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第一章 初心者の躍動
第八十三話 レベル上げ完了!
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そしてレベル上げをナギが始めてから約3時間が経った。その間ずっと草原の敵をサーチ&デストロイを続けていたナギは、さすがに疲れたのか鉱山の入り口近くの小さな岩に腰を下ろして休んでいた。
「はぁ…はぁ…あぁ~、ちょっとこれだけの連続戦闘は辛い。まぁ、おかげでレベルは於保みたいに上がっているだろうけど…」『ステータス』
ある程度、落ち着くとナギはレベルが上がったステータスを確認した
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名前 ナギ 種族 人間 Lv11→17
メイン 鍛冶師 Lv10→15 サブ 狩人 Lv8→12
STR 39 BP 22
VIT 15
AGI 38
DEX 43
MID 22
INT 20
LUC 35
スキル SP 11
鍛冶Lv3→5、採掘Lv1、採取Lv4、伐採Lv1、調合Lv1、細工Lv1→2、火魔術Lv4→5、短剣術Lv7→8、弓術Lv1、鑑定Lv4→5、 暗視Lv3、威圧Lv5、投擲Lv1→3
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「おぉ~だいぶ上がったな。ま、あんだけ倒して2~3しか上がらないと、ちょっと厳しすぎるし…」
ナギはレベル上げの成果を確認してしみじみと空を見上げながらそう言った。
だが、すぐに真面目な表情に戻ると獲得ポイントを見てどうするかを考える。
「さて、思ったよりポイントが入ったのはいいとして、問題はどのステータスに振るのがいいかなんだよな…。まずはSTRとAGIは俺の戦い方からして絶対必要だし、他にもDEXとLUCも上げておきたいかな?」
真剣な様子で悩みながらステータスウィンドを見て、一つ一つ必要なものを思い浮かべてゆっくりと振り分けていく。途中、習得可能スキルを見てさらに悩んだがそれ以外は問題なく順調に振り分けることが出来た。
それから20分近く難しい顔で考えながら何とかステータスの振り分けを終えた。
「ふぅ~こんなもんかな‼」
作業の終わったナギはスッキリした様子でそう言って、改めて目の前のステータスウィンドを確認した。
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名前 ナギ 種族 人間 Lv17
メイン 鍛冶師 Lv15 サブ 狩人 Lv12
STR 39→42 BP 0
VIT 15→20
AGI 38→42
DEX 43→46
MID 22→26
INT 20
LUC 35→38
スキル SP 3
鍛冶Lv5、採掘Lv1、採取Lv4、伐採Lv1、調合Lv1、細工Lv2、火魔術Lv5、短剣術Lv8、弓術Lv1、鑑定Lv5、 暗視Lv3、威圧Lv5、投擲Lv3、NEW 魔力操作Lv1
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そして改めてその変化したステータスを確認したナギは満足そうに笑みを浮かべながら大きく頷いた。
「よし!こう見るとちゃんと強くなってるのが実感できるな。後は魔力操作スキルなんだよな…効果がいまいち分かり難いんだけど…」『鑑定』
難しい顔でナギはそう言うと魔力操作スキルを鑑定した。
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【魔力操作】
効果 自身の魔力(MP)を自在に操る事が可能となる
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その鑑定の結果にやはり納得できないのかナギは不思議そうに首を傾げる。
「う~ん?説明がなんかこう…ふわっ、としてるんだよな…。自在って、具体的にどのくらいの事ができるんだよ。レベルがあるから、初期値だとそこまでの事はできないだろうし……」
