7 / 9
第7話 夢 どなどな
しおりを挟む
コンコンと木製のドアがノックされる。
「騎士団長。ご命令通り騎士をお連れしました」
刹那の間を置いてドアの向こうから老齢な男性の声が聞こえるた。
「入れ」
「失礼します」
従者の青年がドアを開けるので俺は一足先に部屋に入る。
「急に呼び立ててすまなかったね」
騎士団長の背後には、採光のための開閉式の大きなガラス張りの窓があり、机は立派な樫の一枚板で出来ている。
「いえ。それでご用件はなんでしょうか?」
「相変わらず。無駄を嫌うようだな君は……さて話と言うのは他でもない。君を欲しいという貴人が入らっしゃってね。今日の早朝。打診があったのだ」
「昨日呼び出しを受けたと聞いているからその時の話があっただろうから誰かの推察は出来ていると思うが、お転婆姫からの要請だ。『何でもこの度。私の近衛を中心とした騎士団を設立し王都の治安維持に貢献したく思い。騎士として事務作業及び部隊を率いた経験のある騎士を顧問として借り受けたい』との事だ」
「は、はぁ……」
一か月は先の事だと思っていたが存外フットワークが軽いようだ。
「つまり君をご指名の引き抜きだ。
私としては要領のいい君のような人材は、魔窟の傍に置きたくないのだが、蝶よ花よ陛下に育てられた。あの御仁を止められる者などおらんだろう。……と言う訳で今日付けで君はこの第五近衛騎士団から出向という形で姫の部下となる」
「はっ」
「一応。出世と言う事になり、給金や手当が付く……向こうでも頑張れよ」
「激励の御言葉ありがとうございます」
「出来るだけ早く、呼び戻してやるから何とか耐えてくれ」
どうやら騎士団長と言う地位にる彼でも、彼女の野望は見抜けてはおらず。無茶と我儘を言うだけの愚かな姫として、認識しているのだろう……
俺は姫の計画を邪魔させる訳にもいかず。かと言って抵抗しないのもおかしなことになってしまうので演技をすることにした。
「私のためにあまり無理をしないでください。では事務仕事を終えてから姫の騎士にご挨拶に伺って来ます」
「そうだな。挨拶は早めにしてきた方がいい。ワシとしても急な話で断りきれなんだからな。賄賂が必要だろう。多少ではあるがあとで部屋に届けさせよう」
「感謝します」
俺はそういうと部屋を後にした。
バタリ。と音を立てて立派な木戸が閉まる。
「はぁ、実に面倒だ」
俺は溜息を付くと着替えるために自室に向かった。
………
……
…
呼び出した騎士が退室したのを確認すると、士団長はポツリと呟いた。
「お転婆姫が動いたか……大方『王都の治安維持に貢献したい』と言う建前で、サンライトイーストグロウ教会への礼拝にさいして警護の経験者を欲した。と言った所だろうか?」
騎士団長の独り言を聞いて従者は疑問の言葉を投げかける。
「ですが、あの騎士よりも経験豊富な人材はこの王国には数多くいますが……」
「だろうな。だがアイツには若さと首輪が付いていないところが利点だ。奴より優秀で首輪の付いていない若い騎士はワシが知る限りいない」
「そこまでですか……」
「ああ。このことは報告されるので?」
「する必要はないさ……」
………
……
…
正装と言うには、やや着崩した服装で王宮のほうへ向かう。
次第にメイドや文官の服装やら雰囲気が整ってくる。
それは、この国の心臓部に近づいている証明でもあった。
しっかりと磨き上げられた鈍色のプレートアーマーに身を包んだ兵士二人が、槍の穂先を向け言外に「止まるように」と促している。
構わず一歩踏み込むと、口を開いた。
「何ようだ?」
男だと思っていたがどうやら女のようだ。
守るべき貴人が男性であれば、通常男性騎士が周囲の警護をする。これは妻の序列を乱さないようにするためで、これは女性にも適応される。
つまりは警護対象が女性の貴人というだけで、この王宮では片手で数えられるほどの人間しか対象者がいないのだ。
「第一王女のご要望で移動が決まりまして、姫の騎士達にご挨拶に伺った次第であります」
「そうか、貴殿が姫さまが出向を願った没落名家の……」
お喋りな騎士が言いかけたところで、いままで黙っていた女騎士が肘で小突いた。
「おい!」
自分で言いかけた内容に気が付いたのか、一瞬ピタリと静止する。
「気にしてませんよ。それに騎士や貴人は平民や同僚からも、仇名や役職名で呼ばれるものです」
――――とフォローをいる事を忘れない。
実際問題。先祖代々同じ名前にする家系がったり、貴人の名を呼ぶ事が無礼である。とする人もいる事から基本的には、苗字or仇名+役職名で呼ばれる事が多いのだ。
「感謝いたします。では、『没落名家の騎士』さまがいらした旨を伝えてまいりますので、少々お待ちください」
暫く待っていると、そこに現れたのはまさかの姫ご本人と昨日俺に殺意を向けて来た亜麻色の髪のメイドだった。
「まさか昨日の今日で私の要望が叶うとは思いませんでしたわ」
「今日は騎士の皆様へご挨拶に参った次第です」
「まぁ、それはちょうどいいです今日から騎士達と行軍という建前の小旅行に行く予定でしたの……あなたもいかがかしら?」
面倒だが断る訳にもいかないな……
「ぜひよろしくお願いいたします」
