聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!

山田みかん

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私知ってんよ!?

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 野暮用?を片付けた後の風呂は最高と一人楽しんでおります。
 シロ君は私が「風呂に行く」というと、あっそうと言う感じでどこかルンルンで廊下を駆けていった。何故ルンルンなのかは解せないが、尻尾ピーンしながら左右にユラユラ揺れていたから、何か楽しいところに行くと思われた。

 そして私は、自分で造った露天風呂に一人きりである。
 この際に確認しておくことがある。

「『ナビ』ちゃん。ステータスで『←new』の所に『称号』とかある?」

『はい。これですね』

 目の前に『ステータス』一覧、但し静止画&一部だけ表示が浮かび上がった。
『ナビ』ちゃんがキラキラ陽キャ『ステータス』表を勝手に出したかのかと、ちょっとだけビビった。 こんな事できるんだとちょっとだけ拗ねた。

 『ナビ』ちゃんが呼び出した表示には、姫さんが言っていたように『称号 判定者←new』が表示されていた。

「‥‥‥‥なんで新しい称号とやらが増えてんの」

 自分の『ステータス』は、自身が把握できないほど結構モリモリだ。
 『加護』に不慣れな『御大』とやらが自分に付けたようだが、結構切実に最適化とかしてほしい‥‥‥‥。そしてモリモリ『ステータス』にこれ以上追加は、さすがにないと思われていたが、まさかの追加‥‥‥‥。

「‥‥‥‥ここにきてまさかの『NEW』って、しかも『判定者』って何?」
 
『判定の権限は「御大」あります。正確には「判定者代理」ですね』

 代理かいっ!─────っておい今サラッと『判定者(代理←new)にしたな!私は見たぞ!

「‥‥‥‥一体私に何を『判定』させようというのか」

『─────の資質です』

─────うぇ!?ナニソレ!? 私がやんの!?

『 御大は大変お忙しい方ですからね 』

 いやそれ絶対こっちに丸投げしたやつだろっ!自分知ってるぞ!長年伊達に社畜してたわけじゃないからなっ!


「‥‥‥‥おい、本当にここら辺警備が手薄なのか?」

「ああ。何か知らんが、砦の奴ら警備の配置を変えたらしい。おかげで穴が出来たってもんよ」

 砦の近くの敷地の中、数人の男達が武器を持って暗闇の中に潜んでいた。

「砦にいる奴らの中には、王都の騎士団の連中がいるんだろ?相当の手練れじゃねぇのか?」

「何言ってんだ。都落ち部隊って言われている連中だぜ。─────大したことねぇよ。それに奴等、ここに来るまでに魔獣の襲撃に手酷くやられて、結構な人数が使いもんにならねぇって話らしいぜ」

 ‥‥‥‥こいつはどこでそんな情報を仕入れたのか。まあ、自分も褒められた人生を歩いちゃいねぇからお互い様か。

「それに、コレも貰ったしな。へへへ使うのが楽しみだぜ」

 魔導士崩れの男は、懐から黒い丸石を見せびらかしてきた。魔獣を帯び寄せる『呪術具』とやらを金と共に依頼主から貰ったらしい。

「御託はいいからさっさとしろ。─────お前ら分かってんな、目標は姫様とやらだ。確実に死れよ、後は好きにしていいぞ」

 大声にならない程度に返事が返ってくる。同じ穴のムジナだ、姫様とやらは殺さなければならないが、男達は「他にも女はいるよな」という事しか興味がないらしい。

 その間にも魔導士崩れの男は何やら呪文を唱え、辺りに不気味な気配が流れはじめると、暗闇の中から犬型の魔獣集団の光る眼が、男達を囲むように現れた。 
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