ナギはどうしても気になるのか【魔力操作】の効果について真剣に考えこんでしまった。
この時ナギは気付いていなかったが、魔力操作のスキルは普通では習得できず。ある程度の技術を持つ住民から教えを受けて、更に練習をしながら実戦でも魔術を使い続ける必要があるのだ。
しかも、そこまでやったとしても習得できるのは感覚を掴むことの出来る人間だけなのである。
だがその事実を知らないナギは考えても結論が出ない事を自覚して、少し疲れたように息を吐き出しながら立ち上がった。
「はぁ……めんどくさい。いいやっ!後で魔法使う時に試してみればいいか‼」
そして立ち上がったナギは関節を適度に解して、ある程度やって満足するとスッキリした表情で軽く地面を蹴る。
「よし!だけど、意味の分からないスキルにスキルポイント使いすぎたな。それに草原のアントのレベルが14~16ってところだし、鉱山だとそれ以上だよな……もう少し上げた方がいいか?」
ナギは草原で合った魔物を何体か鑑定してレベルを確認して、奥に行けば行くほど強くなると言うゲームではよくある法則に気が付き。更にギルドでの説明で、鉱山には相性の良くない物理耐性を持つ【ゴーレム】【ビック・アント】【ストーン・バグ】が生息している上に、奥に行けばその相性が良くない相手が自身よりもレベルが高いのだ。
改めてその事実を思い出したナギは少し不安になったようで、もう少しだけレベル上げをするか本気で悩んでいた。
「…うん、別にいいか‼今さら少し上がっても大差ないし。それにだいぶ時間を使ったし、帰りも考えると少しキツイしな…」
そう言って自分の頭の中を整理したナギは今度こそ、短剣などの装備を確認する。
短剣・投擲用の石と言ったような武器を一つずつ確認し終えたナギは満足そうに大きく頷く。
「ふぅ~!今度こそ完璧だわ‼もう少し武器を買い足して置いてもよかったけど、今それを言っても仕方ないしな。それよりも新しい魔法を使って、何処まで行けるか試すのが今日の目標だな」
ナギは今すぐに攻略は無理だと判断したて、とりあえず今は鉱山でどのくらい戦う事ができるのか試すことにしたのだ。
だからなのかナギは新しく使えるようになった火魔術について考えていた。
「まずは新しい火魔術?だったか『ファイヤーウォール』と『ファイヤーエンチャント』の二つだったよな。効果はどうやって調べりゃいいんだこれ?」
ナギはお知らせのおかげで新しい魔術の名称は知っていたが効果までは把握できていなかった。
なので何とか効果を素人していたのだが、その方歩をろくに調べていなかったナギは困り果てていたのだ。
「うん!…めんどくさい。とりあえず鑑定してればなんかわかるだろ」『鑑定』
いろいろ考えてめんどくさくなったナギは適当に開いたままのステータスウィンドに鑑定を発動する。
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【火魔術】
効果 火を司る魔術が使用可能
現在使用可能数3
『ファイヤーボール』
『ファイヤーウォール』
『ファイヤーエンチャント』
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「おぉ~!初めて鑑定したけど、魔法系はこんな感じで出るんだな。で、これに更に鑑定でもかければいいかな?」『鑑定』
は占めた魔術に対して行った鑑定の結果にナギは感動した様子だったが、すぐにもっと詳しく知るために鑑定を重ね掛けする。
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『ファイヤーボール』
効果 自身の魔力(MP)を消費し、火球を射出する火魔術
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ファイヤーウォール』
効果 自身の魔力(MP)を消費し、目の前に炎の壁を作り出す
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ファイヤーエンチャント』
効果 自身の魔力(MP)を消費し、武器や自身に一時的に火属性を付加する。
武器ならば火属性攻撃UP・防具なら火属性耐性などetc.