「騎士団長。ご命令通り騎士をお連れしました」
刹那の間を置いてドアの向こうから老齢な男性の声が聞こえるた。
「入れ」
「失礼します」
従者の青年がドアを開けるので俺は一足先に部屋に入る。
「急に呼び立ててすまなかったね」
騎士団長の背後には、採光のための開閉式の大きなガラス張りの窓があり、机は立派な樫の一枚板で出来ている。
「いえ。それでご用件はなんでしょうか?」
「相変わらず。無駄を嫌うようだな君は……さて話と言うのは他でもない。君を欲しいという貴人が入らっしゃってね。今日の早朝。打診があったのだ」
「昨日呼び出しを受けたと聞いているからその時の話があっただろうから誰かの推察は出来ていると思うが、お転婆姫からの要請だ。『何でもこの度。私の近衛を中心とした騎士団を設立し王都の治安維持に貢献したく思い。騎士として事務作業及び部隊を率いた経験のある騎士を顧問として借り受けたい』との事だ」
「は、はぁ……」
一か月は先の事だと思っていたが存外フットワークが軽いようだ。
「つまり君をご指名の引き抜きだ。
私としては要領のいい君のような人材は、魔窟の傍に置きたくないのだが、蝶よ花よ陛下に育てられた。あの御仁を止められる者などおらんだろう。……と言う訳で今日付けで君はこの第五近衛騎士団から出向という形で姫の部下となる」
「はっ」
「一応。出世と言う事になり、給金や手当が付く……向こうでも頑張れよ」
「激励の御言葉ありがとうございます」
「出来るだけ早く、呼び戻してやるから何とか耐えてくれ」
どうやら騎士団長と言う地位にる彼でも、彼女の野望は見抜けてはおらず。無茶と我儘を言うだけの愚かな姫として、認識しているのだろう……
俺は姫の計画を邪魔させる訳にもいかず。かと言って抵抗しないのもおかしなことになってしまうので演技をすることにした。
「私のためにあまり無理をしないでください。では事務仕事を終えてから姫の騎士にご挨拶に伺って来ます」
「そうだな。挨拶は早めにしてきた方がいい。ワシとしても急な話で断りきれなんだからな。賄賂が必要だろう。多少ではあるがあとで部屋に届けさせよう」
「感謝します」
俺はそういうと部屋を後にした。
バタリ。と音を立てて立派な木戸が閉まる。
「はぁ、実に面倒だ」
俺は溜息を付くと着替えるために自室に向かった。
………
……
…
呼び出した騎士が退室したのを確認すると、士団長はポツリと呟いた。
「お転婆姫が動いたか……大方『王都の治安維持に貢献したい』と言う建前で、サンライトイーストグロウ教会への礼拝にさいして警護の経験者を欲した。と言った所だろうか?」
騎士団長の独り言を聞いて従者は疑問の言葉を投げかける。
「ですが、あの騎士よりも経験豊富な人材はこの王国には数多くいますが……」
「だろうな。だがアイツには若さと首輪が付いていないところが利点だ。奴より優秀で首輪の付いていない若い騎士はワシが知る限りいない」
「そこまでですか……」
「ああ。このことは報告されるので?」
「する必要はないさ……」
………
……
…
正装と言うには、やや着崩した服装で王宮のほうへ向かう。
次第にメイドや文官の服装やら雰囲気が整ってくる。
それは、この国の心臓部に近づいている証明でもあった。
しっかりと磨き上げられた鈍色のプレートアーマーに身を包んだ兵士二人が、槍の穂先を向け言外に「止まるように」と促している。
構わず一歩踏み込むと、口を開いた。
「何ようだ?」
男だと思っていたがどうやら女のようだ。
守るべき貴人が男性であれば、通常男性騎士が周囲の警護をする。これは妻の序列を乱さないようにするためで、これは女性にも適応される。
つまりは警護対象が女性の貴人というだけで、この王宮では片手で数えられるほどの人間しか対象者がいないのだ。
「第一王女のご要望で移動が決まりまして、姫の騎士達にご挨拶に伺った次第であります」
「そうか、貴殿が姫さまが出向を願った没落名家の……」
お喋りな騎士が言いかけたところで、いままで黙っていた女騎士が肘で小突いた。
「おい!」
自分で言いかけた内容に気が付いたのか、一瞬ピタリと静止する。
「気にしてませんよ。それに騎士や貴人は平民や同僚からも、仇名や役職名で呼ばれるものです」
――――とフォローをいる事を忘れない。
実際問題。先祖代々同じ名前にする家系がったり、貴人の名を呼ぶ事が無礼である。とする人もいる事から基本的には、苗字or仇名+役職名で呼ばれる事が多いのだ。
「感謝いたします。では、『没落名家の騎士』さまがいらした旨を伝えてまいりますので、少々お待ちください」
暫く待っていると、そこに現れたのはまさかの姫ご本人と昨日俺に殺意を向けて来た亜麻色の髪のメイドだった。
「まさか昨日の今日で私の要望が叶うとは思いませんでしたわ」
「今日は騎士の皆様へご挨拶に参った次第です」
「まぁ、それはちょうどいいです今日から騎士達と行軍という建前の小旅行に行く予定でしたの……あなたもいかがかしら?」
面倒だが断る訳にもいかないな……
「ぜひよろしくお願いいたします」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる