱい毟ってきた。
化粧水に入れても問題ないよね? 昔見た連続殺人鬼の動画でリンゴの種からシアン化合物を抽出して毒殺なんてものがあったけど……皮や葉なら大丈夫なハズだ。
「これで作れるな……」
10基の蒸留器を並べ魔法で火の管理をしながら材料を入れる。
柑橘類は少し苦味のある爽やかな香りと、ほのかに甘い香りが何とも言えない割合で混じったエッセンシャルオイルができる。そこにリンゴなどが混ざることで香りの厚みが増す。
柑橘類に含まれる成分としてはビタミンCやカロテン、クエン酸が多く含まれていて皮脂腺の過剰な働きを抑えてニキビなどを改善し、肌の色つやを整えて美しく保つのに役立つ。
また抗酸化物質が含まれているためガンの予防にも高価があるのだとか……
男女共に使えるユニセックスな香りでもあるため非常に使い勝手がよく、他の製品に生かしやすい。
おやつを食べていると……甘くそれでいてどこかほろ苦く爽やかな香りが鼻を衝く。
「出来た!」
俺は喜びのあまり小躍りしてしまう。
すると……
「良い香りね。エル何を作っているの?」
そう言って母が顔を覗かせる。
屋敷の側で蒸留したことで匂いが屋敷まで伝わってしまったようだ。
「化粧水……エッセンシャルウォーターとエッセンシャルオイルです」
「聞いたことないわね……一体どういうものなの?」
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「まあ!」
母は口に手を当て驚くも「早速使ってみたいわ」と言って使えるように催促する。
「表層の薬油と薬水を分離させる必要があるから少しだけ待って」
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「大げさだよ……」
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