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鑑定結果が表示されるとそれを見たナギは思っていた以上にしっかりとした内容に驚いていたようだったが、すぐに新しい魔法の覧で視線を止めて考え込む。
(う~ん、『ファイヤーウォール』は読んで字のごとくだからいいとして、エンチャントは結構使えそうだな。でもレベル5で使用可能って事と、一時的という言葉から見るて、持続時間と効果そのもの出力に問題があるっていうとこか…)
真剣に口を手で覆うと少し俯きながらしばらく考え続けた。
それから約4分経つと考えが纏まったようでナギは小さく頷いて顔を上げた。
「よし、だいたい何となくわかった。正直、使ってみた方が早そうだし、適当に最初に見つけた魔物を相手に試しててみればいいか」
そう言うと今度こそ本当の本当に武器に手を添えて鉱山の方へと振り向く。
「さてっと、今度こそ行くかな‼」
楽しそうに笑顔で言うナギは元気よく大きく足を踏み出して鉱山を登って行くのだった。
「はぁ…はぁ…あぁ~、ちょっとこれだけの連続戦闘は辛い。まぁ、おかげでレベルは於保みたいに上がっているだろうけど…」『ステータス』
ある程度、落ち着くとナギはレベルが上がったステータスを確認した
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名前 ナギ 種族 人間 Lv11→17
メイン 鍛冶師 Lv10→15 サブ 狩人 Lv8→12
STR 39 BP 22
VIT 15
AGI 38
DEX 43
MID 22
INT 20
LUC 35
スキル SP 11
鍛冶Lv3→5、採掘Lv1、採取Lv4、伐採Lv1、調合Lv1、細工Lv1→2、火魔術Lv4→5、短剣術Lv7→8、弓術Lv1、鑑定Lv4→5、 暗視Lv3、威圧Lv5、投擲Lv1→3
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「おぉ~だいぶ上がったな。ま、あんだけ倒して2~3しか上がらないと、ちょっと厳しすぎるし…」
ナギはレベル上げの成果を確認してしみじみと空を見上げながらそう言った。
だが、すぐに真面目な表情に戻ると獲得ポイントを見てどうするかを考える。
「さて、思ったよりポイントが入ったのはいいとして、問題はどのステータスに振るのがいいかなんだよな…。まずはSTRとAGIは俺の戦い方からして絶対必要だし、他にもDEXとLUCも上げておきたいかな?」
真剣な様子で悩みながらステータスウィンドを見て、一つ一つ必要なものを思い浮かべてゆっくりと振り分けていく。途中、習得可能スキルを見てさらに悩んだがそれ以外は問題なく順調に振り分けることが出来た。
それから20分近く難しい顔で考えながら何とかステータスの振り分けを終えた。
「ふぅ~こんなもんかな‼」
作業の終わったナギはスッキリした様子でそう言って、改めて目の前のステータスウィンドを確認した。
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名前 ナギ 種族 人間 Lv17
メイン 鍛冶師 Lv15 サブ 狩人 Lv12
STR 39→42 BP 0
VIT 15→20
AGI 38→42
DEX 43→46
MID 22→26
INT 20
LUC 35→38
スキル SP 3
鍛冶Lv5、採掘Lv1、採取Lv4、伐採Lv1、調合Lv1、細工Lv2、火魔術Lv5、短剣術Lv8、弓術Lv1、鑑定Lv5、 暗視Lv3、威圧Lv5、投擲Lv3、NEW 魔力操作Lv1
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そして改めてその変化したステータスを確認したナギは満足そうに笑みを浮かべながら大きく頷いた。
「よし!こう見るとちゃんと強くなってるのが実感できるな。後は魔力操作スキルなんだよな…効果がいまいち分かり難いんだけど…」『鑑定』
難しい顔でナギはそう言うと魔力操作スキルを鑑定した。
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【魔力操作】
効果 自身の魔力(MP)を自在に操る事が可能となる
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その鑑定の結果にやはり納得できないのかナギは不思議そうに首を傾げる。
「う~ん?説明がなんかこう…ふわっ、としてるんだよな…。自在って、具体的にどのくらいの事ができるんだよ。レベルがあるから、初期値だとそこまでの事はできないだろうし……」
ナギはどうしても気になるのか【魔力操作】の効果について真剣に考えこんでしまった。
この時ナギは気付いていなかったが、魔力操作のスキルは普通では習得できず。ある程度の技術を持つ住民から教えを受けて、更に練習をしながら実戦でも魔術を使い続ける必要があるのだ。
しかも、そこまでやったとしても習得できるのは感覚を掴むことの出来る人間だけなのである。
だがその事実を知らないナギは考えても結論が出ない事を自覚して、少し疲れたように息を吐き出しながら立ち上がった。
「はぁ……めんどくさい。いいやっ!後で魔法使う時に試してみればいいか‼」
そして立ち上がったナギは関節を適度に解して、ある程度やって満足するとスッキリした表情で軽く地面を蹴る。
「よし!だけど、意味の分からないスキルにスキルポイント使いすぎたな。それに草原のアントのレベルが14~16ってところだし、鉱山だとそれ以上だよな……もう少し上げた方がいいか?」
ナギは草原で合った魔物を何体か鑑定してレベルを確認して、奥に行けば行くほど強くなると言うゲームではよくある法則に気が付き。更にギルドでの説明で、鉱山には相性の良くない物理耐性を持つ【ゴーレム】【ビック・アント】【ストーン・バグ】が生息している上に、奥に行けばその相性が良くない相手が自身よりもレベルが高いのだ。
改めてその事実を思い出したナギは少し不安になったようで、もう少しだけレベル上げをするか本気で悩んでいた。
「…うん、別にいいか‼今さら少し上がっても大差ないし。それにだいぶ時間を使ったし、帰りも考えると少しキツイしな…」
そう言って自分の頭の中を整理したナギは今度こそ、短剣などの装備を確認する。
短剣・投擲用の石と言ったような武器を一つずつ確認し終えたナギは満足そうに大きく頷く。
「ふぅ~!今度こそ完璧だわ‼もう少し武器を買い足して置いてもよかったけど、今それを言っても仕方ないしな。それよりも新しい魔法を使って、何処まで行けるか試すのが今日の目標だな」
ナギは今すぐに攻略は無理だと判断したて、とりあえず今は鉱山でどのくらい戦う事ができるのか試すことにしたのだ。
だからなのかナギは新しく使えるようになった火魔術について考えていた。
「まずは新しい火魔術?だったか『ファイヤーウォール』と『ファイヤーエンチャント』の二つだったよな。効果はどうやって調べりゃいいんだこれ?」
ナギはお知らせのおかげで新しい魔術の名称は知っていたが効果までは把握できていなかった。
なので何とか効果を素人していたのだが、その方歩をろくに調べていなかったナギは困り果てていたのだ。
「うん!…めんどくさい。とりあえず鑑定してればなんかわかるだろ」『鑑定』
いろいろ考えてめんどくさくなったナギは適当に開いたままのステータスウィンドに鑑定を発動する。
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【火魔術】
効果 火を司る魔術が使用可能
現在使用可能数3
『ファイヤーボール』
『ファイヤーウォール』
『ファイヤーエンチャント』
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「おぉ~!初めて鑑定したけど、魔法系はこんな感じで出るんだな。で、これに更に鑑定でもかければいいかな?」『鑑定』
は占めた魔術に対して行った鑑定の結果にナギは感動した様子だったが、すぐにもっと詳しく知るために鑑定を重ね掛けする。
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『ファイヤーボール』
効果 自身の魔力(MP)を消費し、火球を射出する火魔術
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『ファイヤーウォール』
効果 自身の魔力(MP)を消費し、目の前に炎の壁を作り出す
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『ファイヤーエンチャント』
効果 自身の魔力(MP)を消費し、武器や自身に一時的に火属性を付加する。
武器ならば火属性攻撃UP・防具なら火属性耐性などetc.
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鑑定結果が表示されるとそれを見たナギは思っていた以上にしっかりとした内容に驚いていたようだったが、すぐに新しい魔法の覧で視線を止めて考え込む。
(う~ん、『ファイヤーウォール』は読んで字のごとくだからいいとして、エンチャントは結構使えそうだな。でもレベル5で使用可能って事と、一時的という言葉から見るて、持続時間と効果そのもの出力に問題があるっていうとこか…)
真剣に口を手で覆うと少し俯きながらしばらく考え続けた。
それから約4分経つと考えが纏まったようでナギは小さく頷いて顔を上げた。
「よし、だいたい何となくわかった。正直、使ってみた方が早そうだし、適当に最初に見つけた魔物を相手に試しててみればいいか」
そう言うと今度こそ本当の本当に武器に手を添えて鉱山の方へと振り向く。
「さてっと、今度こそ行くかな‼」
楽しそうに笑顔で言うナギは元気よく大きく足を踏み出して鉱山を登って行くのだった。
応援ありがとうございます!
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